50 / 177
第50話 神器と最強の雷槍・ビルスキルニル
しおりを挟む
「一秒で私を倒す!? あははは……久しぶりにお腹を抱えて笑いました。無理です。不可能ですよ。なぜなら、私は――――かはっ…………」
ディオネの首と体がお別れした。
俺は、闇スキル『ダーク・ヘルズ・ディメンション』を仕掛けていたのだ。ヤツは完全に油断し、ふたつなって地面に転がった。
「ユメ、倒したの?」
心配そうなトーンでネーブルは、俺の方へ歩み寄ってきた。
「くるな!」
「え……」
「ヤツは死んではいない」
「うそ……」
そう、ヤツは生きていた。凄まじい『業気』を感じられたからだ。
「……よくぞ見破りました。はい、ご覧の通り、私は死にません」
ぐっと身体を起こし、ディオネはそのまま首をくっつけた。……ヤツは不死身か。それとも、命のストックでもあるのか。
「驚いたでしょう? ……ま、一秒でないにしろ、私を一度倒したのは褒めて差し上げましょう。それと、あなたを見直しましたよ。一応、女の身である私を問答無用でバラしたのですからね……。その冷酷無慈悲……大変素晴らしい。それがあなたの闇なのですね。――ああ、なんてご馳走」
そう、自身の身体を抱きしめるディオネは舌舐めずりをし、俺を恍惚とした眼差しで見た。嬉しかねーよ。
「で、ディオネ、あんたのソレはどういう仕掛けだ?」
「さあ? それより、ナイトメアです。私たちは高みの見物と参りましょうか。ねえ、カッシーニ」
「……」
ディオネとカッシーニは、ナイトメアを置いて遠くへ離れた。……くそっ、ディオネを仕留めておきたかったが、まさか死なないとは。
「ナイトメアか。う~ん、相手するの面倒だなぁ。なんか気持ち悪いし」
「ユメ、そんな悠長こと言っている場合じゃないでしょ。アレ、なんとかしないと国が滅ぶんじゃない?」
慌てるネーブルは、ビリビリしながら俺を見た。
焦る気持ちは分かるけどなぁ……だって、あのウネウネとかグロいし。
「じゃ、わたしが何とかしてあげよっか?」
「ほう、ネーブルがな。うーん。じゃ、本気出していいぞ」
「まじで!?」
「リミッター解除を許す」
スキル『ライジン』には制限を掛けていた。
あまりに強すぎるからだ。
飛んで喜ぶネーブルは、フォースに解除を頼んだ。
「フォース、お願い」
「了解した」
――――で。
『バリバリバリバリバリバリバリ――――――!!!!!』
などと、すっげぇ放電した。
空気が震えるくらいのすごい稲妻だ。
そうこうしている間にも、ナイトメアは一瞬で俺の目の前に現れた。なんつー早さ。やべぇ、なんかされそう。
が、すかさずネーブルが強烈な蹴りを入れた。
『――――グッ!!!』
ナイトメアが吹き飛ばされ、倒れるかと思いきや重力に逆らって浮遊した。……おいおい、そんなのアリかよ。そのままヤツは空へ高く飛んだ。飛行も可能なのか!
しかし、飛べるのは何もヤツだけじゃない。
『エレクトリックダッシュ!!!』
ビュンと空を駆けていくネーブルは、瞬く間にヤツに接近した。はえ~。俺でも見えなかったぞ。そこから、大技を繰り出した。
『ムジョルニア――――――!!!!!』
以前に出したライジンを遥に凌駕する雷撃。
副効果でサンダーボルトが発生しまくり、それが広範囲に及んだ。四方八方から雷の嵐。激しすぎる轟音。
ネーブルのそれは神の領域。雷神・トールの怒りだった。
そうして、雷はずっと鳴り続け、ナイトメアに大ダメージを与え続けていた。こりゃ、ネーブルのひとり勝ちかな。
「……よいしょっと!」
「空からおかえり、ネーブル」
「これなら、もう出てこれないんじゃないかな」
「そうかもな。フォース、どう思う」
「業気と呼ばれているものが消えつつある。勝利は目前」
「そうか、それを聞いて安心した。ネーブル」
「分かった。もう決めちゃうよ」
すっと手袋を取り出す、ネーブルはそれを嵌めた。お、ついに出たか。
あれは、『神器・ヤールングレイプル』。
物理・魔法両方の風属性攻撃を300000%もアップさせる優れもの。さらに、特殊な槍を生成することも可能だ。
『――――――雷槍・ビルスキルニル!!!!!!!!』
即生成されたそれは、光の速さで投擲された。
槍は気づけばナイトメアを穿ち、光は宇宙へ飛んで行っていた。おぉ、見事な一直線の輝きが出来ている。光の柱というか道というべきか。
怪物は声を上げることもなく、ボロっと身体を崩壊させ、墜落。地面に激突して、大きなクレーターが出来た。
勝ったな。
「…………バカなバカなバカなバカなバカな!!! 私の作り上げた芸術がこんな簡単に……クソォ!!! よくもナイトメアをガラクタにしてくれたな!!!」
おおー、随分と悔しがっているな、ディオネのヤツ。
「ネーブル、お疲れ」
「うん、がんばったよ。褒めてくれる~?」
「ああ、褒めてやる。じゃあ――」
褒める前に、ネーブルはなぜか飛びついてきた。あるぇ~?
