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第44話 食欲は恐怖よりも強し?
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私の目の前には、5mのミノタウロスから作られたステーキがいっぱい並んでいる。ロース、ヒレ、サーロイン! この世界、普通の牛さんは念話で意思疎通が可能だから、もちろん食べたりしないんだけど、4足歩行の牛型のモンスターはいるから、肉の部位の概念はあるみたいなの。
ただ、ミノタウロスは4足歩行じゃなくて2足歩行なんだよね。だから、肉の部位の名前も違うのかもしれないけど、そんなことはどうでもいいのです。そもそもお肉を見ただけでどの部位のお肉かなんて、私はわからない! ただ、ゼボンさんが、これは背中のお肉とか、そんなことを言っていたから、きっとそうなのです。
ううう、ダメ、私のお口のよだれダムが決壊しそうだ。
「さあ、召し上がれ。塩やスパイスは好きに付けて食べてね!」
やった! ついに食べられる! ゼボンさんの合図と共に、私とボヌールさんは仲良く食べ始める。
もぐもぐもぐもぐ。おお~! とっても美味しい! とっても美味しい牛肉だ! 赤身も美味しいし、脂身も美味しい!
『とっても美味しいです!』
「ああ、俺も5mのミノタウロスは初めて食ったが、こいつは美味いな!」
あれ? 確か3か月前にも戦ったんだよね? 5mどころか6mまでいたって聞いたけど、食べてないのかな?
『前回の時は食べなかったんですか? 5mのミノタウロスどころか、6mのミノタウロスもいたんですよね?』
「それがなあ、3mや4mの奴はともかく、5mと6mの奴は食えなかったんだよ。まず、6mの奴には逃げられた。んで、5mの奴は何とか2匹仕留めたらしいんだが、とてもじゃないが食える状態じゃなかったんだ。なにせ毒矢に火魔法、その他ありとあらゆる攻撃を撃ちまくってようやく仕留めたらしいからな。特に毒がなあ、手に入った最強の毒を使ったとかで、肉が完全におじゃんだ。まあ、ロジャーをはじめみんな大怪我してたみたいだし、狩り方にこだわっていられなかったんだろうけどな」
『そうだったんですね』
「ああ、そんなわけで5mのを食べるのは初めてなんだよ。前回食べた3mや4mの奴も十分すぎるほど美味かったんだが、流石に5mは別格だぜ」
「ふふふ、本当ですね。ですが、前回手に入った3mや4mも、ここまでいい状態で手に入ったわけではなかったので、改めてキチンと処理できれば、前回以上の味に出来ることは保証しますよ」
「ほほう、そいつは楽しみだな。よしさくら、明日も壁の上からミノタウロス釣りを楽しむか? 回復は今日みたいに設置型回復魔法陣だっけ? あれ出しときゃあいいだろ。5mのやつの美味さには勝てねえが、3mや4mの奴をたくさん確保出来れば、当分の間ミノタウロスステーキ三昧が出来るぜ!」
『いいですね!』
当分の間ミノタウロスのステーキ三昧なんて、素敵すぎる響きだね!
そうだ、3mや4mのミノタウロスの件で、一つ気になってたことがあるんだった。ボヌールさんは5mのミノタウロスが3mや4mのミノタウロスよりも絶対に美味しいって感じで言ってるけど、3mや4mのミノタウロスにも、独特の美味しさってないのかな?
例えばジンギスカンでおなじみの羊さんのお肉だと、羊さんの年齢でラムとマトンって分かれてて、それぞれ美味しさが違うって聞いたことがある。確か、若いほうがラムだったかな? よく覚えてないや。
『あの、5mのミノタウロスのお肉のが美味しさに対して、3mや4mのミノタウロスのお肉は、それはそれで、独特の良さがあったりしますか?』
「ん? どういうことだ?」
『えっと、若い個体のほうが、お肉が柔らかくて美味しいことがあったりしますよね?』
「なるほど、そう言う事ですね。さくらさん、いいところに気が付きますね。ですが、残念ながらそう言ったことはありません」
『そうなんですか?』
「ええ、ミノタウロスは3m、4m、5mと、大きくなるほどランクが高くなります。そして、同じ種類のモンスターの場合、ランクの差による美味しさの差は、ほぼ絶対だと思ってください」
『そうなんですね』
「ですが、すべてがすべてそうだとも、言いきれない部分があることも事実です。特に、個体によって戦い方に差が出る人型のモンスターの場合は、面白い差が出ることがありますよ」
「ああ、俺も昔試したことがあるんだ。ま、ミノタウロスみたいな強いモンスターじゃなく、オークみたいなもっとランクの低いモンスターでだがな。ゼボンの言うように、同じ種類のランクの低いモンスターとランクの高いモンスターとじゃあ、絶対的に高ランクのモンスターのほうが美味い。でもな、例えば戦士系のオークと、魔法使い系のオークだと、味が違うんだぜ?」
『おお~!』
「ちなみに私達が以前オークで実験した時は、戦士系のオーク肉と比べて、火魔法を使う魔法使いオークの肉は、ピリッとしたスパイシーな辛さがありましたね」
「だな。あれはあれで美味いんだよな。んでな、ここからが重要なんだが、オークにしろミノタウロスにしろ、ああいう図体のデカいモンスターってのは、パワーで押す戦士系の戦いの個体が多い。そうなると必然的に高ランクになるミノタウロスも、戦士系になりやすいんだ。でも、今言ったみたいに戦士系と魔法使い系じゃ味が違う。ってことはだぜ、魔法使い系ミノタウロスの肉を味わうには、低ランクのやつで妥協するしかないってことでもある。ちなみに今日見た感じだと、見える範囲にいる5mのミノタウロスは全部戦士系だったな。まあ、全部って言っても、真ん中と左右に1匹づつの3匹しかいなかったがな」
『なるほど~、よくわかりました! じゃあ、明日は4mの魔法使いミノタウロスも捕まえましょう!』
「おう、そうするか!」
こうして私の戦争1日目は無事に終わった。私とガーベラさんの二人だけで野戦病院を24時間維持するのは無理なので、妖精の国野戦病院は、朝ごはんからお夕飯までの時間しか営業しないんだ。とはいえ、この街の軍やハンターギルドのやっている野戦病院は24時間やってるみたいだし、ポーションもいっぱいあるはずだから、私達が夜閉店しても大丈夫なはずなんだ。
それにしても、最初はミノタウロス怖い、絶対戦うのは無理って思っていたのに、食欲って怖いね。なんか、もうミノタウロスが美味しいご飯にしか見えなくなってきた。っと、いけないいけない。私が勝てたのはあくまでも5mの弱っちいミノタウロスだったからってことを忘れちゃダメだね。ロジャー将軍でさえ大怪我を負ったっていう、6mのミノタウロスには十分注意しないとだ。
ただ、ミノタウロスは4足歩行じゃなくて2足歩行なんだよね。だから、肉の部位の名前も違うのかもしれないけど、そんなことはどうでもいいのです。そもそもお肉を見ただけでどの部位のお肉かなんて、私はわからない! ただ、ゼボンさんが、これは背中のお肉とか、そんなことを言っていたから、きっとそうなのです。
ううう、ダメ、私のお口のよだれダムが決壊しそうだ。
「さあ、召し上がれ。塩やスパイスは好きに付けて食べてね!」
やった! ついに食べられる! ゼボンさんの合図と共に、私とボヌールさんは仲良く食べ始める。
もぐもぐもぐもぐ。おお~! とっても美味しい! とっても美味しい牛肉だ! 赤身も美味しいし、脂身も美味しい!
『とっても美味しいです!』
「ああ、俺も5mのミノタウロスは初めて食ったが、こいつは美味いな!」
あれ? 確か3か月前にも戦ったんだよね? 5mどころか6mまでいたって聞いたけど、食べてないのかな?
『前回の時は食べなかったんですか? 5mのミノタウロスどころか、6mのミノタウロスもいたんですよね?』
「それがなあ、3mや4mの奴はともかく、5mと6mの奴は食えなかったんだよ。まず、6mの奴には逃げられた。んで、5mの奴は何とか2匹仕留めたらしいんだが、とてもじゃないが食える状態じゃなかったんだ。なにせ毒矢に火魔法、その他ありとあらゆる攻撃を撃ちまくってようやく仕留めたらしいからな。特に毒がなあ、手に入った最強の毒を使ったとかで、肉が完全におじゃんだ。まあ、ロジャーをはじめみんな大怪我してたみたいだし、狩り方にこだわっていられなかったんだろうけどな」
『そうだったんですね』
「ああ、そんなわけで5mのを食べるのは初めてなんだよ。前回食べた3mや4mの奴も十分すぎるほど美味かったんだが、流石に5mは別格だぜ」
「ふふふ、本当ですね。ですが、前回手に入った3mや4mも、ここまでいい状態で手に入ったわけではなかったので、改めてキチンと処理できれば、前回以上の味に出来ることは保証しますよ」
「ほほう、そいつは楽しみだな。よしさくら、明日も壁の上からミノタウロス釣りを楽しむか? 回復は今日みたいに設置型回復魔法陣だっけ? あれ出しときゃあいいだろ。5mのやつの美味さには勝てねえが、3mや4mの奴をたくさん確保出来れば、当分の間ミノタウロスステーキ三昧が出来るぜ!」
『いいですね!』
当分の間ミノタウロスのステーキ三昧なんて、素敵すぎる響きだね!
そうだ、3mや4mのミノタウロスの件で、一つ気になってたことがあるんだった。ボヌールさんは5mのミノタウロスが3mや4mのミノタウロスよりも絶対に美味しいって感じで言ってるけど、3mや4mのミノタウロスにも、独特の美味しさってないのかな?
例えばジンギスカンでおなじみの羊さんのお肉だと、羊さんの年齢でラムとマトンって分かれてて、それぞれ美味しさが違うって聞いたことがある。確か、若いほうがラムだったかな? よく覚えてないや。
『あの、5mのミノタウロスのお肉のが美味しさに対して、3mや4mのミノタウロスのお肉は、それはそれで、独特の良さがあったりしますか?』
「ん? どういうことだ?」
『えっと、若い個体のほうが、お肉が柔らかくて美味しいことがあったりしますよね?』
「なるほど、そう言う事ですね。さくらさん、いいところに気が付きますね。ですが、残念ながらそう言ったことはありません」
『そうなんですか?』
「ええ、ミノタウロスは3m、4m、5mと、大きくなるほどランクが高くなります。そして、同じ種類のモンスターの場合、ランクの差による美味しさの差は、ほぼ絶対だと思ってください」
『そうなんですね』
「ですが、すべてがすべてそうだとも、言いきれない部分があることも事実です。特に、個体によって戦い方に差が出る人型のモンスターの場合は、面白い差が出ることがありますよ」
「ああ、俺も昔試したことがあるんだ。ま、ミノタウロスみたいな強いモンスターじゃなく、オークみたいなもっとランクの低いモンスターでだがな。ゼボンの言うように、同じ種類のランクの低いモンスターとランクの高いモンスターとじゃあ、絶対的に高ランクのモンスターのほうが美味い。でもな、例えば戦士系のオークと、魔法使い系のオークだと、味が違うんだぜ?」
『おお~!』
「ちなみに私達が以前オークで実験した時は、戦士系のオーク肉と比べて、火魔法を使う魔法使いオークの肉は、ピリッとしたスパイシーな辛さがありましたね」
「だな。あれはあれで美味いんだよな。んでな、ここからが重要なんだが、オークにしろミノタウロスにしろ、ああいう図体のデカいモンスターってのは、パワーで押す戦士系の戦いの個体が多い。そうなると必然的に高ランクになるミノタウロスも、戦士系になりやすいんだ。でも、今言ったみたいに戦士系と魔法使い系じゃ味が違う。ってことはだぜ、魔法使い系ミノタウロスの肉を味わうには、低ランクのやつで妥協するしかないってことでもある。ちなみに今日見た感じだと、見える範囲にいる5mのミノタウロスは全部戦士系だったな。まあ、全部って言っても、真ん中と左右に1匹づつの3匹しかいなかったがな」
『なるほど~、よくわかりました! じゃあ、明日は4mの魔法使いミノタウロスも捕まえましょう!』
「おう、そうするか!」
こうして私の戦争1日目は無事に終わった。私とガーベラさんの二人だけで野戦病院を24時間維持するのは無理なので、妖精の国野戦病院は、朝ごはんからお夕飯までの時間しか営業しないんだ。とはいえ、この街の軍やハンターギルドのやっている野戦病院は24時間やってるみたいだし、ポーションもいっぱいあるはずだから、私達が夜閉店しても大丈夫なはずなんだ。
それにしても、最初はミノタウロス怖い、絶対戦うのは無理って思っていたのに、食欲って怖いね。なんか、もうミノタウロスが美味しいご飯にしか見えなくなってきた。っと、いけないいけない。私が勝てたのはあくまでも5mの弱っちいミノタウロスだったからってことを忘れちゃダメだね。ロジャー将軍でさえ大怪我を負ったっていう、6mのミノタウロスには十分注意しないとだ。
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