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夏休みだー!!2
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ワクワクドキドキ!!
夏休みに入り、今から生徒会と風紀の合同合宿という名目の遊びについて行く!
人数が人数なのでバスを借りたらしい。
向こうで暫くゆっくりするとの事で1週間分の着替えを持って、バスに乗り込むと、もう皆来ていたみたい。
「睡蓮!遅いぞ!」
圭介の声に、笑顔で答えて、勧められた、1番後ろの真ん中に座った。
「あっ、牧原はいないんだな。付いてくるかと思った。」
キョロキョロする睡蓮に、白樺は嫌そうな顔をする。
「そう思って、夏休み始めに行くんですよ。E組は成績最下位のクラスですので、夏休み最初は補習が行われます。まぁ約夏休みの半分は取られるでしょう。嫌な者は基本実家に帰りますが、その差が今後に響きます。まぁ、彼はどうするか知りませんが、調べたところE組の中でも最下位らしいから、学年最下位でしょう。このままでは、来年進学も危ういし、校長の力が無い今、この財閥用学校にいるのも厳しいとおもいます。成績下位くらすは休みの間の寮も使用料取られますしね。補習受ければ免除にはなりますが…。」
「へぇ、意外とうちの学校厳しいんだ。」
睡蓮は白樺の説明に、汗を垂らす。
「そこが、さすがの崎原だよ。日本を支えている、御子息を育てつつ、媚とコネだけを目的とした三下を蹴散らす。努力が報われる用に作られている。」
西園寺は読んでいた新聞を閉じながら話に加わる。
「そういえば、一般家庭の牧原が食堂にあんなに来れたの、校長が事前に渡した学食無料券らしい。もう、底をつくらしいから、睡蓮、食堂に来れますよ。」
二階堂が前の席から振り向きながら教えてくれた。
「わー!エビチリ、オムライス!食べれるんだ!」
ヘラヘラ笑うと、皆に安上がりだと笑われた。
「あー!お菓子部屋に忘れた!とってくる!!」
ラキ先輩が立ち上がろうとした瞬間、
「おーい!どこ行くんだー!」
ちょうど寮から出てきた牧原とバスから降りようとしたラキ先輩の視線が合った。
「ぎゃー!あいつ、何でまだ寮にいるんだ!補習始まってるだろ!?」
ラキ先輩は慌てバスの中に引き返す。
「もう、風紀、生徒会、睡蓮達、皆いるか!?」
慌てる一同は返事をする。
「運転手!出せ!!」
西園寺の指示に扉が閉まり、運転手も慌てて出発する。
「待てー!!俺も行くぞー!!」
スゴイ形相で走ってくる牧原に一同蒼ざめ、学校を後にした。
「ひえー!?」
暫く追いかけてきた、奴のガッツに俺は悲鳴を上げる。
海斗、俺多分いつかあいつと関わる事になりそうな気がする。
どんなに会わないようにしても、あのしつこさには負けそうだ。
「睡蓮ちゃん…本当に親戚なの?全く違う生物なんだけど。」
マリマリはフーとため息しながら睡蓮を見てくる。
「あの、グイグイ感がもうちょい睡蓮にあったらな。」
ポツリという圭介を引っ叩いた。
「お菓子ー!!」
「わかった!途中何処かに寄る。」
叫ぶ、ラキ先輩に西園寺が面倒くさそうに言う。
途中、バスでも入れるコンビニを見つけて、買い物をする。
俺は、かっぱえびせんとポップコーンを迷っていると、ポイポイと兵藤がカゴに突っ込んだ。
「先は長いんだ、食えるだろ?両方。」
俺はニンマリして頷いた。
キララキ先輩もめちゃくちゃお菓子をカゴに突っ込んでいる。
「睡蓮ー!!飲み物、お茶でいい?」
洋一郎の声に、俺はなんか甘いものが飲みたくて…
「カルピスがいい!」
一同の一瞬固まり、何故か睡蓮が裸で白い液体を飲む妄想をして、喉をゴクリと鳴らした。
「甘いのだと酔っちゃうからお茶にしなよ!!後小さいパックのコーヒー牛乳買えば?」
森脇先輩のアドバイスになるほどと頷き、そうした。
もう!!睡蓮たら!!これからずっと一緒な事に、興奮していつもと違うテンションの狼達に隙なんて与えたらダメでしょ!!
ギリッと一同を睨む。さすが睡蓮親衛隊隊長!!
