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第115話 深淵のボースハイト
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飯も風呂も済ませて、就寝――とはいかないのが俺である。家をこっそり抜け出して『ダークウォール』の上で過ごすのが日課になっていた。
「今日は星雲か」
夜空には、赤紫の散光星雲が咲き誇っていた。
そんな最高の景色の下でまったりしていると、
「ユメ」
「よ、先生。来ると思っていたよ」
これまた最近の日課。
ここはそう、イドーラ先生と俺だけの空間にもなっていた。国のことや世界のこと、たまに俺や先生のことを話し合っていた。
今日も先生は美人で、いつもの衣装に身を包んでいた。
「ええ、ユメとの会話はとても楽しいですから。唯一の楽しみかも」
「おいおい、先生それは言い過ぎじゃないか~」
「だって、ユメと二人きりになれるんですよ。ちゅ~だってしていいわけですよね」
と、先生はちゅ~と向かってきたが、俺は緊急回避っ。
「おっと、あぶねぇ」
「なぜしてくれないのです~。わたしは構いませんのに」
いや、そりゃ嬉しいけど……先生は美人だし、権力もあるし、慕っている者も多いから恐れ多いと言うか。それをしたら『闇の覇国』にいる先生のファンたちにボコボコにされそうな気がして、無理だった。
「俺の命が危ないですよ」
「でしたら、わたしが守ります。ですので……ほら」
柔らかそうな桜色の唇を無防備に突き出してくる先生。
……な、なんて魅力的。い、いや、いかん。惑わされるな俺。
「拒否権を行使する」
「…………つれないのですね。では、脱ぎます」
「脱ぐなー!!」
「では、ユメはどうしたら、わたしに振り向いてくれるのです」
「えぇ……そりゃ、先生の気持ちは嬉しいけどさ」
「なにか懸念が?」
「闇の覇国」
「あ~…、そういう事情でしたか。気になさらなくても良いのに。でもそうですね、わたしのキスを奪えば、ファンが黙ってはいないでしょう。皆さん血眼になって、ユメを地獄の果てまで追い、殺すでしょうね」
気にするわ! てか、サラリと怖いわっ!!
「でも、わたしが止めます。だって、先生は常にユメの味方ですからね」
「先生……」
イドーラ先生は、俺の頬に触れて――顔を近づけてきた。
…………すごい、こんな美人で、みんなの憧れが俺のモノに――――。
だが、
唇が重なる寸前で、先生はどこかに手を向けて、
『――――――ボースハイト』
それを撃ち放った。
とんでもねぇ『深淵』が塊となって、ダークウォールの外へ。
そして、
闇が大爆発し、これまたとんでもねぇ衝撃波が壁を揺らした。
「んなっ……先生、壁外とはいえ、なにするんだよ! みんなが寝てるんだぞ。近所迷惑になっちまうよ」
「非常に残念ですが、わたしたちを盗み見ていた者がいましたので」
「え……それマジ。くそおおおおおおお、もうすぐで先生とキスできたのに!!! 誰だよ、邪魔した野郎は!!」
「あら、やっぱりキスしたかったのですね、ユメ」
「あたりまえじゃないかっ!!」
「ユメ~~~!」
嬉しかったのか、先生は抱きついてきた。
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
これでも十分、最高だっ……生きていて良かったぁ。
「でも、やっぱりキスの恨みはある。誰なんだよ!!」
『………………くっ、なんて威力のスキルだ。そこの魔女、何者だ……。おかげでかなりのダメージを負った……だが、その甲斐はあったぞ』
「何者だ、てめぇ!」
『……フフフフ、まだ分からないのか。私はサンライズのメンバーだ。お前を失墜させるためには手段は厭わないということだ。そして、お前の最高のスキャンダルを手に入れた。この写真を見よ』
突然現れた邪魔者は、写真を見せつけて来た。
「げ……俺と先生のキス寸前のシーンが!!」
『そうだ。写真を国中にバラまいてやる……! その瞬間、お前の仲間はどう思うだろうなァ! これでユメ、貴様は終わりだ。お前の目の前から、仲間たちは消え去るのだ。フフフフ、フハハハハハハハハハハハハハハ!!!』
敵の気配が一気に消えた。
逃げやがった……! 早すぎて追えない!!