これじゃ、俺のご褒美じゃないか。
「よ、よくやった」
「でしょでしょ」
むぅ、ネーブルめ……自慢の胸を俺の背中に押し付けおってからに! ありがとうございます!!!
「よし、あとはディオネを倒すだけだ」
「……くっ」
悔しそうに見下すディオネは、次第に口元を歪ませた。
「くくくくくく……」
「なにがおかしい!! 気でも狂ったか!?」
「いやいや……噂の闇使いがここまでやるとは思わなかったのです。ですが、ナイトメアの撃破は想定内。あれはプロトタイプ。本当の悪夢はこれからですよ……」
「なに!?」
ディオネは手を広げ、悪魔のように笑った。
「さあ、我が子たちよ。国を滅ぼすのです」
先ほど撃破したはずのナイトメアが空からわんさか現れた。……な、なんて数だ。どんどん出て来やがる。いくつだ……十や百じゃないぞ。千はいる。
「ナイトメアが……千体……?」
「そうです。このナイトメアたちは量産型ですが、さきほどのプロトタイプより少し強いですよ。さあ、今度は容赦しません。死になさい」
あのバケモノが今度は千体だと……んなアホな!
「…………ネーブル。またビリビリできないか」
「む、無茶言わないでよ。一体倒すのでかなり体力を消耗したわ。千体とか死んじゃうわ……」
「ですよね、じゃ、いよいよ俺の出番か。フォースはネーブルと国内にいるゼファを守ってくれ。住民もな。約束してくれるよな」
「…………」
あー…、あのフォースの目は。
「絶対にイ・ヤ」
「嫌って……そんな強調して。離れるのが嫌なのか」
「ユメはいつも独りで行っちゃうもん……!」
「俺はどこにも行かないよ。ここで国を守るために全力でヤツ等を倒す。大丈夫だ、もう魔王の時のような無茶しないよ」
「……ナイトメアが千体もいるんだよ。ユメ、分かっている? あれは、さっきのとは違うの。あたしの『炯眼』で視る限り、勝てる見込みはかなり低い」
分かっている。
ディオネは『少し強い』と抜かしてやがったが、実際はさっきの一体を上回る能力値だ。あんなものが千体だぞ。さすがの俺もキツイかもしれん。
「でも、それでも戦う」
「ユメ!」
「ヤツ等は身勝手に国を滅ぼすような連中だ。だから、俺は国を……なによりも、大切な人たちを守りたいんだ」
闇の極解放。
ディオネの首と体がお別れした。
俺は、闇スキル『ダーク・ヘルズ・ディメンション』を仕掛けていたのだ。ヤツは完全に油断し、ふたつなって地面に転がった。
「ユメ、倒したの?」
心配そうなトーンでネーブルは、俺の方へ歩み寄ってきた。
「くるな!」
「え……」
「ヤツは死んではいない」
「うそ……」
そう、ヤツは生きていた。凄まじい『業気』を感じられたからだ。
「……よくぞ見破りました。はい、ご覧の通り、私は死にません」
ぐっと身体を起こし、ディオネはそのまま首をくっつけた。……ヤツは不死身か。それとも、命のストックでもあるのか。
「驚いたでしょう? ……ま、一秒でないにしろ、私を一度倒したのは褒めて差し上げましょう。それと、あなたを見直しましたよ。一応、女の身である私を問答無用でバラしたのですからね……。その冷酷無慈悲……大変素晴らしい。それがあなたの闇なのですね。――ああ、なんてご馳走」
そう、自身の身体を抱きしめるディオネは舌舐めずりをし、俺を恍惚とした眼差しで見た。嬉しかねーよ。
「で、ディオネ、あんたのソレはどういう仕掛けだ?」
「さあ? それより、ナイトメアです。私たちは高みの見物と参りましょうか。ねえ、カッシーニ」
「……」
ディオネとカッシーニは、ナイトメアを置いて遠くへ離れた。……くそっ、ディオネを仕留めておきたかったが、まさか死なないとは。
「ナイトメアか。う~ん、相手するの面倒だなぁ。なんか気持ち悪いし」
「ユメ、そんな悠長こと言っている場合じゃないでしょ。アレ、なんとかしないと国が滅ぶんじゃない?」
慌てるネーブルは、ビリビリしながら俺を見た。
焦る気持ちは分かるけどなぁ……だって、あのウネウネとかグロいし。
「じゃ、わたしが何とかしてあげよっか?」
「ほう、ネーブルがな。うーん。じゃ、本気出していいぞ」
「まじで!?」
「リミッター解除を許す」
スキル『ライジン』には制限を掛けていた。
あまりに強すぎるからだ。
飛んで喜ぶネーブルは、フォースに解除を頼んだ。
「フォース、お願い」
「了解した」
――――で。
『バリバリバリバリバリバリバリ――――――!!!!!』
などと、すっげぇ放電した。
空気が震えるくらいのすごい稲妻だ。
そうこうしている間にも、ナイトメアは一瞬で俺の目の前に現れた。なんつー早さ。やべぇ、なんかされそう。
が、すかさずネーブルが強烈な蹴りを入れた。
『――――グッ!!!』
ナイトメアが吹き飛ばされ、倒れるかと思いきや重力に逆らって浮遊した。……おいおい、そんなのアリかよ。そのままヤツは空へ高く飛んだ。飛行も可能なのか!
しかし、飛べるのは何もヤツだけじゃない。
『エレクトリックダッシュ!!!』
ビュンと空を駆けていくネーブルは、瞬く間にヤツに接近した。はえ~。俺でも見えなかったぞ。そこから、大技を繰り出した。
『ムジョルニア――――――!!!!!』
以前に出したライジンを遥に凌駕する雷撃。
副効果でサンダーボルトが発生しまくり、それが広範囲に及んだ。四方八方から雷の嵐。激しすぎる轟音。
ネーブルのそれは神の領域。雷神・トールの怒りだった。
そうして、雷はずっと鳴り続け、ナイトメアに大ダメージを与え続けていた。こりゃ、ネーブルのひとり勝ちかな。
「……よいしょっと!」
「空からおかえり、ネーブル」
「これなら、もう出てこれないんじゃないかな」
「そうかもな。フォース、どう思う」
「業気と呼ばれているものが消えつつある。勝利は目前」
「そうか、それを聞いて安心した。ネーブル」
「分かった。もう決めちゃうよ」
すっと手袋を取り出す、ネーブルはそれを嵌めた。お、ついに出たか。
あれは、『神器・ヤールングレイプル』。
物理・魔法両方の風属性攻撃を300000%もアップさせる優れもの。さらに、特殊な槍を生成することも可能だ。
『――――――雷槍・ビルスキルニル!!!!!!!!』
即生成されたそれは、光の速さで投擲された。
槍は気づけばナイトメアを穿ち、光は宇宙へ飛んで行っていた。おぉ、見事な一直線の輝きが出来ている。光の柱というか道というべきか。
怪物は声を上げることもなく、ボロっと身体を崩壊させ、墜落。地面に激突して、大きなクレーターが出来た。
勝ったな。
「…………バカなバカなバカなバカなバカな!!! 私の作り上げた芸術がこんな簡単に……クソォ!!! よくもナイトメアをガラクタにしてくれたな!!!」
おおー、随分と悔しがっているな、ディオネのヤツ。
「ネーブル、お疲れ」
「うん、がんばったよ。褒めてくれる~?」
「ああ、褒めてやる。じゃあ――」
褒める前に、ネーブルはなぜか飛びついてきた。あるぇ~?
