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第125話 やっぱり乗り物が欲しい!
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「それじゃ、出発だ!」
「「「「「お~!」」」」」
私達は今日の目的地、ムナの森に向けて歩き出す。コースはもちろん道を外れて何にもない草原だ。
歩く時の陣形は、先頭に重戦士でありサブリーダーのアレックさん。2番目に剣士でリーダーのジェームズさん。そして3番目が私で、4番目がヒーラーのロビーさん。そして一番後方、最後尾に槍使いのジャックさん。という順番だ。
斥候で弓使いのジョーさんは少し先行する形で単独行動。ゼニアさんも同じく単独で斥候に動く予定なんだけど、今は私の横をのんびり歩いている。ゼニアさんにとっては、今いる上層はそこまで警戒が必要な場所じゃないみたいです。
「うう~ん! こうして草原の中を歩くのって、気持ちいいですね!」
「ふふ、そうね。上層の中でも入口付近は危険なモンスターもほぼいないから、島の住人も時折ピクニックに来ることがあるのよ」
「確かにこの草原の中ピクニックするのは楽しそうですよね!」
最初は1日で20キロも歩くことに、ええ~って思っていたけど、一面の草原の中を歩くのは、ただ歩いているだけで十分に楽しめるね。
草の匂いの混じる風は気持ちいいし、時折現れるウサギやリス等の小型の可愛らしいモンスターは私の目を楽しませてくれる。しかもこの子達、草食のモンスターだから向こうから襲ってくることは基本的に無いんだって。これなら1日で20キロの移動も、割と楽しく過ごせるかな?
・・・・・・そんなことを思っていた時もありました・・・・・・。草原を歩くこと1時間、ジェームズさんの合図で一回目の休憩の時間になったんだけど、既に私の足は限界をむかえつつあった。
「よし、みんな小休憩を取るぞ」
「「「「おう!」」」」
「はい・・・・・・」
「わかったわ」
これは、辛い・・・・・・。ハロルドスレイヤーによる身体強化魔法、ポーションの入った水筒、このコンボのおかげで何とかここまで歩けたけど、これ以上はもう無理です・・・・・・。
「さくらさん、大丈夫?」
「ゼニアさん。正直もう厳しいです・・・・・・」
「ふふふ、それじゃあ猫の姿に戻って私の肩に乗る?」
ううう、ゼニアさんの提案にもう逆らえそうにない。既にギブアップして猫ボディになってゼニアさんの肩に乗っちゃいたい自分がいる・・・・・・。でも、私にだってプライドがある。って思ったけど、これが数時間この後続くんだよね。なら、ギブアップは時間の問題。速めに決断してもいいよね・・・・・・。
「はい、そうします・・・・・・」
よし、我慢してもしょうがないし、ここは大人しく猫になろう。と思ったら。
「嬢ちゃん・・・・・・、一人楽をするのか・・・・・・? 嬢ちゃんの魚のため、何だよな・・・・・・?」
むぎゅう!
この移動で私同様辛い思いをしている、重戦士のアレックさんの一言が私の心をえぐる。ジェームズさん達の同行は決して私が頼んだことじゃないけど、確かにこの旅は私の魚介類、もとい普通の魚介類よりも美味しいとされる海のモンスターを取ってくる旅だ。一人楽をするのかと言われると、心苦しい。
かといって歩くのはもう限界だ。ここは一人楽をする方法じゃなくて、みんなで楽に移動する方法を考えるべきなのかな? でも、私が思いつく楽に移動する方法って、そのすべてが文明の利器を使う事なんだよね。例えば車とか、自転車とか。
そういえば車で思い出したけど、ダンジョンの入口にいた他のハンターさん達は、馬車みたいな乗り物とかに乗っていたよね? なら、私達も馬車で移動すればいいんじゃないのかな?
「ゼニアさん、入り口にいた他のハンターさんの中には、馬車みたいなものを使っているパーティーがいたと思うんですが、私達は使えないんですか?」
「ええ、馬車は少し問題があるのよ」
「そうなんですか?」
「馬車を引いてくれるのは主に馬タイプのモンスターになるのだけど、基本的にみんな臆病なの。だから、上層くらいならまだいいのだけれど、自然魔力の濃くなる中層や下層には、立ち入ることすら嫌がられちゃうのよ」
「そうだったんですね」
なるほど、それじゃあ馬車は無理そうだね。だとしたらやっぱり文明の利器に頼りたい。車はともかく、自転車くらいは作ろうと思えば作れるのかな? 私の知識と技術じゃ絶対無理な気がするけど、ハロルドスレイヤーを作った時みたいに、猫ボディに任せれば、やってやれないことはない気がするんだよね。
ううん、猫ボディだったら案外車を作れちゃうんじゃないかな? だってハロルドスレイヤーみたいな、使い手を強化して、更に自動で戦ってくれるなんて不思議アイテム、地球の最先端技術よりもさらに凄い気がするしね!
そうと決まれば、猫ボディに戻って車を作るしかないね!
ぽふん!
私は猫ボディに戻ると、魔法の準備をする。材料は、大丈夫、地面の中には鉄かはわかんないけど金属がある。植物だってその辺にあるし、あとはもう全部猫ボディに任せればきっとできるね! デザインは、せっかくのファンタジー世界、地球と同じじゃ味気ないし、ここは可愛い猫の車がいいね! よし、出でよ車! 可愛らしいにゃんこ車!
「にゃ~!」
私が魔法を発動すると、地面から金属が集まって来て、それが形作られていく。そして、目の前には立派な猫車が現れた!
ってあれ? なにこれ? 車を作るはずだったのに、目の前に出てきたのは工事の人なんかが使いそうな、荷物を運ぶ用の1輪車だ。
『えっと、これって、1輪車? ですか?』
「そうね、猫柄で可愛らしい1輪車ね。しかも魔法動力が付いているのね。これならジェームズさん達の荷物を楽に運べるわね」
何その無駄にハイテクな1輪車。でも確かに動力付きの1輪車ならジェームズさん達の荷物を楽に運べるよね。それに、私が猫ボディになって1輪車の上に乗るのも、罪悪感がないかもしれない。
「嬢ちゃん・・・・・・、ナイスだ・・・・・・」
「へえ、ちょっと動かしてもいいか?」
「あ、ジャックずるいぞ、俺も動かしたい」
早速ジェームズさん達が食いついているし、想定外とはいえ、これはいいものを作ったのかもしれないね。でも、違うの、私が欲しかったのは1輪車じゃなくて、乗り物が欲しかったの!
「でも、さくらさんの反応を見るとこれを作りたかったわけじゃなさそうね」
『えっと、私は可愛い猫の形の車がほしかったんです』
「ふふふ、そう言う事ね。さくらさん、猫車っていうのは、1輪車のことなのよ?」
え? そうなの? でも魔法って、想像力が大事とか書いてなかったかな? ううん、言葉には力があるとも書いてあったから、きっと猫車って言葉に引っ張られたんだね。でも、そうと分かれば次は失敗しないね! よし、もう一度だ。
今度は猫の乗り物が出てくるようにイメージする。乗り物乗り物、1輪車じゃなくて乗り物~! 出てこい!
「にゃ~!」
すると今度は3箇所で金属が集まり、それぞれが乗り物へと変化する。え~っと、3回強く乗り物をイメージしたのが悪かったのかな? 1台でよかったのに。でも、別々の乗り物が現れるのなら、一番かわいいのを採用すればいいから、それはそれはお得でいいかな。
どんな可愛い乗り物が出来てくれるのか、これはちょっと楽しみだね!
「「「「「お~!」」」」」
私達は今日の目的地、ムナの森に向けて歩き出す。コースはもちろん道を外れて何にもない草原だ。
歩く時の陣形は、先頭に重戦士でありサブリーダーのアレックさん。2番目に剣士でリーダーのジェームズさん。そして3番目が私で、4番目がヒーラーのロビーさん。そして一番後方、最後尾に槍使いのジャックさん。という順番だ。
斥候で弓使いのジョーさんは少し先行する形で単独行動。ゼニアさんも同じく単独で斥候に動く予定なんだけど、今は私の横をのんびり歩いている。ゼニアさんにとっては、今いる上層はそこまで警戒が必要な場所じゃないみたいです。
「うう~ん! こうして草原の中を歩くのって、気持ちいいですね!」
「ふふ、そうね。上層の中でも入口付近は危険なモンスターもほぼいないから、島の住人も時折ピクニックに来ることがあるのよ」
「確かにこの草原の中ピクニックするのは楽しそうですよね!」
最初は1日で20キロも歩くことに、ええ~って思っていたけど、一面の草原の中を歩くのは、ただ歩いているだけで十分に楽しめるね。
草の匂いの混じる風は気持ちいいし、時折現れるウサギやリス等の小型の可愛らしいモンスターは私の目を楽しませてくれる。しかもこの子達、草食のモンスターだから向こうから襲ってくることは基本的に無いんだって。これなら1日で20キロの移動も、割と楽しく過ごせるかな?
・・・・・・そんなことを思っていた時もありました・・・・・・。草原を歩くこと1時間、ジェームズさんの合図で一回目の休憩の時間になったんだけど、既に私の足は限界をむかえつつあった。
「よし、みんな小休憩を取るぞ」
「「「「おう!」」」」
「はい・・・・・・」
「わかったわ」
これは、辛い・・・・・・。ハロルドスレイヤーによる身体強化魔法、ポーションの入った水筒、このコンボのおかげで何とかここまで歩けたけど、これ以上はもう無理です・・・・・・。
「さくらさん、大丈夫?」
「ゼニアさん。正直もう厳しいです・・・・・・」
「ふふふ、それじゃあ猫の姿に戻って私の肩に乗る?」
ううう、ゼニアさんの提案にもう逆らえそうにない。既にギブアップして猫ボディになってゼニアさんの肩に乗っちゃいたい自分がいる・・・・・・。でも、私にだってプライドがある。って思ったけど、これが数時間この後続くんだよね。なら、ギブアップは時間の問題。速めに決断してもいいよね・・・・・・。
「はい、そうします・・・・・・」
よし、我慢してもしょうがないし、ここは大人しく猫になろう。と思ったら。
「嬢ちゃん・・・・・・、一人楽をするのか・・・・・・? 嬢ちゃんの魚のため、何だよな・・・・・・?」
むぎゅう!
この移動で私同様辛い思いをしている、重戦士のアレックさんの一言が私の心をえぐる。ジェームズさん達の同行は決して私が頼んだことじゃないけど、確かにこの旅は私の魚介類、もとい普通の魚介類よりも美味しいとされる海のモンスターを取ってくる旅だ。一人楽をするのかと言われると、心苦しい。
かといって歩くのはもう限界だ。ここは一人楽をする方法じゃなくて、みんなで楽に移動する方法を考えるべきなのかな? でも、私が思いつく楽に移動する方法って、そのすべてが文明の利器を使う事なんだよね。例えば車とか、自転車とか。
そういえば車で思い出したけど、ダンジョンの入口にいた他のハンターさん達は、馬車みたいな乗り物とかに乗っていたよね? なら、私達も馬車で移動すればいいんじゃないのかな?
「ゼニアさん、入り口にいた他のハンターさんの中には、馬車みたいなものを使っているパーティーがいたと思うんですが、私達は使えないんですか?」
「ええ、馬車は少し問題があるのよ」
「そうなんですか?」
「馬車を引いてくれるのは主に馬タイプのモンスターになるのだけど、基本的にみんな臆病なの。だから、上層くらいならまだいいのだけれど、自然魔力の濃くなる中層や下層には、立ち入ることすら嫌がられちゃうのよ」
「そうだったんですね」
なるほど、それじゃあ馬車は無理そうだね。だとしたらやっぱり文明の利器に頼りたい。車はともかく、自転車くらいは作ろうと思えば作れるのかな? 私の知識と技術じゃ絶対無理な気がするけど、ハロルドスレイヤーを作った時みたいに、猫ボディに任せれば、やってやれないことはない気がするんだよね。
ううん、猫ボディだったら案外車を作れちゃうんじゃないかな? だってハロルドスレイヤーみたいな、使い手を強化して、更に自動で戦ってくれるなんて不思議アイテム、地球の最先端技術よりもさらに凄い気がするしね!
そうと決まれば、猫ボディに戻って車を作るしかないね!
ぽふん!
私は猫ボディに戻ると、魔法の準備をする。材料は、大丈夫、地面の中には鉄かはわかんないけど金属がある。植物だってその辺にあるし、あとはもう全部猫ボディに任せればきっとできるね! デザインは、せっかくのファンタジー世界、地球と同じじゃ味気ないし、ここは可愛い猫の車がいいね! よし、出でよ車! 可愛らしいにゃんこ車!
「にゃ~!」
私が魔法を発動すると、地面から金属が集まって来て、それが形作られていく。そして、目の前には立派な猫車が現れた!
ってあれ? なにこれ? 車を作るはずだったのに、目の前に出てきたのは工事の人なんかが使いそうな、荷物を運ぶ用の1輪車だ。
『えっと、これって、1輪車? ですか?』
「そうね、猫柄で可愛らしい1輪車ね。しかも魔法動力が付いているのね。これならジェームズさん達の荷物を楽に運べるわね」
何その無駄にハイテクな1輪車。でも確かに動力付きの1輪車ならジェームズさん達の荷物を楽に運べるよね。それに、私が猫ボディになって1輪車の上に乗るのも、罪悪感がないかもしれない。
「嬢ちゃん・・・・・・、ナイスだ・・・・・・」
「へえ、ちょっと動かしてもいいか?」
「あ、ジャックずるいぞ、俺も動かしたい」
早速ジェームズさん達が食いついているし、想定外とはいえ、これはいいものを作ったのかもしれないね。でも、違うの、私が欲しかったのは1輪車じゃなくて、乗り物が欲しかったの!
「でも、さくらさんの反応を見るとこれを作りたかったわけじゃなさそうね」
『えっと、私は可愛い猫の形の車がほしかったんです』
「ふふふ、そう言う事ね。さくらさん、猫車っていうのは、1輪車のことなのよ?」
え? そうなの? でも魔法って、想像力が大事とか書いてなかったかな? ううん、言葉には力があるとも書いてあったから、きっと猫車って言葉に引っ張られたんだね。でも、そうと分かれば次は失敗しないね! よし、もう一度だ。
今度は猫の乗り物が出てくるようにイメージする。乗り物乗り物、1輪車じゃなくて乗り物~! 出てこい!
「にゃ~!」
すると今度は3箇所で金属が集まり、それぞれが乗り物へと変化する。え~っと、3回強く乗り物をイメージしたのが悪かったのかな? 1台でよかったのに。でも、別々の乗り物が現れるのなら、一番かわいいのを採用すればいいから、それはそれはお得でいいかな。
どんな可愛い乗り物が出来てくれるのか、これはちょっと楽しみだね!
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