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三章(3)白騎士様が私に甘すぎる
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(ほんと、正直な人……)
ここまでわかりやすい姿を見たのは初めてな気がする。
おかしくなったのは苦し紛れの言い訳説、そんなドミニクの毎日化され続けている言葉も日に日にシルフィアの中から遠のく。
主人公に心を奪われていたとは思えないくらい、彼は素敵で――。
「シルフィア?」
クラウスが目を持ち上げ、ぱちりと視線が合ってシルフィアは動揺した。
「いえ、私も悪口にだなんて聞こえていませんから安心してください。えぇと……少し風変りなのはあると思いますし。茶会の誘いだってよく断りましたから」
店での女子会もとても人気だった。令嬢たちは社交界でその話を自慢するのも好きだったが、シルフィアにはその感覚があまり分からない。
「そうか。君は勉強を大切にしていたからな」
後ろめたさに少し気が重くなる。
自分のために多く時間を使っていたのは、別れたあとのことを考えての行動だ。主人公に惚れた彼のことをどうこう思える身ではない。
(あなたはいつも清く正しくて……だから、後ろめたくてあまりそばにいられなかったの)
あの頃と同じく良心がずきりと痛む。
婚約者になってからずっと、クラウスは年上の兄みたいに優しい目で笑っていた。
初めて彼の屋敷に招かれての両家の晩餐会でも、リードしてくれた。
手にあまり触れることはなかったが、彼らしい距離感できちんと婚約者の尊厳を守った。
「シルフィア、そんな顔をさせたかったわけではないんだ」
「えっ?」
「何か、言葉を間違えてしまったのなら謝ろう。すまなかった」
目の下を指で撫でる感触にハッと顔を上げると、クラウスがシルフィアの頬へ触れていた。
シルフィアは実感するなり耳まで赤くした。
「君は――……」
クラウスが小さく目を見開き、そしてブルーの色を揺らめかせて口を閉じる。
尋ねたい気もしたが、今は聞いてはいけない空気にも感じた。
見つめてくる彼の眼差しが、熱い。胸のどきどきは期待するみたいにうるさい。
「さ、残りも食べてしまおうか」
「そ、そうですね」
彼がぱっと笑顔を作って「どうぞ」と促してきたので、外出した目的を思い出してシルフィアも慌てて食べることに集中する。
途端に普通の空気が戻ったように感じて、どきどきしていた自分が恥ずかしくなる。
(私、彼を意識しすぎだわ)
自分の勘違いだったみたいだ。
たぶん、淡い期待へのときめきと騒がしい乙女心のせい。
ケーキを食べ終わると心残りみたいな気持ちがした。
(これで、短いデートも終わり――)
共に店を出るべく動きだしながら、離れたくない気持ちが胸にせり上がってきた。
まだ、一緒にいたい。もう少し彼と過ごしたい、と――。
俯きながら外へ出る。だがその時、クラウスがシルフィアの腕を掴んで、自分へと向き合わせた。
「クラウス?」
「俺たちは婚約者同士にしては恋人未満な関係だった……その、まだ時間もあるし、二人きりになれる場所に移動して、もう少し婚約者らしいことをして過ごさないか?」
シルフィアは頬を染めた。
「そ、それって……」
またしても自分の早とちりかもしれないと慌てて頭の中から妄想を追い出したら、クラウスが唇を耳に寄せて追い打ちをかける。
「君が許してくれるのなら、先日と同じく中まで触れさせてもらいたい」
囁く低い声に、耳元で心臓がどっと音を上げた。
先日の密やかなキスのことが蘇った。婚約者たちは恋人同士の時間を持つが、シルフィアは年頃になってもクラウスに誘われたことがなかった。
「そう、その顔だ」
