88 / 177
第88話 自爆攻撃<ディストラクション>
しおりを挟む
【 トラオムダンジョン - 地下15F 】
夢幻騎士たちが攻略できなかった、地下15Fまで来た。
ここから敵が異常に強くなると言っていたっけ。
「みんな、俺から離れるな」
魔法使いに聖女と後衛職の多いこのパーティ、俺がみんなを守るしかない。ネーブルがいれば、もう少し楽だったがまだ本調子じゃないしな。
とにかく。
ここから先はどんなモンスターが出てくるやら未知数、要注意だ。
「む……!」
随分とエンカウントしないと思ったが、微かな気配があった。
「上か!!!」
天井には蝙蝠モンスター『ピピストレッロ』が大量にいた。
「うわ、気色悪ッ!」
赤い蝙蝠が襲い掛かってくる。
なんて飛行速度……これはまずいぞ。
『――――ダークネス・アサルト!!!!』
俺は闇の刃を飛ばし、ピピストレッロを引き裂いた。
『ソウルジェネラス――――!!!!』
更に、俺の取りこぼしたモンスターに対し、フォースがそれを唱えた。あれは、自分のイメージした武器を1~10000まで生成、一斉放射できる心象大魔法。
今回の場合は『ジャベリン』だった。
全てが飛んでいき、敵を貫通、撃破した。
「……よし。なんとか、なりそうだな」
シリウスたちは無理だったが、俺たちは先へ進めそうだ。
そう思った時だった。
『グゥゥゥ――――――!!!!!』
地面からも蝙蝠、ピピストレッロが現れ――
いや、違う。こいつはボスモンスターだ!!!
オーガピピストレッロ……!
丁度、そいつがゼファの足元に!!
「ゼファ!! 逃げ――」
「え…………いあぁぁぁッ」
…………ウソだろ。
ゼファがやられちまった……!
彼女はオーガピピストレッロによって、身体を丸ごと飲み込まれ――死亡判定により、外に戻されたようだ。
「あ~…。守れなかったか」
「大丈夫。ゼファはただパラドックスへ転送されただけ。死んではいない」
「そうだよな」
うん、落ち込む必要はないんだけど……俺もまだまだだな。
ていうか、地面から現れるのはズルいな。
かぁ~…、これで俺とフォースとテスラだけか。厳しいかもな。
「ユメ、ここは私が――!」
張り切っているのか、テスラが魔法を使おうとした――のだが。
オーガピピストレッロの動きはとても素早く、ほぼ一瞬でテスラの前に。
「うそ……」
はえええ……。なんてキモイ動きだ。ありえんだろ。
ほとんど飛行していなかったぞ、アレ。
「テスラ!!」
アビスイグニッションを発動する前には、テスラは喰われた……。
「……げ。嘘だろ。地下15F、地獄すぎだろ……。けど、嘆いている暇はないな……
俺は今の一瞬を利用し、
『アビスイグニッション!!!』
窮極の闇を高めた。
『くらええええええええええッ!!
――――ダーク・ヘルズ・ディメンション!!!!!!!!!』
即時到達したそれは、次元断裂を引き起こし――オーガピピストレッロをバラバラにした。だが、敵はそんな分裂した状態にも関わらず……
『ド~~~~~~~~~~~~~~~~~ンッ!!!!!』
などと、自爆しやがった。
「うわあああああああああッ!!」
「…………!!」
俺はフォースを庇いつつ、距離を取った。
あのボス、自爆までするのかよ。性質わりぃ!!
・
・
・
ボスモンスターは倒したようだ。
最後には自爆したけどな。あそこまでするとは、ちとやりすぎな感もあるが――なるほど、ありゃあ、夢幻騎士たちが攻略できないわけだ。
ゼファとテスラすらやられてしまっていたし。
「フォースよ、難易度あげすぎだ。もうちょい優しくしてくれよ」
「……ご、ごめん」
今、俺とフォースは地べたに座り込んでいた。しばしの休憩だ。
俺はフォースを股の間に座らせ、後ろからギュっとしていた。
「明日にはアップデートしておいてくれ。あのままじゃ、客が減っちまうよ」
「うん。……ゼファとテスラやられちゃったね」
「こんな鬼仕様だとは思わなかったからな、完全に油断していた。でもこれが、ガチダンジョンじゃなくて良かったよ」
「トラオム仕様にしておいて良かった」
俺の手を握るフォースは、不安そうだった。
……今や二人っきりだしな。
……ふーむ。どうしたものか。
難しく考えようとして腕を動かすと、偶然、フォースの胸元に手が触れた。……あ。
「…………っ」
「わ、悪い。体勢を変えようと思ってな」
「……………」
謝っても返答はなかった。
むしろ、フォースは堪えて、耐えているようにも見えた。何に?
