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2話「ラミア!!俺は再婚する!!」「宜しくね、随分とブスな聖女ラミア。ブスなだけじゃなく実力も大した事なさそうね」はぁー!?舐めすぎですね

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  ---過去---
 「ラミア!!俺は再婚する!!
紹介してやろう!!
こいつが俺が再婚するモレイナ・フォーサイスだ!!
 「宜しくね、随分とブスな聖女ラミア。
ブスなだけじゃなく実力も大した事なさそうね。
まぁ、精々私達の機嫌を損ねないようにね」
 はぁー!?お父様が再婚する相手がいきなり随分調子に乗っています。
初対面からこれですか。
しかし、男爵夫人になるという女性なら、これぐらいでいいのかもしれません。
 「あらぁー!?初対面から即効で随分調子に乗ってるじゃないの」
 「あらあらぁ、そんな事ないわよ。これでも義理の娘になる相手なのだから、控えめに控えめに控えすぎて
味がしないぐらい控えてるのよ」
 はぁ、これで控えめですか。まぁ、そうでもなければ男爵夫人になどなれませんよね。
 「義理の親子になるのでしょう。隠し事せず本音でお喋りしましょうよ。
本音は何かしら。びびってないで言ってみなさいよ。言えるものならね。
ああ、びびって本音は言えませんっていうのなら無理しなくていいわよ。
私、びびってる雑魚いじめる趣味なんてないから」
 はぁ、随分失礼な人と再婚するのですねお父様は。
こんなに失礼な人と上手くやっていけるのでしょうか。
初対面から不安です。
 「舐めてると潰すわよ。義理の娘なんて邪魔でしかないのだから、殺してあげましょうか」
 ははは、そうですよね。そうでなければ男爵夫人になれるわけがありません。
 「やってみなさいよ」
 「闘技」
 「闘技」
 ふふふ、単に己の実力も理解できていないのか、蛮勇なのか勇敢なのか。
何にせよこうしなければ男爵夫人としては生きていけないでしょう。
 「あらあらー、案の定のパワー馬鹿の貴族デッキ。
男爵令嬢なんてのはね、デッキも読めるのよ。
私の読みどおりよ」
 ふふふ、デッキ読んだぐらいで何を調子に乗ってるんですかねぇ。
そりゃあ、貴族というのはデッキを読まれやすいものです。
貴族とは大抵は貴族らしいデッキしか組めないものなのです。
平民風情が貴族様に闘技を挑む場合、そこを利用するしかないのです。
デッキを読めなければ平民が貴族様に勝てるわけがありません。
この馬鹿なモレイナはそんな当たり前の事で勝ったつもりにでもなってるのでしょう。
まったく、馬鹿ですね。
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