58 / 210
第3章「後退」
番外編:テオ様のお部屋
しおりを挟む⚠︎注意⚠︎
・本編と関係なし
・キャラ崩壊
・軽く流して下さいませ…。
・おふざけです
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
ラジオ番組
〝テオ様のお部屋〟~第1回~
テオ様「よっ!愚民ども。テオ様のお部屋の時間だ。パーソナリティを務めるのは、この俺、皆の安全地帯であるテオドールと、相棒の情緒不安定女、エリザベータだ。」
エリザ「嫌な紹介の仕方はやめてください。…あぁ、始まってしまった…。」
テオ様「初っ端から情けない声を出すなよ。ラジオなんだから、お茶の間に丸聞こえだぞ。」
エリザ「殿下、分かってます?私たちこんなことしている場合では無いんですよ?」
テオ様「しゃーねーだろ。作者が最近の寒暖差のせいで脳がシリアスを受け付けないって言ってんだから。」
エリザ「…意味がわかりません。あと、私たちの前にあるこの黒いキノコみたいなものは何ですか?」
テオ様「わかろうとするな。…あぁ、この黒くて、太くて長いご立派なキノコのような棒状なやつはマイクだ。」
エリザ「マイク?(マイクをぺたぺた触る)」
テオ様「こら、そんな乱暴に触るな。不能にさせる気か。いいか、エリザ。そいつは見た目よりも繊細なんだ。ガラス細工を扱うように、優しく触れろ。」
エリザ「あ、すみません。こう、ですか?」
テオ様「そうそう。両手で優しく添えるようにして、そのまま上目遣いでこっちを見る。んで、仕上げに俺が言っていたこと言ってみ。」
エリザ「えっと?太くて長い…」
モニカ「お嬢様に何を言わす気だ、エロガキ。」
テオ様「割り込んでくるなよ。お前の出番はまだだろ。」
モニカ「お前がオヤジみたいなセクハラ発言をするからだろーが。お嬢様を汚すな。」
テオ様「しゃーねーだろ。最近、本編がシリアスムードだから、ここでしか言えねーんだよ。」
エリザ「モニカ、どういうことなの?」
モニカ「お嬢様は知らなくていいんですよ♡あぁ、お嬢様…。この世界では栗色の髪なのですね。とっても美味しそうですぅ。1本だけ、1本だけで良いので私にくださいませんか。冥土の土産に…ハァハァ…♡♡」
テオ様「お前が1番やべーだろ。おっと、脱線した。テオ様のお部屋とは、毎回素敵(笑)なゲストを呼んで、楽しくトークしていく番組だ。」
エリザ「何故、(笑)が入ったのですか?」
テオ様「さて、最初で最後ゲストは、皆も既にわかっていると思うが」
エリザ「(無視された。)」
テオ様「あの世から遥々やってきたモニカだ。」
モニカ「よろしくお願いしまーす。」
エリザ「やっぱり、この世界おかしいですよ…!」
テオ様「気にするな。気にしたら負けだ。そういうもんだと、思い込め。話が進まん。」
モニカ「そうですよ、お嬢様。この世界はパラレルワールドです。そういう世界なのですよ。」
エリザ「2人が何を言っているのか全然わからないけど、深く突っ込まないようにします。」
テオ様「よろしい。えー、相棒が納得したところで…本日はこの3人でお送りするぜ。んじゃ、ゲストに質問コーナー。」
ドンドンパフパフ
テオ様「では、モニカ。さっそく質問すんぞ。生前好きだったものはなんだ?」
モニカ「お嬢様♡♡」
テオ様「生前やり残したことは?」
モニカ「お嬢様♡♡」
テオ様「……今の心配事は?」
モニカ「お嬢様♡♡」
テオ様「おい、くそババア。ふざけんのも、いい加減にしろよ!」
モニカ「くそババアー!?口の利き方には気を付けな、クソガキ。ってか、その際だから言うけど『モニカの意思は俺が託された(`・ω・´)キリッ』って言ってたけど、私はお前に託した覚えないからっ!私の記憶を持っているとか普通に考えて気持ち悪いんだけど。」
テオ様「はぁぁぁぁん!?俺だって好きでババァの記憶を引き継いた訳じゃねーんだけど!?お前の記憶のせいで俺がどんだけ可哀想な幼少期を送っていたと思ってんだっ!ババァ!」
モニカ「お前の幼少期なんか知るかっ!さっきからババァ、ババァ五月蝿いんだけど!?私は永遠の20歳だ!覚えておけ!」
テオ様「ははっ、お前が20歳?笑わせんな。サバを読むのも大概にしろよ。」
モニカ「なんとでも言えば?私の年齢は本編に一切書かれてない。だから、私が20歳だといえば20歳なんだよ。」
