いつか『幸せ』になる!

峠 凪

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第 2 章

25, 一方、団長達は [side:ルイ団長]

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「軍長!『あれ』何とかなりましたか!」
「ああ、いつもの居酒屋になった」
「了解!カルレ達にも伝えておきます!」
「他の隊員にも伝えておいてくれ」
「ラジャー!」
「・・・元気だな、ジャド」

 これは、ナノの誕生日をどう祝うか行動していた時のルイ団長達の話。



 ☆   ☆   ☆



「プレゼントどうしようか?」
「・・・軍長、声に出てます」

 ・・・ナノがいなくて良かった。

「本当。ナノがいなくて助かりましたね、陛下」
「・・・」
「睨まないで下さいよ、陛下。事実でしょ。敵情視察っていう事で軍長してるんですから。あと夜で周囲に人がいないんで」
「正確には見張りだ、ジャド。余計な事をしないように」
「余計な事しましたけどね、彼ら」
「・・・そうだな」

 以降俺達は黙った。止める事が出来ず結果、間接的に傷つける事になったナノを思い出して・・・。彼女は一体何を欲しがるのだろう。ふと思い・・・暗礁に乗り上げた。ジャド達は何か案があるだろうか?

「ジャドすまないが、カルレ達を俺の執務室に集めてくれ。プレゼントの相談がしたい」



 ☆   ☆   ☆



「陛下、集めましたよ。眠いんでさっさと決めちゃいましょう」
「・・・そんなにさっさと決めれていたら今お前らを呼んでいない」
「そりゃあそっか。にしても陛下に春かぁ」
「どういう意味だ、カルレ」
「さぁ」

 
「陛下で遊ぶのはそこまで。俺眠いんだよ。プレゼント決めちゃおうよ」
「ナノが欲しそうな物か・・・浮かばないなぁ」
「ならいっその事防具になる物とかどうですか?ナノ自身強いから護りを強める方向で」
「それいいな、メーレ」

「なぁ、確か陛下の瞳色の宝石で守護の加護をつけれるのなったよな。あれのアクセサリーでいいんじゃね」


『良いアイデアだよ、ジャド。ということでターズのアクセサリー陛下が買ってきてくださいね。お疲れ様でした。お休みなさい』


 パタン


「・・・アクセサリーショップに心当たりが無いんだが、どうしろと?それに、俺の瞳色の宝石って・・・考えても仕方ないか。・・・あいつならアクセサリーショップ知ってそうだな。明日捕まえるか」



 ☆   ☆   ☆



 翌日怖い顔をしたルイ団長と知らない隊員をナノは見た。



 ☆   ☆   ☆



 たまにチラッと見えるターズのネックレスを見つけ安心するルイ団長がいたとかいなかったとか。そしてルイ団長をからかったカルレがしごかれたとかしごかれ無かったとか。・・・きっちりしごかれたとさ。まぁ、そりゃあそうだろうね。
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