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ポーカー

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私は他にもポーカーもやる。
もちろんテキサスポーカーである。
配られた2枚の手札(もちろん伏せてあり、相手にはわからない)と場に並べられた5枚のカードを合わせて競い合うゲームだ。
一般人には馴染みのないギャンブルかも知れないが世界各地のカジノでは、ルーレットやバカラと並び大人気になっているギャンブルである。
日本では金をかけたポーカーは非合法となっているが、携帯での他国の開催のゲームで金銭のやり取りは簡単にできる。
小さな金額から勝負できるからオンラインゲームで稼ぐ若者が増えているのはわかる。
だがその反面、負けが混んで借金地獄に陥る人も後を絶たない。
確かに勝つ人もいる。
…が、負ける人が圧倒的に多いのが現実である。
しかしよく考えてみよう…?
競馬や競輪、競艇のテラ銭は30%が常識だが、バカラやポーカーのそれは5%ほどの割合で済む。
もちろん一戦ごとは短い戦いになるので長いことやれば、平均的に負けになるようになっているのだが、ポーカーの場合は相手は人である。
人と人との勝負の場合、勝てる割合はぐんと上がる。
ポーカーは場数を踏んでいる人の方が圧倒的に有利である。
何故なら確率を頭に叩き込み、ここぞという勝負は必ず勝つ!
それがポーカーで飯を食っている人なのだ。
平気な顔をしてブラフを打てる人でなければ勝てない。
ポーカーフェイス…どんな説明もできない表情の顔…とあるが、表情が顔に出たりしたら一発で良いカードなのか、悪いカードなのかがわかるからである。
故に最低ポーカーフェイスができない人はこのギャンブルに向いていないのである。
言い方は悪いが、巧妙な詐欺師がこういったギャンブルに勝ち続けることが出来る…に違いない。
ポーカーを生業にしている人が詐欺師だといっているのでは決してない。
そのくらいの事(詐欺師)が出来ないとポーカーで勝つことは難しい…と言っているのだ。
だが、勝つ方法はある。
まずはある程度金を持ってこのギャンブルに臨む事だ。
何故なら、ここぞという時にブラフをする…ブラフとは負けがわかっているのに、さも勝っているような振る舞いをする事だ。
その振る舞いをして相手に降りてもらえはブラフは成功である。
だが、降りずに向かってこられた場合は、もう負けは見えているのだからその金額を払って次の勝負に臨まなくてはならない。
つまり、ある程度負けても、立ち向かえる金額を持ち合わせていなくては勝負は出来ない…という事だ。
このブラフも何度もしてはいけない。
ここぞ!…という時にハッタリをかますのがブラフなのだから、何度も酷使すると、そのハッタリは見抜かれてしまい、ただのハッタリ小僧で終わってしまうからだ。
名うてのギャンブラーはこのブラフを必ず使う。
そして成功させる。
そのブラフをどこで使うのか…?
そしてポーカーフェイスで勝ち続けることができてこそ、世界で何億という富を稼ぐことができるのだ。
ただ、その仲間入りできる確率は儚いほど低い事を言っておかなくてはならない。
それを夢見て破産宣告に陥る人を私は何人も見てきたのだ。
くれぐれも言っておく。
余程の財力や判断力、詐欺能力を持っていなければ、趣味程度で臨むべきギャンブルである。
現に私も負けてこそないが、億…とかの大きな勝負はまだ経験がない。
そう、ポーカーで生活をしている…なんて事を人に言えるほど勝ち続けてはいないのだった。(スマン…!)
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