103 / 137
番外編 ハロウィン
しおりを挟む
今日はハロウィン!学校企画で、生徒会、風紀委員がコスプレして1日過ごすらしい。見つけて、トリックアトリートと言えばお菓子をくれるという企画だ。
小倉が言うには、この企画のスゴイところは、お菓子が無い時にトリックアトリートと言えば、悪戯が生徒会、風紀委員メンバーに出来るらしい…。
なんちゅう企画だ。
ルールは授業中と食事中はダメ、生徒会室、風紀室はダメ。それ以外はOKらしい。
一応メンバーはなるべく歩き回るが、仕事上難しい場合もあると事前に放送された。
よくやるよー!
と、朝の放送を聴きながら思っていたところ。
担任がニヤニヤしながら俺を見る。
「睡蓮!楽しみにしているぞ?」
はあ?
俺はキョトンとしていると、周りもニヤニヤしている。
「なにが?」
俺が尋ねると、小倉が驚いたように俺を見る。
「えっ?掲示板見てないの?」
へ?
何か知っているか?と圭介を見るが、コイツが掲示板を見る訳がない。
洋一郎も知らないようだ。
豪は…寝ている。
「確かに急だったしね。昨日の昼過ぎに職員室前に貼り出されてたよ?事前に聞いているかと思ってたよ。」
俺は、バッと立ち上がり、ダッシュで職員室前まで行くと、掲示板がハロウィンの装飾となり、そこにはハロウィン企画のお知らせとあり、朝礼時聞いたのと一緒の事が書いてあるが、その下に小さく…
「尚、1年S組崎原睡蓮も特別参加とする。事態の場合は本日の放課後迄に生徒会室へ。……本日って印昨日じゃねえかよ!!」
ダンッ!!
と掲示板を殴ると先生に怒られた…。
『えー…一年S組崎原睡蓮、朝礼が終わり次第、生徒会室まで。…来なかったら…知らないぞ。」
西園寺~!!!
バンッと生徒会室の扉を開けると、そこにはコスプレ集団が…。
怒りのままに開けたのに、驚きとともに、怒りが薄れた。
「あっ!スイスイ見てー!!」
キララキは黒猫の衣装でカボチャのデカいバケツを持っている。
「可愛いですね。」
全身黒でファーがついてモコモコ。
「俺は!?俺!」
海賊の格好をしたマリマリ先輩。
ムムッ似合うな。
「カッコいいですよ。」
わーい!!と喜んでいる。
ジッと視線を感じると、櫟原先輩が見ていた。
櫟原先輩は狼男のようだ。
耳と尻尾がついて可愛い。
ニコッと笑うとパァァと口元を笑わせた。
少し照れた白樺先輩はバンパイヤ黒いマントがよく似合う。
偉そうに座っているのは西園寺で奴は医者の格好に血糊がついていた。
やはりイケメンは何着てもかっこいいのか…。
すると、扉が開き、今度は風紀委員が入ってきた。
ゲッ!!兵藤はSWATの格好で銃を持っている。
かっこいいじゃないか!!
二階堂先輩はキョンシー。中国服とお札が似合っている。
田島先輩がゾンビで小川先輩は悪魔かな?ツノと尻尾がある。
安田はジェイソンで林は…やべえ!笑いそう…め、メイドだw
「睡蓮、まだ着替えてねえのかよ!」
兵藤の言葉にハッと、何故ここに来たかを思い出す。
「そうだ!勝手な事しやがって!!知らない間に!昨日貼り出されたなんて見てねえから、衣装も無いし、俺やらないから!!」
フンッと鼻息荒く言いまくり、ツンっと横を向くと、
そんな事だろうと思って…と、箱いっぱいの衣装を出してきた。
「俺は、チャイナとかいいと思うぞ?」
「えー!尻尾ふりふりのバニーは?」
「俺とペアでナースだろう。」
あーだこーだ言い合いが始まり、人の話は聞かず、やる事は決定のようだ。
せめてまともな衣装に…と、箱を覗き込むとエロいのしかない。
こいつら…。
ポンッと肩を叩かれて櫟原先輩から差し出されたのは、黒のピッチリタンクトップタイプの首までの全身タイツと包帯だ。
「ミ、イラ…。」
あっ!なるほど。
簡単そうだし、良いかって、タイツを着て、包帯を巻きつける。負けないとこは双子に手伝ってもらうと、あっという間に出来た。
鏡で見ても良い出来栄えだ。
やべえ…エロイ…
身体のラインがわかりまくりなの気付いて無いよな。
これぞ交渉術!
難しいお願いをして、割りかし出来そうなお願いにする!!
白い布が巻きついた感じもエロいし、サイコー!!と内心皆が思っている事に気づかない睡蓮だった。
小倉が言うには、この企画のスゴイところは、お菓子が無い時にトリックアトリートと言えば、悪戯が生徒会、風紀委員メンバーに出来るらしい…。
なんちゅう企画だ。
ルールは授業中と食事中はダメ、生徒会室、風紀室はダメ。それ以外はOKらしい。
一応メンバーはなるべく歩き回るが、仕事上難しい場合もあると事前に放送された。
よくやるよー!
と、朝の放送を聴きながら思っていたところ。
担任がニヤニヤしながら俺を見る。
「睡蓮!楽しみにしているぞ?」
はあ?
俺はキョトンとしていると、周りもニヤニヤしている。
「なにが?」
俺が尋ねると、小倉が驚いたように俺を見る。
「えっ?掲示板見てないの?」
へ?
何か知っているか?と圭介を見るが、コイツが掲示板を見る訳がない。
洋一郎も知らないようだ。
豪は…寝ている。
「確かに急だったしね。昨日の昼過ぎに職員室前に貼り出されてたよ?事前に聞いているかと思ってたよ。」
俺は、バッと立ち上がり、ダッシュで職員室前まで行くと、掲示板がハロウィンの装飾となり、そこにはハロウィン企画のお知らせとあり、朝礼時聞いたのと一緒の事が書いてあるが、その下に小さく…
「尚、1年S組崎原睡蓮も特別参加とする。事態の場合は本日の放課後迄に生徒会室へ。……本日って印昨日じゃねえかよ!!」
ダンッ!!
と掲示板を殴ると先生に怒られた…。
『えー…一年S組崎原睡蓮、朝礼が終わり次第、生徒会室まで。…来なかったら…知らないぞ。」
西園寺~!!!
バンッと生徒会室の扉を開けると、そこにはコスプレ集団が…。
怒りのままに開けたのに、驚きとともに、怒りが薄れた。
「あっ!スイスイ見てー!!」
キララキは黒猫の衣装でカボチャのデカいバケツを持っている。
「可愛いですね。」
全身黒でファーがついてモコモコ。
「俺は!?俺!」
海賊の格好をしたマリマリ先輩。
ムムッ似合うな。
「カッコいいですよ。」
わーい!!と喜んでいる。
ジッと視線を感じると、櫟原先輩が見ていた。
櫟原先輩は狼男のようだ。
耳と尻尾がついて可愛い。
ニコッと笑うとパァァと口元を笑わせた。
少し照れた白樺先輩はバンパイヤ黒いマントがよく似合う。
偉そうに座っているのは西園寺で奴は医者の格好に血糊がついていた。
やはりイケメンは何着てもかっこいいのか…。
すると、扉が開き、今度は風紀委員が入ってきた。
ゲッ!!兵藤はSWATの格好で銃を持っている。
かっこいいじゃないか!!
二階堂先輩はキョンシー。中国服とお札が似合っている。
田島先輩がゾンビで小川先輩は悪魔かな?ツノと尻尾がある。
安田はジェイソンで林は…やべえ!笑いそう…め、メイドだw
「睡蓮、まだ着替えてねえのかよ!」
兵藤の言葉にハッと、何故ここに来たかを思い出す。
「そうだ!勝手な事しやがって!!知らない間に!昨日貼り出されたなんて見てねえから、衣装も無いし、俺やらないから!!」
フンッと鼻息荒く言いまくり、ツンっと横を向くと、
そんな事だろうと思って…と、箱いっぱいの衣装を出してきた。
「俺は、チャイナとかいいと思うぞ?」
「えー!尻尾ふりふりのバニーは?」
「俺とペアでナースだろう。」
あーだこーだ言い合いが始まり、人の話は聞かず、やる事は決定のようだ。
せめてまともな衣装に…と、箱を覗き込むとエロいのしかない。
こいつら…。
ポンッと肩を叩かれて櫟原先輩から差し出されたのは、黒のピッチリタンクトップタイプの首までの全身タイツと包帯だ。
「ミ、イラ…。」
あっ!なるほど。
簡単そうだし、良いかって、タイツを着て、包帯を巻きつける。負けないとこは双子に手伝ってもらうと、あっという間に出来た。
鏡で見ても良い出来栄えだ。
やべえ…エロイ…
身体のラインがわかりまくりなの気付いて無いよな。
これぞ交渉術!
難しいお願いをして、割りかし出来そうなお願いにする!!
白い布が巻きついた感じもエロいし、サイコー!!と内心皆が思っている事に気づかない睡蓮だった。
49
お気に入りに追加
2,123
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

