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[2] 奴隷商人に売り飛ばされそうになっていた大聖女フィラ
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一度、帝国・ヘルクレスへ戻ろうと草原を歩く。少し歩いた所で異変発生。物騒な空気が流れていた。
「なんだ? 集団が何かを襲っている?」
よく見ると、男共が女の子を襲っていた。
なんだよ、それ!!
こんな昼間に堂々と連れ去りか? 聞いた事がある。最近、可愛い女の子を奴隷にしようとする奴隷商人がいるらしいという事を。許せん!!
「おい、そこ!!」
「あァン!?」
俺の声に振り向くゴッツイ男達。
うわー、人相悪いし……明らかに犯罪者やん。人間を三人を殺してそうな風貌をしていた。おっかね~。
「てか、アレックスもいるじゃないか!」
「だから俺はハワードだ!! ……って、ギルドから追放したばかりのスローンじゃねぇか! なんでこんな所にいるんだよ」
「それはこっちのセリフだ、馬鹿」
「馬鹿だと? この野郎……」
四人の下僕を従えるアレックスは、俺を睨む。こ、これは人数差で俺の敗北が感じ取れる。だが、もう力は解放した。今なら、ひとつくらいのステータスカスタムなら、なんとかなるだろう。
「その女の子を解放しろ」
「解放しろだ? スローン、お前、雑魚のクセにどの口が言うんだ。いいか、これ以上は深入りするんじゃねえ。とっとと尻尾巻いて逃げないと……殺すぞ」
ナイフを取り出し、ペロリと舐めるアレックス。舐め方が下手クソすぎてドバドバ出血していた。
「おい、アレックス。血が出てるぞ」
「だから、俺はハワードだっつー……ああああああああああああああッ!!!」
アレックスは勝手に倒れた。
これで残るは雑魚四人。
……いや、雑魚ではなさそうだな。
「おい、おめぇ。よくもハワードを倒してくれたな!!!」
「いや、俺はまだ何もしちゃいないんだが」
「黙れ!! いいか、今からこの女を奴隷商に売るところだよ。邪魔すんじゃねえ」
やっぱり奴隷か。
ふざけんな。
それだけは絶対に許さん。
俺は『ステータスカスタム』を発動。
この瞬間で[AGI]をいじり、マックスの『99』にして移動速度を上げた。そう、このカスタムは数字すらも弄られる。
――ただし、数値に関しては三分間だけな!! これはレベルアップすると持続時間も伸びるらしいが、今は後。
「うおおおおおおお……!!」
「こ、こいつ……早ェ!!」
まるで自分の足ではないみたいだ。光になってしまった俺は、そのまま犯罪者四人にタックル。吹き飛ばした。
「「「「ぎゃあああああああああああああああああああああ…………!!!!」」」」
ゴロゴロ転がっていく重犯罪者四人。彼らは、地面を抉っても尚転がり続け……森林にある木々に激突。それを薙ぎ直しても尚、転がり続け――その先にあるスターバースト山脈まで吹き飛んでいった。
「またツマランもんを吹き飛ばしてしまった……」
「あ、あの!!」
ボロボロのシスター服に身を包む少女が立ち上がる。うわぁ、銀髪で……赤と青のオッドアイで……肌が白くて可愛い。こんな美少女なら、狙われてしまうのも頷けてしまった。
「大丈夫かい、キミ」
「助けていただきありがとうございましたぁぁああ……!!」
大泣きして抱きついてくる少女。
まあ、怖かったんだろうなあ。
俺は、謎の少女が落ち着くまで胸を貸した。
――三時間後。
「な、なが……そろそろ離れてくれないか、キミ。トイレも三回くらい行っちゃったよ」
「あ……ごめんなさい」
「いいよ。それほど怖かったんだろう」
「申し遅れました。わたしは、大聖女を拝領しております『フィラ』といいます」
「フィラ? 大聖女? ――って、あの大聖女かい!?」
大聖女といえば、帝国・ヘルクレスの大聖女。世界にただ一人しかいないという、貴重な存在。人間国宝である。様々な聖属性魔法を扱え、奇跡さえも起こすという、ありがたい存在なんだとか。
