23 / 26
第23話 坑道ダンジョン
しおりを挟む
悩みに悩んだ結果、わたしは勝負を受けることにした。
勝つ自信もあったし、いろいろ言われっぱなしも悔しい。それに万能薬の材料になるアイテムというのも気になった。
錬金術師として、そういうレアな材料は知っておきたし、集めておきたい。
「分かりました。では、そのダンジョンを教えてください」
「ダンジョンの名だけ教えます。そこからが勝負ですわよ」
ニヤリと笑うエーデルワイス。むぅ、なんだか意地悪な感じ。でも、きっと大丈夫。こっちにはイベリスもいるし、マーガレットもいる。頼れる味方が多いのだから。
「言ってください」
「ポインセチア帝国の反対側、南西にある『坑道ダンジョン』ですわ。その奥に“女神の泉”という奇跡をもたらすと呼ばれている泉があるのです。そこにレアアイテムが眠っているのだとか」
結構詳しく教えてくれるんだ。へえ、そんなダンジョンがあるなんて知らなかった。坑道ということは……地下通路。人工に掘られた洞窟みたいなところかな。主なイメージは炭鉱かな。
そういう場所は、わたしは一度も踏み入れたことがない。どんなモンスターが生息するかも知らない。心配だけど、もうがんばるしかないっ。
「そこへ向かい、アイテムを入手した方が勝ちでいいのですよね?」
「その通り……というわけで、勝負開始!!」
くるりと踵を返すエーデルワイス。
腰まで伸びる長い髪を激しく揺らし、彼女は風のように去っていく。ちょ……え! ウソでしょ!! なんて素早さなの。あれでは追いかけるのは無理ね。
南西とか言っていたけど、どのあたりなのだろう。
困っているとイベリスがアドバイスをくれた。
「大丈夫ですよ、アザレアさん。坑道ダンジョンの道は私が知っていますから」
「さすがイベリスさん! 頼れるぅ!」
「いえいえ、私はほとんどのダンジョンを網羅していますからね。優秀で有能な近衛兵とよく歩き回っていたんですよ」
「そうなのですね! では、急いで向かいましょう。このままではエーデルワイスさんに先を越されちゃいます!」
「もちろん。ですが、歩いて行くと大変なので、マーガレットさんの力をお借りしましょう」
どうやら、マーガレットの転移魔法に『坑道ダンジョン』の記録があるようだった。うわ、なんという偶然! これなら一瞬でダンジョン前に飛べる。
「まさかマーガレットさんが転移先を持っていたなんて!」
「えへへ、実は以前のパーティに加入していた時に行ったことがあったんです。その時は少しモンスターを狩って回った程度ですけどね」
坑道にはレアなアイテムが落ちていたりするらしい。そうだよね、そういう洞窟みたいなところって珍しい鉱石とかるっぽいし。ああ、そういえば武器や防具を精錬するアイテムもあるんだとか。
例えば『エクサニウム』。これを鍛冶屋に持ち込んで、ブラックスミスに頼むと武器を強化してもらえるらしい。失敗もあるけど、強くなればその分、武器の火力が大幅にアップするんだとか。防具だったら防御力が上がってモンスターから受けるダメージが軽減されると聞いた。
凄いなぁ、そういうアイテムもあるんだ。
「お願いできますか、マーガレットさん!」
「ええ、もちろんですよ~! アザレア様のためなら、全力でお支えします」
ディメンションポータルを展開してくれるマーガレットさん。お店の中に光の柱が現れた。そこへ飛び込めば一瞬で転移される。
わたしは強い心を持って飛び込んだ。
◆
光が晴れると、そこは大きな洞窟の前だった。
背丈の何倍もある大穴。そこから風がヒューヒュー吹いて、ちょっと不気味に感じた。これが坑道ダンジョン。岩がゴツゴツしているのかと思ったけど、かなり整備されていて、ちょっとした迷宮みたいに見えた。
吟味していると、イベリスもマーガレットも到着。
「今回、ゼフィはお店に待機させました」
「そうなのですね?」
「ゼフィは最近、魔力を使い過ぎましたからね」
よく分からないけど、そういことなら仕方ない。無理はさせられないし、今回は三人で向かう。
ダンジョン内へ歩いていくと、人の気配はまったく感じなかった。今のところ、エーデルワイスがいるような雰囲気はない。……ということは一番乗り?
それとも、もう先に行っているのかな。
向こうも転移魔法で移動している可能性がある。だとすれば結構距離を稼がれているかも。
「気を付けてください、アザレアさん。この坑道ダンジョンのモンスター、結構強いですから」
前を歩くイベリスがそう言った。
「ほ、本当ですか……?」
「そのうち現れるでしょうけど、このダンジョンにしか生息しないモンスターがいますからね」
珍しく剣を構えるイベリス。あ、武器あったんだ。わたしも何か武器が欲しいところ。今のところ爆弾ポーションしかないし!