ヤンデレだらけの短編集
八
BL
ヤンデレだらけの1話(+おまけ)読切短編集です。
全8話。1日1話更新(20時)。
□ホオズキ:寡黙執着年上とノンケ平凡
□ゲッケイジュ:真面目サイコパスとただ可哀想な同級生
□アジサイ:不良の頭と臆病泣き虫
□ラベンダー:希死念慮不良とおバカ
□デルフィニウム:執着傲慢幼馴染と地味ぼっち
ムーンライトノベル様に別名義で投稿しています。
かなり昔に書いたもので芸風(?)が違うのですが、楽しんでいただければ嬉しいです!

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

嫌われ者の僕
みるきぃ
BL
学園イチの嫌われ者で、イジメにあっている佐藤あおい。気が弱くてネガティブな性格な上、容姿は瓶底眼鏡で地味。しかし本当の素顔は、幼なじみで人気者の新條ゆうが知っていて誰にも見せつけないようにしていた。学園生活で、あおいの健気な優しさに皆、惹かれていき…⁈学園イチの嫌われ者が総愛される話。嫌われからの愛されです。ヤンデレ注意。
※他サイトで書いていたものを修正してこちらで書いてます。改行多めで読みにくいかもです。

俺の義兄弟が凄いんだが
kogyoku
BL
母親の再婚で俺に兄弟ができたんだがそれがどいつもこいつもハイスペックで、その上転校することになって俺の平凡な日常はいったいどこへ・・・
初投稿です。感想などお待ちしています。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる