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【番外編1】:仕事とデートと夜のドライブ
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展望台に着くと、篠塚は駐車場のいちばん端っこに車を止めた。
そこは脇に木が植えてあり、街灯からは一番遠い。つまり、薄暗い。
不意に、今日入ったお化け屋敷を思い出す。妙な居心地の悪さは覚えたが、訴えるほどでも、移動を願うほどのことでもない。いやだなとちょっと思ったぐらいだ。
車内から外をぐるっと見渡したところで、隣から声がした。
「外へ出て、少し、歩きませんか?」
思いがけない近さで声が聞こえて振り返ると、目の前に篠塚の顔があった。
俺の顔を下からのぞき込むようにして、唇が重なってくる。
軽く重なって、遊ぶように唇を食べるように挟まれて、柔らかな感触を楽しむ。それから熱い舌がざらりと唇をなぞり、唇を割って侵入してくるとオレの舌先をくすぐるようにちろちろと絡ませてくる。
「……ッ」
くふっと鼻を鳴らすように息を漏らせば、篠塚は噛みつくように唇を合わせてきた後、ゆっくりと身体を引いた。
「……さっきから、ずっとあなたにキスをしたかった」
車の通りは少ない。でも、安全とは言えない。車内の薄暗さを確実にするためにこの場所を選んだのだろうか。
「……そんなことを言われると、下りるどころか、さっさと帰りたくなるな」
だがデートはしたい!! 夕方に立ち寄った公園より、人がいない分、二人でのデート感楽しめるし……究極の選択! っていうか、さっさと帰ってヤるっつっても、遠回りしてるから帰り着くまでにまだ1時間近くかかりそうだしな。普通に萎えるわ。やっぱ、デート優先で。
ピンクな雰囲気が漂っているが、コツンと篠塚の額を小突いて、それを振り払う。
カーセックスとか憧れるが、実際やるのはハードル高すぎだろ。
「今、他に止まってる車いませんし、手、繋いで歩いても良いですか」
「……好きにしろ」
うれしくて顔がデレデレしてまうやろ……! 俺の望みをいう前にかなえてくれる篠塚が今日も神。
顔が緩んでしまうのを押さえきれずにいると、篠塚がはにかむように笑う。
オレの恋人の笑顔、天使。
「じゃあ、出ましょう、ここから少し下りる道があるんです。少し散歩しましょう」
身体を起こした篠塚に誘われ、そのまま外へと出る。
山頂近いせいもあるのだろう、昼間の暑さとは打って変わって少し肌寒い風が吹いていた。
「課長」
と手を伸ばされ、あまりにもの紳士っぷりに、感動して笑いそうなのを堪えながら指先を触れ合わせる。そしてそのまま重ねようとしたところで、篠塚から強引に指を絡め取られた。
……これは、恋人つなぎというものでは……!!
今日も篠塚のレベルが高すぎる。そりゃ見えないから良いんだけどさ……って言うか、うれしいです、ありがとうございます。
自分の指組むのとは違う、指の間に指が挟まる何とも言えない違和感。
それは全然しっくりこないけど、余計な事してる感じというか、指絡んでるのが何かエロい。やらしい感じ、悪くない。
軽く指先を絡めて、ゆるりと熱を感じる程度に重なる手の平。隙間が多い分、触れている指先部分に意識がとられる。
手すりの向こうのに広がる山肌とその向こうに見える月に照らされた海が見える。半歩先を歩く篠塚を見ながら、暗い駐車場をゆっくりと進む。
進む先に街灯はあるが、相当に暗い。
この手すりの向こうに落ちたら、死ぬな。
とかうっかり崖下を覗いて、うわーっとなりながら、ブレーキとアクセルを踏み間違える自分を想像して、きゅっときしむ胸をごまかす。
大丈夫、今日はオレの車じゃないし。篠塚の車だから運転篠塚だし。オレの運転でも車の安全装備バッチリだし、手すりがあったらちゃんと止まるし。落ちないし。待てよ……隙間ばっかりの手すりでも、ちゃんとセンサー働くよな……?