これじゃ、俺のご褒美じゃないか。
「よ、よくやった」
「でしょでしょ」
むぅ、ネーブルめ……自慢の胸を俺の背中に押し付けおってからに! ありがとうございます!!!
「よし、あとはディオネを倒すだけだ」
「……くっ」
悔しそうに見下すディオネは、次第に口元を歪ませた。
「くくくくくく……」
「なにがおかしい!! 気でも狂ったか!?」
「いやいや……噂の闇使いがここまでやるとは思わなかったのです。ですが、ナイトメアの撃破は想定内。あれはプロトタイプ。本当の悪夢はこれからですよ……」
「なに!?」
ディオネは手を広げ、悪魔のように笑った。
「さあ、我が子たちよ。国を滅ぼすのです」
先ほど撃破したはずのナイトメアが空からわんさか現れた。……な、なんて数だ。どんどん出て来やがる。いくつだ……十や百じゃないぞ。千はいる。
「ナイトメアが……千体……?」
「そうです。このナイトメアたちは量産型ですが、さきほどのプロトタイプより少し強いですよ。さあ、今度は容赦しません。死になさい」
あのバケモノが今度は千体だと……んなアホな!
「…………ネーブル。またビリビリできないか」
「む、無茶言わないでよ。一体倒すのでかなり体力を消耗したわ。千体とか死んじゃうわ……」
「ですよね、じゃ、いよいよ俺の出番か。フォースはネーブルと国内にいるゼファを守ってくれ。住民もな。約束してくれるよな」
「…………」
あー…、あのフォースの目は。
「絶対にイ・ヤ」
「嫌って……そんな強調して。離れるのが嫌なのか」
「ユメはいつも独りで行っちゃうもん……!」
「俺はどこにも行かないよ。ここで国を守るために全力でヤツ等を倒す。大丈夫だ、もう魔王の時のような無茶しないよ」
「……ナイトメアが千体もいるんだよ。ユメ、分かっている? あれは、さっきのとは違うの。あたしの『炯眼』で視る限り、勝てる見込みはかなり低い」
分かっている。
ディオネは『少し強い』と抜かしてやがったが、実際はさっきの一体を上回る能力値だ。あんなものが千体だぞ。さすがの俺もキツイかもしれん。
「でも、それでも戦う」
「ユメ!」
「ヤツ等は身勝手に国を滅ぼすような連中だ。だから、俺は国を……なによりも、大切な人たちを守りたいんだ」
闇の極解放。
1
お気に入りに追加
323
あなたにおすすめの小説
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
大切”だった”仲間に裏切られたので、皆殺しにしようと思います
騙道みりあ
ファンタジー
魔王を討伐し、世界に平和をもたらした”勇者パーティー”。
その一員であり、”人類最強”と呼ばれる少年ユウキは、何故か仲間たちに裏切られてしまう。
仲間への信頼、恋人への愛。それら全てが作られたものだと知り、ユウキは怒りを覚えた。
なので、全員殺すことにした。
1話完結ですが、続編も考えています。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
ゴミアイテムを変換して無限レベルアップ!
桜井正宗
ファンタジー
辺境の村出身のレイジは文字通り、ゴミ製造スキルしか持っておらず馬鹿にされていた。少しでも強くなろうと帝国兵に志願。お前のような無能は雑兵なら雇ってやると言われ、レイジは日々努力した。
そんな努力もついに報われる日が。
ゴミ製造スキルが【経験値製造スキル】となっていたのだ。
日々、優秀な帝国兵が倒したモンスターのドロップアイテムを廃棄所に捨てていく。それを拾って【経験値クリスタル】へ変換して経験値を獲得。レベルアップ出来る事を知ったレイジは、この漁夫の利を使い、一気にレベルアップしていく。
仲間に加えた聖女とメイドと共にレベルを上げていくと、経験値テーブルすら操れるようになっていた。その力を使い、やがてレイジは帝国最強の皇剣となり、王の座につく――。
※HOTランキング1位ありがとうございます!
※ファンタジー7位ありがとうございます!
女神に同情されて異世界へと飛ばされたアラフォーおっさん、特S級モンスター相手に無双した結果、実力がバレて世界に見つかってしまう
サイダーボウイ
ファンタジー
「ちょっと冬馬君。このプレゼン資料ぜんぜんダメ。一から作り直してくれない?」
万年ヒラ社員の冬馬弦人(39歳)は、今日も上司にこき使われていた。
地方の中堅大学を卒業後、都内の中小家電メーカーに就職。
これまで文句も言わず、コツコツと地道に勤め上げてきた。
彼女なしの独身に平凡な年収。
これといって自慢できるものはなにひとつないが、当の本人はあまり気にしていない。
2匹の猫と穏やかに暮らし、仕事終わりに缶ビールが1本飲めれば、それだけで幸せだったのだが・・・。
「おめでとう♪ たった今、あなたには異世界へ旅立つ権利が生まれたわ」
誕生日を迎えた夜。
突如、目の前に現れた女神によって、弦人の人生は大きく変わることになる。
「40歳まで童貞だったなんて・・・これまで惨めで辛かったでしょ? でももう大丈夫! これからは異世界で楽しく遊んで暮らせるんだから♪」
女神に同情される形で異世界へと旅立つことになった弦人。
しかし、降り立って彼はすぐに気づく。
女神のとんでもないしくじりによって、ハードモードから異世界生活をスタートさせなければならないという現実に。
これは、これまで日の目を見なかったアラフォーおっさんが、異世界で無双しながら成り上がり、その実力がバレて世界に見つかってしまうという人生逆転の物語である。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
異世界の約束:追放者の再興〜外れギフト【光】を授り侯爵家を追い出されたけど本当はチート持ちなので幸せに生きて見返してやります!〜
KeyBow
ファンタジー
主人公の井野口 孝志は交通事故により死亡し、異世界へ転生した。
そこは剣と魔法の王道的なファンタジー世界。
転生した先は侯爵家の子息。
妾の子として家督相続とは無縁のはずだったが、兄の全てが事故により死亡し嫡男に。
女神により魔王討伐を受ける者は記憶を持ったまま転生させる事が出来ると言われ、主人公はゲームで遊んだ世界に転生した。
ゲームと言ってもその世界を模したゲームで、手を打たなければこうなる【if】の世界だった。
理不尽な死を迎えるモブ以下のヒロインを救いたく、転生した先で14歳の時にギフトを得られる信託の儀の後に追放されるが、その時に備えストーリーを変えてしまう。
メイヤと言うゲームでは犯され、絶望から自殺した少女をそのルートから外す事を幼少期より決めていた。
しかしそう簡単な話ではない。
女神の意図とは違う生き様と、ゲームで救えなかった少女を救う。
2人で逃げて何処かで畑でも耕しながら生きようとしていたが、計画が狂い何故か闘技場でハッスルする未来が待ち受けているとは物語がスタートした時はまだ知らない・・・
多くの者と出会い、誤解されたり頼られたり、理不尽な目に遭ったりと、平穏な生活を求める主人公の思いとは裏腹に波乱万丈な未来が待ち受けている。
しかし、主人公補正からかメインストリートから逃げられない予感。
信託の儀の後に侯爵家から追放されるところから物語はスタートする。
いつしか追放した侯爵家にザマアをし、経済的にも見返し謝罪させる事を当面の目標とする事へと、物語の早々に変化していく。
孤児達と出会い自活と脱却を手伝ったりお人好しだ。
また、貴族ではあるが、多くの貴族が好んでするが自分は奴隷を性的に抱かないとのポリシーが行動に規制を掛ける。
果たして幸せを掴む事が出来るのか?魔王討伐から逃げられるのか?・・・
スキルスティール〜悪い奴から根こそぎ奪って何が悪い!能無しと追放されるも実はチート持ちだった!
KeyBow
ファンタジー
日常のありふれた生活が一変!古本屋で何気に手に取り開けた本のタイトルは【猿でも分かるスキルスティール取得法】
変な本だと感じつい見てしまう。そこにはこう有った。
【アホが見ーる馬のけーつ♪
スキルスティールをやるから魔王を倒してこい!まお頑張れや 】
はっ!?と思うとお城の中に。城の誰かに召喚されたが、無能者として暗殺者をけしかけられたりする。
出会った猫耳ツインズがぺったんこだけど可愛すぎるんですが!エルフの美女が恋人に?何故かヒューマンの恋人ができません!
行き当たりばったりで異世界ライフを満喫していく。自重って何?という物語。
悪人からは遠慮なくスキルをいただきまーーーす!ざまぁっす!
一癖も二癖もある仲間と歩む珍道中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる