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67.処罰(エドワール)
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静かなノックの後、部屋に入ってきたのはテレンスだった。
待っていたものが来たのかと、読んでいた書類を机の上に置く。
「旦那様、例の者たちが到着いたしました」
「そうか。では、会おうか」
「……本当に会われるのですか?あの二人と話すのはおすすめできませんが」
「何か問題でもあるのか?」
「罪を認めていないようです。暴言を吐きかねません」
ルモワーニュ国の王宮で開かれた夜会で捕まえられた王妃と宰相は、
これからエシェル国に送られることになっている。いや、元王妃と元宰相か。
もうすでに王族と貴族から籍を抜かれているために扱いは平民だ。
本人たちはエシェルの王族に命ごいするつもりなんだろうが。
「好きなだけ言わせておけばいい。
会うのはこれっきりだ。言いたいことがあるのなら聞いてやろう」
「…かしこまりました。汚れているので、馬車付き場にてお願いいたします」
「あぁ、そうだな。リディアーヌが気にいっている庭に入れるわけにもいかん。
馬車付き場あたりなら後で掃除するのも楽だろう」
立ち上がり部屋から出ると、テレンスが後ろからついてくる。
玄関を出ると、馬車付き場のあたりに人が転がされているのが見えた。
ここに来るまでに暴れたせいか、手足を縛られたまま転がされている。
夜会の最中に捕まったはずだが、服は簡素なものに着替えさせられている。
その辺を歩いている領民よりも質素なものだ。こんな服は初めて着ただろうな。
私に気がついたエシェルの騎士が、二人を無理やり起こして座らせた。
「痛い!何をするんだ!」
「いいから、座っておとなしくしておけ」
「私にこんなことをして許されると思っているの!?」
「黙れ!」
本当に騒がしい。テレンスが会わせたくないと思うのも当然だろう。
ルモワーニュ国のすべてをいいようにしていた二人。
侯爵家を継いだ長男はまともなようだが、この兄妹は欲望のままに国を動かしてきた。
そのつけを払ってもらわなくてはいけないのだが、どうやっても足りない。
それだけたくさんの者を傷つけ、奪って来たのだから。
「まだ話す元気はあるようだな。食事は取らせていたのか?」
「はっ!死なせるなとのご命令でしたので、騎士と同じものを取らせました!」
「そうか」
エシェルの騎士と同じ食事であれば、それなりに良いものを食べられただろう。
なのに、目の前にいる二人は不満げな表情だ。
「今なら許してやる。俺たちを離して、湯あみの用意をしろ!」
「そうよ!ちゃんとしたドレスを用意して頂戴!」
この屋敷の主が私だと気がついたのか、偉そうに命令してくる。
今まで上の立場でいたからか、それが当たり前だと思っている。
自分たちの立場がわかっていないのは仕方ないとしても、
銀色の髪を見て、私が誰なのか気がついていないのか。
仮にも王妃と宰相であったものが情けない。
「私はエドワール・エシェルだ。元王妃カサンドラと元宰相フェルナンだな?」
「……エシェル?では、ここはラルエット領?」
「そうだ。エシェル本国に送るかどうかは私が判断することになっている」
そうさせてくれと従兄弟でもあるエシェル国王にお願いしたのだ。
リディアーヌを攫おうとした罪は私に決めさせてくれと。
おそらく本国に送ったら処刑されて終わりだ。
エシェル国王だけでなく、エシェルの国民が許すわけがない。
リディアーヌは私の娘ではあるが、私よりも身分は高い。
エシェル国の大事な姫君だから。
それでも、この者たちは私が処罰を決めたかった。
リディアーヌを襲撃した時、護衛も侍女も殺すつもりだったのはわかっている。
目撃者を残さないため、全員殺してから攫う予定だったと。
そんなことになっていたら、リディアーヌはどれだけ傷ついたことだろう。
「では、俺、いや私たちはエドワール様の後見下に?」
「助けてくるの!?」
「なぜ、そういう考えになるんだ?