撫でるみたいに頬に手を添えられて、シルフィアはどきどきしながらそっと眼差しを持ち上げる。クラウスが一層熱く見つめてきた。
「君が俺を意識している表情を見ると、たまらない気持ちになるんだ。俺はこんなにも可愛い君の表情を逃し続けていた。もっと見たい」
「クラウス……」
「俺は、もう一度そこに触れられないかとずっと考えていた」
髪をくしゃりと指先で鳴らしながら、顔を包み込んで彼の唇が寄せられる。きゅっと身構えたシルフィアは、頬に軽く唇を押しつけられて肩透かしをくらった。
その拍子に、嫌でも自分の気持ちを受け止めざるをえなくなった。
二人きりで出掛けることが決まった時からずっと、もしかしたらまたキスがあるかも、ということばかり考えていた。
それは、もう一度彼に触れてもらえないかと想像していたから。
「……私も……またしてみたいです……」
彼を受け入れると決めたわけでもないのに、そんなことだめだと思う。それなのに見上げる気持ちに逆らえなかった。
戻ってきた婚約者を疑いたくないと胸の高鳴りが訴えてくる。
彼が触れたくなるのも、特別優しくするのも恋の相手のレイニアだけ。
それが自分にだけ向けられるものならよかったのに――そう年齢を重ねるごとに切なく考えたことが脳裏を過ぎる。
「近くに休憩室があったはずだ」
クラウスがシルフィアの肩を抱いて足早に動きだす。
その余裕のない感じが、また彼女の胸を甘く高鳴らせた。
(そんなに私とキスをしたいの……?)
休憩室というのは宿のことだろう。一拍する以外、恋人たちが過ごす場所になっているのはシルフィアも知っていた。
そういう場所はたいてい綺麗な宿だとは社交界で耳にした。クラウスが入ったのもお洒落な町中にあるそんな建物だった。
「ご利用は三時間です。どうぞごゆっくり」
クラウスが店主から鍵を受け取り、シルフィアの肩に腕を回して階段を急ぐようにして上がる。彼女は戸惑った。
「あの、一時間のプランもあったのに――」
そんなに長い時間キスには不要だろう。そもそもクラウスは、このあとで王宮の大会議だって入っている。
「それだけで足りる気がしない」
え、という驚く声はタイミングを失った。
階段を上がった先で、クラウスが鍵についた番号と同じ扉を開けた。彼に導かれる形で室内に入ったシルフィアは、後ろで鍵のかかる音を聞いた直後に、肩を掴んでくるりと彼に向き合わされた。
声を出す暇もなく唇を奪われる。
「んんっ……ふぅ、ン……っ」
初めてした時と違って、クラウスのキスは食べるみたいに激しかった。
その強引さが、先日よりも早急に甘やな鼓動をシルフィアの身体に刻んだ。彼はいやらしい音を立てて啄み、舌でシルフィアの唇を濡らしていく。
勢いで押されて背が扉に当たった。彼の大きな手がシルフィアの背中に滑り込んで、痛みはなかった。
(気持ちいい)
呼吸は苦しいのに、気持ちよさにくらくらする。
うっとりとした心地になって口が自然と開くと、そこに望んだタイミングで彼の熱が差し込まれた。
「んぅ、んっ……ん……」
彼がねっとりと咥内をかき混ぜる。左手を握り『怖くないよ』というみたいに優しく力を入れられ、シルフィアの身体から力が抜けていく。
「気持ちよさそうだ。いいのか?」
話す際に彼が離れていくのを感じて、シルフィアは自分の舌を伸ばして追い駆けた。
「は、ぁ、いい……もっと、してみたい」
「君は魔性持ちでもあるのか? なんだってこう、色っぽいんだ」
繋いでいる彼の手にぐっと力が入る。彼はちゅっちゅっと吸いついてはくれるけれど、シルフィアが欲しいのはそれではないのだ。
「クラウス、舌、触って」
キスをすると身体の中にぞくぞくとした甘美な心地がたまっていく感覚がある。刺激が弱まると、途端に何かが遠ざかるような切ない感じになった。
その甘美な感覚が今よりいっぱいになったら、どれくらい気持ちいいのだろう。