嘆いているとマーガレットがわたしの肩を叩いた。
「大丈夫です、アザレア様。わたくしが詳しいですから!」
「そうでしたね。どんな、モンスターがいるんです?」
「えっとですね、この近辺では『スライムワーカー』ですね」
「ス、スライムワーカー?」
「ええ! 工事帽子をかぶった変わったスライムなんです。しかも“つるはし”も背負っていて、なんかちょっと可愛いんです」
えぇ~、そんなスライムがいるのぉ!?
なんだか信じられないというか、まったくイメージが沸かない。確かに、故郷ではたまに工事をしているオジさんとか見かけたけど。あれをスライムにした感じなのかな。
う~ん、ダメ。変な怪物しか思い浮かばない。
整備された通路を進むと、なにか見えてきた。
「おっと、噂をすればなんとやら。スライムワーカーのおでましです!」
イベリスが足を止めた。少し先にはポヨポヨと飛び跳ねるスライムの姿。色はなんだか肌色に近いような感じ。マーガレットの言うとおり、頭には工事帽子をかぶっていて……背中には本当に“つるはし”を背負っていた。
え……なんか顔がオジさんだ。
なにこのスライムー!!
顔もついているとか聞いてないしっ。
「戦闘開始ですね……!」
「アザレアさん、私がスライムワーカーを引き付けます。なので、タイミング見計らって爆弾ポーションを投げたりしてください。それとマーガレットさんも聖属性魔法で攻撃を」
そういえば、マーガレットは聖属性魔法が使えるんだった。まだ見たことなかった気がする。あ、でも以前にオークダンジョンで撃っていたかも。見ている暇がなかったから、今回は間近で見れるかな。
ワクワクしていると、イベリスがスライムワーカーの攻撃を受けていた。
な、なんて素早いの!
しかも、腕もないのに“つるはし”を器用に使って攻撃していた。あんなクルクルを回転して攻撃するんだ。
「距離を取りますね!」
「ええ、お二人は私が守ります。――くっ! この物理攻撃、なかなか重いです。アザレアさん、援護を!」
あのイベリスが反撃できないほど!? そ、そんな……そこまで強いなんて思わなかった。わたしは爆弾ポーションを投げて攻撃。
宙を舞い、弧を描くポーションはスライムワーカーに激突。爆発を起こして一撃で倒した。
「……た、倒しちゃった」
「な、なんと! さすがアザレアさんですね!」
「アザレア様、お見事です!!」
二人から褒められ、わたしは照れた。
しかも、ダンジョン配信も自動で始まっていたらしく、そっちも大盛り上がり。いつのまに!
「うおおおお、アザレアさん強い!!」
「神業かよ」
【ナイトのマルコさんから13,000セル】
「坑道ダンジョンとかレベル高いところに入ったな~」
【アコライトのポンポンさんから4,000セル】
「いいね、ダンジョン攻略の参考になる~」
「レアアイテム狙い?」
「あ~、噂の万能アイテムかね」
「スライムワーカーから、たまに武器落ちるよ~」
なるほど、こういう情報も得られるんだ。
勝つ自信もあったし、いろいろ言われっぱなしも悔しい。それに万能薬の材料になるアイテムというのも気になった。
錬金術師として、そういうレアな材料は知っておきたし、集めておきたい。
「分かりました。では、そのダンジョンを教えてください」
「ダンジョンの名だけ教えます。そこからが勝負ですわよ」
ニヤリと笑うエーデルワイス。むぅ、なんだか意地悪な感じ。でも、きっと大丈夫。こっちにはイベリスもいるし、マーガレットもいる。頼れる味方が多いのだから。
「言ってください」
「ポインセチア帝国の反対側、南西にある『坑道ダンジョン』ですわ。その奥に“女神の泉”という奇跡をもたらすと呼ばれている泉があるのです。そこにレアアイテムが眠っているのだとか」
結構詳しく教えてくれるんだ。へえ、そんなダンジョンがあるなんて知らなかった。坑道ということは……地下通路。人工に掘られた洞窟みたいなところかな。主なイメージは炭鉱かな。
そういう場所は、わたしは一度も踏み入れたことがない。どんなモンスターが生息するかも知らない。心配だけど、もうがんばるしかないっ。
「そこへ向かい、アイテムを入手した方が勝ちでいいのですよね?」
「その通り……というわけで、勝負開始!!」
くるりと踵を返すエーデルワイス。
腰まで伸びる長い髪を激しく揺らし、彼女は風のように去っていく。ちょ……え! ウソでしょ!! なんて素早さなの。あれでは追いかけるのは無理ね。
南西とか言っていたけど、どのあたりなのだろう。
困っているとイベリスがアドバイスをくれた。
「大丈夫ですよ、アザレアさん。坑道ダンジョンの道は私が知っていますから」
「さすがイベリスさん! 頼れるぅ!」
「いえいえ、私はほとんどのダンジョンを網羅していますからね。優秀で有能な近衛兵とよく歩き回っていたんですよ」
「そうなのですね! では、急いで向かいましょう。このままではエーデルワイスさんに先を越されちゃいます!」
「もちろん。ですが、歩いて行くと大変なので、マーガレットさんの力をお借りしましょう」
どうやら、マーガレットの転移魔法に『坑道ダンジョン』の記録があるようだった。うわ、なんという偶然! これなら一瞬でダンジョン前に飛べる。
「まさかマーガレットさんが転移先を持っていたなんて!」
「えへへ、実は以前のパーティに加入していた時に行ったことがあったんです。その時は少しモンスターを狩って回った程度ですけどね」
坑道にはレアなアイテムが落ちていたりするらしい。そうだよね、そういう洞窟みたいなところって珍しい鉱石とかるっぽいし。ああ、そういえば武器や防具を精錬するアイテムもあるんだとか。
例えば『エクサニウム』。これを鍛冶屋に持ち込んで、ブラックスミスに頼むと武器を強化してもらえるらしい。失敗もあるけど、強くなればその分、武器の火力が大幅にアップするんだとか。防具だったら防御力が上がってモンスターから受けるダメージが軽減されると聞いた。
凄いなぁ、そういうアイテムもあるんだ。
「お願いできますか、マーガレットさん!」
「ええ、もちろんですよ~! アザレア様のためなら、全力でお支えします」
ディメンションポータルを展開してくれるマーガレットさん。お店の中に光の柱が現れた。そこへ飛び込めば一瞬で転移される。
わたしは強い心を持って飛び込んだ。
◆
光が晴れると、そこは大きな洞窟の前だった。
背丈の何倍もある大穴。そこから風がヒューヒュー吹いて、ちょっと不気味に感じた。これが坑道ダンジョン。岩がゴツゴツしているのかと思ったけど、かなり整備されていて、ちょっとした迷宮みたいに見えた。
吟味していると、イベリスもマーガレットも到着。
「今回、ゼフィはお店に待機させました」
「そうなのですね?」
「ゼフィは最近、魔力を使い過ぎましたからね」
よく分からないけど、そういことなら仕方ない。無理はさせられないし、今回は三人で向かう。
ダンジョン内へ歩いていくと、人の気配はまったく感じなかった。今のところ、エーデルワイスがいるような雰囲気はない。……ということは一番乗り?
それとも、もう先に行っているのかな。
向こうも転移魔法で移動している可能性がある。だとすれば結構距離を稼がれているかも。
「気を付けてください、アザレアさん。この坑道ダンジョンのモンスター、結構強いですから」
前を歩くイベリスがそう言った。
「ほ、本当ですか……?」
「そのうち現れるでしょうけど、このダンジョンにしか生息しないモンスターがいますからね」
珍しく剣を構えるイベリス。あ、武器あったんだ。わたしも何か武器が欲しいところ。今のところ爆弾ポーションしかないし!
嘆いているとマーガレットがわたしの肩を叩いた。
「大丈夫です、アザレア様。わたくしが詳しいですから!」
「そうでしたね。どんな、モンスターがいるんです?」
「えっとですね、この近辺では『スライムワーカー』ですね」
「ス、スライムワーカー?」
「ええ! 工事帽子をかぶった変わったスライムなんです。しかも“つるはし”も背負っていて、なんかちょっと可愛いんです」
えぇ~、そんなスライムがいるのぉ!?
なんだか信じられないというか、まったくイメージが沸かない。確かに、故郷ではたまに工事をしているオジさんとか見かけたけど。あれをスライムにした感じなのかな。
う~ん、ダメ。変な怪物しか思い浮かばない。
整備された通路を進むと、なにか見えてきた。
「おっと、噂をすればなんとやら。スライムワーカーのおでましです!」
イベリスが足を止めた。少し先にはポヨポヨと飛び跳ねるスライムの姿。色はなんだか肌色に近いような感じ。マーガレットの言うとおり、頭には工事帽子をかぶっていて……背中には本当に“つるはし”を背負っていた。
え……なんか顔がオジさんだ。
なにこのスライムー!!
顔もついているとか聞いてないしっ。
「戦闘開始ですね……!」
「アザレアさん、私がスライムワーカーを引き付けます。なので、タイミング見計らって爆弾ポーションを投げたりしてください。それとマーガレットさんも聖属性魔法で攻撃を」
そういえば、マーガレットは聖属性魔法が使えるんだった。まだ見たことなかった気がする。あ、でも以前にオークダンジョンで撃っていたかも。見ている暇がなかったから、今回は間近で見れるかな。
ワクワクしていると、イベリスがスライムワーカーの攻撃を受けていた。
な、なんて素早いの!
しかも、腕もないのに“つるはし”を器用に使って攻撃していた。あんなクルクルを回転して攻撃するんだ。
「距離を取りますね!」
「ええ、お二人は私が守ります。――くっ! この物理攻撃、なかなか重いです。アザレアさん、援護を!」
あのイベリスが反撃できないほど!? そ、そんな……そこまで強いなんて思わなかった。わたしは爆弾ポーションを投げて攻撃。
宙を舞い、弧を描くポーションはスライムワーカーに激突。爆発を起こして一撃で倒した。
「……た、倒しちゃった」
「な、なんと! さすがアザレアさんですね!」
「アザレア様、お見事です!!」
二人から褒められ、わたしは照れた。
しかも、ダンジョン配信も自動で始まっていたらしく、そっちも大盛り上がり。いつのまに!
「うおおおお、アザレアさん強い!!」
「神業かよ」
【ナイトのマルコさんから13,000セル】
「坑道ダンジョンとかレベル高いところに入ったな~」
【アコライトのポンポンさんから4,000セル】
「いいね、ダンジョン攻略の参考になる~」
「レアアイテム狙い?」
「あ~、噂の万能アイテムかね」
「スライムワーカーから、たまに武器落ちるよ~」
なるほど、こういう情報も得られるんだ。
0
お気に入りに追加
633
あなたにおすすめの小説
転生令息は攻略拒否!?~前世の記憶持ってます!~
深郷由希菜
ファンタジー
前世の記憶持ちの令息、ジョーン・マレットスは悩んでいた。
ここの世界は、前世で妹がやっていたR15のゲームで、自分が攻略対象の貴族であることを知っている。
それはまだいいが、攻略されることに抵抗のある『ある理由』があって・・・?!
(追記.2018.06.24)
物語を書く上で、特に知識不足なところはネットで調べて書いております。
もし違っていた場合は修正しますので、遠慮なくお伝えください。
(追記2018.07.02)
お気に入り400超え、驚きで声が出なくなっています。
どんどん上がる順位に不審者になりそうで怖いです。
(追記2018.07.24)
お気に入りが最高634まできましたが、600超えた今も嬉しく思います。
今更ですが1日1エピソードは書きたいと思ってますが、かなりマイペースで進行しています。
ちなみに不審者は通り越しました。
(追記2018.07.26)
完結しました。要らないとタイトルに書いておきながらかなり使っていたので、サブタイトルを要りませんから持ってます、に変更しました。
お気に入りしてくださった方、見てくださった方、ありがとうございました!
薬屋の少女と迷子の精霊〜私にだけ見える精霊は最強のパートナーです〜
蒼井美紗
ファンタジー
孤児院で代わり映えのない毎日を過ごしていたレイラの下に、突如飛び込んできたのが精霊であるフェリスだった。人間は精霊を見ることも話すこともできないのに、レイラには何故かフェリスのことが見え、二人はすぐに意気投合して仲良くなる。
レイラが働く薬屋の店主、ヴァレリアにもフェリスのことは秘密にしていたが、レイラの危機にフェリスが力を行使したことでその存在がバレてしまい……
精霊が見えるという特殊能力を持った少女と、そんなレイラのことが大好きなちょっと訳あり迷子の精霊が送る、薬屋での異世界お仕事ファンタジーです。
※小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
【完結】拾ったおじさんが何やら普通ではありませんでした…
三園 七詩
ファンタジー
カノンは祖母と食堂を切り盛りする普通の女の子…そんなカノンがいつものように店を閉めようとすると…物音が…そこには倒れている人が…拾った人はおじさんだった…それもかなりのイケおじだった!
次の話(グレイ視点)にて完結になります。
お読みいただきありがとうございました。
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。
闇の錬金術師と三毛猫 ~全種類のポーションが製造可能になったので猫と共にお店でスローライフします~
桜井正宗
ファンタジー
Cランクの平凡な錬金術師・カイリは、宮廷錬金術師に憧れていた。
技術を磨くために大手ギルドに所属。
半年経つとギルドマスターから追放を言い渡された。
理由は、ポーションがまずくて回復力がないからだった。
孤独になったカイリは絶望の中で三毛猫・ヴァルハラと出会う。人語を話す不思議な猫だった。力を与えられ闇の錬金術師に生まれ変わった。
全種類のポーションが製造可能になってしまったのだ。
その力を活かしてお店を開くと、最高のポーションだと国中に広まった。ポーションは飛ぶように売れ、いつの間にかお金持ちに……!
その噂を聞きつけた元ギルドも、もう一度やり直さないかとやって来るが――もう遅かった。
カイリは様々なポーションを製造して成り上がっていくのだった。
三毛猫と共に人生の勝ち組へ...!
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる