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第九章

筒抜けの作戦会議

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重厚な馬車はサンサトローズへとひた走る。

途中村に寄って俺の不在を伝えておくことも忘れない。

入植者の件もあるし、なにより半刻かけて俺の所に来たのに本人不在とか申し訳なさ過ぎる。

律儀だと言う人もいるだろう。

まぁこれが日本人の血という奴なんですよ。

「それにしても、随分早く作戦が決まったんですね。」

「は!ストリ殿が騎士団に作戦を伝えに来られたのが昨日の夕刻になります。王女殿下暗殺未遂の報が流れてから今日で5日、妥当な線かと思われます!」

「もうそんなに経ちましたか、日が経つのは早いものです。」

「あの日以降サンサトローズは厳戒態勢を引いており、プロンプト様指示の元検問を強化し不穏分子の排除が行なわれております、犯人が見つかるのも時間の問題です。」

「今の所情報はありませんか。」

「申し訳ございません、我々の力不足でまだ犯人の特定には至っておりません。現在も総力を挙げて目下捜索中であります!」

力強く返事をしてくれる団員の反応に思わず苦笑いを浮かべてしまう。

俺がどれだけ偉い人間では無いと説明しても対応を変えようとしない。

別にシルビアの旦那だからって偉いわけでもないんだけどなぁ。

そんな彼と話をし始めてそろそろ一刻ほど。

村からサンサトローズまでは飛ばしても一刻半はかかる。

ましてやこの規模の馬車だ、重量もあるから二刻はかかるだろう。

外には兵士が三人、後ろに一人。

中には俺と兵士が二人。

七人もの大人を乗せて走るんだ時間がかかるのは致し方ない。

それよりも気になるのはこの馬車だ。

見た目は普通の馬車だが、使われている素材や乗っている人間を考えるともはや戦車だ。

馬を動力に使っている場合はチャリオットになるのかな?

俺一人を連れて行くのにここまでする必要があるんだろうか。

「イナバ様の護送には最大限の警戒をするように仰せつかっております!これは騎士団長をはじめ元老院からの御達しでもありますのでどうぞ御容赦ください。」

「元老院もですか・・・。」

「王女殿下暗殺の報は王都へも伝えられております。サンサトローズへ到着次第、元老院副参謀ガスターシャ様を含めた作戦会議となります。狭い馬車ではありますが到着までどうぞおくつろぎください!」

「あはは、ありがとうございます。」

くつろげるか!

と、全力でつっこみを入れたくなる手を押し留める。

今回の作戦に元老院まで絡んでくるのはちょっと予想外だった。

それは恐らく向こうも同じだろう。

あまり派手な事はしてくれるなと釘を刺すべきだろうか。

でもストリさんの前でそれをするわけにもいかない。

うぅむ、難しい所だ。

「魔術師ギルドからフェリスギルド長は来られていますか?」

「魔術師ギルドからは精霊師リュカ様ならびにミド博士が来られております。」

「ミド博士まで?」

「なんでも今回使用する魔装具について直接説明したいとの事です。」

「これはまた大騒ぎになりそうです。」

「作戦会議の後プロンプト様より館へ来るようにとの指示が出ております、作戦会議でお疲れだとは思いますがどうぞ宜しくお願いいたします。」

「今日中に帰れそうにありませんね。」

「恐らくは難しいかと。」

うん、知ってた。

今日中に帰れない事はリュカさんを通じて連絡してもらうとするか。

しかし連絡の付かなかったリュカさんが来ているという事は、一応フェリス様は無事だと考えて良さそうだな。

よかったよかった。

「まぁ私がいなくても店は何とかなりますが・・・、寝かせてもらえるんでしょうか。」

「それに関しても私どもには何とも。」

「その他に何か予定は入っていますか?」

「今の所プロンプト様のところへ向かわれた後は何も。必要であれば指定された場所へも護衛いたしますが何処かへ行かれますか?」

「その必要が出ましたらお願いします。」

自分からこれ以上仕事を増やすのは自殺行為だ。

何もないのであれば大人しくしておこう。

その後も団員の方と出来る範囲の情報共有をしながら、護送車もとい馬車はサンサトローズへと駆け抜けるのだった。


「お待たせ致しました。」

「これはイナバ様、急にお呼び出しして申し訳ありません。」

「もう皆さん揃っているようですね。」

騎士団に到着した後も玄関に入るまでがっちり護衛され、そのまま会議室へと誘導される。

中に入ると全員が席について何かを話し合っているところだった。

ちなみに真っ先に俺に気付き挨拶をしてきたのが要注意人物となったストリさんである。

ドアを開けて1秒も経っていないのに俺に気付くとか、何者なんだ?

