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いつもの日常1
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私の名前は水憐(すいれん)。ただの高校二年生。腐女子ということを除いて。
「はぁぁー、学校疲れた」
私はそういいながら自分のベッドにダイブした。
「お姉ちゃん、おかえり」
「ただいま」
コイツは私の弟の颯太(そうた)。幸い、まだ腐バレはしていない。颯太はスマホをいじりながらアイスを食べている。
「美味しそうなの食べてんじゃん」
「なんだよ」
私は颯太がスマホに夢中になっているタイミングを見計らって颯太のアイスにかぶりついた。
「はむっ」
「おいっ、勝手に食うな」
やべ。颯太は怒ると怖いからな。顔が本気だ。
「お願いします、お願いします、チョコ買うから許してください!」
私がチョコと言う言葉を言った瞬間、颯太の動きが止まった。ふふふ。何十年も一緒に住んでたら弟の好みくらいわかるんだよ。
「まじっ!チョコ買ってくれんの!よっしゃ!」
チョロいチョロい。
「よし、じゃあ私が今から買ってきてあげよう」
「俺も~」
「えっ、颯太も一緒に来るの?」
「そうだけど?」
珍しい。颯太は滅多に外には出たがらないのに。頭でも打ったのだろうか。
「わかった。早く行こ」
こうして私達姉弟は近くのコンビニに出発した。道中はしっかり交通安全に気をつけて行った。
「到着ー」
早速、店内に入る。
「涼しいー」
「涼しいー」
颯太と声が重なった。ちょっと恥ずかしい。まぁ涼しいのは事実だし仕方ないだろうと思い、そのまま店内を散策する。
「お姉ちゃんー!チョコあった!」
「うるさい!」
私は颯太の頭を一発殴った。流石に店内で大きな声を出すのはダメだろ。
「で、何?」
「チョコあったよ!」
「ふーん、どれ?」
「これ!」
そう言って颯太が持ってきたものを見た。
「って、これ絶対高いやつでしょ!」
「へへ、バレちゃった」
ふざけんな。これ絶対高いやつだ。パッケージ、金色だし。
「二百円くらいのやつなら買ってあげる」
「はーい」
そして颯太が持ってきたものは普通の板チョコだった。これなら買える。
「おーけー。レジ行くよ」
「わかった」
レジにはほとんど人がいなかったのですぐに買えた。買った後は寄り道をせず、そのまま家に帰った。
「ただいまー」
「おかえりー、ご飯できてるよ」
「はーい」
台所からは美味しそうなカレーの匂いがする。きっと晩御飯はカレーだな。
「いっただきまーす!」
うまし。やっぱりお母さんが作るカレーは美味しい。でもおかわりはしない。そんなことしてたらアレを読む時間がなくなるからな。
「ごちそうさま」
そう言った瞬間椅子から立ち上がり自分の部屋に直行する。
「やっと読める♪」
そういいながら隠していたアレを取り出す。もちろん自分しかわからない場所に隠している。
「これこれー!」
私が取り出したのはもちろん、BL漫画!
「続き続きー♪」
そしてページをパラパラめくる。BL漫画を読んでいたら時間なんて一瞬で過ぎる。一時間が1分くらいだ。
今読んでいる漫画を読み終え、次の巻を手にしようとした時だった。
「やべっ、もうこんな時間」
ふと時計が目に入り見てみると長い針が10を指していた。
あっ。そういえばまだ課題やってなかった。
「あぁぁぁぁぁ!めんどくさいぃぃ」
そして私は課題をした。でもめんどくさすぎたのであの方法をした。そう。学生の頃は誰でもしたことがあるだろう、答え写しの儀だ。この魔法のおかげで私は無事、30分で課題を終わらせることができた。一件落着。そして今のうちにお風呂も入ることにした。嫌なことは先に終わらせて、楽しいことは後に持ってくる方がいいからね。
お風呂も高速で入り15分で上がりいつでも寝られる状態を作った。
「続きー♪」
そして続きを読み始める。
読み始めて二時間後。私はBL漫画片手に机に突っ伏して気持ちよさそうに寝息をたてていた。
そんなこんなでまた次の日が始まる。
「はぁぁー、学校疲れた」
私はそういいながら自分のベッドにダイブした。
「お姉ちゃん、おかえり」
「ただいま」
コイツは私の弟の颯太(そうた)。幸い、まだ腐バレはしていない。颯太はスマホをいじりながらアイスを食べている。
「美味しそうなの食べてんじゃん」
「なんだよ」
私は颯太がスマホに夢中になっているタイミングを見計らって颯太のアイスにかぶりついた。
「はむっ」
「おいっ、勝手に食うな」
やべ。颯太は怒ると怖いからな。顔が本気だ。
「お願いします、お願いします、チョコ買うから許してください!」
私がチョコと言う言葉を言った瞬間、颯太の動きが止まった。ふふふ。何十年も一緒に住んでたら弟の好みくらいわかるんだよ。
「まじっ!チョコ買ってくれんの!よっしゃ!」
チョロいチョロい。
「よし、じゃあ私が今から買ってきてあげよう」
「俺も~」
「えっ、颯太も一緒に来るの?」
「そうだけど?」
珍しい。颯太は滅多に外には出たがらないのに。頭でも打ったのだろうか。
「わかった。早く行こ」
こうして私達姉弟は近くのコンビニに出発した。道中はしっかり交通安全に気をつけて行った。
「到着ー」
早速、店内に入る。
「涼しいー」
「涼しいー」
颯太と声が重なった。ちょっと恥ずかしい。まぁ涼しいのは事実だし仕方ないだろうと思い、そのまま店内を散策する。
「お姉ちゃんー!チョコあった!」
「うるさい!」
私は颯太の頭を一発殴った。流石に店内で大きな声を出すのはダメだろ。
「で、何?」
「チョコあったよ!」
「ふーん、どれ?」
「これ!」
そう言って颯太が持ってきたものを見た。
「って、これ絶対高いやつでしょ!」
「へへ、バレちゃった」
ふざけんな。これ絶対高いやつだ。パッケージ、金色だし。
「二百円くらいのやつなら買ってあげる」
「はーい」
そして颯太が持ってきたものは普通の板チョコだった。これなら買える。
「おーけー。レジ行くよ」
「わかった」
レジにはほとんど人がいなかったのですぐに買えた。買った後は寄り道をせず、そのまま家に帰った。
「ただいまー」
「おかえりー、ご飯できてるよ」
「はーい」
台所からは美味しそうなカレーの匂いがする。きっと晩御飯はカレーだな。
「いっただきまーす!」
うまし。やっぱりお母さんが作るカレーは美味しい。でもおかわりはしない。そんなことしてたらアレを読む時間がなくなるからな。
「ごちそうさま」
そう言った瞬間椅子から立ち上がり自分の部屋に直行する。
「やっと読める♪」
そういいながら隠していたアレを取り出す。もちろん自分しかわからない場所に隠している。
「これこれー!」
私が取り出したのはもちろん、BL漫画!
「続き続きー♪」
そしてページをパラパラめくる。BL漫画を読んでいたら時間なんて一瞬で過ぎる。一時間が1分くらいだ。
今読んでいる漫画を読み終え、次の巻を手にしようとした時だった。
「やべっ、もうこんな時間」
ふと時計が目に入り見てみると長い針が10を指していた。
あっ。そういえばまだ課題やってなかった。
「あぁぁぁぁぁ!めんどくさいぃぃ」
そして私は課題をした。でもめんどくさすぎたのであの方法をした。そう。学生の頃は誰でもしたことがあるだろう、答え写しの儀だ。この魔法のおかげで私は無事、30分で課題を終わらせることができた。一件落着。そして今のうちにお風呂も入ることにした。嫌なことは先に終わらせて、楽しいことは後に持ってくる方がいいからね。
お風呂も高速で入り15分で上がりいつでも寝られる状態を作った。
「続きー♪」
そして続きを読み始める。
読み始めて二時間後。私はBL漫画片手に机に突っ伏して気持ちよさそうに寝息をたてていた。
そんなこんなでまた次の日が始まる。
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