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はじまり
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篠目尚文というクラスメイトが居た。
彼のせいで僕は、学校へ行くのが憂鬱だった。
篠目くんとは家が近所で、彼のことは幼稚園の頃から知っている。
篠目くんは、昔からとても意地悪な男の子だった。
僕は内気で運動神経も悪く、グズでノロマなので、篠目くんにいつも虐められていた。
篠目くんは自分より弱い相手を見つけてはマウントを取り、嘲笑って、からかい、虐める。
「グズでノロマなのになんで生きてるの?
ボクが宮原くんだったらとてもじゃないけど生きていけないなッ!
いつもつまんなそうにしてるし、早く自殺しちゃえばー?」
僕はそんな風に幼稚園の頃から篠目くんにたくさん嫌味を言われて来た。
馬鹿だ、臆病だ、根暗だと言われ続けて来た。
僕の自己肯定感が低いのは、絶対に篠目くんのせいだ。
僕は篠目くんが世界で一番大嫌いだったけれど、
学区も同じだし、親同士が仲が良かったので篠目くんと縁を切れずにいる。
篠目くんの母親は厳しくて、篠目くんに、学業で優秀な成績を取ることを求めている。
いわゆる『教育ママ』とでも言おうか。
そんな母親に育てられたせいか、篠目くんは性格が歪んでいる。
ストレスを解消する為に周囲を見下し、僕のような小柄で気弱な人間を虐めたりする。
見ようによっては篠目くんもかわいそうなのかもしれない。
だけど、かわいそうだからって何をしても許されるわけじゃない。
僕は、君を許しはしない。絶対に。
ある日、僕は篠目くんが罪を犯すところを目撃してしまった。
篠目くんがコンビニで『万引き』をしていたのだ。
筒状の飴を手に取って、素早く学ランの袖の中に隠して、そのまま店を出た。
僕は咄嗟にスマホを構え、その犯行を全て映像に収めた。
そして、僕は、それをネタに篠目くんを脅した。
篠目くんにスマホを見せつければ、
篠目くんは切れ長のつり目を見開き、顔を真っ青にさせ、驚いてくれた。
そして僕に掴みかかって来て、スマホを奪おうとした。
笑っちゃうくらい必死な篠目くんに、僕はこう言ってやった。
「スマホのデータなんか消したって意味ないよ。
家にあるパソコンにバックアップ取ってあるんだから」
定番の脅し文句だった。
エロ漫画で何千回と使われていそうなセリフと展開だった。
「お、お前ッ……!
こんなことしてどうなるか分かってるのか!?」
篠目くんが真っ青な顔でそんなことを言うものだから、僕はおかしくて笑ってしまう。
「今、立場が下なのは篠目くんのほうだと思うけど?
篠目くん、確か私立の学校に推薦入学が決まってるんだっけ?
クラスのみんなに自慢してたよね?
受験勉強しなくて済むなんて、いいなぁ、羨ましいよ」
「だからなんだよ! どういうつもりだよッ!」
「万引きなんてバレたら推薦取り消しになっちゃうね。
そしたらお母さんに怒られちゃうよね」
「……ッ、だ、誰にも言うなよ!!」
「『言わないでください』でしょ」
「お、お前、このボクを脅すつもりか!?」
「そうだよ。今まで僕のこと見下して馬鹿にして来たこと、後悔させてあげる」
「くっ……」
――…………
――……
そうやって脅したら、篠目くんは簡単に僕に従ってくれた。
僕は年相応に性欲が溜まっていて、セックスに興味があったので、
とりあえずまずは口で奉仕させてあげた。
男も女も口は同じなんだから、別に篠目くんでもいい。
フェラっていうものをされてみたかった。
どんな感じなのかなって、興味があった。
篠目くんのフェラは下手クソで、全然気持ちよくなかった。
歯が当たって、痛いくらいだった。
だからもうフェラはいいや。
彼のせいで僕は、学校へ行くのが憂鬱だった。
篠目くんとは家が近所で、彼のことは幼稚園の頃から知っている。
篠目くんは、昔からとても意地悪な男の子だった。
僕は内気で運動神経も悪く、グズでノロマなので、篠目くんにいつも虐められていた。
篠目くんは自分より弱い相手を見つけてはマウントを取り、嘲笑って、からかい、虐める。
「グズでノロマなのになんで生きてるの?
ボクが宮原くんだったらとてもじゃないけど生きていけないなッ!
いつもつまんなそうにしてるし、早く自殺しちゃえばー?」
僕はそんな風に幼稚園の頃から篠目くんにたくさん嫌味を言われて来た。
馬鹿だ、臆病だ、根暗だと言われ続けて来た。
僕の自己肯定感が低いのは、絶対に篠目くんのせいだ。
僕は篠目くんが世界で一番大嫌いだったけれど、
学区も同じだし、親同士が仲が良かったので篠目くんと縁を切れずにいる。
篠目くんの母親は厳しくて、篠目くんに、学業で優秀な成績を取ることを求めている。
いわゆる『教育ママ』とでも言おうか。
そんな母親に育てられたせいか、篠目くんは性格が歪んでいる。
ストレスを解消する為に周囲を見下し、僕のような小柄で気弱な人間を虐めたりする。
見ようによっては篠目くんもかわいそうなのかもしれない。
だけど、かわいそうだからって何をしても許されるわけじゃない。
僕は、君を許しはしない。絶対に。
ある日、僕は篠目くんが罪を犯すところを目撃してしまった。
篠目くんがコンビニで『万引き』をしていたのだ。
筒状の飴を手に取って、素早く学ランの袖の中に隠して、そのまま店を出た。
僕は咄嗟にスマホを構え、その犯行を全て映像に収めた。
そして、僕は、それをネタに篠目くんを脅した。
篠目くんにスマホを見せつければ、
篠目くんは切れ長のつり目を見開き、顔を真っ青にさせ、驚いてくれた。
そして僕に掴みかかって来て、スマホを奪おうとした。
笑っちゃうくらい必死な篠目くんに、僕はこう言ってやった。
「スマホのデータなんか消したって意味ないよ。
家にあるパソコンにバックアップ取ってあるんだから」
定番の脅し文句だった。
エロ漫画で何千回と使われていそうなセリフと展開だった。
「お、お前ッ……!
こんなことしてどうなるか分かってるのか!?」
篠目くんが真っ青な顔でそんなことを言うものだから、僕はおかしくて笑ってしまう。
「今、立場が下なのは篠目くんのほうだと思うけど?
篠目くん、確か私立の学校に推薦入学が決まってるんだっけ?
クラスのみんなに自慢してたよね?
受験勉強しなくて済むなんて、いいなぁ、羨ましいよ」
「だからなんだよ! どういうつもりだよッ!」
「万引きなんてバレたら推薦取り消しになっちゃうね。
そしたらお母さんに怒られちゃうよね」
「……ッ、だ、誰にも言うなよ!!」
「『言わないでください』でしょ」
「お、お前、このボクを脅すつもりか!?」
「そうだよ。今まで僕のこと見下して馬鹿にして来たこと、後悔させてあげる」
「くっ……」
――…………
――……
そうやって脅したら、篠目くんは簡単に僕に従ってくれた。
僕は年相応に性欲が溜まっていて、セックスに興味があったので、
とりあえずまずは口で奉仕させてあげた。
男も女も口は同じなんだから、別に篠目くんでもいい。
フェラっていうものをされてみたかった。
どんな感じなのかなって、興味があった。
篠目くんのフェラは下手クソで、全然気持ちよくなかった。
歯が当たって、痛いくらいだった。
だからもうフェラはいいや。
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