妹に悪役令嬢にされて隣国の聖女になりました

アイリーンは、継母のカーラと義妹のマリーンにしいたげられていた。

マリーンは、あちこちで嘘をついてアイリーンを悪役令嬢にしたてあげ、あげくのはてにアイリーンの婚約者を奪いとる。

そんなアイリーンの気晴らしは物語をつくることだ。
ある日、新作を売りにいった帰り、アイリーンは道に倒れていた隣国の王子フランを救う。

フランは結界がゆるみ、病人が多発する自国のためにゴールデンローズを探しに来ていたのだ。

ゴールデンローズは、奇跡の花と言われている。
その花に触れるだけで、どんな病もたちまち治るからだ。

お互いを愛するようになっていたアイリーンとフランにゴールデンローズを咲かせられる女が見つかった、と知らせがはいる。

その女の正体はなんと、あのマリーンだった。

真実を確かめにマリーンの元に駆けつけるアイリーンとフラン。

だか、フランは命を落としそうになる。

フランを救えたのは、マリーンではなく、真実の愛に出会ったアイリーンだったのだ。

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