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第366話 大幹部再来 - 囚われた女王を救い出せ!! -
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驚いたぜ。
まさか、シミターを追いかけていくと天帝の大幹部【ダークスター】の『ソクラテス』が現れるとはな。
「お前……」
「ホホホホホ……。シミター、よくぞ聖女ヘデラを連れ出してくれた……褒美にスターゲイザーの……天帝様の力を分けてやろう」
「ありがたきお言葉!!」
白い人影のバケモノであるソクラテスは、白いチューブのような手を伸ばすとシミターの脳天にそれをぶっ刺した。
「おお……おおおおぉぉぉ……! 力が、力が漲りますぞ!! うぉぉぉおぉぉぉお…………お? お? おぉ!? うぎゃああああああああああああああああああああああッ……!!」
次第にシミターの身体を崩壊していき、消滅した。
なんだと!?
「どうなってやがる!」
「あらら。これは身体が耐えきれなかったようですな。ショボイ器だったのだから、仕方あるまい。シミターは死んだ。そして、ヘデラ……久しぶりだな」
「うるせーよ。さっさと始めるなら始めやがれ」
俺は【オートスキル】を構え、ソクラテスの出方を伺った。前は何とか倒したが、今回はパワーアップしてる可能性もある。
「そう警戒するな、聖女ヘデラ」
「なんだと」
「確かにお前には恨みがある。前は不意打ちとはいえ、身体を真っ二つにされた。だが、今回はあのようにはいかない。だから、私はヒュドラやアレクサンダーを良いように使ってやった。おかげで、そこそこの成果は出たようだが、ここまでだ」
今回仕組んでいたのは、コイツか。
「お前を倒す……ソクラテス!」
「そうはいかんのだよ。ヘデラよ、私は今日の日の為に準備を進めていたのだ。これを見るがいい」
ソクラテスの白い靄から人影が……!
『……ヘデラ! 余じゃ……カルミアじゃ! すまん、完全に油断しおったわい……。このバケモノに連れ去られてしまってな……』
「カルミア女王……!」
そうか……前にファルシオンが城へ乗り込んでいたのは、これが理由か。女王を捕らえようとしていたんだ。このソクラテスに献上する為に。
「ホホホホホホホ!! 女王は戴いた。私を攻撃するのであれば、女王は死ぬぞ」
「卑怯だぞ、お前……!!」
「勝負に卑怯もクソもあるか!! お前だって前回は不意打ちなんてマネをしやがっただろう。これはそのお返しさ」
「ああ、そうかよ」
どうにかして女王を救い出すんだ……。
それしか方法はない。
オートスキル『オーディール』をセット。
俺は突っ走った。
「どこへ逃げるつもりだ、聖女!!」
飛翔し、追いかけて来るソクラテス。物凄いスピードだ。すぐに追いつかれるだろう。俺はどんどん回避し、回避しまくった。
「お前のヘナチョコ物理攻撃なんぞ当たらねえよ!」
「貴様!! ちょこまかと! だが、それでは女王はいつまで経っても救えんぞ!! この私を倒す事も叶うまい!!」
そうかもしれん。
だが、やってみなくちゃ分からん。
「ヘデラ! 余の事は良い! 民あってこそ国じゃ。だから、このバケモノごと倒すのじゃ……!」
白い靄から顔を出し、カルミア女王は言った。……馬鹿な、俺に女王を殺せと? 出来るわけがねぇ。俺は救い出す。必ずな。
「ホホホホホホ……! 女王は黙ってろやああ!!」
ブチギレるソクラテスは、女王を乱暴に押し込めた。……許せん、絶対にだ。その最中、ネメシアとトーチカ、エコが駆けつけてきた。
「な、なにあれ!」
「あれって前にも」
「ソクラテスです! 大幹部の!!」
……みんな!
俺は……俺はあああああああッ!!
まさか、シミターを追いかけていくと天帝の大幹部【ダークスター】の『ソクラテス』が現れるとはな。
「お前……」
「ホホホホホ……。シミター、よくぞ聖女ヘデラを連れ出してくれた……褒美にスターゲイザーの……天帝様の力を分けてやろう」
「ありがたきお言葉!!」
白い人影のバケモノであるソクラテスは、白いチューブのような手を伸ばすとシミターの脳天にそれをぶっ刺した。
「おお……おおおおぉぉぉ……! 力が、力が漲りますぞ!! うぉぉぉおぉぉぉお…………お? お? おぉ!? うぎゃああああああああああああああああああああああッ……!!」
次第にシミターの身体を崩壊していき、消滅した。
なんだと!?
「どうなってやがる!」
「あらら。これは身体が耐えきれなかったようですな。ショボイ器だったのだから、仕方あるまい。シミターは死んだ。そして、ヘデラ……久しぶりだな」
「うるせーよ。さっさと始めるなら始めやがれ」
俺は【オートスキル】を構え、ソクラテスの出方を伺った。前は何とか倒したが、今回はパワーアップしてる可能性もある。
「そう警戒するな、聖女ヘデラ」
「なんだと」
「確かにお前には恨みがある。前は不意打ちとはいえ、身体を真っ二つにされた。だが、今回はあのようにはいかない。だから、私はヒュドラやアレクサンダーを良いように使ってやった。おかげで、そこそこの成果は出たようだが、ここまでだ」
今回仕組んでいたのは、コイツか。
「お前を倒す……ソクラテス!」
「そうはいかんのだよ。ヘデラよ、私は今日の日の為に準備を進めていたのだ。これを見るがいい」
ソクラテスの白い靄から人影が……!
『……ヘデラ! 余じゃ……カルミアじゃ! すまん、完全に油断しおったわい……。このバケモノに連れ去られてしまってな……』
「カルミア女王……!」
そうか……前にファルシオンが城へ乗り込んでいたのは、これが理由か。女王を捕らえようとしていたんだ。このソクラテスに献上する為に。
「ホホホホホホホ!! 女王は戴いた。私を攻撃するのであれば、女王は死ぬぞ」
「卑怯だぞ、お前……!!」
「勝負に卑怯もクソもあるか!! お前だって前回は不意打ちなんてマネをしやがっただろう。これはそのお返しさ」
「ああ、そうかよ」
どうにかして女王を救い出すんだ……。
それしか方法はない。
オートスキル『オーディール』をセット。
俺は突っ走った。
「どこへ逃げるつもりだ、聖女!!」
飛翔し、追いかけて来るソクラテス。物凄いスピードだ。すぐに追いつかれるだろう。俺はどんどん回避し、回避しまくった。
「お前のヘナチョコ物理攻撃なんぞ当たらねえよ!」
「貴様!! ちょこまかと! だが、それでは女王はいつまで経っても救えんぞ!! この私を倒す事も叶うまい!!」
そうかもしれん。
だが、やってみなくちゃ分からん。
「ヘデラ! 余の事は良い! 民あってこそ国じゃ。だから、このバケモノごと倒すのじゃ……!」
白い靄から顔を出し、カルミア女王は言った。……馬鹿な、俺に女王を殺せと? 出来るわけがねぇ。俺は救い出す。必ずな。
「ホホホホホホ……! 女王は黙ってろやああ!!」
ブチギレるソクラテスは、女王を乱暴に押し込めた。……許せん、絶対にだ。その最中、ネメシアとトーチカ、エコが駆けつけてきた。
「な、なにあれ!」
「あれって前にも」
「ソクラテスです! 大幹部の!!」
……みんな!
俺は……俺はあああああああッ!!
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