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第十三章

目には目を、お嬢様にはお嬢様を

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二人に快諾を伝えに行くとホッとしたような顔をしていた。

 断られるとは思っていなかっただろうけど、あまりにも遅いから心配していたようだ。

 二人が来てくれるのはこっちとしても心強い。

 冬になってドンドンと新しい仲間が増えていくなぁ。

 そんな皆の期待に応える為にもこんな所で立ち止まってなんて居られないぞ。

「あの、これはどういうことなんでしょうか。」

 ここにきてもらう以上ガンドさん達にも事情を理解してもらわないといけないので、村でのやり取りを説明していた。

 その途中でジルさんがユーリに呼ばれて出て行ったのだが、いつまでも戻ってこないので様子を見に来たわけなんだけど・・・。

「どういうことも何も、宿を任せる以上冒険者のお腹を満たせることが最重要事項です。そこで、ジル様の実力を見せていただいていただけですが?」

「いや、だけですがと言いますけどこれはちょっと・・・。」

 下に戻った俺達をまず迎えたのは美味しそうな料理の匂い。

 それも一種類ではなく何種類も香ってきて思わずお腹が鳴ってしまった。

 それでもって目に飛び込んできたのはその匂いを発生させている料理の数々だ。

 和洋中といえばいいのだろうか、ともかく多種多彩な料理が所狭しと机の上に並んでいる。

 その後ろでは飢えた獣のような目をした冒険者が涎を垂らしながらそれを見つめている。

「お待たせしました!では皆様遠慮なくどうぞ!」

「「「うぉぉぉぉぉ!」」」

 15人はいるだろうか、合図と同時にダンジョンから戻ってきたばかりであろう冒険者も混じって一斉に料理へと群がっていく。

 マナーとかそういうのは一切ない。

 そこに肉があるから食べる。

 そんなレベルの食事風景が俺の前に広がっている。

「おかわりはまだまだありますからどんどん食べてくださいね。」

「「「「ふぁい!」」」」

 コラそこ、口に物を入れたまましゃべらない!

 と注意しようものなら睨まれるだけでは済まないだろう。

 どれだけ飢えているんだろうか。

「料理の腕前を見せてもらうのは分かりますが何故こんな事に?」

「ご主人様は目の前に料理を出されたらどうされますか?」

「もちろんありがたく頂戴します。」

「残す事は?」

「お腹の空き具合にもよりますが残しません。」

「そういうことです。」

 いやいやいやいや。

 だからどういう事だってばよ。

「私がいけないんです、料理場を任せる事になるのでついどんな風に作るのか気になってしまってそれで・・・。」

「お願いする料理を何でも作れてしまうものですからつい・・・。」

「だがシュウイチどれも美味しいぞ。それに見ろ皆の食いつきよう、これならセレン殿が抜けても宿は安泰だな。」

 確かにみんな喜んで食べてますけど。

 ってか美味しそうなんで俺も一口いただきたいところではあるけど。

 どうやらセレンさんの発案でこんなことになってしまったようだ。

 確かに引継ぎは重要だし実力が気になるのは分かる。

 でも、こんなことになると誰が予想できただろうか。

「俺が言うのもなんだがこいつの料理は中々旨いぞ。」

「料理が得意だとは知りませんでした。」

「教会では身の回りの事は自分達でしなければなりません。そうなると必然的に料理の腕も上がっておりました。」

「しかもだ、戦場に出てもこの味を維持していたって言うんだぜ。」

「殺伐とした戦場こそ浄化と癒しを必要としています。手っ取り早く人を癒すのには料理は最適ですから。」

 いやまぁ、そうでしょうけど・・・。

 あのジルさんが料理とは人は見かけによらないなぁ。

 でも、冒険者の喰い付きをみれば美味しいのは間違いないようだ。

 どれ俺も一口。

「あ、それは!」

「え?」

 目の前の皿に盛られた料理に手を伸ばした次の瞬間、まるで親の敵を見るような目で冒険者に睨まれてしまった。

 あ、貴方のでしたかそれは失礼しました。

「シュウイチさんこちらをどうぞ。」

「ありがとうございます。」

「次、出来ました!」

「「「「うぉぉぉぉ!!」」」」

 ユーリが大皿いっぱいに盛られた肉の塊を机の上にドンと置く。

 もはやこれは料理といって良いんだろうか。

 ただ焼いただけ・・・。

「すごいです、この短時間で中まで味がしみています。」

「噛めば噛むほどに中から味が染み出してくるな。」

「セレン様に続きジル様にも是非ご教授いただかねば。」

 でもないらしい。

 もう何も言うまい。

 ジルさんの腕がすごいのはもう十分に分かった。

 それに加えて冒険者の面倒を見れるガンドさんが加われば百人力だ。

 これ以上何を求めろというのだろうか。

「お二人共どうぞ宜しくお願いします。」

「おぅ、任せておけ。」

「こちらこそ宜しくお願いいたします。」

 まるで夫婦のように横に並んで笑う二人。

 あれ、結婚してたっけ?

 まぁどっちでもいいか、もう夫婦みたいなものだし。

 なんて思っていたその時だった。

「失礼致しますわ。」

 聞きたくなかった声が入口から聞こえてくる。

 全員の視線を一斉に浴び一瞬たじろぎはするものの、すぐに貴族様オーラ全開でこちらをにらみ返してくるのはさすがと言えるだろう。

「いらっしゃいませ。」

「何ですのこの匂いは、歓迎の宴・・・という感じでは無さそうですわね。」

「ようこそおいでくださいました、ちょうど新しい仲間が料理の腕を振るってくれましてねご一緒にいかがですか?」

「私がこんな汚い人たちと一緒に食事を?冗談じゃありませんわ。」

 今のでここにいる冒険者全員を敵に回したな。

 自分にその気は無いんだろうけど空気を読めない人間はこの先苦労するぞ。

 もっとも、そんな苦労を知らない人間だから仕方ないのかもしれないけど。

「まぁまぁそう言うなって、アンタがイナバさん新しい嫁さん候補だって?」

「候補ではございません、新しい妻です。」

「ラーマ様失礼ながらまだそうなっては居ないはずです、誤解を与えるような発言はお控えいただきたい。」

「どっちでも同じ事ですわ。」

 あーもう、発言がいちいち癇に障る。

 落ち着け、落ち着け俺。

 ここで暴れたらこれからの皆の頑張りがすべて無駄になってしまう。

「神が用意してくださった恵みを僭越ながら調理させていただきました。名のある身分の方だと伺っております、どうぞお召し上がり下さい。」

「貴女、教会の方かしら?」

「ラナス様の元で仕えておりました。」

「食べ物に罪はありませんわね、いただきますわ。」

「ありがとうございます。」

 冒険者達と俺達のボルテージがMAXになろうかというタイミングで、ジルさんがサッと間に入りラーマさんに取り分けた小皿を差し出した。

 信心深いのか教会の人間には文句を言わないのか。

 あ、今はもう教会の人間では無いんだけどラナス様の名前を聞いた瞬間に態度が変わったな。

 さすが教会を陰で牛耳っていると噂の人。

 貴族にも顔が利くようだ。

「あら、美味しい。」

「お褒めに預かり光栄です。」

「場所は最悪ですけどこの味であれば妥協いたしますわ。」

「確かに泥だらけだし血まみれの連中も居るからなぁ。」

「ガンドさんそりゃないっすよ。」

「せめて外で汚れを落としてから入って来い、次見つけたらケツぶっ叩いて追い出すからな。」

「まぁ野蛮ですことこれだから冒険者は・・・。」

 ガンドさんの発言で一瞬冒険者に笑顔が戻ったものの、どうやらラーマさんには逆効果だったようだ。

 再び険悪なムードが漂い始める。

 くそ、相手が偉くなかったらさっさと追い出してやるのに。

 めんどくさいなぁ。

「彼らの頑張りがこの商店を支えているんです、冒険者なくして今の商店は成り立ちません。ここに泊まるというのであればそこはご理解下さい。」

「シュウイチの言うとおりだ。妻になる気があるのであれば彼らへの態度も改めてはいただけないか?」

「私を誰だと思っておられるの?私と一緒の空間で食事を取れること自体に感謝するべきではなくて?」

 いやいやいや。

 なんで一緒の空間で食事を取る事に感謝してやらなきゃいけないんだよ。

 こっちとしては別にありがたくもなんともないんですけど!

 だれかこいつに現実ってもんを教えてやってくれ!

 ってここに居る人間の身分じゃそんな事言えるはず無いけど。

「まぁ、神様でもないのに随分と偉そうですこと。」

 まるで俺の心を代弁してくれたかのような発言にラーマさんが睨んでくるも、今の発言は断じて俺じゃない。

 慌てて声の聞こえた後ろを振り向くと、見覚えのある黒い空間がポッカリと口を開けていた。

 あの空間はまさか!

「フィフティーヌさん・・・、メルクリア家のご令嬢がこんな所で何をしておられるのかしら?」

「それは私の台詞ですわ。王都に引きこもって親の脛ばかり齧っている生き遅れがどうして部下のお店に居るのかしら。」

 黒い空間から現れたのは我等が上司メルクリア=フィフティーヌ。

 いたよ、このめんどくさい貴族に対等に口を聞ける人が。

 売り言葉に買い言葉。

 商家五皇ペンディキュラのご令嬢二人が見えない火花を散らしている。

「メルクリア様!」

「エミリア、話は聞いたわ大変だったみたいね。でも私が来たからにはもう大丈夫よ。」

「貴女が来たからといって何も変わりませんわ。それとも、メルクリア家次期当主様までもがこの男と結婚するとでもいうのかしら?」

「私が?冗談にもほどがありますわね。この男の首は私が先に目をつけていたんです、パッと出の方にもっていかれては迷惑なだけですわ。」

「まぁ恐ろしい、でも私と結婚すればこの女の毒牙からも逃れる事が出来ましてよ?貴方もその方がよろしいのではなくて?」

 いや、よろしいのではなくて?と言われてもなぁ。

「現状メルクリアさんとは従業員と上司という真っ当な関係を築かせていただいております。いきなり出て来ては身勝手な関係を強要されるよりかは何倍もマシですね。」

「御覧なさい、これが信頼関係から生まれる当然の結果という物です。遥か昔の遺物みたいな法律を持ち出して、貴女のお父様も随分と地に落ちましたわね。」

「私を侮辱するのは大いに結構ですわ、ですがお父様を侮辱することは勘弁なりません。今すぐ訂正なさい。」

「拒否いたしますわ。」

「訂正なさいこのチビネズミ!」

「口が悪いですわよ行き遅れのメス牛。あぁ、その垂れ下がったお乳ではミルクも出ないんでしたわね。」

 こ、怖い。

 何この女の争い。

 ってかメルクリア女史容赦ないなぁ。

 確かにラーマさんのお乳は大きいけれどエミリアのように張りがある感じではない。

 ドレスで下から支えてはいるものの垂れている感じは隠せていないもんな。

 大きいだけじゃダメなんです。

 やっぱりそれを支える下地が無いといけません。

 まぁ、将来エミリアのお乳が垂れたとしても俺はまったく気にしませんけどね!

「御主人様、そう言った事は小さな声でお願いします。リア奥様がはずかしがっているではありませんか。」

「あ、すみません。」

「い、いえむしろありがとうございます・・・。」

「シュウイチは尻の大きな女はどう思う?」

「もちろん好きですが、・・・気にしているんですか?」

「鍛える量を減らしてから少しな。」

「シルビアの大きさなら気にしなくても大丈夫ですよ。」

 ここで他の人間の事を指名しないのがポイントだ。

 仮に〇〇さんも、なんて言ってしまったが最後私も大きいんだと思ってしまう事だろう。

 女性はデリケートだから気を付けないとね!

「ちょっと、目の前でいちゃつくのはやめていただけるかしら?一応貴方の為に来ているようなものなのだけど。」

「申し訳ありません。」

「まったく、エミリアから連絡を受けた時は何事かと思ったけど面倒な女に引っかかったわね。」

「面倒とはどういうことですの!」

「ね、こういう所が面倒なのよ、自分の好きなようにならないとすぐ怒り出すんだから。ヤーナ様を見習ってほしい所ですわ。」

「お姉さまは関係ありません!」

「そう言えばネーヤ様は近々婚姻を発表されるとか。なるほど、それで焦って婚約相手を探していたのね。でもそれで他の男を無理やり奪うのはどうかと思うわ。」

 ほんと迷惑な話です。

 さっきまでの劣勢がどこへやら、メルクリア女史が来てからという物のこちらの勢いは止まらない。

 さすが我が上司、やるときはやるんです。

「ともかく!今日からここに泊めさせていただきます、さっさと部屋に案内していただけまして?」

「あら、ここにお金を落としてくださるのね?ありがとうございます。」

「別に貴女の為ではなくてよ?」

「ここは私の部下の店、言い換えれば私の店と同じですわ。」

「という事は将来の私の店というわけですわね。結婚した暁にはまず最初にこの店を貴女から買い上げて差し上げますから楽しみにしておくことね。ジュニア、いきますわよ!」

「仰せのままにお嬢様。」

 っとぉ!今までどこにいたんでしょうかジュニアさん。

 そう言えば姿が見えないなーと思っていたらこれですよ。

 まさに神出鬼没、当主のお気に入りというだけの事はある。

「お部屋はこちらです。」

 お金を支払う以上、たとえ嫌な相手であってもそれに見合うだけの仕事はしなければならない。

 それが商売という奴だ。

 もちろん、お金に見合うだけの仕事だけだけど。

 世の中、お金さえ払っているんだから別に構わないだろう見たいに考えている人が一定数いるけれど、その人たちは自分が損している事に気付いていないんだよな。

 ただお金を払う人と、気持ちよくお金を払ってくれる人では同じ仕事内容でもかける気持ちが違う。

 気持ちのいいお客様にはこちらも誠心誠意対応するし、多少の無理なら聞いてもいいかなと思う。

 だが、そうでもない嫌なお客様にはそれなりの対応、お金をいただいた分の仕事しかする気はおきない。

 え、差別じゃないかって?

 当たり前です、だって俺達はロボットじゃない。

 血の通った人間だ。

 それが分かっていない人に最低限の事しかしないのは至極当然の事だろう。

 ジュニアさんを引き連れて勝手に二階へと上がるラーマさんをユーリが仕方なく追いかけていく。

 ユーリなんてかなりの合理主義だからその辺の割り切り方もかなり徹底しているよな。

 仕事はする。

 でも必要以上の仕事はしない。

 まさに適任と言えるだろう。

 部屋に入って行く所まで見送り、冒険者も含めて全員が大きく息を吐いた。

 やれやれ嵐が去った。

「なんだかんだ言ってやっぱり泊まるんじゃない。」

「お金をいただいている以上他のお客様と変わりませんからね、仕方ありません。」

「まったく困ったお方だ。ヤーナ様がおられたらもう少しおとなしくなるんだがな。」

「相手が相手だけに私達だけでは強く言えませんしね。」

「何言ってるのよ、今の嫁は貴女達なんだからもっと自信持って対応なさい。何かあったら私が相手をしてあげるわ。」

「ありがとうございますフィフティーヌ様。」

「可愛い後輩の為、当然よ。」

 なんだかんだ言いながらもエミリアの事を大切にしてくれているもんなぁ。

 ありがたい話だ。

「話には聞いていたが随分と面倒な事になっているんだな。」

「本当に勘弁してもらいたいです。」

「大丈夫ですよ、こちらに何も悪い所が無いのであれば神は必ず味方してくださいます。」

「俺達はなにがあってもイナバ様の味方ですから!」

 カッコいいこと言ってくれてるけど、その両手に持っているお肉は何なのかな?

 放したくないのはわかるけど全然説得力がないぞ。

「あぁそうだ、あの女が泊まるのなら私も泊めさせてもらうわ。といっても一緒の建物は嫌だから貴女達の家に泊めてもらおうかと思うんだけど構わないわよね?」

「え?泊まられるんですか?」

「当然じゃない、あの女があのまま引き下がるわけないじゃないの。商店連合へは転移魔法ですぐだし別に構わないでしょ?」

 転移魔法があるのなら別に泊まる必要ないのでは?

 なんて言おうものなら何を言われるかわかったもんじゃない。

「致し方あるまい、メルクリア殿ほどの援軍をみすみす手放すわけにはいかんからな。」

「そうですね。」

「シュウイチさんに覚悟してもらって申し訳ありませんが、さすがにフィフティーヌ様がおられる時はちょっと・・・。」

「大丈夫ですエミリア様、まだ時間はあります。」

「なによ何かするつもりだったの?」

「あ、いえ何でもありませんこちらの話です。」

「そうならいいけど。」

 せっかく今日からと意気込んだ面々であったが直属の上司がいる中にゃんにゃんするわけにもいかない。

 まだ時間はある、ここは様子を見るしかないだろう。

 目には目を、貴族には貴族を。

 最高の援軍を十分に活用させてもらうとしよう。

 大変な一日が終わろうとしている。

 でも、それが大きな嵐の前触れでしかないことにその時の俺はまだ気づいていなかった。
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