「――それなら望み通りに」
クラウスがぐいっと引き寄せ、二人の唇が深く重なった。
ここまでわかりやすい姿を見たのは初めてな気がする。
おかしくなったのは苦し紛れの言い訳説、そんなドミニクの毎日化され続けている言葉も日に日にシルフィアの中から遠のく。
主人公に心を奪われていたとは思えないくらい、彼は素敵で――。
「シルフィア?」
クラウスが目を持ち上げ、ぱちりと視線が合ってシルフィアは動揺した。
「いえ、私も悪口にだなんて聞こえていませんから安心してください。えぇと……少し風変りなのはあると思いますし。茶会の誘いだってよく断りましたから」
店での女子会もとても人気だった。令嬢たちは社交界でその話を自慢するのも好きだったが、シルフィアにはその感覚があまり分からない。
「そうか。君は勉強を大切にしていたからな」
後ろめたさに少し気が重くなる。
自分のために多く時間を使っていたのは、別れたあとのことを考えての行動だ。主人公に惚れた彼のことをどうこう思える身ではない。
(あなたはいつも清く正しくて……だから、後ろめたくてあまりそばにいられなかったの)
あの頃と同じく良心がずきりと痛む。
婚約者になってからずっと、クラウスは年上の兄みたいに優しい目で笑っていた。
初めて彼の屋敷に招かれての両家の晩餐会でも、リードしてくれた。
手にあまり触れることはなかったが、彼らしい距離感できちんと婚約者の尊厳を守った。
「シルフィア、そんな顔をさせたかったわけではないんだ」
「えっ?」
「何か、言葉を間違えてしまったのなら謝ろう。すまなかった」
目の下を指で撫でる感触にハッと顔を上げると、クラウスがシルフィアの頬へ触れていた。
シルフィアは実感するなり耳まで赤くした。
「君は――……」
クラウスが小さく目を見開き、そしてブルーの色を揺らめかせて口を閉じる。
尋ねたい気もしたが、今は聞いてはいけない空気にも感じた。
見つめてくる彼の眼差しが、熱い。胸のどきどきは期待するみたいにうるさい。
「さ、残りも食べてしまおうか」
「そ、そうですね」
彼がぱっと笑顔を作って「どうぞ」と促してきたので、外出した目的を思い出してシルフィアも慌てて食べることに集中する。
途端に普通の空気が戻ったように感じて、どきどきしていた自分が恥ずかしくなる。
(私、彼を意識しすぎだわ)
自分の勘違いだったみたいだ。
たぶん、淡い期待へのときめきと騒がしい乙女心のせい。
ケーキを食べ終わると心残りみたいな気持ちがした。
(これで、短いデートも終わり――)
共に店を出るべく動きだしながら、離れたくない気持ちが胸にせり上がってきた。
まだ、一緒にいたい。もう少し彼と過ごしたい、と――。
俯きながら外へ出る。だがその時、クラウスがシルフィアの腕を掴んで、自分へと向き合わせた。
「クラウス?」
「俺たちは婚約者同士にしては恋人未満な関係だった……その、まだ時間もあるし、二人きりになれる場所に移動して、もう少し婚約者らしいことをして過ごさないか?」
シルフィアは頬を染めた。
「そ、それって……」
またしても自分の早とちりかもしれないと慌てて頭の中から妄想を追い出したら、クラウスが唇を耳に寄せて追い打ちをかける。
「君が許してくれるのなら、先日と同じく中まで触れさせてもらいたい」
囁く低い声に、耳元で心臓がどっと音を上げた。
先日の密やかなキスのことが蘇った。婚約者たちは恋人同士の時間を持つが、シルフィアは年頃になってもクラウスに誘われたことがなかった。
「そう、その顔だ」
撫でるみたいに頬に手を添えられて、シルフィアはどきどきしながらそっと眼差しを持ち上げる。クラウスが一層熱く見つめてきた。
「君が俺を意識している表情を見ると、たまらない気持ちになるんだ。俺はこんなにも可愛い君の表情を逃し続けていた。もっと見たい」