「執事たる者、常に周りの状況に気を配らねばなりません。」

「さすが『ブレイズ家』の執事ですね。」

「お褒めに預かり光栄です。」

あえて強調したのにスルーされてしまった。

まぁあまり刺激してもよくない、今まで通りにするようにと言ったのは俺なんだからしっかりしないとな。

「ではイナバ様も到着いたしましたので今回の作戦について改めて御説明させていただきます。」

カムリがスッと立ち上がり参加者の確認をとる。

会議室に集まっていたのは6人。

冒険者ギルドからティナさん、魔術師ギルドからリュカさんとミド博士、騎士団からシルビア様とカムリ、そしてストリさんと俺だ。

あれ、聞いていたメンバーより一人足りなくない?

「なお、ガスターシャ様は別件で席を外しておりますのでそのまま進行させていただきます。」

「宜しくお願いします。」

別に聞かれて困る事は無いが変にストリさんの興味を惹かれても困る。

前回と同じメンバーの方が何かしら都合がいいからね。

「ストリ様よりレティシャ王女の外出の算段が取れたと連絡がありましたのが昨日夕刻。場所はまだ伏せておきますが現在レティシャ王女のいる場所から中央通りを抜けて奴隷商のところへ向かいます。場所は皆さん噂でご存知の通り、レティシャ王女を動かす為にはそこしか無いようでした。」

「あの噂は本当だったんだな。」

「正確に言えばレティシャ様は『若く健康な男性』を好むのであって誰でもいいわけではございません、その辺り誤解の無きよう宜しくお願いいたします。」

「まぁ人の好みは様々です、それに関しては誤解も偏見もありません。」

「やはりイナバ様は理解がありますな。」

別に俺だけ理解があるわけではない。

人の性癖は人それぞれ、胸の大きさだけで何回も戦争が起きてしまうぐらいだ。

オタクであるからこそ人の性癖には文句を言わない。

それこそ良きオタクだと自負している。

「移動の際は予定通り馬車を利用するんですね。」

「本日イナバ様が乗ってきていただいた馬車を改造し専用の馬車に仕立て上げる予定です。詳しくはミド博士より後ほど御説明させていただきます。」

「博士お久しぶりです、御結婚おめでとうございます。」

「先日はイラーナが世話になったね、大変喜んでいたよ。」

「今の時期は身体に障ると聞きます、御自愛されるようお伝え下さい。」

「ありがとう。」

イラーナ助手と結婚した事で博士も少しは大人しくなっただろうか。

それともより研究に熱が入っているのだろうか。

まぁその辺は後でわかるだろう。

「馬車で移動するにあたり護衛をつけなければなりませんが、それに関してはどうなっていますか?」

「馬車周辺は騎士団が、周辺は我等冒険者が警戒に当ります。」

「ティナギルド長に無理を言って警護を騎士団に譲っていただいた。本当はお互いに手を取り合うべきなのだが、王女の警護に冒険者はという偏見が根強くてな。」

「それに関しては仕方ないと思います。その分私達が責任を持って周辺の警戒に当りますので安心してください。当日は上級冒険者を含め当ギルドに所属する全ての冒険者に招集をかける予定です。」

「全員ですか。」

「プロンプト様よりその分の報酬は戴いております、イナバ様にこれ以上の負担をかけさせるなという厳命が出ておりますので・・・。」

まったくあの人にも困ったものだ。

国外から冒険者を集めるだけでは飽き足らず街中の冒険者に強制させるとは。

そこまでしなくてもいいのに。

「まぁ、そんな事をしなくても当ギルド所属の冒険者は全員参加したと思いますけどね。」

さらっとそんな事を言ってしまうティナギルド長。

でもその目は至って真剣だ。

「それだけイナバ様が信頼されていると言う事でしょう、騎士団だけでなく冒険者にも信頼されるとは、ただの商人では無いと思っておりましたが想像以上ですな。」

「いえいえ私はただの商人です、ちょっと偉い人達に顔が利くだけですよ。」

「またまた御謙遜を。」

「そのちょっとでプロンプト様が動くのだ、改めてシュウイチの顔の広さには驚かされる。」

「そんな事言って、シルビアも元騎士団長ですよ?」

「ふむ、そういえばそうだな。」

納得と言う感じでシルビア様が腕を組んで頷く。

こういうちょっと抜けたところも可愛いんです、うちの奥さん。

「この作戦は間違いなく相手に漏れます。今回はそれを利用して相手を騙す事になりますが、最後の最後のギリギリまで当初の計画を実行するように動いてください。少しでも不審な動きをすれば相手に悟られ失敗する可能性があります。それだけの相手だと、私は思っています。騎士団ならびに冒険者の内通者はまだ分かっていないんですよね?」

「申し訳ないがまだ分かっておらん。」

「こちらもです、申し訳ありません。」

「いえ、むしろその方が好都合です。一度内通者探しをやめて様子を見ることにしましょう。そうする事で相手はバレ無かった事に自信を持ち粗が出るかもしれません。」

「なるほど、ここでも相手を騙すわけだな。」

「緊張し続けるのは簡単ですが、一度緩んだ緊張の糸はなかなか張り直せませんから。」

長時間緊張している相手は特にだ。

もちろんこの作戦も向こうストリさんには漏れているわけで。

結局緊張しっぱなしって言うね。

内通者には悪いが悪事を働いた責任は取ってもらおう。

「相手はどういう風に襲ってくるでしょうか。」

「考えられるのは二つ、一つは再び自滅魔法を使って狙撃。もう一つは警備の隙を突き直接馬車を襲うというものです。」

「周辺の警備は万全だ、いくら情報が漏れているとはいえ街中が警戒している中、直接襲ってくるほど馬鹿な連中では無いだろう。」

「ですが白昼堂々大観衆の中シルビアもろとも狙撃するような奴等です、無いとは言い切れません。まぁ、私も馬車を襲うような事はしないと思っていますけどね。」

実行犯が10人いたとしよう。

仮に警備をかいくぐって襲ってきたとして、逃げ出すことは不可能だ。

片道切符で襲う可能性も否定できないが、それでは実行犯が犯人から報酬を貰う事ができない。

となると誰かを残して総攻撃をかけることになる。

だがそれを見越してこちらも護衛をつけている。

その護衛の全てが同じ轍は二度踏まないと誓った連中だ。

出し抜く事はまず出来ないだろう。

「ではやはり狙撃を?」

「その可能性が一番高いと思っています。」

「そしてそれを探すのが私の役目ってワケね!」

「直接関係のない魔術師ギルドには御迷惑をお掛けしますが宜しくお願いします。」

「まぁ、そもそも自滅魔法を流出させたのがこっちなんだしそれぐらいはしないとね。少しでも怪しい魔力を感じたら私とシルフィが飛んでいくから任せておいて!」

自信満々にドンと胸を張るリュカさん。

「怪しい人間を見つけたら即座に拘束してください。出来るだけ生かしてと言いたいですが、危険があるのであれば生死は問いません。レティシャ様をお守りする事が最優先です。」

「仮に自滅魔法を撃たれたとしても何の問題も無いよ。馬車には二精霊の融合結晶を使った私の最高傑作が手配されるんだ、どんな魔法でもあの障壁は打ち抜けないさ。」

「私の肩のように食い込むようにして止まるんですね。」

「食い込むことすらさせないよ。精霊の祝福と違ってこっちは魔力の塊だからね、それを電源にして二精霊の結界を二重三重に張れば当った瞬間に消滅すると言う寸法さ。」

「それで魔石がなくなってしまうなんて事は無いですよね。」

まだ残額の支払いが残っている。

なくなったから払いませんだとちょっと困るんだけどな。

「その可能性はゼロだ。融合結晶の大きさから同様の結界を張ったとして100年は維持し続けるよ。」

「それはまたすごい。」

「まったく、君には融合結晶の素晴らしさをもう一度講義しなおさないといけないみたいだね。会議が終わったら僕の部屋に来るといい、この前のお礼もかねてたっぷりと講義してあげよう。」

「申し訳ありませんが先約がありますので辞退させていただきます。」

「ふむ、それは残念だ。」

ププト様の呼び出しがあって本当に良かった。

さすがにあの講義をもう一度受けるのは勘弁していただきたい。

「ミド博士にご助力を賜り決行日までに騎士団地下にて馬車の改造を行ないます。作戦当日に馬車がレティシャ王女を迎えに行き予定された道順を通り目的地に向かいます。その後に関しては先程説明したとおりです。」

「行きに襲撃が無かった場合はどうする?」

「行きに無ければ帰りも同様です。帰りも同様に警戒を続けます。」

「それでも襲撃が無かったら?」

「その場合は成功とも失敗とも言えませんね、レティシャ様の警護には成功しましたが向こうに警戒され作戦は失敗です。ですが向こうとしてもレティシャ様を襲撃する最初で最後の機会になるはずですから、襲撃せざるをえないと言えるでしょう。」

成功しなかった時の事は考えたくない。

今回で決着をつける。

その意気込みでやらないことには欺く事はできないだろう。

俺達の意気込みはストリさんには伝わっているはずだ。

自分でお膳立てした舞台を降りることはないだろう。

「それで作戦決行日は?」

「陰日の前日です。」

「聖日は人出が多く無関係の人間に被害が及ぶ可能性がある、その点陰日前は時期的に人が少ないからな。」

「奴隷商に連絡はしてありますか?」

「先方には奴隷を見に行く旨だけ伝えております、もちろん誰が行くかは明かしておりませぬ。」

「何処に敵がいるか分かりませんからね、それが正解だと思います。」

そうか、今は秋の節草期。

今月の陰日には奴隷市が開かれる。

だから奴隷商人の所に行くのか。

上客みたいに言って奴隷を見せるように言ったのかもしれない。

もちろん奴隷商人もグルという可能性だってある。

ふむ、中まで護衛する必要があるな。

「奴隷商と会うときは私も同席します。実行犯が変装している可能性もありますからね。」

「む、確かにそうだ。ならばその場合は私も同席するべきだな。」

「ですがそれでは先方が警戒しますぞ。」

「だが、シュウイチを一人で行かせるわけにもいかん。」

「騎士団員もあまりよくないでしょうね、怪しい取引はしないと思いますが萎縮してしまうと思います。」

相手がレティシャ王女だけに護衛ゼロというワケには行かないだろうが、それが騎士団員というのはまずい。

俺がチート能力を持っていて俺TUEE出来るなら『俺一人で十分だ。』なんてかっこいい事いえるんだろうけど、残念ながらそんな能力持っていないわけで。

「では私が御一緒しましょう、イナバ様にこれ以上何かあってはブレイズ家の名折れでございます。」

って、ストリさんが来たらますます怪しいじゃないですか。

「それでしたら私が御一緒します、冒険者であれば向こうも警戒しないでしょう。」

「確かにティナ殿であれば安心は安心だが、仮にもギルド長がそういう所に顔を出すのは大丈夫なのか?」

「前ギルド長であれば色々言われたでしょうけど、私はまだ日が浅いですし女性ですから。」

「しかしティナギルド長だけでお二人を守るのは難しいのでは・・・。」

「私のほかに上級冒険者が二人同行します、女性もいますのでレティシャ王女が緊張することも無いと思いますよ。」

女性の上級冒険者。

俺の頭に浮かんだのは先日お世話になったあの二人だが、まさかね。

「ではその流れで行きましょう、詳しい人員配置などはシルビアとティナさんにお任せします。何か変更などありましたらその都度連絡ください。」

「これだけの作戦であれば絶対に上手く行くでしょう!レティシャ様にも安心するようにお伝えしておきます。」

「一度御挨拶に伺いたいのですが、今何処におられるか教えていただけますか?」

今の所はブレイズ家の執事と言う事になっているし、本人もばれていないと思っているはずだ。

普通ならそこで案内できるはずだが、本当の執事でない以上案内できないだろう。

さぁ、どう出る?

「ここにおられる皆様でしたら絶対に間違いないと信じておりますが、万が一と言う事もあります。それに何処で誰が聞いているか分からない以上ここでお伝えする事ができませぬ。申し訳ありませんが御容赦いただけますか。」

「では当日はどのように迎えに行けばいいのでしょう?」

「当日は私が馬車に乗りレティシャ様の隠れている場所まで案内いたします。」

そう来ますか。

確かにそのやり方なら当日まであわせない口実にはなるな。

可もなく不可もなく、やんわりとした断り方だ。

「確かに絶対は無いからな、致し方なかろう。」

「どうぞ宜しくお伝え下さい、私達冒険者と騎士団はレティシャ様の味方です。」

「ありがとうございます。」

深々と頭を下げるストリさん。

ここにいるメンバーで俺以外がストリさんを味方だと信じている。

この人が裏切るはずがないと。

だが実際は違う。

絶対に敵とはいえないが限りなく黒に近い状況だ。

それが先程の返事でほぼ黒だと決まった。

そっちがそう来るなら俺は俺のやり方で裏をかいてやる。

その後全員での情報共有を済ませその場は解散となった。

リュカさんに帰れない事を連絡してもらう事も忘れない。

さりげなくフェリス様の事を聞いてみたがリュカさんには何も知らされていないそうだ。

まぁ大丈夫だろう。

「この後はプロンプト様の所に呼ばれているんだったな。」

「そのようです。ガスターシャさんがいない事を考えると恐らく向こうで合流するんでしょう。」

「王族関係の話しだから恐らくそうだろう。私も参加できればよかったんだが今日の話しを詰めていかねばならん、許してくれ。」

「ただの情報共有だと思いますから大丈夫ですよ。」

一応俺の中ではそういうことになっている。

正直に言って向こうでどんな話が出てくるのか想像もつかない。

いや、想像したくないというのが正しいか。

「宿は白鷺亭を取ってある、明日の朝迎えに行こう。」

「宜しくお願いします。」

無理はしてくれるなよ。」

「あはは、エミリアに同じ事を言われました。」

「それはそうだ、こう言ってもシュウイチは無茶ばかりするのだから。本当に頼むぞ。」

「くれぐれも気をつけます。」

「うむ、ではまたな。」

「シルビアも無理しないでくださいね。」

外はまだ明るい。

長い一日はまだまだ終わらなさそうだな。

先程とは違う馬車に乗って一路ププト様の待つ館へと向かうのだった。
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