「お、驚かれますよね」
「ああ、驚いたよ。だから狙われていたのか。というか、大聖女がこんな場所でひとりとか、どうぞ狙って下さいと言っているようなものだ。何をしていたんだい」
「じ、実は……家出したんです」
「……い、家出だって?」
「グレートウォール大聖堂が猫を飼ってはいけないっていうんです……! なので、反抗のつもりで家出したんです」
「そんな理由かよ」
「そ、そんな理由って……わたしにとっては重大だったんです! 猫、飼いたかったんです……友達がいないから」
「友達がいないのか……」
「な、なんですかその目! あなたこそ友達がいなさそうな感じじゃないですか!!」
「ふっ、俺はこれでも帝国育ち。友達は一人だけいる!!」
「……なっ!! 多いですね!! 負けました」
なんだこの不毛な戦い。
そんな事より、帝国に帰ってさっさとステータスをいじりまくるんだよ、俺は。
「とにかく、帝国へ帰るから」
「わ、わたしも連れていってください! ひとりは怖いです」
「そうか。じゃ~、帝国まで護衛するよ」
「ほ、本当ですか!」
「まあ、助けた以上は最後まで面倒見るのが責任だろうからね」
「あら、それは嬉しいですね。……あ。そういえば、まだあなたの名前を聞いていなかったです」
「俺? 俺か……我が名は、錬金術師スローン!! ギルドを追放されてしまった男! 彼女いない歴=年齢で、貯金は七千クイン! だが、ありえないスキル『ステータスカスタム』を習得した!! これがある限り、俺は絶対無敵、最強!」
「うわっ、変なヒトだった! でも実は、わたし、変な人が好みなんです! 我が名は大聖女フィラです!! グレートウォール大聖堂の大聖女にして、奇跡を起こす者! 友達ゼロ人! 貯金は三千クイン! 自慢ではないですが、愛嬌があっておっぱいが大きいですよ!」
「うわっ、なんだこのヘンタイ聖女……」
「ちょ! なんでいきなり冷めているんですかー!! あなたから始めたんでしょう!?」
――というわけで、俺は大聖女フィラを拾ったのである。
「なんだ? 集団が何かを襲っている?」
よく見ると、男共が女の子を襲っていた。
なんだよ、それ!!
こんな昼間に堂々と連れ去りか? 聞いた事がある。最近、可愛い女の子を奴隷にしようとする奴隷商人がいるらしいという事を。許せん!!
「おい、そこ!!」
「あァン!?」
俺の声に振り向くゴッツイ男達。
うわー、人相悪いし……明らかに犯罪者やん。人間を三人を殺してそうな風貌をしていた。おっかね~。
「てか、アレックスもいるじゃないか!」
「だから俺はハワードだ!! ……って、ギルドから追放したばかりのスローンじゃねぇか! なんでこんな所にいるんだよ」
「それはこっちのセリフだ、馬鹿」
「馬鹿だと? この野郎……」
四人の下僕を従えるアレックスは、俺を睨む。こ、これは人数差で俺の敗北が感じ取れる。だが、もう力は解放した。今なら、ひとつくらいのステータスカスタムなら、なんとかなるだろう。
「その女の子を解放しろ」
「解放しろだ? スローン、お前、雑魚のクセにどの口が言うんだ。いいか、これ以上は深入りするんじゃねえ。とっとと尻尾巻いて逃げないと……殺すぞ」
ナイフを取り出し、ペロリと舐めるアレックス。舐め方が下手クソすぎてドバドバ出血していた。
「おい、アレックス。血が出てるぞ」
「だから、俺はハワードだっつー……ああああああああああああああッ!!!」
アレックスは勝手に倒れた。
これで残るは雑魚四人。
……いや、雑魚ではなさそうだな。
「おい、おめぇ。よくもハワードを倒してくれたな!!!」
「いや、俺はまだ何もしちゃいないんだが」
「黙れ!! いいか、今からこの女を奴隷商に売るところだよ。邪魔すんじゃねえ」
やっぱり奴隷か。
ふざけんな。
それだけは絶対に許さん。
俺は『ステータスカスタム』を発動。
この瞬間で[AGI]をいじり、マックスの『99』にして移動速度を上げた。そう、このカスタムは数字すらも弄られる。
――ただし、数値に関しては三分間だけな!! これはレベルアップすると持続時間も伸びるらしいが、今は後。
「うおおおおおおお……!!」
「こ、こいつ……早ェ!!」
まるで自分の足ではないみたいだ。光になってしまった俺は、そのまま犯罪者四人にタックル。吹き飛ばした。
「「「「ぎゃあああああああああああああああああああああ…………!!!!」」」」
ゴロゴロ転がっていく重犯罪者四人。彼らは、地面を抉っても尚転がり続け……森林にある木々に激突。それを薙ぎ直しても尚、転がり続け――その先にあるスターバースト山脈まで吹き飛んでいった。
「またツマランもんを吹き飛ばしてしまった……」
「あ、あの!!」
ボロボロのシスター服に身を包む少女が立ち上がる。うわぁ、銀髪で……赤と青のオッドアイで……肌が白くて可愛い。こんな美少女なら、狙われてしまうのも頷けてしまった。
「大丈夫かい、キミ」
「助けていただきありがとうございましたぁぁああ……!!」
大泣きして抱きついてくる少女。
まあ、怖かったんだろうなあ。
俺は、謎の少女が落ち着くまで胸を貸した。
――三時間後。
「な、なが……そろそろ離れてくれないか、キミ。トイレも三回くらい行っちゃったよ」
「あ……ごめんなさい」
「いいよ。それほど怖かったんだろう」
「申し遅れました。わたしは、大聖女を拝領しております『フィラ』といいます」
「フィラ? 大聖女? ――って、あの大聖女かい!?」
大聖女といえば、帝国・ヘルクレスの大聖女。世界にただ一人しかいないという、貴重な存在。人間国宝である。様々な聖属性魔法を扱え、奇跡さえも起こすという、ありがたい存在なんだとか。
「お、驚かれますよね」
「ああ、驚いたよ。だから狙われていたのか。というか、大聖女がこんな場所でひとりとか、どうぞ狙って下さいと言っているようなものだ。何をしていたんだい」
「じ、実は……家出したんです」
「……い、家出だって?」
「グレートウォール大聖堂が猫を飼ってはいけないっていうんです……! なので、反抗のつもりで家出したんです」
「そんな理由かよ」
「そ、そんな理由って……わたしにとっては重大だったんです! 猫、飼いたかったんです……友達がいないから」
「友達がいないのか……」
「な、なんですかその目! あなたこそ友達がいなさそうな感じじゃないですか!!」
「ふっ、俺はこれでも帝国育ち。友達は一人だけいる!!」
「……なっ!! 多いですね!! 負けました」
なんだこの不毛な戦い。
そんな事より、帝国に帰ってさっさとステータスをいじりまくるんだよ、俺は。
「とにかく、帝国へ帰るから」
「わ、わたしも連れていってください! ひとりは怖いです」
「そうか。じゃ~、帝国まで護衛するよ」
「ほ、本当ですか!」
「まあ、助けた以上は最後まで面倒見るのが責任だろうからね」
「あら、それは嬉しいですね。……あ。そういえば、まだあなたの名前を聞いていなかったです」
「俺? 俺か……我が名は、錬金術師スローン!! ギルドを追放されてしまった男! 彼女いない歴=年齢で、貯金は七千クイン! だが、ありえないスキル『ステータスカスタム』を習得した!! これがある限り、俺は絶対無敵、最強!」
「うわっ、変なヒトだった! でも実は、わたし、変な人が好みなんです! 我が名は大聖女フィラです!! グレートウォール大聖堂の大聖女にして、奇跡を起こす者! 友達ゼロ人! 貯金は三千クイン! 自慢ではないですが、愛嬌があっておっぱいが大きいですよ!」
「うわっ、なんだこのヘンタイ聖女……」
「ちょ! なんでいきなり冷めているんですかー!! あなたから始めたんでしょう!?」
――というわけで、俺は大聖女フィラを拾ったのである。
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