考えはじめるとうっかり想像が暴走してしまう。
落ちて生きていたとして、だ。血まみれで這い上がる自分と篠塚を想像して、怖ぇな……とか考えてみたり、……そんな妄想が広がるのは、昼間のお化け屋敷のせいか。
おっと、生首人形思い出しちまった。
暗闇で思い出すには少々いただけない妄想に、思わず篠塚の手をきゅっと握る。恐いというわけではないけど、気持ちの良いものでもない。
絡んだ指が邪魔で、密接度が上がらない。ぐっと指を深く絡めて手の平を押しつけるように握り込む。
ん。これは安心感。
満足して、篠塚を確認するが、特に反応がないから問題ないのだろう。オレが強く握ったから同じように握り返してくれるそのレスポンスの早さにも大満足だ。
取引先を出てから、ドライブがてらの遠回り、ただぶらぶらと二人で歩いたり食事をするだけの何でもない時間だったが、こういうのも悪くない。
無言のまま手を繋いで階段を下りながら、細い月に淡く照らされた眼下に広がる景色を見て思う。
「面倒な仕事を回されたと思ったんだが、お前はちょっと足を伸ばしただけでこんなにも簡単に、特別な時間に変えるんだな」
話しかけると言いづらいが、独り言のようになら、何とか言える。
篠塚に届け! オレがお前のことめっちゃすっげー! かっけー! って思ってること!! 褒めるの下手だけど、ちゃんと思ってるぞー!!
ぴたりと篠塚が立ち止まった。
「……特別と、思ってくれてるんですか?」
「ああ。やっぱり慣れてるだけあって、お前はすごいな」
お前が手を出してくれるまで童貞処女だったオレとはやっぱレベルが違うな!! ひとときでもそのおこぼれに預かれて光栄ですとも!!
篠塚の表情が歪んだ。
え、なに? なんか目つききつくない?! オレ褒めたよね?! めっちゃ褒めたよね?!
「……課長」
切羽詰まった声がしてキスをされる。噛みつくようにかぶりつかれて、舌を絡め取られて息が苦しい。
背後は壁だ。だがその上は駐車場で、もし人がいて覗けば丸見えだ。何より、目の前は見事に開けた空、海、山の大パノラマ。薄い月明かりで闇夜じゃないところが開放感半端ない。
「んんっ、んっ、うぅんっ」
いくら人がいないからって、場所考えろ…!! まだ9時だ! 人が通る可能性十分あるだろうが!!
いや、さっき、駐車場に一台もくるまなかったから今は大丈夫だろうが、この開放感、ちょっと興奮するからぁ……!
オレは篠塚が始めちゃったら流される自信がある……!!
変な焦りが込み上げる。
けれど篠塚は、オレと繋いだ手はそのまま、キスをしながらあいた手でオレの胸元をかりっとひっかいた。
「んんっっ」
乳首弱いから、ダメだってあれほど……! 一瞬で気持ちが快感を求める方にシフトする。
いや、ダメだって、さすがに青姦はダメだって、いや夜だから空は青くないけど! あ、でも、そここりこりしたら気持ちいい……あ、上顎舐めたららめぇぇぇ……。
抵抗しようともがくが、ゴットハンドがオレの抵抗をことごとく失敗させてゆく。
はうんっ、きもちいー!!
と、急に目の端を白い何かが横切った。
ぎょっと、一瞬びびったのは、思わずお化け屋敷の最後に追いかけてきた白装束の幽霊役を思いだしたせいだ。
抵抗しようとしていた手を思わず篠塚の背中に回して、ぎゅっと抱き寄せる。
篠塚は気にならなかったようだが、続いて聞こえたエンジン音で、さっき横切った何かは車のライトだったのだろうと気付く。
……それはそれでガチでびびる。
通り過ぎるエンジン音にほっとしながら「ここじゃダメだ」と息も絶え絶えに訴えた。だってさっきびびった瞬間から、なんか興奮度が上がってるんだけど。
ドクドク鳴る心臓と、いじられる快感とで、腰砕け直前だ。
脅えながら、駐車場に戻る階段を眺めると、ふとあの狭いお化け屋敷の通路を思い出す。
その瞬間、体がぞわっと震えた。
「……っ、なんか、出そう……。こんな場所、ダメだ、篠塚……」
生首が……白装束が……って、あれ? やべ、オレ、幽霊とか口に出してないよな、うん、大丈夫、言ってないはずだ。でも変なこと口走った感がハンパない。ドキドキしながら細かいことは突っ込むなよと願う。戻りたいことだけ伝われ……!!
