30 / 449
第30話 聖女スキル - 奥義・覇王爆砕拳 -
しおりを挟む
レイドボスが出現した……しやがった。
どうやら、俺の『山小屋』に現れたらしい。
大至急で向かうと――そこには、なぜか王様の、ミクトランの姿が。それと、以前、城の前にいた複数のギルドもいた。
そうか、あれはレイドボスの『討伐隊』に選ばれた内の3ギルドだ。だから……みんな異常事態を察知し、集結したようだ。
改めて見ると、どいつもコイツもかなり練度が高い。俺たちと同じようなパーティ構成ってところだ。
「王様! レイドボスは!?」
「それがですね……おかしいのです」
「おかしい……とは?」
「ええ、サトル殿の山小屋の前に駆けつけてみれば、静かなものです。荒らされている様子もない。この湖の畔は美しい景観が保たれている。通常、レイドボスが現れれば、花は枯れ、荒地となり、なにも残らない。ですが、これはいったい……」
どうやら、王様でも分からない事態らしい。
どうなってやがる!?
そもそも、レイドボスは何処に…………
「サトル、小屋の中よ」
メサイアが俺の肩に手を置き、囁いた。
小屋の……中に?
なぜ、小屋の中に。
くそう、中にいられては【運搬スキル】の使用は不可能だ。
「王様、俺は小屋の中の様子を見に行ってきます。だから、もしなにかあったら……」
「ええ。状況に応じて動きますから、そのように討伐隊にも命令を下しておきます。なので、こちらは気にせず」
さすが王様。融通が利く。
しっかし、小屋の中にレイドボスがいる……?
だとしたら、非常に危険だ。
あの、ドラゴンですら大暴れし、大地を破壊し尽くしていた。
だったら【オートスキル】全スキル自動モードで……!
スキルをチェックしつつ、俺はゆっくり小屋に近づいた。
「………………」
出入口前まで来た。
あとは扉を開けて…………
「奥義! 『覇王爆砕拳《バクサイケン》』ッ――!!」
てぇっ!?
フォルがそんな奥義を繰り出し、俺の横を突風のように突っ込んでいた。
ドゴォォォォォォォォォォ~~~~~ン!
奥義とやらが小屋の扉を破壊し、中にいただろうレイドボスにそれをヒットさせたっぽい。マジか!
フォルとレイドボスらしい影が、小屋の反対側を突き破って外に出てくる。そこから更にフォルは体を素早く捻り――
「奥義! 『覇王天翔拳』!!」
毎度お馴染みの奥義も炸裂させていた。
凄まじい轟音が湖中に広がった。
なんてパワー、破壊力だ。
それに、なんつー動きをしやがる、フォルのヤツ。
人間離れすぎるぞ。
レイドボスを追い出したフォルは、宙を舞いながら、俺の元に戻ってきた。
「おい、この脳筋聖女! 小屋を破壊するつもりか!!」
「ご、ごめんなさいですよ。修理代は必ず体でお支払いを……ですが、家を木っ端微塵にされるくらいならと。どうかお許し下さいまし」
「……ったく。でも、良くやったよフォル。お前の奥義のおかげで、レイドボスを外に追い出せたんだからな。つか、俺の小屋になんで、レイドボスが!?」
レイドボスを吹っ飛ばした場所を確認すると――
そこには、
「…………は? メサイア……?」
「…………」
メサイアそっくりのヤツがそこにはいた。
顔、体形まるで一緒の……。ただ、髪の色は赤みが掛かっている。これじゃあまるで、2Pカラーだな。
いやだがしかし、本物はいる。
リースと一緒にいる。
「お、おい……メサイア。あのお前そっくりのレイドボスは知り合いか?」
「……ええ、少しだけね。そいつは死神でもあり、女神でもある謎多き存在……冥界の死女神・アルラトゥね」
なんだって!?
あのレイドボスが……?
どれ……。
アルラトゥ【Lv.XXXXXX】
<< All Status Unknown >>
……やっぱり、ステータスは読み取れない。
だが、レイドボスなのは確かだ。
メサイアに似ているだけに、やり辛いが、なんであれ。
ヤツはメサイアではない。
顔が似ていようが関係ない。倒すだけだ。
「アルラトゥ……だったか。言葉は話せるのか」
「………………」
アルラトゥは、ただ俺を儚げに見つめていた。
……なんで、そんな目で俺を。
なんだか、魂を吸い込まれるような……そんな錯覚さえ覚える。
なんだか――アイツは。
俺は、なんでアイツを倒したくないんだ……?
メサイアに似ているから?