お前たちが攫おうとしたのは私の娘リディアーヌだぞ?」
なぜ、私がこの二人を助けると思えるのか頭が痛くなりそうだ。
それでも、まだ助かると信じているのか表情は明るい。
「リディアーヌ様を傷つけるつもりはありませんでした!
ルモワーニュ国の王太子妃になってもらうために仕方なく」
「そうよ!セザールと結婚するためにはそうするしかなくて。
陛下が反対しなかったら、もっと早く婚約者にできていたのに!」
「ルモワーニュ国王が認めていたとしても、婚約者にはならなかったぞ?」
「え?」
なぜか婚約が認められなかったのはルモワーニュ国王のせいになっている。
使者にはリディアーヌが王家に嫁がない理由も説明したはずだが。
「俺もエシェル国王も認めないからだ。
それにリディアーヌは王太子妃になるのを望んでいない」
「なぜですか!王妃になれるというのに!」
きっと二国の力関係や、エシェルの姫の重要度を説明しても理解しないだろう。
リディアーヌさえ無事なら護衛の命なんてどうでもいいと思っている奴らだ。
私やリディアーヌがどれだけ怒っているかも理解できないに違いない。
もう処罰を言い渡してもいいだろう。
この二人のために、とっておきのを用意してある。
「さて、お前たちの行き先は決まっている。
まずは、フェルナンは南の地方貴族、ピネダ子爵家に引き渡す」
「は?」
「二十年以上前になるが、そこの奥方と不貞したのを覚えているか?」
「……え?」
「ずいぶんと恨まれているようだなぁ。ぜひに、と言われたよ。
死ぬまでこき使ってくれるそうだ」
「……あ、そ…その。考え直していただけませんか?」
「なぜだ?エシェルに連れて行かれたら処刑されるだけだぞ?
死ぬよりかはマシだろう?」
「処刑!?……で、ですが、私がいなくなったら息子が悲しむと思うので」
息子ね、どの息子のことを言っているんだろう。
カミルのことなのか、バルデ家に托卵した息子のことか、それとも他の?
「リディアーヌを襲撃した時、息子も殺そうとしたのにか?」
待っていたものが来たのかと、読んでいた書類を机の上に置く。
「旦那様、例の者たちが到着いたしました」
「そうか。では、会おうか」
「……本当に会われるのですか?あの二人と話すのはおすすめできませんが」
「何か問題でもあるのか?」
「罪を認めていないようです。暴言を吐きかねません」
ルモワーニュ国の王宮で開かれた夜会で捕まえられた王妃と宰相は、
これからエシェル国に送られることになっている。いや、元王妃と元宰相か。
もうすでに王族と貴族から籍を抜かれているために扱いは平民だ。
本人たちはエシェルの王族に命ごいするつもりなんだろうが。
「好きなだけ言わせておけばいい。
会うのはこれっきりだ。言いたいことがあるのなら聞いてやろう」
「…かしこまりました。汚れているので、馬車付き場にてお願いいたします」
「あぁ、そうだな。リディアーヌが気にいっている庭に入れるわけにもいかん。
馬車付き場あたりなら後で掃除するのも楽だろう」
立ち上がり部屋から出ると、テレンスが後ろからついてくる。
玄関を出ると、馬車付き場のあたりに人が転がされているのが見えた。
ここに来るまでに暴れたせいか、手足を縛られたまま転がされている。
夜会の最中に捕まったはずだが、服は簡素なものに着替えさせられている。
その辺を歩いている領民よりも質素なものだ。こんな服は初めて着ただろうな。
私に気がついたエシェルの騎士が、二人を無理やり起こして座らせた。
「痛い!何をするんだ!」
「いいから、座っておとなしくしておけ」
「私にこんなことをして許されると思っているの!?」
「黙れ!」
本当に騒がしい。テレンスが会わせたくないと思うのも当然だろう。
ルモワーニュ国のすべてをいいようにしていた二人。
侯爵家を継いだ長男はまともなようだが、この兄妹は欲望のままに国を動かしてきた。
そのつけを払ってもらわなくてはいけないのだが、どうやっても足りない。
