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【158】 大賢者の忠告
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イルミネイトに戻って、ルナと共に客室へ。その手前で俺は足を止めた。椅子に座っている人物の顔を見て、まごまごしてしまう。
白髪ともっさりとした顎鬚を蓄えたご老人。その服装は『賢者』のようで荘厳。月と太陽の模様が刻まれていた。
星と見紛う碧い瞳は、色濃く俺を見据える。このヒトとは、一度会った事があった。この【帝国・レッドムーン】に入国したばかりの――あの時。
ミーティアが話しかけられていたっけな。
「貴方は……」
「初めまして――ではないね、カイトくん。私は、大賢者などと呼ばれている『パラディ・アプレミディ』という爺さんだよ」
「で、伝説の大賢者ではないですか。お会いできて光栄です……。と、言っても一度会っていますね」
「あぁ、そう畏まらんでもいい。気軽に話そうではないか、のう、姫様」
アプレミディ卿から視線を向けられるルナは、毅然とした態度で大賢者を見つめていた。何やら警戒しているような気がしないでもない。
「アプレミディ卿、ミーティアちゃんの事でお話があるのでは」
睨んでもいないのに、厭な威圧感を覚えた。なんだ、この空気の重さ……息苦しさ。額に少し汗が滲む。
「うむ。それなのだがね、カイトくん。キミは、今後もシャロウと戦い続けるのかね? それとも、この帝国で腰を据えて商売を続けていくのか」
なぜそんな質問を。
けれど、俺の腹は決まっていた。
「両方ですよ。シャロウは、俺とルナを狙っているのですから、向かってくる以上は抗い続けます。商売は当然、皆を食わせていかなければいけませんし、俺の人生ですから。これからも困っている冒険者達をレベル売買で笑顔にしていきたいですね。それと、何れは国の発展の為に尽力したいとも考えています」
そう答えると、彼は――
「ダハハハハハハハ……!」
と、豪快に笑った。
「……え」
「いやいや、すまない。馬鹿にしたワケではない。いや寧ろ、あまりに予想通りの答えだったのでな。君のそれはまるで豪商の思考だ。面白いぞ、カイトくん」
まだ笑っているし。
大粒の涙が目尻に……やっぱり、馬鹿にしてないか、この爺さん! ちょっとムッとしていると、察したアプレミディ卿は、ポンと手を叩く。
「――まあ、とにかくだ。キミにはまだ開花していない潜在能力があるのだよ。だが、すぐに引き出せるモノでもなくてね、追々にしよう。今は、ミーティアの件だ」
「ミーティアがどうかしたのですか」
「うむ。彼女には『ダークエルフ』の血が流れておる。この帝国にいる七つの貴族の内の『クラールハイト家』であるが――ブラック卿の養子。これはもう周知の通り」
「ええ」
「では、エルフとダークエルフの国は、何処にあるかな」
「え……」
それは……何処だっけ。俺はエルフについては、深く考えた事が無かった。帝国・レッドムーンも、共和国・ブルームーンも、あの中立国・サテライトにもエルフは有り触れた存在だった。
でも彼、彼女たちにも出身地がある。
それは……どこだ?
「アヴァロンでしょう」
ルナが答えた。
ちょっと声が低いので、微妙に怒っているような気がしないでもない。この感じ、まるでミーティアを庇うような、そんな空気をルナから感じた。
「そうだ。姫様の仰るその【アヴァロン】こそがエルフの国であり、島なのだよ。だが、夢幻と呼ばれている幻の島でな。エルフ達しかその場所は知らん」
「それとミーティアに何の関係が?」
「あるとも。今回のオービット戦争で大人数のダークエルフが投入されたと聞いた。あの中立国・サテライトが彼等を使い、戦地に送り出したという。今のアヴァロンは、ダークエルフが虐げられているようでね。彼らは生まれつき高レベルだから、その能力が高いのだよ。だが、純粋なエルフはもっと強い。
ダークエルフの秘術は『クエスト』の根幹ともなっている。今、シャロウのギルドマスター・アトモスフィアは、彼等を利用しつつも、共和国勝利の為に、そして、中立国・サテライトを我が物にしようと企んでいるのだ。最近、中立国の動きが不穏なのも、シャロウが噛んでいるからだという」
……シャロウ、どこに居ても厄介な連中だ。
「そんなわけでな、一度時間のある時でよい。『クラールハイト家』と『ファルベ家』について調べてみるがいい」
――――。
ミーティアの家がクラールハイト家。
あのシャロウ所属のエルフ、コレリックの家がファルベ。
ファルベ家は、ミーティアを罠に嵌めて『二億セル』の借金を背負わせたという。アプレミディ卿の口ぶりからして――それだけでは無いのかも。
「分かりました。ミーティアについて……後は自分で調べたいと思います」
大賢者が立ち上がる。
もう用は済んだらしい。
「伝える事は伝えた。これ以上、邪魔すると姫様が私を山に捨てかねん。お暇させて戴くよ」
なんてジョーダンを交えて、アプレミディ卿は玄関へ向かっていく。俺とルナも送り迎えに。
「ではな、カイトくん」
――卿は、俺を優しく見つめた。
――なんだろう。懐かしい眼差しを感じたような。
そうして大賢者は去った。
「……」
しばらく沈黙していると、ルナが。
「……ふぅ」
と、なんだか溜息を深く吐いた。
「ルナ?」
「…………力が入りすぎてしまいました」
え、まさか、緊張していたのか?
そうなのか?
変に余所余所しい感じではあったけれど。
まさかな。
白髪ともっさりとした顎鬚を蓄えたご老人。その服装は『賢者』のようで荘厳。月と太陽の模様が刻まれていた。
星と見紛う碧い瞳は、色濃く俺を見据える。このヒトとは、一度会った事があった。この【帝国・レッドムーン】に入国したばかりの――あの時。
ミーティアが話しかけられていたっけな。
「貴方は……」
「初めまして――ではないね、カイトくん。私は、大賢者などと呼ばれている『パラディ・アプレミディ』という爺さんだよ」
「で、伝説の大賢者ではないですか。お会いできて光栄です……。と、言っても一度会っていますね」
「あぁ、そう畏まらんでもいい。気軽に話そうではないか、のう、姫様」
アプレミディ卿から視線を向けられるルナは、毅然とした態度で大賢者を見つめていた。何やら警戒しているような気がしないでもない。
「アプレミディ卿、ミーティアちゃんの事でお話があるのでは」
睨んでもいないのに、厭な威圧感を覚えた。なんだ、この空気の重さ……息苦しさ。額に少し汗が滲む。
「うむ。それなのだがね、カイトくん。キミは、今後もシャロウと戦い続けるのかね? それとも、この帝国で腰を据えて商売を続けていくのか」
なぜそんな質問を。
けれど、俺の腹は決まっていた。
「両方ですよ。シャロウは、俺とルナを狙っているのですから、向かってくる以上は抗い続けます。商売は当然、皆を食わせていかなければいけませんし、俺の人生ですから。これからも困っている冒険者達をレベル売買で笑顔にしていきたいですね。それと、何れは国の発展の為に尽力したいとも考えています」
そう答えると、彼は――
「ダハハハハハハハ……!」
と、豪快に笑った。
「……え」
「いやいや、すまない。馬鹿にしたワケではない。いや寧ろ、あまりに予想通りの答えだったのでな。君のそれはまるで豪商の思考だ。面白いぞ、カイトくん」
まだ笑っているし。
大粒の涙が目尻に……やっぱり、馬鹿にしてないか、この爺さん! ちょっとムッとしていると、察したアプレミディ卿は、ポンと手を叩く。
「――まあ、とにかくだ。キミにはまだ開花していない潜在能力があるのだよ。だが、すぐに引き出せるモノでもなくてね、追々にしよう。今は、ミーティアの件だ」
「ミーティアがどうかしたのですか」
「うむ。彼女には『ダークエルフ』の血が流れておる。この帝国にいる七つの貴族の内の『クラールハイト家』であるが――ブラック卿の養子。これはもう周知の通り」
「ええ」
「では、エルフとダークエルフの国は、何処にあるかな」
「え……」
それは……何処だっけ。俺はエルフについては、深く考えた事が無かった。帝国・レッドムーンも、共和国・ブルームーンも、あの中立国・サテライトにもエルフは有り触れた存在だった。
でも彼、彼女たちにも出身地がある。
それは……どこだ?
「アヴァロンでしょう」
ルナが答えた。
ちょっと声が低いので、微妙に怒っているような気がしないでもない。この感じ、まるでミーティアを庇うような、そんな空気をルナから感じた。
「そうだ。姫様の仰るその【アヴァロン】こそがエルフの国であり、島なのだよ。だが、夢幻と呼ばれている幻の島でな。エルフ達しかその場所は知らん」
「それとミーティアに何の関係が?」
「あるとも。今回のオービット戦争で大人数のダークエルフが投入されたと聞いた。あの中立国・サテライトが彼等を使い、戦地に送り出したという。今のアヴァロンは、ダークエルフが虐げられているようでね。彼らは生まれつき高レベルだから、その能力が高いのだよ。だが、純粋なエルフはもっと強い。
ダークエルフの秘術は『クエスト』の根幹ともなっている。今、シャロウのギルドマスター・アトモスフィアは、彼等を利用しつつも、共和国勝利の為に、そして、中立国・サテライトを我が物にしようと企んでいるのだ。最近、中立国の動きが不穏なのも、シャロウが噛んでいるからだという」
……シャロウ、どこに居ても厄介な連中だ。
「そんなわけでな、一度時間のある時でよい。『クラールハイト家』と『ファルベ家』について調べてみるがいい」
――――。
ミーティアの家がクラールハイト家。
あのシャロウ所属のエルフ、コレリックの家がファルベ。
ファルベ家は、ミーティアを罠に嵌めて『二億セル』の借金を背負わせたという。アプレミディ卿の口ぶりからして――それだけでは無いのかも。
「分かりました。ミーティアについて……後は自分で調べたいと思います」
大賢者が立ち上がる。
もう用は済んだらしい。
「伝える事は伝えた。これ以上、邪魔すると姫様が私を山に捨てかねん。お暇させて戴くよ」
なんてジョーダンを交えて、アプレミディ卿は玄関へ向かっていく。俺とルナも送り迎えに。
「ではな、カイトくん」
――卿は、俺を優しく見つめた。
――なんだろう。懐かしい眼差しを感じたような。
そうして大賢者は去った。
「……」
しばらく沈黙していると、ルナが。
「……ふぅ」
と、なんだか溜息を深く吐いた。
「ルナ?」
「…………力が入りすぎてしまいました」
え、まさか、緊張していたのか?
そうなのか?
変に余所余所しい感じではあったけれど。
まさかな。
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