「サトル。落ち着いて。アイツの、アルラトゥの素顔は誰にも認知できないの。多分きっと、今はサトルの一番想っているヒトの顔に変換されていると思う。惑わされないで」
そういうカラクリかよ。なんとやり辛い……。
しかし、そうか。あれは、レイドボスの幻術ってところか。
こうなったら、一気に【オートスキル】で――。
――遅かった。
アルラトゥの右手が巨大なバケモノの、魔獣のような禍々しい手に変貌させ、それを繰り出し、それが地面を抉った。その恐ろしい爆風、衝撃波がこちらに襲い掛かってきた!
あ……あんなモン喰らったら、一気にHPがレッドゾーンだぞ! 下手すりゃ即死だ。やばい。やばすぎる。
と、あたふたしていると、
「ミレニアム!!」
王様がバリアを展開してくれた! あっぶねえ!
こんな時の王様バリアだな。助かったぜ。
「皆さん大丈夫ですか? このバリアの中にいる限り、ヤツの攻撃は受けません。迂闊な行動は差し控えるように。いいですね」
「………………」
敵はこちらを……いや、やっぱり俺をみつめている。
なんで、俺なんだ!
そんな膠着状態が続いていると……
<< あなたの家、気に入った。あなたの優しさがそこにあるみたいだった。素敵ね。だから、破壊はしないであげたの。
――でも、ね。世界は残酷。とてもとても残酷。あなたは、いずれこの世界の本当の姿を知ることになる。だからね、ひとつ……いえ、ふたつだけ教えてあげる >>
……?
<< メサイアと私は、元々はひとつの存在だった。
だから、きっと、メサイアは幻だとか言って誤魔化したでしょうけど、この姿は正しいの。どちらも同じようで、今は違う。けれどね、いつかはひとつに戻らなければならない時がくる。それまでは、私を守ってあげて >>
なっ……!?
メサイアとアルラトゥが同じ存在だって……?
どういうことだ!?
<< 最後に、倒すべき敵は我々レイドボスではないわ。本当の敵は別にいる。それは、あなたの身近なところにいるかもね。でも、その前に……世界を破壊した方がいい >>
……はぁ!?
こいつ何を……さっきから一体なにを!
それに、リースのテレパシーとはまるで次元が違う、俺だけに【ステルスメッセージ】!? 周りの皆には一切聞こえていないみたいだ。
チクショウ、さっきからアルラトゥは俺に何を!
アルラトゥは俺に微笑むと――
おまけを残して――突然、姿を消した。
「……なんだったんだ?」
ん!?
おまけ!?
『ダークスライム』×10が現れた……!
しかも…… 【Lv.3000】の。
レベル高すぎるだろ!!
「あ、あのレイドボス……とんだ置き土産を! 王様、俺たちは小屋を守る」
【運搬スキル】で収納してもいいが、『破損状態』の物体をミニチュアにすると、更に壊れる可能性が高い。
だからそれは回避したい。このまま守りきるしかないのだ。
「ええ。是非そうして下さい。こちらはバリアを解除して、スライムを討伐しますが、敵はかなりの強さ。サトル殿もいくつか頼みますよ」
「分かった。よし、メサイア、リース、フォル。俺たちは、あの『ダークスライム』を、まずは1体倒す。いいな?」
「オーケー。レベル上げまくってきたから、私も戦うわ!」
「お任せ下さいっ。サトルさんに引っ張って戴いたおかげで、あたしもかなり強くなりましたから! お役に立てるかと!」
「兄様。わたくしの『奥義コンボ』をお見せする時がきたようですね!」
お~、家の事となると、みんなヤル気満々だなぁ。
レイドボスとはやり合うのは厳しそうだったが、こいつらなら。
「よし、みんな。家を守るため、スライム共を倒すぞ!!」
「「「おおおおおおお~~~~!!!!!」」」
仲間や討伐隊も気合を入れるように、叫んだ。
よし、行くぞ……!!
どうやら、俺の『山小屋』に現れたらしい。
大至急で向かうと――そこには、なぜか王様の、ミクトランの姿が。それと、以前、城の前にいた複数のギルドもいた。
そうか、あれはレイドボスの『討伐隊』に選ばれた内の3ギルドだ。だから……みんな異常事態を察知し、集結したようだ。
改めて見ると、どいつもコイツもかなり練度が高い。俺たちと同じようなパーティ構成ってところだ。
「王様! レイドボスは!?」
「それがですね……おかしいのです」
「おかしい……とは?」
「ええ、サトル殿の山小屋の前に駆けつけてみれば、静かなものです。荒らされている様子もない。この湖の畔は美しい景観が保たれている。通常、レイドボスが現れれば、花は枯れ、荒地となり、なにも残らない。ですが、これはいったい……」
どうやら、王様でも分からない事態らしい。
どうなってやがる!?