「どうしたよ。らしくないな」
「……も、もうがまんできない」
「え」
クルっとこちらを振り向くフォースは、涙目になって向かってくると、唇を重ねてきた。……そっちの我慢できないかいっ。
「……んっぅ……。ユメ、すきぃ……♡」
激しく求めてきた。
突然のことに脳内が大興奮し、俺はフォースの最も可愛いお気に入り部分に触れた。
「いいよっ♡ 今は許してあげる♡ いっぱいいっぱい触って♡ ユメ♡ ユメぇ♡ んっ…………んんっ♡」
普段なら絶対拒絶の部分を、今は寛容に受け入れてくれていた。
嬉しい。めちゃくちゃ嬉しい。
今や、ダンジョン攻略なんてどうでもよくなって、俺はフォースの服を脱がし……貪るようにして、求めた。
・
・
・
「――――いかん。オープン初日の専用ダンジョンで……フォースとスゴイことをやっちまった……」
事態が発覚したら大問題だ!
「いいか、フォース。今回のことは二人だけの秘密だぞ」
「う、うん。口が裂けても言えるわけないよ、こんなこと」
照れながらもフォースはそう言った。
だ、だよな。
「じゃ、じゃあ戻るか……みんなに心配掛けたくないしな」
「そうだね。お風呂も入りたい。戻ろう」
通常、テレポートとワープは不可能だが、フォースにはダンジョンの管理者権限が付与されている為、可能なのだ。
いろいろあったけど、楽しかったなぁ。
俺は特に、フォースの笑顔が見れて大満足だった。
夢幻騎士たちが攻略できなかった、地下15Fまで来た。
ここから敵が異常に強くなると言っていたっけ。
「みんな、俺から離れるな」
魔法使いに聖女と後衛職の多いこのパーティ、俺がみんなを守るしかない。ネーブルがいれば、もう少し楽だったがまだ本調子じゃないしな。
とにかく。
ここから先はどんなモンスターが出てくるやら未知数、要注意だ。
「む……!」
随分とエンカウントしないと思ったが、微かな気配があった。
「上か!!!」
天井には蝙蝠モンスター『ピピストレッロ』が大量にいた。
「うわ、気色悪ッ!」
赤い蝙蝠が襲い掛かってくる。
なんて飛行速度……これはまずいぞ。
『――――ダークネス・アサルト!!!!』
俺は闇の刃を飛ばし、ピピストレッロを引き裂いた。
『ソウルジェネラス――――!!!!』
更に、俺の取りこぼしたモンスターに対し、フォースがそれを唱えた。あれは、自分のイメージした武器を1~10000まで生成、一斉放射できる心象大魔法。
今回の場合は『ジャベリン』だった。
全てが飛んでいき、敵を貫通、撃破した。
「……よし。なんとか、なりそうだな」
シリウスたちは無理だったが、俺たちは先へ進めそうだ。
そう思った時だった。
『グゥゥゥ――――――!!!!!』
地面からも蝙蝠、ピピストレッロが現れ――
いや、違う。こいつはボスモンスターだ!!!
オーガピピストレッロ……!
丁度、そいつがゼファの足元に!!
「ゼファ!! 逃げ――」
「え…………いあぁぁぁッ」
…………ウソだろ。
ゼファがやられちまった……!
彼女はオーガピピストレッロによって、身体を丸ごと飲み込まれ――死亡判定により、外に戻されたようだ。
「あ~…。守れなかったか」
「大丈夫。ゼファはただパラドックスへ転送されただけ。死んではいない」
「そうだよな」
うん、落ち込む必要はないんだけど……俺もまだまだだな。
ていうか、地面から現れるのはズルいな。
かぁ~…、これで俺とフォースとテスラだけか。厳しいかもな。
「ユメ、ここは私が――!」
張り切っているのか、テスラが魔法を使おうとした――のだが。
オーガピピストレッロの動きはとても素早く、ほぼ一瞬でテスラの前に。
「うそ……」
はえええ……。なんてキモイ動きだ。ありえんだろ。
ほとんど飛行していなかったぞ、アレ。
「テスラ!!」
アビスイグニッションを発動する前には、テスラは喰われた……。
「……げ。嘘だろ。地下15F、地獄すぎだろ……。けど、嘆いている暇はないな……
俺は今の一瞬を利用し、
『アビスイグニッション!!!』
窮極の闇を高めた。
『くらええええええええええッ!!
――――ダーク・ヘルズ・ディメンション!!!!!!!!!』
即時到達したそれは、次元断裂を引き起こし――オーガピピストレッロをバラバラにした。だが、敵はそんな分裂した状態にも関わらず……
『ド~~~~~~~~~~~~~~~~~ンッ!!!!!』
などと、自爆しやがった。
「うわあああああああああッ!!」
「…………!!」
俺はフォースを庇いつつ、距離を取った。
あのボス、自爆までするのかよ。性質わりぃ!!
・
・
・
ボスモンスターは倒したようだ。
最後には自爆したけどな。あそこまでするとは、ちとやりすぎな感もあるが――なるほど、ありゃあ、夢幻騎士たちが攻略できないわけだ。
ゼファとテスラすらやられてしまっていたし。
「フォースよ、難易度あげすぎだ。もうちょい優しくしてくれよ」
「……ご、ごめん」
今、俺とフォースは地べたに座り込んでいた。しばしの休憩だ。
俺はフォースを股の間に座らせ、後ろからギュっとしていた。
「明日にはアップデートしておいてくれ。あのままじゃ、客が減っちまうよ」
「うん。……ゼファとテスラやられちゃったね」
「こんな鬼仕様だとは思わなかったからな、完全に油断していた。でもこれが、ガチダンジョンじゃなくて良かったよ」
「トラオム仕様にしておいて良かった」
俺の手を握るフォースは、不安そうだった。
……今や二人っきりだしな。
……ふーむ。どうしたものか。
難しく考えようとして腕を動かすと、偶然、フォースの胸元に手が触れた。……あ。
「…………っ」
「わ、悪い。体勢を変えようと思ってな」
「……………」
謝っても返答はなかった。
むしろ、フォースは堪えて、耐えているようにも見えた。何に?
「どうしたよ。らしくないな」
「……も、もうがまんできない」
「え」
クルっとこちらを振り向くフォースは、涙目になって向かってくると、唇を重ねてきた。……そっちの我慢できないかいっ。
「……んっぅ……。ユメ、すきぃ……♡」
激しく求めてきた。
突然のことに脳内が大興奮し、俺はフォースの最も可愛いお気に入り部分に触れた。
「いいよっ♡ 今は許してあげる♡ いっぱいいっぱい触って♡ ユメ♡ ユメぇ♡ んっ…………んんっ♡」
普段なら絶対拒絶の部分を、今は寛容に受け入れてくれていた。
嬉しい。めちゃくちゃ嬉しい。
今や、ダンジョン攻略なんてどうでもよくなって、俺はフォースの服を脱がし……貪るようにして、求めた。
・
・
・
「――――いかん。オープン初日の専用ダンジョンで……フォースとスゴイことをやっちまった……」
事態が発覚したら大問題だ!
「いいか、フォース。今回のことは二人だけの秘密だぞ」
「う、うん。口が裂けても言えるわけないよ、こんなこと」
照れながらもフォースはそう言った。
だ、だよな。
「じゃ、じゃあ戻るか……みんなに心配掛けたくないしな」
「そうだね。お風呂も入りたい。戻ろう」
通常、テレポートとワープは不可能だが、フォースにはダンジョンの管理者権限が付与されている為、可能なのだ。
いろいろあったけど、楽しかったなぁ。
俺は特に、フォースの笑顔が見れて大満足だった。
0
お気に入りに追加
321
あなたにおすすめの小説
ハズレ職業のテイマーは【強奪】スキルで無双する〜最弱の職業とバカにされたテイマーは魔物のスキルを自分のものにできる最強の職業でした〜
平山和人
ファンタジー
Sランクパーティー【黄金の獅子王】に所属するテイマーのカイトは役立たずを理由にパーティーから追放される。
途方に暮れるカイトであったが、伝説の神獣であるフェンリルと遭遇したことで、テイムした魔物の能力を自分のものに出来る力に目覚める。
さらにカイトは100年に一度しか産まれないゴッドテイマーであることが判明し、フェンリルを始めとする神獣を従える存在となる。
魔物のスキルを吸収しまくってカイトはやがて最強のテイマーとして世界中に名を轟かせていくことになる。
一方、カイトを追放した【黄金の獅子王】はカイトを失ったことで没落の道を歩み、パーティーを解散することになった。
金貨増殖バグが止まらないので、そのまま快適なスローライフを送ります
桜井正宗
ファンタジー
無能の落ちこぼれと認定された『ギルド職員』兼『ぷちドラゴン』使いの『ぷちテイマー』のヘンリーは、職員をクビとなり、国さえも追放されてしまう。
突然、空から女の子が降ってくると、キャッチしきれず女の子を地面へ激突させてしまう。それが聖女との出会いだった。
銀髪の自称聖女から『ギフト』を貰い、ヘンリーは、両手に持てない程の金貨を大量に手に入れた。これで一生遊んで暮らせると思いきや、金貨はどんどん増えていく。増殖が止まらない金貨。どんどん増えていってしまった。
聖女によれば“金貨増殖バグ”だという。幸い、元ギルド職員の権限でアイテムボックス量は無駄に多く持っていたので、そこへ保管しまくった。
大金持ちになったヘンリーは、とりあえず念願だった屋敷を買い……スローライフを始めていく!?
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
最弱テイマーの成り上がり~役立たずテイマーは実は神獣を従える【神獣使い】でした。今更戻ってこいと言われてももう遅い~
平山和人
ファンタジー
Sランクパーティーに所属するテイマーのカイトは使えない役立たずだからと追放される。
さらにパーティーの汚点として高難易度ダンジョンに転移され、魔物にカイトを始末させようとする。
魔物に襲われ絶体絶命のピンチをむかえたカイトは、秘められた【神獣使い】の力を覚醒させる。
神に匹敵する力を持つ神獣と契約することでスキルをゲット。さらにフェンリルと契約し、最強となる。
その一方で、パーティーメンバーたちは、カイトを追放したことで没落の道を歩むことになるのであった。
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる