6 / 177
第6話 暗黒地帯を手に入れた
しおりを挟む
魔王との不思議な再会を果たした。
「母さん、姉ちゃん、メイ。元気そうでなにより」
「おかげさまでね」
「こちらは元気にやってるわよー」
「お兄ちゃんは、今日はひとりなの~?」
「んや、船にフォースたちがいるよ。まだこんな時間帯だからね、ぐっすり寝てる。起こすのも悪いからさ、ひとりで散歩中だったんだ」
「そうなんだー。じゃあ、お兄ちゃんを独り占めしてもいいよね!?」
ニコっと健気に笑う妹のメイは、照れつつも俺の方へ向かってきた。
「いいぞ。俺もメイに会いたかったし」
元勇者の俺が、小さな魔王を抱き上げた。
すごい変な状況だけど、これが現実なのだから仕方がない。
一年前、俺は世界の平和を取り戻すため、各地を巡った。魔王の放ったモンスターや最強の大幹部を叩きのめし、最後にはここ『パラドックス』へ乗り込んだ。
もちろん、最初は本気で魔王を倒す気でいた。
だが、乗り込んで魔王と対面したら――どうだ。
相手が『母』と『姉』と『妹』だったんだ。
お互いに驚きまくり、本物かどうか確認しあった。その結果、本当に家族と判明したので、戦う気力はすっかり失せてしまった。
この世界へ来る前は、もともと大の仲良しだったので、身内ではそんな気も起こらず……結果、手を取り合い、あっさりと和解してしまったのである。
そうして、世界に平和が戻り、俺は伝説の勇者として名を馳せた。
一躍、時の人となった俺は、最初こそ気分は良かったが何かが違った。
その違和感を抱きながら俺は毎日を過ごし――ついに、風の帝国を追い出されてしまった。
それで現在――
「姉ちゃん、この世界はどうなっちまったんだ。魔王の次は『魔神』が出たみたいだけど」
俺は、姉のメアに聞いてみた。
「世界のバランスが崩れ始め、魔神が現れたようね。その魔神は、人々の恐怖を欲し、各地を襲い始めているみたいだけど、どの国も【防衛値】が高いからね~。私たちですら攻略は難しかったもの。そう簡単にはいかないはずよ」
「そうだよな」
そう納得していると、母さんが。
「ユメはどうしてここへ?」
「それなんだけど、かくかくしかじかあってね」
「……なるほど。風の帝国を追放されてしまったの。それは可哀想に。でも、世界って理不尽に出来ているものだから、気にしちゃダメよ」
「分かったけど、母さん近いって……」
ずいっと寄ってくる母さん。コスチュームがただでさえ露出度が高いので、あんまり近寄らないで戴きたい。
「もう、親子なんだから気にしなくてもいいのに」
「気にするってーの! で、パラドックスは今どうなってる? この先は?」
「国を作りに来たのよね、ユメ」
「なんだ、分かっていたのか。さすが『心理』の力を持つ魔王だよ。シンリ母さん」
そう、母さんは、人間の心を読んだり、操ったりする凶悪な魔王なのである。対峙することがなくて良かったと、心底思う。
「ええ、この暗黒地帯は、ユメのものよ。だって、魔王はもう倒されたのだからね。好きにしていわ」
「母さん……ありがとう。もちろん、姉ちゃんやメイも一緒に住むよな?」
だが、母さんは首を横に振った。
「残念だけど、母さんたちは魔神の情報収集に向かうわ」
「情報収集に? そんな、せっかく再会できたのに~」
「この新しい国を守るためよ。すべてはユメの為に」
うんうんと姉ちゃんもメイも頷いた。
俺の為に……。
「ありがとう」
「だから、建国がんばってね。……ほら、あなたの仲間がやってきた。私たちは行くわ」
魔王の翼を広げ、母さんは空へ。
姉ちゃんも続いていく。
「メイ……」
「お兄ちゃん。寂しいけど……また逢えるよ」
「そうだな。無事に帰ってくるんだぞ」
「うん」
ぎゅっと妹を抱きしめて、別れた。
「じゃ、ユメ。またね!」
俺は三人に手を振って、見送った。
……三人の魔王は行ってしまった。
入れ替わるようにして、フォース、ゼファ、ネーブルがやって来た。
「おはよう」
「ユメー!」
まず一番に、フォースが飛び込んできた。
「おはようございます。ユメ様」
「おっは、ユメ。あれ、さっきなんか変な気配を感じたけど、気のせいかな」
まぶしい笑顔のゼファは、頭を下げて丁寧に挨拶。ネーブルはキョロキョロと周囲を見渡す。相変わらず気配に敏感だな。
「気のせいじゃね? それより、この場所使っていいってさ。全部、俺たちのもの」
「え~? どういうこと?」
分からんと首を捻るネーブルは置いておき、
「なんだ、ずいぶんとベッタリしてくるな、フォース」
「……」
「寂しかったのか」
「起きたら、ユメの姿がなかった。心配した」
ちょっと拗ねてる。
こういう時は、肩車してやるに限る。
「……ん~~」
フォースを肩に乗せると、機嫌はすぐ良くなった。
「ユメ~~~♡」
単純で助かる。
「あの、ユメ様。さきほど、この場所を使って良いとおっしゃっておりましたけれど……」
「ああ、そのまんまの意味だよ、ゼファ。ただなあ、自然が一切ないから材料集めに苦労しそうだ。けど、俺たちには黒船号があるし、あれで資材を運搬すりゃいいだろう」
てか、たった四人で国作りは骨が折れそうだなー。
ん~…もう少し人間も必要だな。
すると、俺の考えを察したのか、ネーブルが人差し指を向けてきた。
「ユメ、人手が欲しいのよね!?」
「なんだ、ネーブル。アテがあるのか」
「あるわよ。わたしってこれでも、元・大手ギルドに所属していたのよ。そのコネを使って、優良ギルドを移住させてくるわ」
「…………」
「って、ちょっと! ユメ! どうして、そんな目でわたしを見るのよ!?」
「いやー…あの変人ギルドはなぁ。確かに強豪だから、頼り甲斐はあるけどな。どいつもこいつも一癖も二癖もあるヤツ等だったからな」
ある大幹部の攻略時に、人手が必要でギルドの力を借りた。
その時、ネーブルの所属していたギルドを頼ったのだ。だが、そのギルドには個性溢れるヤバイ奴等ばかりで、俺とフォース、ゼファは苦労したものだが――。
まあ、悪い連中ではないし、むしろ人が良すぎるくらいだし……ありっちゃありか。他に頼れる人間もいないしな。
「分かったよ、ネーブル。そっちは任せた」
「うん。じゃ、決定ね」
「それでは、わたくしはネーブルについていきますね」
「ゼファ……そうだな、二手に分かれるか。いいか、フォース」
「うん。いざとなれば、ソウルフォースで精神感応する。ゼファ、ハピネスリングを――」
俺が、ゼファにプレゼントしたリングだ。
それにフォースは人差し指で触れた。
「それだけなのか、フォース」
「これだけ。今後これで精神感応可能になった」
「便利だなぁ。じゃ、黒船号はいったんネーブルに預ける」
「了解! ゼファのことは任せて!」
二人は再び大陸を目指して行った。
「……さて、久しぶりに二人きりだな、フォース」
「えへへ……♡」
フォースのヤツ、すっごく嬉しそうだ。
よーし、少し休憩したらクリーチャーの残党狩りをして、スッキリさせよう。そのあとは、基礎を作って――忙しくなるぞ!
「母さん、姉ちゃん、メイ。元気そうでなにより」
「おかげさまでね」
「こちらは元気にやってるわよー」
「お兄ちゃんは、今日はひとりなの~?」
「んや、船にフォースたちがいるよ。まだこんな時間帯だからね、ぐっすり寝てる。起こすのも悪いからさ、ひとりで散歩中だったんだ」
「そうなんだー。じゃあ、お兄ちゃんを独り占めしてもいいよね!?」
ニコっと健気に笑う妹のメイは、照れつつも俺の方へ向かってきた。
「いいぞ。俺もメイに会いたかったし」
元勇者の俺が、小さな魔王を抱き上げた。
すごい変な状況だけど、これが現実なのだから仕方がない。
一年前、俺は世界の平和を取り戻すため、各地を巡った。魔王の放ったモンスターや最強の大幹部を叩きのめし、最後にはここ『パラドックス』へ乗り込んだ。
もちろん、最初は本気で魔王を倒す気でいた。
だが、乗り込んで魔王と対面したら――どうだ。
相手が『母』と『姉』と『妹』だったんだ。
お互いに驚きまくり、本物かどうか確認しあった。その結果、本当に家族と判明したので、戦う気力はすっかり失せてしまった。
この世界へ来る前は、もともと大の仲良しだったので、身内ではそんな気も起こらず……結果、手を取り合い、あっさりと和解してしまったのである。
そうして、世界に平和が戻り、俺は伝説の勇者として名を馳せた。
一躍、時の人となった俺は、最初こそ気分は良かったが何かが違った。
その違和感を抱きながら俺は毎日を過ごし――ついに、風の帝国を追い出されてしまった。
それで現在――
「姉ちゃん、この世界はどうなっちまったんだ。魔王の次は『魔神』が出たみたいだけど」
俺は、姉のメアに聞いてみた。
「世界のバランスが崩れ始め、魔神が現れたようね。その魔神は、人々の恐怖を欲し、各地を襲い始めているみたいだけど、どの国も【防衛値】が高いからね~。私たちですら攻略は難しかったもの。そう簡単にはいかないはずよ」
「そうだよな」
そう納得していると、母さんが。
「ユメはどうしてここへ?」
「それなんだけど、かくかくしかじかあってね」
「……なるほど。風の帝国を追放されてしまったの。それは可哀想に。でも、世界って理不尽に出来ているものだから、気にしちゃダメよ」
「分かったけど、母さん近いって……」
ずいっと寄ってくる母さん。コスチュームがただでさえ露出度が高いので、あんまり近寄らないで戴きたい。
「もう、親子なんだから気にしなくてもいいのに」
「気にするってーの! で、パラドックスは今どうなってる? この先は?」
「国を作りに来たのよね、ユメ」
「なんだ、分かっていたのか。さすが『心理』の力を持つ魔王だよ。シンリ母さん」
そう、母さんは、人間の心を読んだり、操ったりする凶悪な魔王なのである。対峙することがなくて良かったと、心底思う。
「ええ、この暗黒地帯は、ユメのものよ。だって、魔王はもう倒されたのだからね。好きにしていわ」
「母さん……ありがとう。もちろん、姉ちゃんやメイも一緒に住むよな?」
だが、母さんは首を横に振った。
「残念だけど、母さんたちは魔神の情報収集に向かうわ」
「情報収集に? そんな、せっかく再会できたのに~」
「この新しい国を守るためよ。すべてはユメの為に」
うんうんと姉ちゃんもメイも頷いた。
俺の為に……。
「ありがとう」
「だから、建国がんばってね。……ほら、あなたの仲間がやってきた。私たちは行くわ」
魔王の翼を広げ、母さんは空へ。
姉ちゃんも続いていく。
「メイ……」
「お兄ちゃん。寂しいけど……また逢えるよ」
「そうだな。無事に帰ってくるんだぞ」
「うん」
ぎゅっと妹を抱きしめて、別れた。
「じゃ、ユメ。またね!」
俺は三人に手を振って、見送った。
……三人の魔王は行ってしまった。
入れ替わるようにして、フォース、ゼファ、ネーブルがやって来た。
「おはよう」
「ユメー!」
まず一番に、フォースが飛び込んできた。
「おはようございます。ユメ様」
「おっは、ユメ。あれ、さっきなんか変な気配を感じたけど、気のせいかな」
まぶしい笑顔のゼファは、頭を下げて丁寧に挨拶。ネーブルはキョロキョロと周囲を見渡す。相変わらず気配に敏感だな。
「気のせいじゃね? それより、この場所使っていいってさ。全部、俺たちのもの」
「え~? どういうこと?」
分からんと首を捻るネーブルは置いておき、
「なんだ、ずいぶんとベッタリしてくるな、フォース」
「……」
「寂しかったのか」
「起きたら、ユメの姿がなかった。心配した」
ちょっと拗ねてる。
こういう時は、肩車してやるに限る。
「……ん~~」
フォースを肩に乗せると、機嫌はすぐ良くなった。
「ユメ~~~♡」
単純で助かる。
「あの、ユメ様。さきほど、この場所を使って良いとおっしゃっておりましたけれど……」
「ああ、そのまんまの意味だよ、ゼファ。ただなあ、自然が一切ないから材料集めに苦労しそうだ。けど、俺たちには黒船号があるし、あれで資材を運搬すりゃいいだろう」
てか、たった四人で国作りは骨が折れそうだなー。
ん~…もう少し人間も必要だな。
すると、俺の考えを察したのか、ネーブルが人差し指を向けてきた。
「ユメ、人手が欲しいのよね!?」
「なんだ、ネーブル。アテがあるのか」
「あるわよ。わたしってこれでも、元・大手ギルドに所属していたのよ。そのコネを使って、優良ギルドを移住させてくるわ」
「…………」
「って、ちょっと! ユメ! どうして、そんな目でわたしを見るのよ!?」
「いやー…あの変人ギルドはなぁ。確かに強豪だから、頼り甲斐はあるけどな。どいつもこいつも一癖も二癖もあるヤツ等だったからな」
ある大幹部の攻略時に、人手が必要でギルドの力を借りた。
その時、ネーブルの所属していたギルドを頼ったのだ。だが、そのギルドには個性溢れるヤバイ奴等ばかりで、俺とフォース、ゼファは苦労したものだが――。
まあ、悪い連中ではないし、むしろ人が良すぎるくらいだし……ありっちゃありか。他に頼れる人間もいないしな。
「分かったよ、ネーブル。そっちは任せた」
「うん。じゃ、決定ね」
「それでは、わたくしはネーブルについていきますね」
「ゼファ……そうだな、二手に分かれるか。いいか、フォース」
「うん。いざとなれば、ソウルフォースで精神感応する。ゼファ、ハピネスリングを――」
俺が、ゼファにプレゼントしたリングだ。
それにフォースは人差し指で触れた。
「それだけなのか、フォース」
「これだけ。今後これで精神感応可能になった」
「便利だなぁ。じゃ、黒船号はいったんネーブルに預ける」
「了解! ゼファのことは任せて!」
二人は再び大陸を目指して行った。
「……さて、久しぶりに二人きりだな、フォース」
「えへへ……♡」
フォースのヤツ、すっごく嬉しそうだ。
よーし、少し休憩したらクリーチャーの残党狩りをして、スッキリさせよう。そのあとは、基礎を作って――忙しくなるぞ!
10
お気に入りに追加
322
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?
さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。
僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。
そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに……
パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。
全身ケガだらけでもう助からないだろう……
諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!?
頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。
気づけば全魔法がレベル100!?
そろそろ反撃開始してもいいですか?
内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。

大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・

ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
むらくも航
ファンタジー
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
☆10/25からは、毎日18時に更新予定!

チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる