佰肆拾字のお話

紀之介

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忘れようがない

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「期待、してるからね♫」

「え?! 何を!?」

「私の、た・ん・じょ・う・び♪」

「─」

「…まさか、忘れてたり したとか?」

「ありえないよ。そんな事。」

「うん、うん。そうよねぇ」

「だって…そもそも覚えてない事は、忘れようがないし……」

「── は?!」
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