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第170話 裏切り勇者の恩義
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メサイアとリースは下着姿で人質に……手足をロープで固く縛られていた。口にはタオルのようなモノが巻かれ、喋れないようにされていた。
クソ……。あの別れた時、メサイアとリースに何があった……。
二人は、あんな貴族たちに遅れを取るようなヘマはしない。むしろ、五分もあれば全滅させていてもおかしくないはずだ。
「どうして……そんな顔をしているな。では、教えてやろう」
ノヴァが嘲笑うかのように手を広げ、真実を明かした。
「七剣星――それが答えだ」
「……この星の都の守護者たちか」
「そう、僕はね、マックノート家に取り入って、お願いしたんだよ。女神とエルフの奴隷が手に入るから、手を貸せってな……そうしたらどうだ――あの堅物のマックノート家のボケ共はものの見事に動いてくれた。そして、あの妨害作戦。一見、雑魚貴族の集団に見えたアレの中には『七剣星』が混じっていたのさ。それもリーダーのドゥーベ様がな! ははははは――!!!」
そういうことか!
してやられた……貴族を甘く見ていた、俺の判断ミスだ。
だが、懺悔をしている暇はない。
俺は、ノヴァを――!
「動くなよ、サトル。貴様の強さは十分に承知しておる。
いいか、絶対に動くなよ……少しでも動けば……」
ああああがそう警告をしてくる。
そこでノヴァが、リースに触れようとして――
「やめろ!!!」
「……ククク。そこで指をくわえて見ているがいい」
何かのスキルで、下着が溶けて……裸に……。
恐怖で涙を流すリース。
俺に目で助けを求めていた。
「やはり、このエルフは特別だな。そう思うだろう……ああああ」
「…………」
ああああは答えない。
「まあいい。僕はこのエルフを戴き、楽しむだけだ。女神は『マックノート家』へ献上する。約束でね、これで『ハレー家』の地位はそのままだ……そういう取引なんだよ。ふふふ、ははははははははは……!!!」
ノヴァは、今度はメサイアに手を――
「ぶっ殺す」
俺は『世界終焉剣・エクスカイザー』を投げ込もうとしたのだが、ああああが突然、ノヴァを突き飛ばしていた。
「――――――なっ!!」
「やめろ、この腐れ外道!!」
「き……貴様ああああああああ!! 僕を裏切る気か!! バカか!! 僕を怒らせない方がいいぞ……」
不気味に笑うノヴァは、手を変化させた。
「なんだあのゴツゴツとした腕……!」
まるでドラゴンの腕だ。
そんな鋭い腕がああああとメサイアのいる方へ襲い掛かり――まずい! そう焦った時だった。ああああがまるで二人を庇うようにして――――
「がはぁぁぁ…………!」
………………ウソだ。
ああああの腹部が貫かれて……
口から大量の血を吐き出し、そのまま倒れた。
「女を守ってどうなる。僕を裏切ってどうなる。その結果、貴様は命を引き換えに全てを失った……つまらんヤツだ」
『エクスカイザアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!』
俺は油断していたノヴァ目掛けて技を放った。
そのうちにメサイアとリース、瀕死のああああを救出した。
「……ああああ、お前、どうして……そんなことを……」
「……ごヴぁ……。こ、これで……いいんじゃ…………。人間、大切なのは日々の感謝と恩返し。施されたら……施し返さなあかん……恩返しじゃ」
「おい! しっかりしろ!! フォルもヒールを……」
フォルは首を横に振った。
「フォル……そんな」
「兄様、彼はもう……」
「サ、サトル、ワシはあの時、聖女さまのファンと言うとったろ。アレは実はウソじゃ…………ワシは本当は……リースさまの……。だ、だから、サ……トルの家族を守るためにワシは……。げぶっ…………! さ、最後の頼みを聞いてくれ…………」
