インスタントフィクション

おいしいSoupe

「このSoupe、おいしいわね。そういえば、旦那さんはお仕事？」
「どうして聞くの？」
「ほら、旦那さんイケメンだから、一目拝んでおこうと思って。うちのは、性格はいいんだけどね。面つらの方はとても自慢できるものじゃないから」
「フフ、私は素敵な方だと思うわよ」
「いつもそうやってからかうんだから。旦那さんはまだ帰ってきていないのね、惜しいことしたわ」
「旦那なら、いるわよ、ほら、そこ」
　彼女はSoupeを指さした。