「クラウス……」
「俺は、もう一度そこに触れられないかとずっと考えていた」
髪をくしゃりと指先で鳴らしながら、顔を包み込んで彼の唇が寄せられる。きゅっと身構えたシルフィアは、頬に軽く唇を押しつけられて肩透かしをくらった。
その拍子に、嫌でも自分の気持ちを受け止めざるをえなくなった。
二人きりで出掛けることが決まった時からずっと、もしかしたらまたキスがあるかも、ということばかり考えていた。
それは、もう一度彼に触れてもらえないかと想像していたから。
「……私も……またしてみたいです……」
彼を受け入れると決めたわけでもないのに、そんなことだめだと思う。それなのに見上げる気持ちに逆らえなかった。
戻ってきた婚約者を疑いたくないと胸の高鳴りが訴えてくる。
彼が触れたくなるのも、特別優しくするのも恋の相手のレイニアだけ。
それが自分にだけ向けられるものならよかったのに――そう年齢を重ねるごとに切なく考えたことが脳裏を過ぎる。
「近くに休憩室があったはずだ」
クラウスがシルフィアの肩を抱いて足早に動きだす。
その余裕のない感じが、また彼女の胸を甘く高鳴らせた。
(そんなに私とキスをしたいの……?)
休憩室というのは宿のことだろう。一拍する以外、恋人たちが過ごす場所になっているのはシルフィアも知っていた。
そういう場所はたいてい綺麗な宿だとは社交界で耳にした。クラウスが入ったのもお洒落な町中にあるそんな建物だった。
「ご利用は三時間です。どうぞごゆっくり」
クラウスが店主から鍵を受け取り、シルフィアの肩に腕を回して階段を急ぐようにして上がる。彼女は戸惑った。
「あの、一時間のプランもあったのに――」
そんなに長い時間キスには不要だろう。そもそもクラウスは、このあとで王宮の大会議だって入っている。
「それだけで足りる気がしない」
え、という驚く声はタイミングを失った。
階段を上がった先で、クラウスが鍵についた番号と同じ扉を開けた。彼に導かれる形で室内に入ったシルフィアは、後ろで鍵のかかる音を聞いた直後に、肩を掴んでくるりと彼に向き合わされた。
声を出す暇もなく唇を奪われる。
「んんっ……ふぅ、ン……っ」
初めてした時と違って、クラウスのキスは食べるみたいに激しかった。
その強引さが、先日よりも早急に甘やな鼓動をシルフィアの身体に刻んだ。彼はいやらしい音を立てて啄み、舌でシルフィアの唇を濡らしていく。
勢いで押されて背が扉に当たった。彼の大きな手がシルフィアの背中に滑り込んで、痛みはなかった。
(気持ちいい)
呼吸は苦しいのに、気持ちよさにくらくらする。
うっとりとした心地になって口が自然と開くと、そこに望んだタイミングで彼の熱が差し込まれた。
「んぅ、んっ……ん……」
彼がねっとりと咥内をかき混ぜる。左手を握り『怖くないよ』というみたいに優しく力を入れられ、シルフィアの身体から力が抜けていく。
「気持ちよさそうだ。いいのか?」
話す際に彼が離れていくのを感じて、シルフィアは自分の舌を伸ばして追い駆けた。
「は、ぁ、いい……もっと、してみたい」
「君は魔性持ちでもあるのか? なんだってこう、色っぽいんだ」
繋いでいる彼の手にぐっと力が入る。彼はちゅっちゅっと吸いついてはくれるけれど、シルフィアが欲しいのはそれではないのだ。
「クラウス、舌、触って」
キスをすると身体の中にぞくぞくとした甘美な心地がたまっていく感覚がある。刺激が弱まると、途端に何かが遠ざかるような切ない感じになった。
その甘美な感覚が今よりいっぱいになったら、どれくらい気持ちいいのだろう。
「――それなら望み通りに」
クラウスがぐいっと引き寄せ、二人の唇が深く重なった。
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