夏休みに入り、今から生徒会と風紀の合同合宿という名目の遊びについて行く!
人数が人数なのでバスを借りたらしい。
向こうで暫くゆっくりするとの事で1週間分の着替えを持って、バスに乗り込むと、もう皆来ていたみたい。
「睡蓮!遅いぞ!」
圭介の声に、笑顔で答えて、勧められた、1番後ろの真ん中に座った。
「あっ、牧原はいないんだな。付いてくるかと思った。」
キョロキョロする睡蓮に、白樺は嫌そうな顔をする。
「そう思って、夏休み始めに行くんですよ。E組は成績最下位のクラスですので、夏休み最初は補習が行われます。まぁ約夏休みの半分は取られるでしょう。嫌な者は基本実家に帰りますが、その差が今後に響きます。まぁ、彼はどうするか知りませんが、調べたところE組の中でも最下位らしいから、学年最下位でしょう。このままでは、来年進学も危ういし、校長の力が無い今、この財閥用学校にいるのも厳しいとおもいます。成績下位くらすは休みの間の寮も使用料取られますしね。補習受ければ免除にはなりますが…。」
「へぇ、意外とうちの学校厳しいんだ。」
睡蓮は白樺の説明に、汗を垂らす。
「そこが、さすがの崎原だよ。日本を支えている、御子息を育てつつ、媚とコネだけを目的とした三下を蹴散らす。努力が報われる用に作られている。」
西園寺は読んでいた新聞を閉じながら話に加わる。
「そういえば、一般家庭の牧原が食堂にあんなに来れたの、校長が事前に渡した学食無料券らしい。もう、底をつくらしいから、睡蓮、食堂に来れますよ。」
二階堂が前の席から振り向きながら教えてくれた。
「わー!エビチリ、オムライス!食べれるんだ!」
ヘラヘラ笑うと、皆に安上がりだと笑われた。
「あー!お菓子部屋に忘れた!とってくる!!」
ラキ先輩が立ち上がろうとした瞬間、
「おーい!どこ行くんだー!」
ちょうど寮から出てきた牧原とバスから降りようとしたラキ先輩の視線が合った。
「ぎゃー!あいつ、何でまだ寮にいるんだ!補習始まってるだろ!?」
ラキ先輩は慌てバスの中に引き返す。
「もう、風紀、生徒会、睡蓮達、皆いるか!?」
慌てる一同は返事をする。
「運転手!出せ!!」
西園寺の指示に扉が閉まり、運転手も慌てて出発する。
「待てー!!俺も行くぞー!!」
スゴイ形相で走ってくる牧原に一同蒼ざめ、学校を後にした。
「ひえー!?」
暫く追いかけてきた、奴のガッツに俺は悲鳴を上げる。
海斗、俺多分いつかあいつと関わる事になりそうな気がする。
どんなに会わないようにしても、あのしつこさには負けそうだ。
「睡蓮ちゃん…本当に親戚なの?全く違う生物なんだけど。」
マリマリはフーとため息しながら睡蓮を見てくる。
「あの、グイグイ感がもうちょい睡蓮にあったらな。」
ポツリという圭介を引っ叩いた。
「お菓子ー!!」
「わかった!途中何処かに寄る。」
叫ぶ、ラキ先輩に西園寺が面倒くさそうに言う。
途中、バスでも入れるコンビニを見つけて、買い物をする。
俺は、かっぱえびせんとポップコーンを迷っていると、ポイポイと兵藤がカゴに突っ込んだ。
「先は長いんだ、食えるだろ?両方。」
俺はニンマリして頷いた。
キララキ先輩もめちゃくちゃお菓子をカゴに突っ込んでいる。
「睡蓮ー!!飲み物、お茶でいい?」
洋一郎の声に、俺はなんか甘いものが飲みたくて…
「カルピスがいい!」
一同の一瞬固まり、何故か睡蓮が裸で白い液体を飲む妄想をして、喉をゴクリと鳴らした。
「甘いのだと酔っちゃうからお茶にしなよ!!後小さいパックのコーヒー牛乳買えば?」
森脇先輩のアドバイスになるほどと頷き、そうした。
もう!!睡蓮たら!!これからずっと一緒な事に、興奮していつもと違うテンションの狼達に隙なんて与えたらダメでしょ!!
ギリッと一同を睨む。さすが睡蓮親衛隊隊長!!
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