「先生……」
「ごめんなさい。わたしのせいです。責任は取ります……どうぞ」
「どうぞ!?」
「ええ、わたしの身体を好きにしてください。さあ、このタイツを激しくビリビリ破ってくださっていいのですよ」
「んな事できるかっ!!」
「残念です……。でもいいのですか、写真」
「そうだよ、このままじゃ俺、フォースたちに殺されるなぁ」
「それにしては、安穏としておりますね」
「まあね。ま、正直、あの程度でみんなが動じるわけねーし」
「なるほど、どんな事があろうとも揺るぎない信頼関係なのですね。それはわたしも同じですけどね。……分かりました。写真はバラ撒かれてしまうでしょうけれど、わたしにお任せを。認識障害の魔法を掛けておきますから」
「驚いた。そんな事できるのか、先生」
「わたしくらいになると、それくらい容易いのです。報酬はちゅ~でいいですよ」
「考えておく」
「おお……! とっても、やる気が出ました!」
先生はいつになく目を輝かせていた。なんだか、可愛いなこの人。
「じゃ、先生、おやすみ」
「おやすみなさい、良い夢を」
「今日は星雲か」
夜空には、赤紫の散光星雲が咲き誇っていた。
そんな最高の景色の下でまったりしていると、
「ユメ」
「よ、先生。来ると思っていたよ」
これまた最近の日課。
ここはそう、イドーラ先生と俺だけの空間にもなっていた。国のことや世界のこと、たまに俺や先生のことを話し合っていた。
今日も先生は美人で、いつもの衣装に身を包んでいた。
「ええ、ユメとの会話はとても楽しいですから。唯一の楽しみかも」
「おいおい、先生それは言い過ぎじゃないか~」
「だって、ユメと二人きりになれるんですよ。ちゅ~だってしていいわけですよね」
と、先生はちゅ~と向かってきたが、俺は緊急回避っ。
「おっと、あぶねぇ」
「なぜしてくれないのです~。わたしは構いませんのに」
いや、そりゃ嬉しいけど……先生は美人だし、権力もあるし、慕っている者も多いから恐れ多いと言うか。それをしたら『闇の覇国』にいる先生のファンたちにボコボコにされそうな気がして、無理だった。
「俺の命が危ないですよ」
「でしたら、わたしが守ります。ですので……ほら」
柔らかそうな桜色の唇を無防備に突き出してくる先生。
……な、なんて魅力的。い、いや、いかん。惑わされるな俺。
「拒否権を行使する」
「…………つれないのですね。では、脱ぎます」
「脱ぐなー!!」
「では、ユメはどうしたら、わたしに振り向いてくれるのです」
「えぇ……そりゃ、先生の気持ちは嬉しいけどさ」
「なにか懸念が?」
「闇の覇国」
「あ~…、そういう事情でしたか。気になさらなくても良いのに。でもそうですね、わたしのキスを奪えば、ファンが黙ってはいないでしょう。皆さん血眼になって、ユメを地獄の果てまで追い、殺すでしょうね」
気にするわ! てか、サラリと怖いわっ!!
「でも、わたしが止めます。だって、先生は常にユメの味方ですからね」
「先生……」
イドーラ先生は、俺の頬に触れて――顔を近づけてきた。
…………すごい、こんな美人で、みんなの憧れが俺のモノに――――。
だが、
唇が重なる寸前で、先生はどこかに手を向けて、
『――――――ボースハイト』
それを撃ち放った。
とんでもねぇ『深淵』が塊となって、ダークウォールの外へ。
そして、
闇が大爆発し、これまたとんでもねぇ衝撃波が壁を揺らした。
「んなっ……先生、壁外とはいえ、なにするんだよ! みんなが寝てるんだぞ。近所迷惑になっちまうよ」
「非常に残念ですが、わたしたちを盗み見ていた者がいましたので」
「え……それマジ。くそおおおおおおお、もうすぐで先生とキスできたのに!!! 誰だよ、邪魔した野郎は!!」
「あら、やっぱりキスしたかったのですね、ユメ」
「あたりまえじゃないかっ!!」
「ユメ~~~!」
嬉しかったのか、先生は抱きついてきた。
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
これでも十分、最高だっ……生きていて良かったぁ。
「でも、やっぱりキスの恨みはある。誰なんだよ!!」
『………………くっ、なんて威力のスキルだ。そこの魔女、何者だ……。おかげでかなりのダメージを負った……だが、その甲斐はあったぞ』
「何者だ、てめぇ!」
『……フフフフ、まだ分からないのか。私はサンライズのメンバーだ。お前を失墜させるためには手段は厭わないということだ。そして、お前の最高のスキャンダルを手に入れた。この写真を見よ』
突然現れた邪魔者は、写真を見せつけて来た。
「げ……俺と先生のキス寸前のシーンが!!」
『そうだ。写真を国中にバラまいてやる……! その瞬間、お前の仲間はどう思うだろうなァ! これでユメ、貴様は終わりだ。お前の目の前から、仲間たちは消え去るのだ。フフフフ、フハハハハハハハハハハハハハハ!!!』
敵の気配が一気に消えた。
逃げやがった……! 早すぎて追えない!!
「先生……」
「ごめんなさい。わたしのせいです。責任は取ります……どうぞ」
「どうぞ!?」
「ええ、わたしの身体を好きにしてください。さあ、このタイツを激しくビリビリ破ってくださっていいのですよ」
「んな事できるかっ!!」
「残念です……。でもいいのですか、写真」
「そうだよ、このままじゃ俺、フォースたちに殺されるなぁ」
「それにしては、安穏としておりますね」
「まあね。ま、正直、あの程度でみんなが動じるわけねーし」
「なるほど、どんな事があろうとも揺るぎない信頼関係なのですね。それはわたしも同じですけどね。……分かりました。写真はバラ撒かれてしまうでしょうけれど、わたしにお任せを。認識障害の魔法を掛けておきますから」
「驚いた。そんな事できるのか、先生」
「わたしくらいになると、それくらい容易いのです。報酬はちゅ~でいいですよ」
「考えておく」
「おお……! とっても、やる気が出ました!」
先生はいつになく目を輝かせていた。なんだか、可愛いなこの人。
「じゃ、先生、おやすみ」
「おやすみなさい、良い夢を」
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