上 下
33 / 103

26.カロリナ、黄金芋で問い詰められる。

しおりを挟む
カロリナ祭の当日。
なぜか馬車の前で待っていたのは、護衛騎士見習いのイェネー・ファン・ルブリン、その兄のルドヴィク・ファン・ルブリン、そして、兄の友人のラファウ・ファン・ウッチの三人であった。

イェネーは毎度おなじみの護衛騎士見習いである。
残りの二人はおらず、現地に先に向かったらしい。
はじめての警護任務にはりきって落ち着きなく、兄の拳骨を貰っている。
同じ馬車に乗れることがそんなに嬉しいのだろうか。
素材は悪くないのだが、子供っぽさがそのすべてを大無しにしていた。

兄のルドヴィクは背も高く、体付きもがっしりとして頼りがいのある好青年であった。
落ち着いたブラウンの目が優しそうな笑み、たなびく茶色の髪が似合うとても紳士的だ。
学園に設置されたカロリナ親衛隊の二代目団長を命じられたと自慢した。
カロリナは自分に親衛隊が存在してちょっとびっくりであった。

最後にあいさつをしたラファウは銀色の瞳でカロリナをするどく見つめる。
金髪の髪が艶やかで女性のような白い肌と細身で美しいスタイルの青年であり、カロリナの一挙手一投足いっきょしゅいっとうそくを見逃さず、その本質を抉り出そうとしているかのようだった。

「初にお目に掛かります。天空の絶対神ユーリ様のお導きでご拝顔できることを心から感謝しております。かの不屈王アール様はこの地に降り立ったときに大地の精霊リャナン・シーに盟約の忠誠を誓ったと申します。この私目にこの出会いを祝して、祝福の女神テイディーに誓うことをお許し下さい」
「許しましょう」

そう言ってカロリナは右手を差し出し、ラファウはその甲にキスをした。
親しく接することを許す証しであり、成人の男性が淑女に対してする行為だった。
まだ、8歳にもならない少女にする行為ではない。
カロリナもはじめてだったのでドキドキした。

「女性として扱われたのははじめてでございます」

カロリナがそう答えるとルドヴィクは「その手があったか」と悔しがっていた。
ただ、ルドヴィクに攻められるラファウがきょとんとしているので意図してやった訳ではないようだ。
あるいはラファウはカロリナを女性と見なす、特殊な性癖を持つ方“ロリコン”なのだろうかとも疑ったが、変な目で見る様子もないのでカロリナは考えるのを止めた。

おかしい。
何がおかしいかと言えば、馬車でこの三人が待っているのが不自然なのだ。
家族で移動するときは、必ず兄のレヴィンが同乗する。
他の者に馬車を譲るなど考えられない。

どういうこと?

カロリナは不思議がったが拒絶する訳にもいかない。
馬車にエスコートしたのはルドヴィクであった。
席に付き、馬車が走りはじめると改めてルドヴィクが頭を下げた。

「こちらこそ、無理をお聞き届け頂き、ありがとうございます」
「道中、御一緒。よろしくお願いします」
「お任せ下さい。道中の安全は保障したします」
「ルドヴィク様なら、どんな夜盗が現れても一撃で葬られることでしょう」
「もちろん、それも可能ですが、カロリナ様の出番を奪うつもりはありません」
「あら、それはどういう意味ですの?」
「弟から聞いております。民草の為に夜盗などという不埒な奴らを討伐に出歩かれていると」
「それは誤解です。どうぞ、お気兼ねなく討伐して下さい」
(盗賊ではなく、盗賊という魔物ですと付け加えて心の中で呟く)
「判りました」
「貴族学園にお通いとか、詳しく聞かせて下さい」
「もちろんです」

ルドヴィクとばかり話すカロリナを見て、弟のイェネーが恨めしそうな顔をしていた。
内心、カロリナは面倒だった。
エルと二人で気軽く現地まで行くのが楽だったのだ。
が、お客様が乗っていてはお令嬢モードを解く訳にいかない。
エルも後ろの従者席に腰かけている。
貴族が前に座ってしまっては仕方ない。

「学園に私の親衛隊ができているとは知りませんでした」
「聡明なカロリナ様の為に今から準備せねば間に合いません」
「余り無茶をなさいませんようにして下さい」
「逆らう奴は全部、ぶん殴ってやります」
「乱暴はお止め下さい」
「畏まりました」
「ラファウ様も親衛隊の方ですか?」
「いえ、こいつはまだ入っておりません。春の頃はカロリナ様の行為を幼稚的と罵っておりました」
「それは手厳しい」
「安心して下さい。最近は心を入れ替え、カロリナ様の聡明さを気づくようになりました。こうしてお目通りが叶い。見立て間違いを改めれば、親衛隊に入ると約束してくれております」
「ルドヴィク様はラファウ様にご執心なのですわね」
「悔しいですが、こいつは天才です」
「いつも言っているだろう。天才ではない、ただの秀才だ」

自分で自分を秀才と言い切るだけでも凄い。
それだけ自信があるのだろう。
ルドヴィクではすべての学科を満点で通過し、論文を発表して『学士号』を得ており、一年で学士号を取ったのは50年以来の快挙らしい。
親衛隊の頭脳として、何としても入って貰わないといけないと言う。

他にもカロリナがびっくりすることが沢山あった。
春の式典の事を伝説のように歪曲して語られていた。
カロリナが王妃候補から身を引くと言い出し、王宮の不和を取り除いた?

えっ、私が御婆様と王妃様の仲を取り持った!?

全然、身に覚えのないことであった。
式典の後、クリフ王子の妃はご生母様がセーチェー家のテレーズ令嬢を推薦し、王妃様がカロリナを推薦するという穏やかに雰囲気に変わったらしい。
睨み合い、その場にいるだけで恐怖したご婦人達は、互いに譲り合う二人を見て胸を撫で下ろした。

ご生母様を説得したのはカロリナであり、その慎ましい行為に感動した王妃様はラーコーツィ家のご令嬢が次期王妃になることを許されたと語られている? 

すべてカロリナの功績にされていた。

まったく身に覚えのないことなので、どう答えたものかと悩んだ。

「カロリナ様、もし王子が逃げ出さなかったときはどうされるつもりだったのですか?」
「ご想像にお任せします」
「ははは、そうですな! ラファウもそんな無粋なことを聞くな。聞いてしまっては面白みがなくなります」
「おまえの方が知りたがっていただろ」
「それは事実だが、本人に聞くものではない。そうですな!」
「はい、察して頂いてありがとうございます」

ホント、カロリナはまったく身に覚えのないことを言われて答えに窮した。
どうするつもりだったと聞かれても答えられる訳もない。
カロリナの十八番。
思わせぶりなことを言って煙に巻くだ。

中々、本性を出さないカロリナにラファウが単刀直入に聞いてきた。

「どうやら思わせぶりなことを言うのがお好きなようですな!」
「ほほほ、何のことですか?」
(拙いですわ! バレてます)
「式典の本音、魔法習得の早さ、町を徘徊する理由、どれ一つ、本心を言って頂けないようですな!」
「大した理由ではないからです」
(何の事か知らないからです)
「そうやって、また本心を隠す」

カロリナは焦った。
バレている。
きっと式典でトイレに駆け込んだことを知っているのね。
魔法の勉強を手抜きしていることも。
アザちゃんと遊びたいから町に行っていることも。
見透かさられている。
ドレスの中で冷や汗が浮き出てくる。
鋭いラファウの銀色の瞳は真実を写す鏡なの?
どうする、どうする、どうする?

「黄金の意図はどこにあります。何故、あの者らに任せたのです」

えっ、黄金芋の事まで知っているの?
黄金芋、10日前に金貨1,000枚のお礼に屋台のみんながカロリナに願いを聞いた。

“何かして欲しいことはないか?” 

特に思い当たることはなかったが、心残りが2つあった。
1つは、黄金芋。
もう1つは、ザニガニであった。

ザニガニは比較的簡単だ。
もう一度取りに行って、泥抜きをすれば食べることができる。
こちらは簡単な願いだ。
だが、黄金芋をいつでもおいしく食べられるようにするのが難問であった。

「家でゆったりと黄金芋を食してみたいですわ。家に持って帰ると美味しくなくなるでしょう。家族のみんなと黄金芋をおいしく食べてみたいのです」

屋台の衆が固まった。
貴族が黄金芋を食べる訳がない。
何を言っているのか判らなかった。

「(おい、貴族が黄金芋を食べるのか?)」
「(そんな訳ないだろう)」
「(そもそも、貴族なら時間停止の魔法鞄を使えば、いつでも可能だ)」
「(おぉ、そう言えば、そんな便利な道具があったな!)」
「(じゃあ、どうして?)」
「(俺達と一緒に食べたいという意味ではないか!)」
「(俺達を家族と言ってくれる)」
「(まさか、信じられるか!)」
「(そんな訳がない。よく考えろ!)」
「(家族というのは、下町の家族という意味だ! 黄金芋を食卓に持って帰れば、食卓も豊かになるだろう。カロリナ様は俺達のことを考えてくれている)」
「(おぉ、それだ! それに違いない)」

屋台の主人はカロリナの真意を歪曲した。
カロリナが本気で食べたがっているとは思わなかった。
下町の庶民が豊かな食事にする。
それがカロリナの願いだと信じた。
なんて、優しいお嬢様だ!

「町の食卓に黄金芋がならぶように工夫いたします」
「ええ、お願いするわ」
「いいか、みんな。カロリナ様は俺達の食卓が豊かになることを望んでおられる。その願いを叶えよう」

うおおぉ、屋台の店主達はそう言って声を上げた。

えっ、みなさんの食卓を豊かにするって何ですか?
みんなが感動していたので否定できない。
力強く否定するのも面倒臭いので、カロリナはそういうことにした。

今、ラファウに問い詰められてカロリナは困った。

「当然、皆の食卓が豊かになる為です」

屋台の店主の言葉に乗ることにした。

ラファウが驚いた。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

あなたの子ではありません。

沙耶
恋愛
公爵令嬢アナスタシアは王太子セドリックと結婚したが、彼に愛人がいることを初夜に知ってしまう。 セドリックを愛していたアナスタシアは衝撃を受けるが、セドリックはアナスタシアにさらに追い打ちをかけた。 「子は要らない」 そう話したセドリックは避妊薬を飲みアナスタシアとの初夜を終えた。 それ以降、彼は愛人と過ごしておりアナスタシアのところには一切来ない。 そのまま二年の時が過ぎ、セドリックと愛人の間に子供が出来たと伝えられたアナスタシアは、子も産めない私はいつまで王太子妃としているのだろうと考え始めた。 離縁を決意したアナスタシアはセドリックに伝えるが、何故か怒ったセドリックにアナスタシアは無理矢理抱かれてしまう。 しかし翌日、離縁は成立された。 アナスタシアは離縁後母方の領地で静かに過ごしていたが、しばらくして妊娠が発覚する。 セドリックと過ごした、あの夜の子だった。

婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ! 

タヌキ汁
ファンタジー
 国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。  これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。

【完結】公女が死んだ、その後のこと

杜野秋人
恋愛
【第17回恋愛小説大賞 奨励賞受賞しました!】 「お母様……」 冷たく薄暗く、不潔で不快な地下の罪人牢で、彼女は独り、亡き母に語りかける。その掌の中には、ひと粒の小さな白い錠剤。 古ぼけた簡易寝台に座り、彼女はそのままゆっくりと、覚悟を決めたように横たわる。 「言いつけを、守ります」 最期にそう呟いて、彼女は震える手で錠剤を口に含み、そのまま飲み下した。 こうして、第二王子ボアネルジェスの婚約者でありカストリア公爵家の次期女公爵でもある公女オフィーリアは、獄中にて自ら命を断った。 そして彼女の死後、その影響はマケダニア王国の王宮内外の至るところで噴出した。 「ええい、公務が回らん!オフィーリアは何をやっている!?」 「殿下は何を仰せか!すでに公女は儚くなられたでしょうが!」 「くっ……、な、ならば蘇生させ」 「あれから何日経つとお思いで!?お気は確かか!」 「何故だ!何故この私が裁かれねばならん!」 「そうよ!お父様も私も何も悪くないわ!悪いのは全部お義姉さまよ!」 「…………申し開きがあるのなら、今ここではなく取り調べと裁判の場で存分に申すがよいわ。⸺連れて行け」 「まっ、待て!話を」 「嫌ぁ〜!」 「今さら何しに戻ってきたかね先々代様。わしらはもう、公女さま以外にお仕えする気も従う気もないんじゃがな?」 「なっ……貴様!領主たる儂の言うことが聞けんと」 「領主だったのは亡くなった女公さまとその娘の公女さまじゃ。あの方らはあんたと違って、わしら領民を第一に考えて下さった。あんたと違ってな!」 「くっ……!」 「なっ、譲位せよだと!?」 「本国の決定にございます。これ以上の混迷は連邦友邦にまで悪影響を与えかねないと。⸺潔く観念なさいませ。さあ、ご署名を」 「おのれ、謀りおったか!」 「…………父上が悪いのですよ。あの時止めてさえいれば、彼女は死なずに済んだのに」 ◆人が亡くなる描写、及びベッドシーンがあるのでR15で。生々しい表現は避けています。 ◆公女が亡くなってからが本番。なので最初の方、恋愛要素はほぼありません。最後はちゃんとジャンル:恋愛です。 ◆ドアマットヒロインを書こうとしたはずが。どうしてこうなった? ◆作中の演出として自死のシーンがありますが、決して推奨し助長するものではありません。早まっちゃう前に然るべき窓口に一言相談を。 ◆作者の作品は特に断りなき場合、基本的に同一の世界観に基づいています。が、他作品とリンクする予定は特にありません。本作単品でお楽しみ頂けます。 ◆この作品は小説家になろうでも公開します。 ◆24/2/17、HOTランキング女性向け1位!?1位は初ですありがとうございます!

虐げられた令嬢、ペネロペの場合

キムラましゅろう
ファンタジー
ペネロペは世に言う虐げられた令嬢だ。 幼い頃に母を亡くし、突然やってきた継母とその後生まれた異母妹にこき使われる毎日。 父は無関心。洋服は使用人と同じくお仕着せしか持っていない。 まぁ元々婚約者はいないから異母妹に横取りされる事はないけれど。 可哀想なペネロペ。でもきっといつか、彼女にもここから救い出してくれる運命の王子様が……なんて現れるわけないし、現れなくてもいいとペネロペは思っていた。何故なら彼女はちっとも困っていなかったから。 1話完結のショートショートです。 虐げられた令嬢達も裏でちゃっかり仕返しをしていて欲しい…… という願望から生まれたお話です。 ゆるゆる設定なのでゆるゆるとお読みいただければ幸いです。 R15は念のため。

婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな

カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界 魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた 「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね? それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」 小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く 塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう 一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが…… ◇◇◇ 親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります (『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です) ◇◇◇ ようやく一区切りへの目処がついてきました 拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです

元侯爵令嬢は冷遇を満喫する

cyaru
恋愛
第三王子の不貞による婚約解消で王様に拝み倒され、渋々嫁いだ侯爵令嬢のエレイン。 しかし教会で結婚式を挙げた後、夫の口から開口一番に出た言葉は 「王命だから君を娶っただけだ。愛してもらえるとは思わないでくれ」 夫となったパトリックの側には長年の恋人であるリリシア。 自分もだけど、向こうだってわたくしの事は見たくも無いはず!っと早々の別居宣言。 お互いで交わす契約書にほっとするパトリックとエレイン。ほくそ笑む愛人リリシア。 本宅からは屋根すら見えない別邸に引きこもりお1人様生活を満喫する予定が・・。 ※専門用語は出来るだけ注釈をつけますが、作者が専門用語だと思ってない専門用語がある場合があります ※作者都合のご都合主義です。 ※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。 ※架空のお話です。現実世界の話ではありません。 ※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります) ※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。

【完】あの、……どなたでしょうか?

桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー  爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」 見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は……… 「あの、……どなたのことでしょうか?」 まさかの意味不明発言!! 今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!! 結末やいかに!! ******************* 執筆終了済みです。

前回は断頭台で首を落とされましたが、今回はお父様と協力して貴方達を断頭台に招待します。

夢見 歩
ファンタジー
長年、義母と義弟に虐げられた末に無実の罪で断頭台に立たされたステラ。 陛下は父親に「同じ子を持つ親としての最後の温情だ」と断頭台の刃を落とす合図を出すように命令を下した。 「お父様!助けてください! 私は決してネヴィルの名に恥じるような事はしておりません! お父様ッ!!!!!」 ステラが断頭台の上でいくら泣き叫び、手を必死で伸ばしながら助けを求めても父親がステラを見ることは無かった。 ステラは断頭台の窪みに首を押さえつけられ、ステラの父親の上げた手が勢いよく振り下ろされると同時に頭上から鋭い刃によって首がはねられた。 しかし死んだはずのステラが目を開けると十歳まで時間が巻き戻っていて…? 娘と父親による人生のやり直しという名の復讐劇が今ここに始まる。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 全力で執筆中です!お気に入り登録して頂けるとやる気に繋がりますのでぜひよろしくお願いします( * ॑꒳ ॑*)

処理中です...