その物語は、悲劇から始まった

この時、アラフォーの佐伯義弘は、不景気の煽りを受けての失業からすでに7カ月の時を過ごしていた。

大家曰く、築40年。

どう誰が見ても40年では済まなさそうなそのフォルム。
そんなアパートの二階へと続く、サビてボロボロで登ると揺れ動くそんな階段を上ってすぐにある四畳半一間のそんな部屋が、彼のマイホームである。

その聞くも涙、語るも涙のその悲劇のお話は、そんなボロアパートの一室で、アラフォー主人公、義弘にゆっくりと忍び寄り、襲いかかるのであった!



とある悲劇によって付与された特別な力。

そんな力を持ってしまった主人公は、生存競争激しい異世界で、生き残ることができるのか?!



バトルかなり少なめであります。のほほんライフ希望の主人公のため、限りなく努力する著者であります。


アラフィフのおっさん(著者)の描くアラフォーのおっさんの冒険♪お楽しみ下さい♪
24h.ポイント 0pt
0
小説 193,586 位 / 193,586件 ファンタジー 44,468 位 / 44,468件

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

愚かな父にサヨナラと《完結》

アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」 父の言葉は最後の一線を越えてしまった。 その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・ 悲劇の本当の始まりはもっと昔から。 言えることはただひとつ 私の幸せに貴方はいりません ✈他社にも同時公開

政略より愛を選んだ結婚。~後悔は十年後にやってきた。~

つくも茄子
恋愛
幼い頃からの婚約者であった侯爵令嬢との婚約を解消して、学生時代からの恋人と結婚した王太子殿下。 政略よりも愛を選んだ生活は思っていたのとは違っていた。「お幸せに」と微笑んだ元婚約者。結婚によって去っていた側近達。愛する妻の妃教育がままならない中での出産。世継ぎの王子の誕生を望んだものの産まれたのは王女だった。妻に瓜二つの娘は可愛い。無邪気な娘は欲望のままに動く。断罪の時、全てが明らかになった。王太子の思い描いていた未来は元から無かったものだった。後悔は続く。どこから間違っていたのか。 他サイトにも公開中。

おっさんアラフォー王妃になる

桐条京介
ファンタジー
社畜のアラフォーおっさん、会社の女にいじめられ、帰宅中に死んで異世界転生したはいいが、アラフォー王妃(追放確定済み)ってどういうこと!? しかも元の自分の体には、そのアラフォーの王妃が転生。とどめにおっさんをいじめていた女二人を、女神から得たというチート能力で調教済み。あんたがざまあしてどうすんだ!? でもおっさんの前に女神は現れません。王妃が好き勝手したせいで謹慎中だからだそうです。なにしてくれてんだ。 そんなおっさんに、王妃が無限ハンドガンをチート能力で作成してプレゼント。 おっさんは異世界で同年齢の元王妃となって、娼館送りの最中に盗賊に襲われたり、山賊団を結成したら討伐隊がやってきて捕まり闘技場で剣闘士をさせられたり。 死にかけると魂のみで地球へ行き、おっさんの体で好き放題している王妃とご対面。ホストになって、おっさんをいじめていた女を椅子扱いしてました。 いや、だから、あんたがざまあしてどうすんだ!?

美しい姉と痩せこけた妹

サイコちゃん
ファンタジー
若き公爵は虐待を受けた姉妹を引き取ることにした。やがて訪れたのは美しい姉と痩せこけた妹だった。姉が夢中でケーキを食べる中、妹はそれがケーキだと分からない。姉がドレスのプレゼントに喜ぶ中、妹はそれがドレスだと分からない。公爵はあまりに差のある姉妹に疑念を抱いた――

初夜に「君を愛するつもりはない」と夫から言われた妻のその後

澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
結婚式の日の夜。夫のイアンは妻のケイトに向かって「お前を愛するつもりはない」と言い放つ。 ケイトは知っていた。イアンには他に好きな女性がいるのだ。この結婚は家のため。そうわかっていたはずなのに――。 ※短いお話です。 ※恋愛要素が薄いのでファンタジーです。おまけ程度です。

悪役令嬢は処刑されました

菜花
ファンタジー
王家の命で王太子と婚約したペネロペ。しかしそれは不幸な婚約と言う他なく、最終的にペネロペは冤罪で処刑される。彼女の処刑後の話と、転生後の話。カクヨム様でも投稿しています。

実は家事万能な伯爵令嬢、婚約破棄されても全く問題ありません ~追放された先で洗濯した男は、伝説の天使様でした~

空色蜻蛉
恋愛
「令嬢であるお前は、身の周りのことは従者なしに何もできまい」 氷薔薇姫の異名で知られるネーヴェは、王子に婚約破棄され、辺境の地モンタルチーノに追放された。 「私が何も出来ない箱入り娘だと、勘違いしているのね。私から見れば、聖女様の方がよっぽど箱入りだけど」 ネーヴェは自分で屋敷を掃除したり美味しい料理を作ったり、自由な生活を満喫する。 成り行きで、葡萄畑作りで泥だらけになっている男と仲良くなるが、実は彼の正体は伝説の・・であった。