「荷物を持つのは女の仕事だろうっ!」婚約者は荷物を全部私に持たせます。婚約者は私のような貧弱凡顔聖女なんかより美しい幼馴染の方が大事なようで

 「ロンジンス、荷物半分持ってよ」
「はぁー?荷物を持つのは女の仕事だろうっ!
モルクト王国王太子ロンジンス・ハーギンに荷物を持たせる気かっ!
俺様は荷物など持たんぞっ!」
「サラアさんっ!それはねっ!殿方は荷物など持つ必要がないからよっ!」
 ロンジンスのお母様ナスタシア様じゃないですかっ!
 「サラアっ!荷物を持つのは女の仕事よっ!ロンジンスは荷物を持つ必要なんてないわっ!」
 私の幼馴染で婚約者の幼馴染でもあるカナカも殿方は荷物を持つ必要なんてないと私を虐げます。
 「お姉様ぁ。ロンジンス君は荷物なんて持つ必要ないわ」
 「サラアっ!貴女の婚約者ロンジンスの夫になるのは美しく逞しく力強く生命力にあふれた私の方がふさわしいわっ!」
 「お姉様ぁ。お姉様のロンジンス君の婚約者、私に頂戴」
 「サラアさんっ!私はねっ!大事な長男ロンジンスを貴女のような荷物も持てない貧弱クソ雑魚凡顔聖女なんかにあげるつもりはないわっ!」
 「サラア!俺様は真実の愛に目覚めたんだっ!」
 「俺様はお前のような貧弱凡顔聖女なんかより美しく力強く生命力に溢れた幼馴染の第五聖女カナカの事を愛しているっ!」
 「お前のように伝統とお父様に無理矢理きめられた婚約者なんかより俺様の意思で愛している第五聖女カナカの方が大事だっ!」
 「凡顔聖女サラアっ!お前に婚約破棄を告げてやるっ!」
 「やれやれ、今更助けてくれと言われましても私はもっとハイスぺイケメン男子マッキスに愛されているので貴方なんてもう必要ありません」
 「俺ならこんな荷物指一本で持てるね。つまり、この程度の荷物俺なら指10本で10個同時に持てるのさ」
 「すご~い。流石ハイスペイケメン男子マッキス。でも、マッキスならこの程度じゃないわよね」
 「当然さ、サラア!肩でも肘でも首でも〇〇〇だってくくりつければほら、余裕さ」
 「そこにくくりつけるのはやめた方がいいわ。いくい貴方がハイスペイケメン男子マッキスでもそれは流石に、
見ていて私の〇〇〇〇〇がひゅんとなるわ」
 「私、こんなのエロ漫画で見たわ。〇〇〇〇〇でさぁマゾ奴隷女子がね」
 「今更もう遅いっ!」
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