そもそも、レイドボスは何処に…………
「サトル、小屋の中よ」
メサイアが俺の肩に手を置き、囁いた。
小屋の……中に?
なぜ、小屋の中に。
くそう、中にいられては【運搬スキル】の使用は不可能だ。
「王様、俺は小屋の中の様子を見に行ってきます。だから、もしなにかあったら……」
「ええ。状況に応じて動きますから、そのように討伐隊にも命令を下しておきます。なので、こちらは気にせず」
さすが王様。融通が利く。
しっかし、小屋の中にレイドボスがいる……?
だとしたら、非常に危険だ。
あの、ドラゴンですら大暴れし、大地を破壊し尽くしていた。
だったら【オートスキル】全スキル自動モードで……!
スキルをチェックしつつ、俺はゆっくり小屋に近づいた。
「………………」
出入口前まで来た。
あとは扉を開けて…………
「奥義! 『覇王爆砕拳《バクサイケン》』ッ――!!」
てぇっ!?
フォルがそんな奥義を繰り出し、俺の横を突風のように突っ込んでいた。
ドゴォォォォォォォォォォ~~~~~ン!
奥義とやらが小屋の扉を破壊し、中にいただろうレイドボスにそれをヒットさせたっぽい。マジか!
フォルとレイドボスらしい影が、小屋の反対側を突き破って外に出てくる。そこから更にフォルは体を素早く捻り――
「奥義! 『覇王天翔拳』!!」
毎度お馴染みの奥義も炸裂させていた。
凄まじい轟音が湖中に広がった。
なんてパワー、破壊力だ。
それに、なんつー動きをしやがる、フォルのヤツ。
人間離れすぎるぞ。
レイドボスを追い出したフォルは、宙を舞いながら、俺の元に戻ってきた。
「おい、この脳筋聖女! 小屋を破壊するつもりか!!」
「ご、ごめんなさいですよ。修理代は必ず体でお支払いを……ですが、家を木っ端微塵にされるくらいならと。どうかお許し下さいまし」
「……ったく。でも、良くやったよフォル。お前の奥義のおかげで、レイドボスを外に追い出せたんだからな。つか、俺の小屋になんで、レイドボスが!?」
レイドボスを吹っ飛ばした場所を確認すると――
そこには、
「…………は? メサイア……?」
「…………」
メサイアそっくりのヤツがそこにはいた。
顔、体形まるで一緒の……。ただ、髪の色は赤みが掛かっている。これじゃあまるで、2Pカラーだな。
いやだがしかし、本物はいる。
リースと一緒にいる。
「お、おい……メサイア。あのお前そっくりのレイドボスは知り合いか?」
「……ええ、少しだけね。そいつは死神でもあり、女神でもある謎多き存在……冥界の死女神・アルラトゥね」
なんだって!?
あのレイドボスが……?
どれ……。
アルラトゥ【Lv.XXXXXX】
<< All Status Unknown >>
……やっぱり、ステータスは読み取れない。
だが、レイドボスなのは確かだ。
メサイアに似ているだけに、やり辛いが、なんであれ。
ヤツはメサイアではない。
顔が似ていようが関係ない。倒すだけだ。
「アルラトゥ……だったか。言葉は話せるのか」
「………………」
アルラトゥは、ただ俺を儚げに見つめていた。
……なんで、そんな目で俺を。
なんだか、魂を吸い込まれるような……そんな錯覚さえ覚える。
なんだか――アイツは。
俺は、なんでアイツを倒したくないんだ……?
メサイアに似ているから?
「サトル。落ち着いて。アイツの、アルラトゥの素顔は誰にも認知できないの。多分きっと、今はサトルの一番想っているヒトの顔に変換されていると思う。惑わされないで」
そういうカラクリかよ。なんとやり辛い……。
しかし、そうか。あれは、レイドボスの幻術ってところか。
こうなったら、一気に【オートスキル】で――。
――遅かった。
アルラトゥの右手が巨大なバケモノの、魔獣のような禍々しい手に変貌させ、それを繰り出し、それが地面を抉った。その恐ろしい爆風、衝撃波がこちらに襲い掛かってきた!
あ……あんなモン喰らったら、一気にHPがレッドゾーンだぞ! 下手すりゃ即死だ。やばい。やばすぎる。
と、あたふたしていると、
「ミレニアム!!」
王様がバリアを展開してくれた! あっぶねえ!
