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第8話 ハンターギルド出張所
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「それじゃあぷう、行きましょうか」
「うん!」
「はぴ、行ってくるわね。ハッチ開けてもらえる?」
「了解だ。わかっているとは思うが2人とも」
「わかってるよ~、油断禁止、無理禁止でしょ」
「うむ、わかっているならよし」
今日から私とぷうは、惑星アルファに残る子鬼達の地下基地の攻略を開始することにした。妖精軍が動き出すのが30日後ということだから、私達ハンターが活躍するのは、その前ということになるわね。
なぜ妖精軍が動き出す前なのかというと、そこには妖精の国における軍とハンターの関係に秘密があるの。まず、大前提として妖精の国は妖精族50%、肉食動物25%、草食動物25%という人数比で存在している。そして、妖精軍に軍人として所属しているのは、主として妖精、犬、狼といったメンバーになるわ。早い話が、集団で戦うのを得意とする種族というわけね。それに対してハンターとして活動しているのは、私達猫をはじめとしたライオン、虎、熊、猛禽類といった、肉食動物の中でも、単独、あるいは少人数での狩りを得意としているメンバーになるわ。このように集団での狩りが得意か、単独での狩りが得意かで軍とハンターで分かれている訳は、各々の種族の特性を生かして、総合力を持って対処するという妖精の国のルールによるものよ。
すると当然、軍とハンターは、お互いが活躍できるタイミングというのも自然と分かれてくるわ。この手の大規模作戦の時は、私達ハンターが事前の情報収集や削り、通商破壊といった分野を担当し、軍が本命の侵攻戦力となるというわけよ。
「ぴぴ、どうしたの? 早く行こ」
「ええ、そうね」
私とぷうは子鬼達の地下基地目指して走り出す。テラフォーミングの進んでいる、旗艦グラジオラスの根の張っている温暖な気候の地域を走りぬけ、その外側に広がる極寒の地に足を踏み入れる。子鬼達が住んでいたため、なんのテラフォーミングもされていない、本当の氷惑星というほどではないものの、周囲の気温はかなり低い。もっとも、宇宙空間での活動すら出来る私達のBPSにとっては、この程度の気温なら活動に問題はないし、乗り込んでいる私達が寒さを感じることもないけれどね。
「確か、あっちの方向って話だよね」
「ええ。前線基地として、ハンターギルドの出張所が設置されているという話だったわね。そこまで一気に行きましょうか」
「うん!」
私達は吹雪の中走り始める。この惑星のもともとの気候なのだろう、テラフォーミングされている地域以外は非常によく吹雪に見舞われる。そのせいで目視による周辺確認は非常に行いにくいものの、魔力センサーは問題なく作動するし、ギルドの設置したガイドレーダーにより、迷わずに出張所までは進むことが出来る。針葉樹の森を抜け、山脈を2つほど越えると、巨大な氷の大地が現れる。その一番最初のクレバスの中に、ハンターギルドの出張所は設置されている。
「ここのようね」
「うん」
私とぷうは、クレバスの上から出張所を確認する。そこには、クレバスの中に無理やり入ったのだろう。ギルド所属の300m級の宇宙船が停泊していた。
「それにしても、なんというか、無理やりここに入ったかんじね」
「うん、停泊してるっていうよりも、ぎゅうぎゅうに嵌っちゃったって感じだよね。クレバスが今より開いたら落ちそうだし、今より閉じたら、クレバスにめり込みそうだね」
「本当ね。でも、その程度のことは大丈夫だと信じたいわ。さ、行きましょうか」
「うん!」
私達はクレバスを降りてギルドの出張所扱いされている300m級宇宙船に乗り込む。出張所として使われているのは、主に宇宙船の貨物室のようね。殺風景ではあるものの、よほど巨大なBPSじゃない限りBPSに乗ったまま利用出来るようになっているのはありがたいわ。こんな前線で、BPSから降りることは、出来るだけ避けたいからね。私とぷうはさっそく受付に行くと、受付の妖精もBPSに乗った状態で受付をしていた。
「こんにちは、受付をしてもらえるかしら」
そう言って私とぷうはハンターカードの情報を受付に送る。今回はBPSに乗ったままなので、実物のカードのやり取りではなく、あくまでも情報のやり取りだけだ。
「こんにちは。はい、確認できました、ぴぴさんとぷうさんですね。今回は子鬼の地下基地攻略作戦への参加ということでよろしいでしょうか?」
「ええ、その通りよ」
「はい、かしこまりました。今回はアライアンスとしての登録が必須になっているのですが、参加コードは前回と同じ虎の22でよろしいでしょうか?」
「そうね、同じままでお願いするわ。それと、現状を教えてもらえるかしら?」
「ありがとうございます。では、現状を説明いたします。今は地下基地の正確な所在がわからず、捜索をしている段階です。現在出張所から100kmくらいの範囲の捜索が完了しましたが、いまだに地下基地への入り口のようなものは発見できておりません」
「宇宙からの捜索は行ったの?」
「もちろん行いました。ですが、この氷の大地周辺は常に吹雪が吹いており、上空からの捜索は不可能でした」
「吹雪が止むことは無いの?」
「はい。この氷の大地の吹雪に関しては止むことはありません。いくつかの調査結果から、この吹雪は子鬼達が地下基地の正確な所在が判明するのを避けるために起こしている、人工的な吹雪という見方が強いです。恐らく、テラフォーミングの技術を使って起こした吹雪だと考えられます」
「なるほど、それはやっかいね」
「はい。ですが、この氷の大地周辺で子鬼達の活動が活発なことと、子鬼達が氷の大地へ出入りしていることから、間違いなくこの氷の大地のどこかに地下基地があると思われます」
「吹雪で見えないのに、地下基地だということはわかっているの?」
「それに関しては、事前情報による推測になります。惑星アルファ本格侵攻前に、撮影された画像によると、この地域にはなにも無かったのです。上空からの撮影を拒んでいるこの吹雪も、本格侵攻前の段階では、常時発生していたわけでは無かったために、画像がございました。その情報と、侵攻中、侵攻後に巨大基地を建設するほどの余裕があったとも思えず、ならば、地上基地ではなく、地下基地があったのだろうという推測になりますね」
「なるほどね。では、特にこちらとしてほしいものはないのだし、宇宙からの爆撃は行わなかったの?」
「それに関しては行いました。ですが、テラフォーミング技術を用いて、惑星アルファの宇宙パワーを氷の大地の強化に利用しているのか、ピンポイントによる攻撃ならまだしも、広範囲を浅く攻撃する、無差別爆撃では氷の大地を貫けず、成果がありませんでした」
「そう、よくわかったわ。では、依頼を教えてもらってもいいかしら?」
「はい。現在依頼は3種類ございます。1つ目が、子鬼達の地下基地の場所の特定。2つ目が補充のためなのか、定期的に出てくる子鬼達の排除。3つ目が氷の台地に住む、凶悪なモンスターの排除になります。モンスターの情報に関しては、現時点で判明している分に関してのデータを送るためご確認下さい」
「このモンスターというのは、子鬼と協力関係にあるのかしら?」
「いえ、ございません。原住生物だとお考えください」
「なるほど、わかったわ、ありがとう。では失礼するわね。ぷう、行きましょうか」
「うん、ありがと~!」
こうして私とぷうはハンターギルド出張所を後にしたわ。はぴからもらったご飯は30食分。とりあえずこのご飯が切れるまでに、なにかしら成果を出したいところね。
「うん!」
「はぴ、行ってくるわね。ハッチ開けてもらえる?」
「了解だ。わかっているとは思うが2人とも」
「わかってるよ~、油断禁止、無理禁止でしょ」
「うむ、わかっているならよし」
今日から私とぷうは、惑星アルファに残る子鬼達の地下基地の攻略を開始することにした。妖精軍が動き出すのが30日後ということだから、私達ハンターが活躍するのは、その前ということになるわね。
なぜ妖精軍が動き出す前なのかというと、そこには妖精の国における軍とハンターの関係に秘密があるの。まず、大前提として妖精の国は妖精族50%、肉食動物25%、草食動物25%という人数比で存在している。そして、妖精軍に軍人として所属しているのは、主として妖精、犬、狼といったメンバーになるわ。早い話が、集団で戦うのを得意とする種族というわけね。それに対してハンターとして活動しているのは、私達猫をはじめとしたライオン、虎、熊、猛禽類といった、肉食動物の中でも、単独、あるいは少人数での狩りを得意としているメンバーになるわ。このように集団での狩りが得意か、単独での狩りが得意かで軍とハンターで分かれている訳は、各々の種族の特性を生かして、総合力を持って対処するという妖精の国のルールによるものよ。
すると当然、軍とハンターは、お互いが活躍できるタイミングというのも自然と分かれてくるわ。この手の大規模作戦の時は、私達ハンターが事前の情報収集や削り、通商破壊といった分野を担当し、軍が本命の侵攻戦力となるというわけよ。
「ぴぴ、どうしたの? 早く行こ」
「ええ、そうね」
私とぷうは子鬼達の地下基地目指して走り出す。テラフォーミングの進んでいる、旗艦グラジオラスの根の張っている温暖な気候の地域を走りぬけ、その外側に広がる極寒の地に足を踏み入れる。子鬼達が住んでいたため、なんのテラフォーミングもされていない、本当の氷惑星というほどではないものの、周囲の気温はかなり低い。もっとも、宇宙空間での活動すら出来る私達のBPSにとっては、この程度の気温なら活動に問題はないし、乗り込んでいる私達が寒さを感じることもないけれどね。
「確か、あっちの方向って話だよね」
「ええ。前線基地として、ハンターギルドの出張所が設置されているという話だったわね。そこまで一気に行きましょうか」
「うん!」
私達は吹雪の中走り始める。この惑星のもともとの気候なのだろう、テラフォーミングされている地域以外は非常によく吹雪に見舞われる。そのせいで目視による周辺確認は非常に行いにくいものの、魔力センサーは問題なく作動するし、ギルドの設置したガイドレーダーにより、迷わずに出張所までは進むことが出来る。針葉樹の森を抜け、山脈を2つほど越えると、巨大な氷の大地が現れる。その一番最初のクレバスの中に、ハンターギルドの出張所は設置されている。
「ここのようね」
「うん」
私とぷうは、クレバスの上から出張所を確認する。そこには、クレバスの中に無理やり入ったのだろう。ギルド所属の300m級の宇宙船が停泊していた。
「それにしても、なんというか、無理やりここに入ったかんじね」
「うん、停泊してるっていうよりも、ぎゅうぎゅうに嵌っちゃったって感じだよね。クレバスが今より開いたら落ちそうだし、今より閉じたら、クレバスにめり込みそうだね」
「本当ね。でも、その程度のことは大丈夫だと信じたいわ。さ、行きましょうか」
「うん!」
私達はクレバスを降りてギルドの出張所扱いされている300m級宇宙船に乗り込む。出張所として使われているのは、主に宇宙船の貨物室のようね。殺風景ではあるものの、よほど巨大なBPSじゃない限りBPSに乗ったまま利用出来るようになっているのはありがたいわ。こんな前線で、BPSから降りることは、出来るだけ避けたいからね。私とぷうはさっそく受付に行くと、受付の妖精もBPSに乗った状態で受付をしていた。
「こんにちは、受付をしてもらえるかしら」
そう言って私とぷうはハンターカードの情報を受付に送る。今回はBPSに乗ったままなので、実物のカードのやり取りではなく、あくまでも情報のやり取りだけだ。
「こんにちは。はい、確認できました、ぴぴさんとぷうさんですね。今回は子鬼の地下基地攻略作戦への参加ということでよろしいでしょうか?」
「ええ、その通りよ」
「はい、かしこまりました。今回はアライアンスとしての登録が必須になっているのですが、参加コードは前回と同じ虎の22でよろしいでしょうか?」
「そうね、同じままでお願いするわ。それと、現状を教えてもらえるかしら?」
「ありがとうございます。では、現状を説明いたします。今は地下基地の正確な所在がわからず、捜索をしている段階です。現在出張所から100kmくらいの範囲の捜索が完了しましたが、いまだに地下基地への入り口のようなものは発見できておりません」
「宇宙からの捜索は行ったの?」
「もちろん行いました。ですが、この氷の大地周辺は常に吹雪が吹いており、上空からの捜索は不可能でした」
「吹雪が止むことは無いの?」
「はい。この氷の大地の吹雪に関しては止むことはありません。いくつかの調査結果から、この吹雪は子鬼達が地下基地の正確な所在が判明するのを避けるために起こしている、人工的な吹雪という見方が強いです。恐らく、テラフォーミングの技術を使って起こした吹雪だと考えられます」
「なるほど、それはやっかいね」
「はい。ですが、この氷の大地周辺で子鬼達の活動が活発なことと、子鬼達が氷の大地へ出入りしていることから、間違いなくこの氷の大地のどこかに地下基地があると思われます」
「吹雪で見えないのに、地下基地だということはわかっているの?」
「それに関しては、事前情報による推測になります。惑星アルファ本格侵攻前に、撮影された画像によると、この地域にはなにも無かったのです。上空からの撮影を拒んでいるこの吹雪も、本格侵攻前の段階では、常時発生していたわけでは無かったために、画像がございました。その情報と、侵攻中、侵攻後に巨大基地を建設するほどの余裕があったとも思えず、ならば、地上基地ではなく、地下基地があったのだろうという推測になりますね」
「なるほどね。では、特にこちらとしてほしいものはないのだし、宇宙からの爆撃は行わなかったの?」
「それに関しては行いました。ですが、テラフォーミング技術を用いて、惑星アルファの宇宙パワーを氷の大地の強化に利用しているのか、ピンポイントによる攻撃ならまだしも、広範囲を浅く攻撃する、無差別爆撃では氷の大地を貫けず、成果がありませんでした」
「そう、よくわかったわ。では、依頼を教えてもらってもいいかしら?」
「はい。現在依頼は3種類ございます。1つ目が、子鬼達の地下基地の場所の特定。2つ目が補充のためなのか、定期的に出てくる子鬼達の排除。3つ目が氷の台地に住む、凶悪なモンスターの排除になります。モンスターの情報に関しては、現時点で判明している分に関してのデータを送るためご確認下さい」
「このモンスターというのは、子鬼と協力関係にあるのかしら?」
「いえ、ございません。原住生物だとお考えください」
「なるほど、わかったわ、ありがとう。では失礼するわね。ぷう、行きましょうか」
「うん、ありがと~!」
こうして私とぷうはハンターギルド出張所を後にしたわ。はぴからもらったご飯は30食分。とりあえずこのご飯が切れるまでに、なにかしら成果を出したいところね。
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