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「なんで返事無いのさ」
駅から降りるなり、ライトが文句を言う。
その対象は、ぼくではない。
「送ったさ。でもこっちの世界に来たから電話が使えなくなったんだろう」
「まだ駅には全然着いてなかったよ」
「うーん、だとしたらこの駅に着く前にどこかでオレたちの世界に切り替わるポイントがあるかもしれないな。今度来るときはそれを意識してみてよ」
「人に頼むばっかだね、ショウは」
「ライトにしか頼めないからさ。頼むよ。オレにできることはいろいろ協力するからよ」
松川君が手を合わせて頭を下げると、ライトはまんざらでもないような顔で「しょうがないなあ」と口をとがらせる。
ライトがこの電車を使ってぼくらの世界に来るのはこれで何度目だろうか。
そのたびに二つの世界のつながりや互いの世界の交流を実験してみた。
最初にこちらの世界の終着駅で、知り合いを探してみてもいなかった。
だけど建物は共通しているらしく、ライトは見たことあるかも、とつぶやいていた。
実験として携帯ショップの窓口の人の名前を覚えて、ライトに一度向こうの世界で同じ店の様子を見てもらった。
家から歩くとかなり遠くて、大変だったと彼女は文句を言っていたが、そのうち一人は同じ人物だったという。
たまたまその人だけが同じ人間なのか、他の人はシフトが違って会わなかったまではわからないけども、少なくとも二つの世界で共通する人間がいるのだけはわかった。
そうなるとがぜんやる気を出した松川君はいろいろな実験を精力的に始める。
逆にライトの知り合いがこちらにいないか確認するため、遠くまで同じ人間がいないかを確かめに行ったりしたという。
こうなると一番気になる所として、ライトの世界にぼくらがいるかどうかだ。
ライトは知り合いに車を出したもらって向こうの世界のこちらにやってきたらしい。
果たしてぼくたちはいなかった。
というよりぼくらの世界にライトが降りる駅が無いように、ライトの世界でもぼくらがここで集まっている駅が無かったらしい。
「八駅と言っても向こうとこっちの駅が同じ所にあるわけじゃないみたいだな。駅名も違うところがある。路線自体の計画が違った世界同士の住人みたいだ、オレたちは」
考えてみればライトは初めからこちらの世界に来れたんだし、ぼくらのように路面電車の駅の名前まで知らなかっただろうから、しばらく気づかなくても不思議ではない。
「お互いいない世界の人間同士がこうしてつながったんだな」
「ほんと、不思議だよね」
そう二人は笑い合った。
互いの実験についてはぼくも直接と聞いたというより、二人が話しているのを推測したり、松川君から簡潔に聞いた情報が多かった。
実験の一貫として二人は互いのメールを交換していた。
当然電話がつながらず、通話アプリとやらを入れても全く反応しなかったらしい。
だけどただ一つ、携帯会社の同会社同士の無料メール、というのが互いの世界でつながったのだ。
「ドコモすげえ!」
と松川君は興奮気味に叫んだ。
かくして二人はメールの交換を始め、互いの情報をやりとりしている。
互いに携帯で写真を撮ったりもしてみた。
ライトの写真はぼくや松川君には見えたけど、松川君が写真を家族に見せても誰にも見えなかったらしい。
ライトも同じと言っていた。
メールは文字と最初から着いている絵文字だけで、写真や取り込んだ画像は無理らしい。
もっとも携帯自体を持っていないぼくには、それの何が違うのか理解が及ばないけど。
「二つの世界で情報をやりとりするのに、データ制限があるらしい」
とある日松川君がぼやいていた。
そのおかげでぼくは二人がやっていることからだんだんはじき出されはじめた。
今も二人が何か話をしているのだが、それもメールでそれぞれ話したことのようでぼくにはちんぷんかんぷんだった。
二人もぼくが知っているかどうかなんか気にするそぶりもない。
ひどく疎外感があった。
一人でいるのには慣れていて、学校でも常に一人きりだというのに寂しくて胸が痛くなる。
ライトはこの世界では言うなればぼくが想像して生み出した存在だ。
向こうの世界とやらの住人である彼女との接点はぼくのはずだった。
