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3話 今更勘弁してくれと言ってももう遅い。勘弁しない。だから言っただろう

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---高身長高学歴美青年家庭教師ヘイン(収入は高くもない流れの家庭教師)---
 「ヘイン君、エレミスとアミリーヌを宜しく頼むよ」
 今までにこれ以上の美青年を見たことがないと断言できる美青年が眼前にいるんですが。なんなんですかねこれ。
頂いていいんですかね。
テンションあがりすぎてきました。
 「お父様、この美青年は何なんですか。変態お父様が買ってきた男娼ですか。
お父様変態ですものね。
でもお父様がそんな事をしては不倫になりますから、仕方ないので私が変わりにお相手します」
 「これ以上なく分かりやすく私は馬鹿ですと自己紹介してくれたのが長女のエレミスだ。
こんな馬鹿だが本当、よろしく頼むよ」
 「確かに美青年だけど、私の好みじゃないわ。
私は背が低くて指の太さ限界マシマシマシマシ筋肉ましまし骨マシマシ油マシニンニクマシ指デカガチムチ骨太雄っぱいイケメンが好みなので、ごめんなさい」
 「背が低い殿方がいいってなんなのかしら。馬鹿なのかしら」
 「ああ、お姉様のようにおもちゃが恋人の女性には分かりませんよね。ごめんなさい」
 「こっちの馬鹿は次女の方の馬鹿だ。
よろしく頼むよヘイン君」
 「思ってたより馬鹿ですよねこの姉妹。
まず基本的な教育が出来てないんですが。
俺は勉強を教える家庭教師で、勉強以外の事を教えるのは給料に含まれてない。
俺は畜生の調教師じゃないんだからな。」
日給+1万円上げてください」
 「そういう所はもう手遅れで今更更生させられないから、勉強だけ教えてやってくれ」
 「二週間の試用期間の出来次第で日給+1万円も考えよう」
 「ふん、俺の授業は完璧だ。二週間後には日給+2万円出すから家庭教師を続けてくれと懇願してくるはずだ」
---2週間後---
 「すみません。勘弁して下さい。この姉妹馬鹿です」
 「だから言っただろう。馬鹿だって。
今更謝ってももう遅い。勘弁しない。馬鹿娘2人の家庭教師を続けてくれ」
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