失敗した感と背徳感と微妙な恐怖感が相まって、ぞわぞわと妙な気味の悪さを覚える。車戻ろーぜとばかりに篠塚を見上げれば、「課長、かわいい」と、目元を緩ませてうれしそうな篠塚と出会った。
……なにが?
そこは脇に木が植えてあり、街灯からは一番遠い。つまり、薄暗い。
不意に、今日入ったお化け屋敷を思い出す。妙な居心地の悪さは覚えたが、訴えるほどでも、移動を願うほどのことでもない。いやだなとちょっと思ったぐらいだ。
車内から外をぐるっと見渡したところで、隣から声がした。
「外へ出て、少し、歩きませんか?」
思いがけない近さで声が聞こえて振り返ると、目の前に篠塚の顔があった。
俺の顔を下からのぞき込むようにして、唇が重なってくる。
軽く重なって、遊ぶように唇を食べるように挟まれて、柔らかな感触を楽しむ。それから熱い舌がざらりと唇をなぞり、唇を割って侵入してくるとオレの舌先をくすぐるようにちろちろと絡ませてくる。
「……ッ」
くふっと鼻を鳴らすように息を漏らせば、篠塚は噛みつくように唇を合わせてきた後、ゆっくりと身体を引いた。
「……さっきから、ずっとあなたにキスをしたかった」
車の通りは少ない。でも、安全とは言えない。車内の薄暗さを確実にするためにこの場所を選んだのだろうか。
「……そんなことを言われると、下りるどころか、さっさと帰りたくなるな」
だがデートはしたい!! 夕方に立ち寄った公園より、人がいない分、二人でのデート感楽しめるし……究極の選択! っていうか、さっさと帰ってヤるっつっても、遠回りしてるから帰り着くまでにまだ1時間近くかかりそうだしな。普通に萎えるわ。やっぱ、デート優先で。
ピンクな雰囲気が漂っているが、コツンと篠塚の額を小突いて、それを振り払う。
カーセックスとか憧れるが、実際やるのはハードル高すぎだろ。
「今、他に止まってる車いませんし、手、繋いで歩いても良いですか」
「……好きにしろ」
うれしくて顔がデレデレしてまうやろ……! 俺の望みをいう前にかなえてくれる篠塚が今日も神。
顔が緩んでしまうのを押さえきれずにいると、篠塚がはにかむように笑う。
オレの恋人の笑顔、天使。
「じゃあ、出ましょう、ここから少し下りる道があるんです。少し散歩しましょう」
身体を起こした篠塚に誘われ、そのまま外へと出る。
山頂近いせいもあるのだろう、昼間の暑さとは打って変わって少し肌寒い風が吹いていた。
「課長」
と手を伸ばされ、あまりにもの紳士っぷりに、感動して笑いそうなのを堪えながら指先を触れ合わせる。そしてそのまま重ねようとしたところで、篠塚から強引に指を絡め取られた。
……これは、恋人つなぎというものでは……!!
今日も篠塚のレベルが高すぎる。そりゃ見えないから良いんだけどさ……って言うか、うれしいです、ありがとうございます。
自分の指組むのとは違う、指の間に指が挟まる何とも言えない違和感。
それは全然しっくりこないけど、余計な事してる感じというか、指絡んでるのが何かエロい。やらしい感じ、悪くない。
軽く指先を絡めて、ゆるりと熱を感じる程度に重なる手の平。隙間が多い分、触れている指先部分に意識がとられる。
手すりの向こうのに広がる山肌とその向こうに見える月に照らされた海が見える。半歩先を歩く篠塚を見ながら、暗い駐車場をゆっくりと進む。
進む先に街灯はあるが、相当に暗い。
この手すりの向こうに落ちたら、死ぬな。
とかうっかり崖下を覗いて、うわーっとなりながら、ブレーキとアクセルを踏み間違える自分を想像して、きゅっときしむ胸をごまかす。
大丈夫、今日はオレの車じゃないし。篠塚の車だから運転篠塚だし。オレの運転でも車の安全装備バッチリだし、手すりがあったらちゃんと止まるし。落ちないし。待てよ……隙間ばっかりの手すりでも、ちゃんとセンサー働くよな……?
