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1話 『ミリィシャは病弱なんだ。いつまで生きていられるかも分からないんだ。明日にはもう死んでるかもしれないんだ。それぐらいあげたらどうだ!』

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 「お姉様。お姉様って頭と容姿と性根のどうしようもない悪さと引き合えに体”だけ”は頑丈で健康でいいわよね。
ミリィシャは頭も容姿も性格も人格も優れてるから、その分体が悪いのよ病弱なのよ。
ミリィシャって可哀想でしょ。
ねぇお姉様、そんな可哀想なミリィシャに、お姉様の婚約者のブライアント殿下を頂戴。
いいでしょう、ミリィシャはいつまで生きてられるか分からないぐらいに病弱なんだもの。
お姉様は頑丈さ健康”だけ”は人の400倍あるのですから、ブライアント殿下と結婚しなくても
きっと他にいいお相手が見つかるわ。
あら、でもお姉様みたいな頭も悪くて容姿も悪くてブスで顔だけじゃなくて体も汚い肌も汚い筋肉も汚い性器も汚い
乳首も汚い歯並びも悪い口が臭い鼻の形が悪い。
もうその折ってあげた方が少しは見た目がよくなるんじゃないかっていう汚い鼻で見苦しい呼吸してる醜い生き物。
きったねぇ出来損ないのゴミメスで性根も汚い腐りきってる下衆なお姉様に結婚相手なんて見つかるのかしら。
見つからないわよねぇ。
でもね安心してお姉様。ミリィシャはお姉様と違って優しいし頭も回るし仕事も早いから、もう
お姉様の新しい結婚相手を探して来てあげたのよ。
入ってきなさい醜いハゲ!!」
 はぁ、ミリィシャはずっとこうです。
病弱だからと言っていつも我儘を言うのです。
お父様お母様は病弱なミリィシャを溺愛し甘やかし、ミリィシャが欲しがるものを何でも与えてきました。
ミリィシャが私のものを奪っても
『ミリィシャは病弱なんだ。いつまで生きていられるかも分からないんだ。明日にはもう死んでるかもしれないんだ。
それぐらいあげたらどうだ!!まったく意地悪な奴だ!!
なんで!!お前のように頑丈さと健康だけが取り柄の醜い出来損ないの聖女が私の娘なんだ!!
お前はきっと私の娘などではない!!
ペレアネス!!どうせお前がどこぞの醜い男と浮気で拵えた存在なんだろう!!』
 『まぁ!!ヨキアルパイ!!私を疑うというのかしら!!
私が浮気なんてしてるわけないじゃないの!!
ジョディの醜い顔と性根と何もかもが醜いのは貴方に似たのよヨキアルパイ!』
そんな風に、ずっとミリィシャの味方をし私を蔑ろにしてきました。

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