「最後なんて言うなよ……!!」
「裏切ってすまなかった……ワシは……本当に…………家族のため……サトル。ワシの家族を頼――――」
ああああは目を閉じ、力尽き……帰らぬ人となった。
「なんで…………」
確かなことは、ああああは……俺の仲間を救ってくれた。
その勇気は、まさに勇者そのものだった。
「……すまない。俺の方こそすまなかった。だから……」
「くたばったか。裏切者には当然の報いだ」
ドラゴンの姿になったノヴァが現れた。
そうか……ああああは気づいたんだ。アレの本当の姿に。
ノヴァは『マグネター』だ。怪人だったのだ。
「ふっ……。この姿を晒す気はなかったんだが、もういい。所詮は人間とエルフ。我々、マグネターの領域には到達できない憐れな存在よ」
「言いたいことはそれだけか……怪人」
そう言い返すと、ノヴァは眉をピクっとさせた。
どうやら、怪人はそうとう効くらしい。
「その名で呼ぶなあァ!! 人間風情がああああああああ!!」
「お前が『ドラゴン』でよかったぜ……」
「なにをゴチャゴチャと!!」
力を借りるぜ、レッドスカーフ。
まさか、これもコピーメモリに入っていたとはな。
「ドラゴンキラーだあああああああああああッ!!!!!」
超巨大竜殺しの剣・ドラゴンキラーを投擲した。
ついでに【ニトロ】も付与しておいたので、その威力は絶大だ。
一瞬で到達したそれは、ノヴァの腹部に命中。あんな図体がでかけりゃ、さすがに的はでかいし当たりやすい。
「ばかな……なぜその剣をおおおおお……ウギァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!」
ニトロ爆発が連鎖し、森の一部は吹っ飛んだ。
マグネター、つまりモンスター扱いのノヴァは塵となり消え去った。
よかった、あれが『人間』だったらアウトだったろう。
だが、この大会のルール(掟)では、マグネターはモンスター扱いだ。それはこの戦いの前、エクスカイザーでマグネターを処理した時に証明している。
「兄様! 姉様とリースを回復させました」
「よくやった、フォル」
俺は急いで二人のもとへ。
「メサイア、リース」
「サトル……ごめん、まさか負けるとは思わなかった」
「足を引っ張ってしまいました、ごめんなさい」
「いいんだ……二人とも無事でよかったよ」
俺は二人をぎゅっと抱きしめた。
よかった……なにより生きていてくれて本当に良かった。
「くそう……俺の認識が甘かった。まさか『七剣星』がいて、しかもノヴァが『マグネター』で……ここまで入り込んでいたなんて…………すべては俺のせいだ。ああああのことも考えてやれなかった……」
「兄様。すべてを背負いこまないで下さい。これは、みんなで考え、みんなで行動を起こしたことですから、誰のせいでもありません」
「そうよ。私もリースもこんなになっちゃったけど、別にサトルを責めたりしないわ。だって、仲間じゃない。辛いことも悲しいことも一緒に乗り越えていく、それが仲間でしょう」
そうメサイアは、ああああの体に触れて……彼を。
「虹色の光……」
「ええ。彼を虹の空中庭園の神王様のもとへ」
メサイアの光に包まれた彼の体は――消えた。
「……ご冥福をお祈りいたします」
フォルは祈った。
それが、俺たちにできる唯一の……いや、俺はああああの為にも、都を変えなきゃならない。そして、星の都を乗っ取ろうとしている『マグネター』共も排除せねば。……いや、すでに支配されているのかもしれない。
すべては『マックノート家』の陰謀か……?
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そういうことか!
してやられた……貴族を甘く見ていた、俺の判断ミスだ。
だが、懺悔をしている暇はない。
俺は、ノヴァを――!