テオ様「ならば、それを証明してやろう。」
モニカ「…は?」
テオ様「じゃじゃーん、️マル秘ノートー(ダミ声)」
モニカ「…何それ。」
テオ様「ここには、あらかじめリサーチしたお前のあんなことやこんなことが書かれているノートだ。」
モニカ「何それ、聞いてない。」
テオ様「言ってねーもん。」
モニカ「てめぇ。」
テオ様「んじゃ、さっそくやっていくぞ。
せーの、ざっくり~。」
エリザ「ざっくりー(棒読み)」
モニカ「お嬢様が死んだ目をしている…」
テオ様「えー、モニカは下町にあるレーベル家に長女として生まれた。幼少期のあだ名は〝ゴリラ〟だったそうだ。」
モニカ「マジで始めやがった、コイツ!」
テオ様「ガキ大将だったモニカは10歳で洗濯女として働き始める。
そのキツイ性格から婚期を完全に逃し(笑)、3食付の住み込みOKのコーエン家の侍女の求人に18歳で飛び込んだ。」
モニカ「余計なことを言うな。」
テオ様「ちなみに、そんときのヒヨコ豆エリザちゃんは6歳だ。…あれれー?ということは~6歳のエリザちゃんが、18になっているということは、その頃のモニカさんはー」
モニカ「やめろっ!!!」
テオ様「あ、てめぇ!ノート返せよ!」
エリザ「2人とも落ち着いてください。話が脱線しています。」
モニカ「申し訳ございません!お嬢様♡」
テオ様「…ちっ。」
エリザ「さっさと話して、さっさと終わらせましょう!(早く帰りたい。)」
テオ様「へいへい。質問コーナーに戻りマース。えーと?最後に、生まれ変わったら何になりたいですか?」
モニカ「富と権力があるクソベルトよりも強い男。」
テオ様「急に真顔になるなよ。…あ、余計なこと話してたらエンディングの時間だ。」
エリザ「はやっ。」
テオ様「仕方がないだろ。作者の脳みそが限界だって言ってんだから。…じゃ、この曲を聞きながらお別れだ。Mr.Fの〝三十路だっていいじゃない。〟」
モニカ「悪意のある選曲だな!?死ねよっ!あ、ちょっと!押すなって!!」
テオ様「はい、ゲストのモニカでしたー。はよ、あの世に帰れや。…ゴホン、最後までご視聴ありがとうな!お相手はDJテオ様と、」
エリザ「アシスタントのエリザベータでした。皆さん、寒暖の差が激しい時節柄、お体をご自愛くださいませ。」
テオ様「また来週!」
🎶三十路だっていいじゃない。~🎶(エンディング曲)
テオ様のお部屋~最終回~[完]
20
お気に入りに追加
1,887
あなたにおすすめの小説
婚約破棄目当てで行きずりの人と一晩過ごしたら、何故か隣で婚約者が眠ってた……
木野ダック
恋愛
メティシアは婚約者ーー第二王子・ユリウスの女たらし振りに頭を悩ませていた。舞踏会では自分を差し置いて他の令嬢とばかり踊っているし、彼の隣に女性がいなかったことがない。メティシアが話し掛けようとしたって、ユリウスは平等にとメティシアを後回しにするのである。メティシアは暫くの間、耐えていた。例え、他の男と関わるなと理不尽な言い付けをされたとしても我慢をしていた。けれど、ユリウスが楽しそうに踊り狂う中飛ばしてきたウインクにより、メティシアの堪忍袋の緒が切れた。もう無理!そうだ、婚約破棄しよう!とはいえ相手は王族だ。そう簡単には婚約破棄できまい。ならばーー貞操を捨ててやろう!そんなわけで、メティシアはユリウスとの婚約破棄目当てに仮面舞踏会へ、行きずりの相手と一晩を共にするのであった。けど、あれ?なんで貴方が隣にいるの⁉︎
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
愛する殿下の為に身を引いたのに…なぜかヤンデレ化した殿下に囚われてしまいました
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のレティシアは、愛する婚約者で王太子のリアムとの結婚を約1年後に控え、毎日幸せな生活を送っていた。
そんな幸せ絶頂の中、両親が馬車の事故で命を落としてしまう。大好きな両親を失い、悲しみに暮れるレティシアを心配したリアムによって、王宮で生活する事になる。
相変わらず自分を大切にしてくれるリアムによって、少しずつ元気を取り戻していくレティシア。そんな中、たまたま王宮で貴族たちが話をしているのを聞いてしまう。その内容と言うのが、そもそもリアムはレティシアの父からの結婚の申し出を断る事が出来ず、仕方なくレティシアと婚約したという事。
トンプソン公爵がいなくなった今、本来婚約する予定だったガルシア侯爵家の、ミランダとの婚約を考えていると言う事。でも心優しいリアムは、その事をレティシアに言い出せずに悩んでいると言う、レティシアにとって衝撃的な内容だった。
あまりのショックに、フラフラと歩くレティシアの目に飛び込んできたのは、楽しそうにお茶をする、リアムとミランダの姿だった。ミランダの髪を優しく撫でるリアムを見た瞬間、先ほど貴族が話していた事が本当だったと理解する。
ずっと自分を支えてくれたリアム。大好きなリアムの為、身を引く事を決意。それと同時に、国を出る準備を始めるレティシア。
そして1ヶ月後、大好きなリアムの為、自ら王宮を後にしたレティシアだったが…
追記:ヒーローが物凄く気持ち悪いです。
今更ですが、閲覧の際はご注意ください。
ヤンデレお兄様に殺されたくないので、ブラコンやめます!(長編版)
夕立悠理
恋愛
──だって、好きでいてもしかたないもの。
ヴァイオレットは、思い出した。ここは、ロマンス小説の世界で、ヴァイオレットは義兄の恋人をいじめたあげくにヤンデレな義兄に殺される悪役令嬢だと。
って、むりむりむり。死ぬとかむりですから!
せっかく転生したんだし、魔法とか気ままに楽しみたいよね。ということで、ずっと好きだった恋心は封印し、ブラコンをやめることに。
新たな恋のお相手は、公爵令嬢なんだし、王子様とかどうかなー!?なんてうきうきわくわくしていると。
なんだかお兄様の様子がおかしい……?
※小説になろうさまでも掲載しています
※以前連載していたやつの長編版です
ヤンデレお兄様から、逃げられません!
夕立悠理
恋愛
──あなたも、私を愛していなかったくせに。
エルシーは、10歳のとき、木から落ちて前世の記憶を思い出した。どうやら、今世のエルシーは家族に全く愛されていないらしい。
それならそれで、魔法も剣もあるのだし、好きに生きよう。それなのに、エルシーが記憶を取り戻してから、義兄のクロードの様子がおかしい……?
ヤンデレな兄×少しだけ活発な妹
ヤンデレ旦那さまに溺愛されてるけど思い出せない
斧名田マニマニ
恋愛
待って待って、どういうこと。
襲い掛かってきた超絶美形が、これから僕たち新婚初夜だよとかいうけれど、全く覚えてない……!
この人本当に旦那さま?
って疑ってたら、なんか病みはじめちゃった……!
【本編完結】若き公爵の子を授かった夫人は、愛する夫のために逃げ出した。 一方公爵様は、妻死亡説が流れようとも諦めません!
はづも
恋愛
本編完結済み。番外編がたまに投稿されたりされなかったりします。
伯爵家に生まれたカレン・アーネストは、20歳のとき、幼馴染でもある若き公爵、ジョンズワート・デュライトの妻となった。
しかし、ジョンズワートはカレンを愛しているわけではない。
当時12歳だったカレンの額に傷を負わせた彼は、その責任を取るためにカレンと結婚したのである。
……本当に好きな人を、諦めてまで。
幼い頃からずっと好きだった彼のために、早く身を引かなければ。
そう思っていたのに、初夜の一度でカレンは懐妊。
このままでは、ジョンズワートが一生自分に縛られてしまう。
夫を想うが故に、カレンは妊娠したことを隠して姿を消した。
愛する人を縛りたくないヒロインと、死亡説が流れても好きな人を諦めることができないヒーローの、両片想い・幼馴染・すれ違い・ハッピーエンドなお話です。
記憶を失くした代わりに攻略対象の婚約者だったことを思い出しました
冬野月子
恋愛
ある日目覚めると記憶をなくしていた伯爵令嬢のアレクシア。
家族の事も思い出せず、けれどアレクシアではない別の人物らしき記憶がうっすらと残っている。
過保護な弟と仲が悪かったはずの婚約者に大事にされながら、やがて戻った学園である少女と出会い、ここが前世で遊んでいた「乙女ゲーム」の世界だと思い出し、自分は攻略対象の婚約者でありながらゲームにはほとんど出てこないモブだと知る。
関係のないはずのゲームとの関わり、そして自身への疑問。
記憶と共に隠された真実とは———
※小説家になろうでも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる