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妖精生活
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もし妖精と共同生活をしていると言ったら、あなたは信じるだろうか。
きっと、信じないと思う。
でも、俺だけは知っている。
確かにそこには、妖精が住んでいるのだと。
【第一話 妖精生活】
病院内のオフィスでカタカタとパソコンを打つ男性が二人。
「……よしっ、仕事終わりっと」
安息のため息をつくと同時に、時計に目を向ける。
時刻は17時。
(今日もなんとか定時に上がれるな。さて、帰る支度でもするか)
「おっ、なんだ凛、上がりか?」
「ああ。仕事終わったからね」
「そっか。いつもやること早いな。尊敬するぜ」
「そんなことないよ」
「……でもお前、なんか変わったよな」
「変わった? 何が?」
「いやだってよ、去年までは自分の仕事が終わっても他の人の分まで手伝っていたろ? それが最近では仕事が終わったらすぐに帰っちまうからよ」
(鋭いな……。さすがは大学からの付き合いなだけはある)
「なんかあったのか?」
「何もないよ」
「ああ分かった!! 彼女だな!? 家に彼女がいて、それで早く帰ろうとしてんだな!?」
「違うよ。彼女なんていないし」
「嘘つけぇ! 俺の知っている凛は料理以外に興味がなく、特段早く帰る理由なんてないから他の人の仕事を自ら受け持つ社畜魂を持った人間のはずだ!」
「お前、俺のことそんな風に思ってたのか!」
「何はともあれ! そんなお前がすぐに帰るようになった理由、もうそれは女しかいねーだろ!」
「偏見が過ぎるぞ!」
……でもまぁ、早く帰ろうとしていることは事実だ。
何故なら俺には––––––。
仕事が帰宅した俺は玄関のドアを開ける。
「ただいまー」
「あ! お帰り主殿!」
ご丁寧に元気よく玄関まで走って迎えてくれたのは小学生のように小さい体をした女の子。
名前はクリカラ。
燃え盛る炎のように紅く染め上げられた髪を腰部分まで伸ばし、パッチリとした目と小顔の童顔は体型と見事にマッチしている。
そのおおらかで元気いっぱいの姿は落ち込んでいる人にも元気を分け与えてくれそうだ。
「ただいまクリカラ。ちゃんと綺麗に過ごしていたか?」
「えっ、あ…………うん」
「まさか……」
俺は急いでリビングへと向かう。
扉を開くと、視界全体に映ったのは散らかった空間。
食べ終わったスナック菓子の袋がそのまま床に置いてあったり、読み終わった漫画が乱雑に積み上がっていたり、飲みかけのジュースがテーブルの上に置きっぱなしとまさしく絵に描いたような散らかり具合だった。
「こらああああああクリカラァァアアア! いつも綺麗に片付けろと言っているだろぉ!」
「ち、違うんだ主殿……! これから片付けようしていたんだ……! そしたらタイミングよく主殿が帰ってきて……っ!」
「いっぺんに片付けないでその都度片付けろよ!」
「……あ、凛さん、帰ってきたのですね。お帰りなさい」
俺の怒鳴り声で起こしてしまったか、こたつで寝ていたもう一人の女の子がむにゃむにゃと眠たそうに体を起こす。
「ただいまイブ。ごめんな? 起こしちゃって」
「いえ、ちょうど起きようと思っていたところでしたので」
徐々に眠気から覚醒し始め、こたつから立ち上がる。
そして最後は全ての疲れが吹き飛ぶような天使の微笑みを返してきた。
名前はイブ。
清らかな海のように蒼く染め上げられた髪をウェーブ状に背中まで伸ばし、温かくおっとりとした目は見るものに癒しを与えてくれる。
まるで女子高生のような印象を与える彼女は、学校に通ったら聖母と謳われるのではないだろうか。
「すぐに夕食の準備をしますね」
「ああ、ありがとう」
「あ、それと」
「?」
「今日、お昼頃に勧誘業者が来ましてね? 何やら受信料とやらを支払う必要があるとか」
「あー……それMHKだ。俺ん家テレビ持ってないから支払う義務がないのにしつこく訪問してくるんだよなぁ……」
「はい。ですので、私が追い払っておきました。恐らく二度と来ることはないかと」
「……ちょっと待て。一応聞くが、どんな風に追い払ったんだ?」
「次顔を見せたらぶっ殺しますよと忠告を」
「なに物騒なこと言ってんだ!!」
「ダメでしたか? でもおかげでその人は顔を真っ青にして帰っていきましたよ」
「それは逃げたというんだ。もうちょっとオブラートに言えなかったのか?」
「無理ですね。あまりにもしつこかったので。ついでに、しつこい男は嫌われますよ? このキモ豚も付け加えておきました」
「付け加えるなああああああ!!」
イブは自分は何も間違ったことはしていないと言わんばかりにニッコリと天使の微笑みを返してくる。
そして何事もなかったかのように冷蔵庫の食材を確認して、夕食の下準備に取り掛かった。
「凛」
「うおおぉぉ!? エ、エクレアか……」
「驚かせてすまない。あと、お帰り」
「ああ。ただいま」
凛とした佇まいで背後で待ち構えていたのは高貴な大人の雰囲気を纏う女性。
名前はエクレア。
純金のように輝かしく染め上げられた髪はショートで留めており、落ち着いた雰囲気でシュッとした顔つきからは数々の修羅場を潜り抜けてきたような凛々しさをひしひしと感じる。
社会人女性の憧れである理想のOLを彷彿とさせる彼女は、まさしくトップ営業に君臨していそうだ。
押し入れからハンガーを取り出したエクレア。
俺は着ていた上着のスーツを脱ぐと以心伝心したかのように受け取り、ハンガーに綺麗に掛ける。
その後も、俺がネクタイを解くまでじっと待機している。
「いつも悪いね」
「気にしないでくれ。私にはこれぐらいのことしかできないから」
「ううん、そんなことないよ」
「でも安心してくれ。もし凛に何か危害が加わるようなことがあれば、私が全力で守る」
「あ、ああ……ありがとう」
日本という治安が良い国でそんな物騒なことは起きづらいと思うが。
(でもま、エクレアみたいな真面目な妖精がいてくれて良かったな。クリカラとイブはちょっと心配なところがあるし。エクレアなら二人のことも上手く監視してくれるかもしれない)
(……うっひょぉぉぉおおおおおおおおおおおお!! 凛の着替え! しかも目の前で! あああ! なんていい鎖骨ッ! そして脱いだときに漂う男の匂い……! ああん♡ なんて最高なんだ!!♡♡♡)
「エクレア? 大丈夫か? 顔が赤くなっているような」
「っ! だ、大丈夫だ! 何も心配はいらない」
「そ、そうか? それならいいんだが」
いつもと変わらない賑やかな一室。
俺だけしか知らない秘密の暮らし。
一人暮らしで質素な空間だった部屋は、今日も妖精達によって潤う。
きっと、信じないと思う。
でも、俺だけは知っている。
確かにそこには、妖精が住んでいるのだと。
【第一話 妖精生活】
病院内のオフィスでカタカタとパソコンを打つ男性が二人。
「……よしっ、仕事終わりっと」
安息のため息をつくと同時に、時計に目を向ける。
時刻は17時。
(今日もなんとか定時に上がれるな。さて、帰る支度でもするか)
「おっ、なんだ凛、上がりか?」
「ああ。仕事終わったからね」
「そっか。いつもやること早いな。尊敬するぜ」
「そんなことないよ」
「……でもお前、なんか変わったよな」
「変わった? 何が?」
「いやだってよ、去年までは自分の仕事が終わっても他の人の分まで手伝っていたろ? それが最近では仕事が終わったらすぐに帰っちまうからよ」
(鋭いな……。さすがは大学からの付き合いなだけはある)
「なんかあったのか?」
「何もないよ」
「ああ分かった!! 彼女だな!? 家に彼女がいて、それで早く帰ろうとしてんだな!?」
「違うよ。彼女なんていないし」
「嘘つけぇ! 俺の知っている凛は料理以外に興味がなく、特段早く帰る理由なんてないから他の人の仕事を自ら受け持つ社畜魂を持った人間のはずだ!」
「お前、俺のことそんな風に思ってたのか!」
「何はともあれ! そんなお前がすぐに帰るようになった理由、もうそれは女しかいねーだろ!」
「偏見が過ぎるぞ!」
……でもまぁ、早く帰ろうとしていることは事実だ。
何故なら俺には––––––。
仕事が帰宅した俺は玄関のドアを開ける。
「ただいまー」
「あ! お帰り主殿!」
ご丁寧に元気よく玄関まで走って迎えてくれたのは小学生のように小さい体をした女の子。
名前はクリカラ。
燃え盛る炎のように紅く染め上げられた髪を腰部分まで伸ばし、パッチリとした目と小顔の童顔は体型と見事にマッチしている。
そのおおらかで元気いっぱいの姿は落ち込んでいる人にも元気を分け与えてくれそうだ。
「ただいまクリカラ。ちゃんと綺麗に過ごしていたか?」
「えっ、あ…………うん」
「まさか……」
俺は急いでリビングへと向かう。
扉を開くと、視界全体に映ったのは散らかった空間。
食べ終わったスナック菓子の袋がそのまま床に置いてあったり、読み終わった漫画が乱雑に積み上がっていたり、飲みかけのジュースがテーブルの上に置きっぱなしとまさしく絵に描いたような散らかり具合だった。
「こらああああああクリカラァァアアア! いつも綺麗に片付けろと言っているだろぉ!」
「ち、違うんだ主殿……! これから片付けようしていたんだ……! そしたらタイミングよく主殿が帰ってきて……っ!」
「いっぺんに片付けないでその都度片付けろよ!」
「……あ、凛さん、帰ってきたのですね。お帰りなさい」
俺の怒鳴り声で起こしてしまったか、こたつで寝ていたもう一人の女の子がむにゃむにゃと眠たそうに体を起こす。
「ただいまイブ。ごめんな? 起こしちゃって」
「いえ、ちょうど起きようと思っていたところでしたので」
徐々に眠気から覚醒し始め、こたつから立ち上がる。
そして最後は全ての疲れが吹き飛ぶような天使の微笑みを返してきた。
名前はイブ。
清らかな海のように蒼く染め上げられた髪をウェーブ状に背中まで伸ばし、温かくおっとりとした目は見るものに癒しを与えてくれる。
まるで女子高生のような印象を与える彼女は、学校に通ったら聖母と謳われるのではないだろうか。
「すぐに夕食の準備をしますね」
「ああ、ありがとう」
「あ、それと」
「?」
「今日、お昼頃に勧誘業者が来ましてね? 何やら受信料とやらを支払う必要があるとか」
「あー……それMHKだ。俺ん家テレビ持ってないから支払う義務がないのにしつこく訪問してくるんだよなぁ……」
「はい。ですので、私が追い払っておきました。恐らく二度と来ることはないかと」
「……ちょっと待て。一応聞くが、どんな風に追い払ったんだ?」
「次顔を見せたらぶっ殺しますよと忠告を」
「なに物騒なこと言ってんだ!!」
「ダメでしたか? でもおかげでその人は顔を真っ青にして帰っていきましたよ」
「それは逃げたというんだ。もうちょっとオブラートに言えなかったのか?」
「無理ですね。あまりにもしつこかったので。ついでに、しつこい男は嫌われますよ? このキモ豚も付け加えておきました」
「付け加えるなああああああ!!」
イブは自分は何も間違ったことはしていないと言わんばかりにニッコリと天使の微笑みを返してくる。
そして何事もなかったかのように冷蔵庫の食材を確認して、夕食の下準備に取り掛かった。
「凛」
「うおおぉぉ!? エ、エクレアか……」
「驚かせてすまない。あと、お帰り」
「ああ。ただいま」
凛とした佇まいで背後で待ち構えていたのは高貴な大人の雰囲気を纏う女性。
名前はエクレア。
純金のように輝かしく染め上げられた髪はショートで留めており、落ち着いた雰囲気でシュッとした顔つきからは数々の修羅場を潜り抜けてきたような凛々しさをひしひしと感じる。
社会人女性の憧れである理想のOLを彷彿とさせる彼女は、まさしくトップ営業に君臨していそうだ。
押し入れからハンガーを取り出したエクレア。
俺は着ていた上着のスーツを脱ぐと以心伝心したかのように受け取り、ハンガーに綺麗に掛ける。
その後も、俺がネクタイを解くまでじっと待機している。
「いつも悪いね」
「気にしないでくれ。私にはこれぐらいのことしかできないから」
「ううん、そんなことないよ」
「でも安心してくれ。もし凛に何か危害が加わるようなことがあれば、私が全力で守る」
「あ、ああ……ありがとう」
日本という治安が良い国でそんな物騒なことは起きづらいと思うが。
(でもま、エクレアみたいな真面目な妖精がいてくれて良かったな。クリカラとイブはちょっと心配なところがあるし。エクレアなら二人のことも上手く監視してくれるかもしれない)
(……うっひょぉぉぉおおおおおおおおおおおお!! 凛の着替え! しかも目の前で! あああ! なんていい鎖骨ッ! そして脱いだときに漂う男の匂い……! ああん♡ なんて最高なんだ!!♡♡♡)
「エクレア? 大丈夫か? 顔が赤くなっているような」
「っ! だ、大丈夫だ! 何も心配はいらない」
「そ、そうか? それならいいんだが」
いつもと変わらない賑やかな一室。
俺だけしか知らない秘密の暮らし。
一人暮らしで質素な空間だった部屋は、今日も妖精達によって潤う。
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