それだけたくさんの者を傷つけ、奪って来たのだから。
「まだ話す元気はあるようだな。食事は取らせていたのか?」
「はっ!死なせるなとのご命令でしたので、騎士と同じものを取らせました!」
「そうか」
エシェルの騎士と同じ食事であれば、それなりに良いものを食べられただろう。
なのに、目の前にいる二人は不満げな表情だ。
「今なら許してやる。俺たちを離して、湯あみの用意をしろ!」
「そうよ!ちゃんとしたドレスを用意して頂戴!」
この屋敷の主が私だと気がついたのか、偉そうに命令してくる。
今まで上の立場でいたからか、それが当たり前だと思っている。
自分たちの立場がわかっていないのは仕方ないとしても、
銀色の髪を見て、私が誰なのか気がついていないのか。
仮にも王妃と宰相であったものが情けない。
「私はエドワール・エシェルだ。元王妃カサンドラと元宰相フェルナンだな?」
「……エシェル?では、ここはラルエット領?」
「そうだ。エシェル本国に送るかどうかは私が判断することになっている」
そうさせてくれと従兄弟でもあるエシェル国王にお願いしたのだ。
リディアーヌを攫おうとした罪は私に決めさせてくれと。
おそらく本国に送ったら処刑されて終わりだ。
エシェル国王だけでなく、エシェルの国民が許すわけがない。
リディアーヌは私の娘ではあるが、私よりも身分は高い。
エシェル国の大事な姫君だから。
それでも、この者たちは私が処罰を決めたかった。
リディアーヌを襲撃した時、護衛も侍女も殺すつもりだったのはわかっている。
目撃者を残さないため、全員殺してから攫う予定だったと。
そんなことになっていたら、リディアーヌはどれだけ傷ついたことだろう。
「では、俺、いや私たちはエドワール様の後見下に?」
「助けてくるの!?」
「なぜ、そういう考えになるんだ?
お前たちが攫おうとしたのは私の娘リディアーヌだぞ?」
なぜ、私がこの二人を助けると思えるのか頭が痛くなりそうだ。
それでも、まだ助かると信じているのか表情は明るい。
「リディアーヌ様を傷つけるつもりはありませんでした!
ルモワーニュ国の王太子妃になってもらうために仕方なく」
「そうよ!セザールと結婚するためにはそうするしかなくて。
陛下が反対しなかったら、もっと早く婚約者にできていたのに!」
「ルモワーニュ国王が認めていたとしても、婚約者にはならなかったぞ?」
「え?」
なぜか婚約が認められなかったのはルモワーニュ国王のせいになっている。
使者にはリディアーヌが王家に嫁がない理由も説明したはずだが。
「俺もエシェル国王も認めないからだ。
それにリディアーヌは王太子妃になるのを望んでいない」
「なぜですか!王妃になれるというのに!」
きっと二国の力関係や、エシェルの姫の重要度を説明しても理解しないだろう。
リディアーヌさえ無事なら護衛の命なんてどうでもいいと思っている奴らだ。
私やリディアーヌがどれだけ怒っているかも理解できないに違いない。
もう処罰を言い渡してもいいだろう。
この二人のために、とっておきのを用意してある。
「さて、お前たちの行き先は決まっている。
まずは、フェルナンは南の地方貴族、ピネダ子爵家に引き渡す」
「は?」
「二十年以上前になるが、そこの奥方と不貞したのを覚えているか?」
「……え?」
「ずいぶんと恨まれているようだなぁ。ぜひに、と言われたよ。
死ぬまでこき使ってくれるそうだ」
「……あ、そ…その。考え直していただけませんか?」
「なぜだ?エシェルに連れて行かれたら処刑されるだけだぞ?
死ぬよりかはマシだろう?」
「処刑!?……で、ですが、私がいなくなったら息子が悲しむと思うので」
息子ね、どの息子のことを言っているんだろう。
カミルのことなのか、バルデ家に托卵した息子のことか、それとも他の?
「リディアーヌを襲撃した時、息子も殺そうとしたのにか?」
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