お化けの花子さんは、普通の女の子でした。

真っ白　磨代

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３尾目

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第一声！！！佳は・・・

「お帰り花子さん！！！
１週間って聞いてたのに、遅かったんじゃない・・・」

佳は、少し頬を膨らませた話した。

「ええ、私達は普通に電車で帰って来たから・・・」

「何で！？妖術で帰ってくれば良かったじゃないか・・・」

「先生と一緒に色んな神社を回って帰って来たのよ。
そしたら・・・
佳くんの噂で持ちきりよ！！！」

「そうなの・・・」

「そうよ！！！正体不明の少年が妖を2人連れて、日本全国を妖怪退治しながら旅をしているだの・・・なんだの・・・」

「知らないよ！そんな事・・・」

「いゃ！絶対・・・佳くんよ！！！」

「そんな事より・・・試験は、どうだったの？」

「・・・自分のことは、どうでもいいのね・・・。」

「ねぇ～・・・どうだったの？一緒に高校に通えるの？？？
どうなの？？？合格したの？？？どうなの？？？」

花子は、とりあえず・・・

佳を黙らせるために報告した。

「勿論！合格したわよ。」

「えっ！マジ・・・
じゃー・・・高校に行っても、また花子さんと一緒に学校に通えるんだ！！！
やったーーーー！！！！ヤッホー～！、！！
やっポーー！！！」

浮かれる佳に・・・

「佳くん・・・」

「やっポーー！！！ヤッホホホーー！！！」

「ちょっと、話を聞いて！！！」

「やっポー！ヤッホー！やっポポー！！！」

「佳くん！！！！」

「うわっ！！！ビックリした～・・・
どうしたの？花子さん・・・」

「実は・・・」

「この後・・・
ミラが先生の元で修行をするでしょ・・・」

「うん、そんな事を言っていたね。
それがどうしたの？」

「実は・・・私も、先生の元で
まだ、修行を続けたいのよ！！！」

「えぇーーー！！！なんで！？
もう、十分！花子さんは、強いでしょ・・・」

「そんな事ない・・・私なんて、まだまだ・・・。
もっと、強くならないといけないの・・・」

「そんなに修行ばっかしてたら・・・
ゴリゴリマッチになって、可愛くなくなっちゃうよ！！！」

「ひどい・・・」

花子さんは、その言葉を残して帰って行ってしまった。

そして、残された３人は･･･

「待って下さい！！！花子様・・・
私もお供します。」

そして、ミラは花子さんの後を追いかけて行ってしまった。

そして、残された2人は・・・

「主人・・・
わたしは、主人がどんなにＫＹでも、ついて行くぞ！！！」

クラマの決意表明だった。

「えっ！何！？僕なんか悪いことした？」

「いや！主人は、純粋なだけじゃ悪気がある訳では無い・・・
気にするな！！！」

「何？クラマ・・・意味深だな！？
所で、花子さんのはお爺ちゃんの所に行ってしまったのかい・・・！？」

「そうじぁな・・・
行ってしまわれたぞ・・・」

「僕達・・・これから、どうする？」

「決まっておる！！！
わたしと修行じゃ・・・
コレより主人には、三尾目の尻尾との契約まで行ってもらう！！！」

「えっ！三尾目・・・じゃー！！！
名前は、ナナでキマリだね。」

「決めるのが早いな！！！しかも、安直な・・・
まぁ、いい・・・
今回の尻尾、小狐はそう簡単には力を貸してはくれんぞ！！！
花子は、学校が始まるまでに・・・
もっと！強くなっておる。
主人も負けんように頑張れ！！！」

「任せておけ！！！
ハッちゃんとQちゃんみたいに、すぐに仲良くなってやる！！！」

佳は、メラメラと内なる炎を燃やしていた。

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