こんな時の王様バリアだな。助かったぜ。
「皆さん大丈夫ですか? このバリアの中にいる限り、ヤツの攻撃は受けません。迂闊な行動は差し控えるように。いいですね」
「………………」
敵はこちらを……いや、やっぱり俺をみつめている。
なんで、俺なんだ!
そんな膠着状態が続いていると……
<< あなたの家、気に入った。あなたの優しさがそこにあるみたいだった。素敵ね。だから、破壊はしないであげたの。
――でも、ね。世界は残酷。とてもとても残酷。あなたは、いずれこの世界の本当の姿を知ることになる。だからね、ひとつ……いえ、ふたつだけ教えてあげる >>
……?
<< メサイアと私は、元々はひとつの存在だった。
だから、きっと、メサイアは幻だとか言って誤魔化したでしょうけど、この姿は正しいの。どちらも同じようで、今は違う。けれどね、いつかはひとつに戻らなければならない時がくる。それまでは、私を守ってあげて >>
なっ……!?
メサイアとアルラトゥが同じ存在だって……?
どういうことだ!?
<< 最後に、倒すべき敵は我々レイドボスではないわ。本当の敵は別にいる。それは、あなたの身近なところにいるかもね。でも、その前に……世界を破壊した方がいい >>
……はぁ!?
こいつ何を……さっきから一体なにを!
それに、リースのテレパシーとはまるで次元が違う、俺だけに【ステルスメッセージ】!? 周りの皆には一切聞こえていないみたいだ。
チクショウ、さっきからアルラトゥは俺に何を!
アルラトゥは俺に微笑むと――
おまけを残して――突然、姿を消した。
「……なんだったんだ?」
ん!?
おまけ!?
『ダークスライム』×10が現れた……!
しかも…… 【Lv.3000】の。
レベル高すぎるだろ!!
「あ、あのレイドボス……とんだ置き土産を! 王様、俺たちは小屋を守る」
【運搬スキル】で収納してもいいが、『破損状態』の物体をミニチュアにすると、更に壊れる可能性が高い。
だからそれは回避したい。このまま守りきるしかないのだ。
「ええ。是非そうして下さい。こちらはバリアを解除して、スライムを討伐しますが、敵はかなりの強さ。サトル殿もいくつか頼みますよ」
「分かった。よし、メサイア、リース、フォル。俺たちは、あの『ダークスライム』を、まずは1体倒す。いいな?」
「オーケー。レベル上げまくってきたから、私も戦うわ!」
「お任せ下さいっ。サトルさんに引っ張って戴いたおかげで、あたしもかなり強くなりましたから! お役に立てるかと!」
「兄様。わたくしの『奥義コンボ』をお見せする時がきたようですね!」
お~、家の事となると、みんなヤル気満々だなぁ。
レイドボスとはやり合うのは厳しそうだったが、こいつらなら。
「よし、みんな。家を守るため、スライム共を倒すぞ!!」
「「「おおおおおおお~~~~!!!!!」」」
仲間や討伐隊も気合を入れるように、叫んだ。
よし、行くぞ……!!
20
お気に入りに追加
1,261
あなたにおすすめの小説
無人島Lv.9999 無人島開発スキルで最強の島国を作り上げてスローライフ
桜井正宗
ファンタジー
帝国の第三皇子・ラスティは“無能”を宣告されドヴォルザーク帝国を追放される。しかし皇子が消えた途端、帝国がなぜか不思議な力によって破滅の道へ進む。周辺国や全世界を巻き込み次々と崩壊していく。
ラスティは“謎の声”により無人島へ飛ばされ定住。これまた不思議な能力【無人島開発】で無人島のレベルをアップ。世界最強の国に変えていく。その噂が広がると世界の国々から同盟要請や援助が殺到するも、もう遅かった。ラスティは、信頼できる仲間を手に入れていたのだ。彼らと共にスローライフを送るのであった。
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
転移術士の成り上がり
名無し
ファンタジー
ベテランの転移術士であるシギルは、自分のパーティーをダンジョンから地上に無事帰還させる日々に至上の喜びを得ていた。ところが、あることがきっかけでメンバーから無能の烙印を押され、脱退を迫られる形になる。それがのちに陰謀だと知ったシギルは激怒し、パーティーに対する復讐計画を練って実行に移すことになるのだった。
【完結】おじいちゃんは元勇者
三園 七詩
ファンタジー
元勇者のおじいさんに拾われた子供の話…
親に捨てられ、周りからも見放され生きる事をあきらめた子供の前に国から追放された元勇者のおじいさんが現れる。
エイトを息子のように可愛がり…いつしか子供は強くなり過ぎてしまっていた…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる