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第三十九話 水族館で…part3

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「…ということがありまして…」
と僕は、今日のこれまでの経緯を先生に話した。
「そんな事があったんだね。でも、男の子の格好の時に仲良くなるなんて君もなかなかやるじゃないか!」
と先生は僕に向かって、ニヤニヤしながらそういった。
「別に、そんな卑猥な考えがあったわけでは…」
「ん?卑猥なことするつもりだったのかい?」
「そんなつもりありませんよ!」
と僕をあおってくる先生に対して反論した。
でも、僕は一つ疑問があった。
僕は、その疑問について先生に問いかけてみた。
「先生、なんで水族館にいるんですか?」
「え、あ~、実は彼女と来ているんだよ」
ふぇ!彼女!!
「えっと…先生彼女いたんですか!」
「うん、恥ずかしながら…」
と嬉しそうに答える。
てっきり先生には、彼女とかいないと思っていたのに…
と少し裏切られた気持ちになった。
「でも、彼女さんと一緒にいませんでしたよね?」
「うーん、実は彼女とはぐれちゃって探していたんだ」
「そうだったんですね、じゃあ、彼女さんを探している時にちょうど僕たちにあったというわけですね!」
「うん、そういうわけなんだ」
と先生がどうして水族館にいたのか分かったわけだけど…
先生もデートか~!これじゃあ、優越感に浸れられないな。
「じゃあ、彼女さんを探さないといけないじゃないですか!こんな所で油売ってられませんね!ささ、行きましょう!」
そう言って、先生の背中を押す。
「そ、そうだね」
と言って先生は、僕に背中を押されながら進んで、そして
「じゃあ、私はもう行くよ!あ、真城くんによろしく言っといてくれるかい!」
「分かりましたー!」
と先生の誤解を解いて、分かれることに成功した。
これ以上、真城さんとのデートの時間をむだにするわけにはいかない。
というわけでデートを再開するために、真城さんの元へと戻った。
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