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第15話 真の仲間
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「――なるほど。我が領地内に『EXダンジョン』が召喚された、と」
「そういう事なんです。許可が欲しいわけです」
瞑想するグラティア辺境伯。
こうして考え込む姿も可愛らしいなぁ。なんて考えてると、フルクが何故か両手で目隠ししてきた。
「……あの、フルクさん。見えないんですけど」
「……なんとなくです」
なんてやってると、辺境伯が頷いた。
「分かりました。では、わたくしもアウルムさんのパーティに入れて下さい。どのみち、わたくしは第二勇者に命を狙われている身。なれば、第一勇者である貴方について行く方が安全だと結論に至りました」
「そりゃ名案です! 一緒に居てくれるなら自由に行動も出来そうですし、そうですね、第二勇者への恨みもあるというのなら俺が晴らしてあげますよ」
「本当ですか!?」
グラティア辺境伯がこちらに来て、俺の右手を両手で握ってくれる。目線もきっちり合わせてくれて、俺は照れくさくなった……。
「あ、ああ……その、辺境伯……」
「わたくしの事はマルガリータと。ええ、その方がわたくしも嬉しいです。それと、フルク様も宜しくです」
フルクとも握手を交わし、すっかり仲間入り。
まあいいか。
とても心強い味方だ。一応、第二勇者に追われているとはいえ、領地の主ではあるんだし。仲間にしておいて損はない。
仲間となった以上、俺が守っていく。
「そういう事なんです。許可が欲しいわけです」
瞑想するグラティア辺境伯。
こうして考え込む姿も可愛らしいなぁ。なんて考えてると、フルクが何故か両手で目隠ししてきた。
「……あの、フルクさん。見えないんですけど」
「……なんとなくです」
なんてやってると、辺境伯が頷いた。
「分かりました。では、わたくしもアウルムさんのパーティに入れて下さい。どのみち、わたくしは第二勇者に命を狙われている身。なれば、第一勇者である貴方について行く方が安全だと結論に至りました」
「そりゃ名案です! 一緒に居てくれるなら自由に行動も出来そうですし、そうですね、第二勇者への恨みもあるというのなら俺が晴らしてあげますよ」
「本当ですか!?」
グラティア辺境伯がこちらに来て、俺の右手を両手で握ってくれる。目線もきっちり合わせてくれて、俺は照れくさくなった……。
「あ、ああ……その、辺境伯……」
「わたくしの事はマルガリータと。ええ、その方がわたくしも嬉しいです。それと、フルク様も宜しくです」
フルクとも握手を交わし、すっかり仲間入り。
まあいいか。
とても心強い味方だ。一応、第二勇者に追われているとはいえ、領地の主ではあるんだし。仲間にしておいて損はない。
仲間となった以上、俺が守っていく。
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