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幕間 (その二)
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木ノ下藤吉郎の場合
はあ?重治様のこと?
うーん、よく解らん人ですなぁ。
えっ、自己紹介?うぉっほん、わしは木ノ下藤吉郎と申す。これからの織田家を支えていく上昇株筆頭でござるよ。
そうそう重治様のことでしたな。
始めてお会いしたのは、殿のお供していた時でしたかな。殿を襲った賊どもを返り討ちにしたそうな?!
いやいや、直接は見てござらぬよ。前田殿が詳しく教えてくださったのでござる。
ほんに人というのは見かけによりませぬなぁ。見たこともない装いの軟弱な小僧にしか見えませんでしたからなぁ。
その後は殿のご贔屓にあいなされ…はぁ、羨ましや羨ましや。
そうそうあの時は、本当に恨みましたよ。
『しんがり部隊は、木ノ下藤吉郎隊』あれにはまいりました。
そりゃあ、うちの部隊もそこそこにはなって弾よけぐらいには、ねっ。どうせ、織田家の中では居なくなってもね…はぁ…あんまりっす。
ほんと、丹羽様の言葉を聞いたときは膝がくぶるで涙まで。
絶対、お返しくださいよ。
あー、そういやぁ、お市の方様の付き人だった綾様。絶対お忘れですよね。もぅ、倍返し確定っす!
徳川家康の場合
どうも、わしが徳川家康じゃ。
どうにもこうにも、わしには、よく解らん御仁じゃ。
奇蹟の軍師?軍神?うーむ?
織田家では神のように崇められておるようじゃが…
義兄上(信長)に紹介をうけたのが最初だったような…どうにも印象が薄くてのぉ…
そうそう、何やら義兄上に頼まれ、うちを助けてくれるそうな。
五人や十人、援軍でこられても…
えっ?!出て行く?!
あぁー、なるほど越後の龍ね、確かに甲斐の虎に対してなら…
さすがは義兄上推薦。奇蹟の軍師様。これなら少しは期待が持てそうです。
それよりも義兄上は、いつ援軍に来てくれるのですか???
織田信長の場合
信長じゃ。
重治のことを話せとな。よしよし、何が聞きたい?
うーむ、出会いは突然じゃな。いつもの遠出に出かけたときにの。見たこともない、いでたちで髪は残ばら髪,南蛮の坊主かと思ったわ。ハッハハハ。
それからはもう、可愛いくてのぉ、馬鹿がつくほどの正直、素直で…本当に初やつじゃ。
織田の家を継いでからは、いつもそばに居った奴ら、殿じゃ、おやかたさまじゃと離れてしもぅた。
そんな寂しさをあやつだけは、信長さま、信長さまと、フッフフフ……
いろいろと思い出して…少しはらがたってきたぞ。
重治め。わしが大事な大事な妹お市をやろうと思っておったのに…なにが浅井家とよしみを繋げだと…織田家のためじゃと…
はぁー、彼奴はいつもわしのことばかり。少しは自分の命のことも考えんか!馬鹿者めが!
はぁー‥、いつも命を救われている、わしが言ってもなぁ…
そうそうそんなことより、いきなり目の前から去られた者の気持ちも考えんか…いつもいつも突然に‥馬鹿者めがぁ!!
はあ?重治様のこと?
うーん、よく解らん人ですなぁ。
えっ、自己紹介?うぉっほん、わしは木ノ下藤吉郎と申す。これからの織田家を支えていく上昇株筆頭でござるよ。
そうそう重治様のことでしたな。
始めてお会いしたのは、殿のお供していた時でしたかな。殿を襲った賊どもを返り討ちにしたそうな?!
いやいや、直接は見てござらぬよ。前田殿が詳しく教えてくださったのでござる。
ほんに人というのは見かけによりませぬなぁ。見たこともない装いの軟弱な小僧にしか見えませんでしたからなぁ。
その後は殿のご贔屓にあいなされ…はぁ、羨ましや羨ましや。
そうそうあの時は、本当に恨みましたよ。
『しんがり部隊は、木ノ下藤吉郎隊』あれにはまいりました。
そりゃあ、うちの部隊もそこそこにはなって弾よけぐらいには、ねっ。どうせ、織田家の中では居なくなってもね…はぁ…あんまりっす。
ほんと、丹羽様の言葉を聞いたときは膝がくぶるで涙まで。
絶対、お返しくださいよ。
あー、そういやぁ、お市の方様の付き人だった綾様。絶対お忘れですよね。もぅ、倍返し確定っす!
徳川家康の場合
どうも、わしが徳川家康じゃ。
どうにもこうにも、わしには、よく解らん御仁じゃ。
奇蹟の軍師?軍神?うーむ?
織田家では神のように崇められておるようじゃが…
義兄上(信長)に紹介をうけたのが最初だったような…どうにも印象が薄くてのぉ…
そうそう、何やら義兄上に頼まれ、うちを助けてくれるそうな。
五人や十人、援軍でこられても…
えっ?!出て行く?!
あぁー、なるほど越後の龍ね、確かに甲斐の虎に対してなら…
さすがは義兄上推薦。奇蹟の軍師様。これなら少しは期待が持てそうです。
それよりも義兄上は、いつ援軍に来てくれるのですか???
織田信長の場合
信長じゃ。
重治のことを話せとな。よしよし、何が聞きたい?
うーむ、出会いは突然じゃな。いつもの遠出に出かけたときにの。見たこともない、いでたちで髪は残ばら髪,南蛮の坊主かと思ったわ。ハッハハハ。
それからはもう、可愛いくてのぉ、馬鹿がつくほどの正直、素直で…本当に初やつじゃ。
織田の家を継いでからは、いつもそばに居った奴ら、殿じゃ、おやかたさまじゃと離れてしもぅた。
そんな寂しさをあやつだけは、信長さま、信長さまと、フッフフフ……
いろいろと思い出して…少しはらがたってきたぞ。
重治め。わしが大事な大事な妹お市をやろうと思っておったのに…なにが浅井家とよしみを繋げだと…織田家のためじゃと…
はぁー、彼奴はいつもわしのことばかり。少しは自分の命のことも考えんか!馬鹿者めが!
はぁー‥、いつも命を救われている、わしが言ってもなぁ…
そうそうそんなことより、いきなり目の前から去られた者の気持ちも考えんか…いつもいつも突然に‥馬鹿者めがぁ!!
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