お化けの花子さんは、普通の女の子でした。

鬼退治

佳達めがけて･･･小鬼達が、いっせいに襲いかかって来た！

押し寄せて来る小鬼達を殴り飛ばすと･･･

小さく軽いので、簡単な吹っ飛ぶ！

しかし、その為！

致命傷には、ならない。

吹っ飛んだ小鬼は、また起き上がると佳に向かって来る！

「これじゃ･･･キリがない！」

そんな事を言ってる間にも押し寄せてける！
小鬼の波を薙ぎ払っていくと･･･

いつの間にか、足を無数の小鬼に抑えられていた！！！

「やばい！身動きが取れない･･･」

その隙を狙っていたのか･･･！？

大鬼が、佳をめがけて！その巨大な拳を振り下ろした。

「クッソｯ･･･！」

佳は、その攻撃を両腕の力で何とか受け流すと･･･

受け流した先にいた！小鬼さんが･･･ペシャンコに潰れて！死んでいた。

「やばい！やばい！次が来る！！！」

すると･･･

Qちゃんが、青い炎を吐き！

足元の小鬼達を退けてくれた！

「うわっ･･･！熱い！熱い！
・・・んっ！？熱くない！！！ありがとう。
Qちゃん！！！」

Qちゃんにお礼を言って、その場から後ろへ飛び！大鬼と距離を取った。

「動きを止めちゃダメだ！
Qちゃん！動きながら戦おう！！！」

佳は、壁や障害物を使い！

素早い！アクロバット的な動きで大鬼と距離を詰めると･･･

大鬼に一撃を入れる事が、出来た！

しかし、一撃を入れられた大鬼に特にダメージは見当たらなかった。

「Qちゃん･･･お願い！」

「キュー！」と言って炎を吐くが、小狐の火力では

またもや！大鬼にダメージを与える事が出来なかった。

「分厚い！筋肉のせいで、ダメージが与えられない！どうすれば･･･」

もしここに妖怪退治棒ー！が、あったとしても･･･ダメージを与えられるかは、分からない！

何か策は･･･と考えながら小鬼達の攻撃を交わしていると！

いきなり！大鬼が、小鬼達を踏み潰しながら･･･突進して来た！

「やばい！！！」

小鬼を避ける為！ジャンプしたのが、あだとなり！大鬼に突進をまともに喰らってしまった！

佳は、吹き飛ばされ！後ろの壁にぶち当たると･･･

「ガ‥ッハァ･･･！！！」

肺の中の空気が全て、吐き出される感覚と共に地面に崩れ落ちた･･･

Qが･･･急いで佳を起こそうとするが、意識がなく！
Qが、焦っていると･･･

「キュー！キュー･･･キュー！キュー」

大鬼と小鬼達が、不敵な笑みを浮かべながら！

ゆっくりと近づいて来た！

「キュー！キュー！！！キューーー！！！」

必死のQの叫びとは、虚しく！

佳が、意識を取り戻す事はなかった。

そして･･･

鬼達のが、佳のすぐ側までやって来ると！

大鬼の拳が振り上げられ

ダメだと思った！その時･･･

ブォォワァンｯ！！！

鬼達が、青い炎に包まれた！！！

「ギャー！！！ギャ‥ガー！！！」

「遅れてすまない･･･主人殿！！！」

花子さんとクラマが、現れた！

「佳！大丈夫！！！」

花子さんの心配する声と･･･

「こちらは、任せた！
あやつは私が、何とかする！！！」

そう言って、クラマは燃え盛る炎へと突っ込んで行った！

「佳くん！佳くん！大丈夫･･･！？」

「キュー！」