でもライトはぼくより松川君との方が圧倒的に仲がいい。
もちろん理由はわかる。
考えるまでもない。
ぼくより松川君の方が面白くて、格好良くて、いい奴だからだ。
松川君は一緒にいて楽しい気にさせてくれるし、ぼくのような人間にもちゃんと会話を振ることができる。
ぼくはそんなことはできない。
松川君やライトのような、他の人のような普通の対話能力が備わっていない。
ぼくは何を勘違いしていたのだろう。
ライトがここに姿を見せるようになったのはぼくがきっかけかもしれない。
だけど彼女は血の通った人間であり、ぼくにとって都合のいい女の子ではない。
ぼくは深夜のアニメのように彼女が自分にとって都合のいい、ぼくを無条件に受け入れてくれる存在だと思っていたのではないか。
もちろん現実にはそうではなく、友達を作るなんてひどく難しい芸当をできないぼくはここでも居場所を無くし始めている。
松川君は学校でも家でも居場所がたくさんある。
ライトも今はここで笑っているけど、きっと学校でも他に仲の良い友達がいるのだろう。
学校にも家にも居場所がないぼくにとって、ライトと松川君と過ごすここだけがぼくの唯一の居場所だ。
でも二人はぼくがいない方が楽しげに見える。
実際そうなんだろう。
それでもぼくがここにいられるのは、ぼくが脚本で作ったキャラクターのライトが二つの世界を繋げた因果関係に関わっているのが間違いないこと。
そして二人のメールは常につながっている訳ではなく、いろいろ試した結果、ぼくの近くだと届きやすいかららしい。
いわば電波塔としての役割があるからだった。
ライトはぼくが話しかけると確かに笑ってくれるしいろいろな表情を見せてくれるけど、今松川君に対してみせているようなからからと笑う表情は見せてくれない。
その横顔は、ぼくが想像した彼女のどの表情より魅力的に見えた。
そしてその表情はきっと学校の友達や家族には当たり前のように見せているはずだ。
ぼくのいない世界は、どうしてこんなにも輝いているのだろう。
とっくの昔にあきらめていたはずだったのに。
みんなが楽しく笑って過ごす中に、ぼくの存在がないことを。
ぼくが入ったところで、それは「みんな」という輝きの中の異物にしかならないって。
それでもどこかに、ぼくの心の奥底にライトならば受けいれてくれるって気持ちがあった。ライトはぼくが生み出した、ぼくを受け入れてくれる存在だったから。
こんなことなら彼女と会わなければよかった。
ただ現実逃避の為に演劇のことを考えて、その物語を書いているだけの痛い中学生のままなら、現実を見ない振りをして過ごせたというのに。
「・・・・・・ヨジ。トヨジったら」
どうやら名前を呼ばれていたらしい。慌てて返事をする。
「何をぼうっとしているの」
「ごめん、ちょっと寝不足で」
嘘だった。
「そうなんだ? でも確かに顔色が少し悪いかも」
それはきっと他に原因がある。でもライトはそれ以上気に止めなかったようだ。松川君に視線を戻す。
「で、それをどうやるの?」
「スマホの動画で見てもいいけど、ライトには送れないしな。それにスマホ以外ライトが映るかも試してみたい」
どうやら知らない間に話は別のことに進んでいるらしい。もっとも二人はきっとぼくがなんの話をしているのかわからなくても、気にしないだろう。
「それ意味があるの」
「あるさ。昔から心霊写真ってあるじゃん。あれって実はライトみたいに別の世界の人間がたまたま写っていた可能性がある。だから動画だと全く違う写り方するかもしれないからさ」
「幽霊と同じってひどくない?」
不本意そうに口をとがらせてライトは松川君をこづく。
もちろん互いに触れられないけど、そんなやりとりが妙にまぶしかった。
胸の奥がきりきりと痛む。
それを抑えるために、ぎゅっと手を握りしめた。
「トヨジは何か案が無いか?」
突然松川君に振られ、のどが詰まる。それなりに二人と過ごしているのに、やっぱり上手く話ができない自分が嫌いだった。
「ど、動画の話かな」
「まあそんなところ」
「ビデオカメラなら持っているけど……」
おずおずと言い出すと、二人は互いに顔を見合わせた。
それからライトは、とんでもないことをいいだしたんだ。
駅から降りるなり、ライトが文句を言う。
その対象は、ぼくではない。
「送ったさ。でもこっちの世界に来たから電話が使えなくなったんだろう」
「まだ駅には全然着いてなかったよ」
「うーん、だとしたらこの駅に着く前にどこかでオレたちの世界に切り替わるポイントがあるかもしれないな。今度来るときはそれを意識してみてよ」
「人に頼むばっかだね、ショウは」
「ライトにしか頼めないからさ。頼むよ。オレにできることはいろいろ協力するからよ」
松川君が手を合わせて頭を下げると、ライトはまんざらでもないような顔で「しょうがないなあ」と口をとがらせる。
ライトがこの電車を使ってぼくらの世界に来るのはこれで何度目だろうか。
そのたびに二つの世界のつながりや互いの世界の交流を実験してみた。
最初にこちらの世界の終着駅で、知り合いを探してみてもいなかった。
だけど建物は共通しているらしく、ライトは見たことあるかも、とつぶやいていた。
実験として携帯ショップの窓口の人の名前を覚えて、ライトに一度向こうの世界で同じ店の様子を見てもらった。
家から歩くとかなり遠くて、大変だったと彼女は文句を言っていたが、そのうち一人は同じ人物だったという。
たまたまその人だけが同じ人間なのか、他の人はシフトが違って会わなかったまではわからないけども、少なくとも二つの世界で共通する人間がいるのだけはわかった。
そうなるとがぜんやる気を出した松川君はいろいろな実験を精力的に始める。
逆にライトの知り合いがこちらにいないか確認するため、遠くまで同じ人間がいないかを確かめに行ったりしたという。
こうなると一番気になる所として、ライトの世界にぼくらがいるかどうかだ。
ライトは知り合いに車を出したもらって向こうの世界のこちらにやってきたらしい。
果たしてぼくたちはいなかった。
というよりぼくらの世界にライトが降りる駅が無いように、ライトの世界でもぼくらがここで集まっている駅が無かったらしい。
「八駅と言っても向こうとこっちの駅が同じ所にあるわけじゃないみたいだな。駅名も違うところがある。路線自体の計画が違った世界同士の住人みたいだ、オレたちは」
考えてみればライトは初めからこちらの世界に来れたんだし、ぼくらのように路面電車の駅の名前まで知らなかっただろうから、しばらく気づかなくても不思議ではない。
「お互いいない世界の人間同士がこうしてつながったんだな」
「ほんと、不思議だよね」
そう二人は笑い合った。
互いの実験についてはぼくも直接と聞いたというより、二人が話しているのを推測したり、松川君から簡潔に聞いた情報が多かった。
実験の一貫として二人は互いのメールを交換していた。
当然電話がつながらず、通話アプリとやらを入れても全く反応しなかったらしい。
だけどただ一つ、携帯会社の同会社同士の無料メール、というのが互いの世界でつながったのだ。
「ドコモすげえ!」
と松川君は興奮気味に叫んだ。
かくして二人はメールの交換を始め、互いの情報をやりとりしている。
互いに携帯で写真を撮ったりもしてみた。
ライトの写真はぼくや松川君には見えたけど、松川君が写真を家族に見せても誰にも見えなかったらしい。
ライトも同じと言っていた。
メールは文字と最初から着いている絵文字だけで、写真や取り込んだ画像は無理らしい。
もっとも携帯自体を持っていないぼくには、それの何が違うのか理解が及ばないけど。
「二つの世界で情報をやりとりするのに、データ制限があるらしい」
とある日松川君がぼやいていた。
そのおかげでぼくは二人がやっていることからだんだんはじき出されはじめた。
今も二人が何か話をしているのだが、それもメールでそれぞれ話したことのようでぼくにはちんぷんかんぷんだった。
二人もぼくが知っているかどうかなんか気にするそぶりもない。
ひどく疎外感があった。
一人でいるのには慣れていて、学校でも常に一人きりだというのに寂しくて胸が痛くなる。
ライトはこの世界では言うなればぼくが想像して生み出した存在だ。
向こうの世界とやらの住人である彼女との接点はぼくのはずだった。
でもライトはぼくより松川君との方が圧倒的に仲がいい。
もちろん理由はわかる。
考えるまでもない。
ぼくより松川君の方が面白くて、格好良くて、いい奴だからだ。
松川君は一緒にいて楽しい気にさせてくれるし、ぼくのような人間にもちゃんと会話を振ることができる。
ぼくはそんなことはできない。
松川君やライトのような、他の人のような普通の対話能力が備わっていない。
ぼくは何を勘違いしていたのだろう。
ライトがここに姿を見せるようになったのはぼくがきっかけかもしれない。
だけど彼女は血の通った人間であり、ぼくにとって都合のいい女の子ではない。
ぼくは深夜のアニメのように彼女が自分にとって都合のいい、ぼくを無条件に受け入れてくれる存在だと思っていたのではないか。
もちろん現実にはそうではなく、友達を作るなんてひどく難しい芸当をできないぼくはここでも居場所を無くし始めている。
松川君は学校でも家でも居場所がたくさんある。
ライトも今はここで笑っているけど、きっと学校でも他に仲の良い友達がいるのだろう。
学校にも家にも居場所がないぼくにとって、ライトと松川君と過ごすここだけがぼくの唯一の居場所だ。
でも二人はぼくがいない方が楽しげに見える。
実際そうなんだろう。
それでもぼくがここにいられるのは、ぼくが脚本で作ったキャラクターのライトが二つの世界を繋げた因果関係に関わっているのが間違いないこと。
そして二人のメールは常につながっている訳ではなく、いろいろ試した結果、ぼくの近くだと届きやすいかららしい。
いわば電波塔としての役割があるからだった。
ライトはぼくが話しかけると確かに笑ってくれるしいろいろな表情を見せてくれるけど、今松川君に対してみせているようなからからと笑う表情は見せてくれない。
その横顔は、ぼくが想像した彼女のどの表情より魅力的に見えた。
そしてその表情はきっと学校の友達や家族には当たり前のように見せているはずだ。
ぼくのいない世界は、どうしてこんなにも輝いているのだろう。
とっくの昔にあきらめていたはずだったのに。
みんなが楽しく笑って過ごす中に、ぼくの存在がないことを。
ぼくが入ったところで、それは「みんな」という輝きの中の異物にしかならないって。
それでもどこかに、ぼくの心の奥底にライトならば受けいれてくれるって気持ちがあった。ライトはぼくが生み出した、ぼくを受け入れてくれる存在だったから。
こんなことなら彼女と会わなければよかった。
ただ現実逃避の為に演劇のことを考えて、その物語を書いているだけの痛い中学生のままなら、現実を見ない振りをして過ごせたというのに。
「・・・・・・ヨジ。トヨジったら」
どうやら名前を呼ばれていたらしい。慌てて返事をする。
「何をぼうっとしているの」
「ごめん、ちょっと寝不足で」
嘘だった。
「そうなんだ? でも確かに顔色が少し悪いかも」
それはきっと他に原因がある。でもライトはそれ以上気に止めなかったようだ。松川君に視線を戻す。
「で、それをどうやるの?」
「スマホの動画で見てもいいけど、ライトには送れないしな。それにスマホ以外ライトが映るかも試してみたい」
どうやら知らない間に話は別のことに進んでいるらしい。もっとも二人はきっとぼくがなんの話をしているのかわからなくても、気にしないだろう。
「それ意味があるの」
「あるさ。昔から心霊写真ってあるじゃん。あれって実はライトみたいに別の世界の人間がたまたま写っていた可能性がある。だから動画だと全く違う写り方するかもしれないからさ」
「幽霊と同じってひどくない?」
不本意そうに口をとがらせてライトは松川君をこづく。
もちろん互いに触れられないけど、そんなやりとりが妙にまぶしかった。
胸の奥がきりきりと痛む。
それを抑えるために、ぎゅっと手を握りしめた。
「トヨジは何か案が無いか?」
突然松川君に振られ、のどが詰まる。それなりに二人と過ごしているのに、やっぱり上手く話ができない自分が嫌いだった。
「ど、動画の話かな」
「まあそんなところ」
「ビデオカメラなら持っているけど……」
おずおずと言い出すと、二人は互いに顔を見合わせた。
それからライトは、とんでもないことをいいだしたんだ。
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