お化けの花子さんは、普通の女の子でした。

花子さんの秘密

「クサッ！！！お爺さん起きてー。」

鏡じじいが起きると・・・

佳は、お願いをした。

「ねぇー･･･クサッ、お願いだから花子さんを解放してあげて！」

「ふさけるな！誰が、お前の言うことなんか聞いてやるか！！！」

「あっそ。」

すると！佳は、バットを持ち上げると･･･

「ち、ちょっと！佳くん待って！！！」

花子さんに止められた。

「だって。言う事、聞かないなら･･･
聞くようにするしかないじゃん。」

「ちょっと！佳くん　怖いから、その殺人鬼みたいな顔やめて！」

「あっ！ごめん。
つい！」テヘッ！

「鏡じじいも言う事、聞いて！
殺されちゃうよ！！！
死んだら終わりなんだから。」

「それ、俺達が言うのか！？
まぁ、いい！！！
なら解放してやる、！！！」

「やったー！話せば、分かるじゃん。」

「しかし、解放してやってもいいが･･･
お前！１発、殴らせろ！！！」

「えっ！普通にやだよ。」

「なら！花子を解放してや、ヘブシッ！」

佳は、とりあえずフルスイングした。

「ガタガタうるせーよ！早く解放しろ！」

すると・・・

ようやく！鏡じじいは、花子さんを解放してくれた。

「良かったね！花子さん」

「えっ！？あっ･･･うん。」

それから鏡じじいの事も解放してあげると！

鏡の世界に帰してくれ！　と、言われたが･･･

「鏡が無いから無理だよ！
来週になるまで、適当に隠れてて。」

そう言うと鏡じじいは、怒っていたが･･･

襲っては、来なかった。

何でも鏡じじいは、自分の世界では最強だかこちらの世界に、来てしまうとそうでもないらしい。

そうして、僕が帰ろうとすると･･･

花子さんが校庭まで！送ってくれた。

そして、花子さんと別れようとした時！

花子さんが、頭を抱えて苦しみ出した！

「どうしたの？花子さん！大丈夫？？？」

「頭に･･･何か・・・流れてくる！
こ、これは！
私！！！」

「どうしたの？」

花子さんが、落ち着いてから事情を聞くと！

花子さんの隠された記憶が、蘇ったらしい。

それは、花子さんの封印された！

体の事だった。

「えっ！て！　事は、花子さん！
普通の人に戻れるの？」

「そうみたい。」

「へぇ～･･･」

「佳くん！嬉しくないの？」

「いや！嬉しいのは嬉しいんだけど･･･
何だか、勿体無いような気がして！」

「勿体無い？」

「うん。
だって、花子さん可愛いじゃん。
お化け！なら、年を取らないし･･･
ずっと！可愛いままじゃん！！！」

花子さんは、少し顔を赤くしたが･･･

「でも、私は佳くんと同じ時間を生きたいと思ってるのよ。」

「そっか！そうだよね。
じゃー！明日かは、妖怪退治と花子さんの体探しを頑張ろう！」

「うん、お願いするわ。」

そうして・・・

僕は、家に帰り。