「動くなよ、サトル。貴様の強さは十分に承知しておる。
いいか、絶対に動くなよ……少しでも動けば……」
ああああがそう警告をしてくる。
そこでノヴァが、リースに触れようとして――
「やめろ!!!」
「……ククク。そこで指をくわえて見ているがいい」
何かのスキルで、下着が溶けて……裸に……。
恐怖で涙を流すリース。
俺に目で助けを求めていた。
「やはり、このエルフは特別だな。そう思うだろう……ああああ」
「…………」
ああああは答えない。
「まあいい。僕はこのエルフを戴き、楽しむだけだ。女神は『マックノート家』へ献上する。約束でね、これで『ハレー家』の地位はそのままだ……そういう取引なんだよ。ふふふ、ははははははははは……!!!」
ノヴァは、今度はメサイアに手を――
「ぶっ殺す」
俺は『世界終焉剣・エクスカイザー』を投げ込もうとしたのだが、ああああが突然、ノヴァを突き飛ばしていた。
「――――――なっ!!」
「やめろ、この腐れ外道!!」
「き……貴様ああああああああ!! 僕を裏切る気か!! バカか!! 僕を怒らせない方がいいぞ……」
不気味に笑うノヴァは、手を変化させた。
「なんだあのゴツゴツとした腕……!」
まるでドラゴンの腕だ。
そんな鋭い腕がああああとメサイアのいる方へ襲い掛かり――まずい! そう焦った時だった。ああああがまるで二人を庇うようにして――――
「がはぁぁぁ…………!」
………………ウソだ。
ああああの腹部が貫かれて……
口から大量の血を吐き出し、そのまま倒れた。
「女を守ってどうなる。僕を裏切ってどうなる。その結果、貴様は命を引き換えに全てを失った……つまらんヤツだ」
『エクスカイザアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!』
俺は油断していたノヴァ目掛けて技を放った。
そのうちにメサイアとリース、瀕死のああああを救出した。
「……ああああ、お前、どうして……そんなことを……」
「……ごヴぁ……。こ、これで……いいんじゃ…………。人間、大切なのは日々の感謝と恩返し。施されたら……施し返さなあかん……恩返しじゃ」
「おい! しっかりしろ!! フォルもヒールを……」
フォルは首を横に振った。
「フォル……そんな」
「兄様、彼はもう……」
「サ、サトル、ワシはあの時、聖女さまのファンと言うとったろ。アレは実はウソじゃ…………ワシは本当は……リースさまの……。だ、だから、サ……トルの家族を守るためにワシは……。げぶっ…………! さ、最後の頼みを聞いてくれ…………」
「最後なんて言うなよ……!!」
「裏切ってすまなかった……ワシは……本当に…………家族のため……サトル。ワシの家族を頼――――」
ああああは目を閉じ、力尽き……帰らぬ人となった。
「なんで…………」
確かなことは、ああああは……俺の仲間を救ってくれた。
その勇気は、まさに勇者そのものだった。
「……すまない。俺の方こそすまなかった。だから……」
「くたばったか。裏切者には当然の報いだ」
ドラゴンの姿になったノヴァが現れた。
そうか……ああああは気づいたんだ。アレの本当の姿に。
ノヴァは『マグネター』だ。怪人だったのだ。
「ふっ……。この姿を晒す気はなかったんだが、もういい。所詮は人間とエルフ。我々、マグネターの領域には到達できない憐れな存在よ」
「言いたいことはそれだけか……怪人」
そう言い返すと、ノヴァは眉をピクっとさせた。
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「お前が『ドラゴン』でよかったぜ……」
「なにをゴチャゴチャと!!」
力を借りるぜ、レッドスカーフ。
まさか、これもコピーメモリに入っていたとはな。
「ドラゴンキラーだあああああああああああッ!!!!!」
超巨大竜殺しの剣・ドラゴンキラーを投擲した。
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一瞬で到達したそれは、ノヴァの腹部に命中。あんな図体がでかけりゃ、さすがに的はでかいし当たりやすい。
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「よくやった、フォル」
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「サトル……ごめん、まさか負けるとは思わなかった」
「足を引っ張ってしまいました、ごめんなさい」
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「……ご冥福をお祈りいたします」
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それが、俺たちにできる唯一の……いや、俺はああああの為にも、都を変えなきゃならない。そして、星の都を乗っ取ろうとしている『マグネター』共も排除せねば。……いや、すでに支配されているのかもしれない。
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