考えはじめるとうっかり想像が暴走してしまう。
落ちて生きていたとして、だ。血まみれで這い上がる自分と篠塚を想像して、怖ぇな……とか考えてみたり、……そんな妄想が広がるのは、昼間のお化け屋敷のせいか。
おっと、生首人形思い出しちまった。
暗闇で思い出すには少々いただけない妄想に、思わず篠塚の手をきゅっと握る。恐いというわけではないけど、気持ちの良いものでもない。
絡んだ指が邪魔で、密接度が上がらない。ぐっと指を深く絡めて手の平を押しつけるように握り込む。
ん。これは安心感。
満足して、篠塚を確認するが、特に反応がないから問題ないのだろう。オレが強く握ったから同じように握り返してくれるそのレスポンスの早さにも大満足だ。
取引先を出てから、ドライブがてらの遠回り、ただぶらぶらと二人で歩いたり食事をするだけの何でもない時間だったが、こういうのも悪くない。
無言のまま手を繋いで階段を下りながら、細い月に淡く照らされた眼下に広がる景色を見て思う。
「面倒な仕事を回されたと思ったんだが、お前はちょっと足を伸ばしただけでこんなにも簡単に、特別な時間に変えるんだな」
話しかけると言いづらいが、独り言のようになら、何とか言える。
篠塚に届け! オレがお前のことめっちゃすっげー! かっけー! って思ってること!! 褒めるの下手だけど、ちゃんと思ってるぞー!!
ぴたりと篠塚が立ち止まった。
「……特別と、思ってくれてるんですか?」
「ああ。やっぱり慣れてるだけあって、お前はすごいな」
お前が手を出してくれるまで童貞処女だったオレとはやっぱレベルが違うな!! ひとときでもそのおこぼれに預かれて光栄ですとも!!
篠塚の表情が歪んだ。
え、なに? なんか目つききつくない?! オレ褒めたよね?! めっちゃ褒めたよね?!
「……課長」
切羽詰まった声がしてキスをされる。噛みつくようにかぶりつかれて、舌を絡め取られて息が苦しい。
背後は壁だ。だがその上は駐車場で、もし人がいて覗けば丸見えだ。何より、目の前は見事に開けた空、海、山の大パノラマ。薄い月明かりで闇夜じゃないところが開放感半端ない。
「んんっ、んっ、うぅんっ」
いくら人がいないからって、場所考えろ…!! まだ9時だ! 人が通る可能性十分あるだろうが!!
いや、さっき、駐車場に一台もくるまなかったから今は大丈夫だろうが、この開放感、ちょっと興奮するからぁ……!
オレは篠塚が始めちゃったら流される自信がある……!!
変な焦りが込み上げる。
けれど篠塚は、オレと繋いだ手はそのまま、キスをしながらあいた手でオレの胸元をかりっとひっかいた。
「んんっっ」
乳首弱いから、ダメだってあれほど……! 一瞬で気持ちが快感を求める方にシフトする。
いや、ダメだって、さすがに青姦はダメだって、いや夜だから空は青くないけど! あ、でも、そここりこりしたら気持ちいい……あ、上顎舐めたららめぇぇぇ……。
抵抗しようともがくが、ゴットハンドがオレの抵抗をことごとく失敗させてゆく。
はうんっ、きもちいー!!
と、急に目の端を白い何かが横切った。
ぎょっと、一瞬びびったのは、思わずお化け屋敷の最後に追いかけてきた白装束の幽霊役を思いだしたせいだ。
抵抗しようとしていた手を思わず篠塚の背中に回して、ぎゅっと抱き寄せる。
篠塚は気にならなかったようだが、続いて聞こえたエンジン音で、さっき横切った何かは車のライトだったのだろうと気付く。
……それはそれでガチでびびる。
通り過ぎるエンジン音にほっとしながら「ここじゃダメだ」と息も絶え絶えに訴えた。だってさっきびびった瞬間から、なんか興奮度が上がってるんだけど。
ドクドク鳴る心臓と、いじられる快感とで、腰砕け直前だ。
脅えながら、駐車場に戻る階段を眺めると、ふとあの狭いお化け屋敷の通路を思い出す。
その瞬間、体がぞわっと震えた。
「……っ、なんか、出そう……。こんな場所、ダメだ、篠塚……」
生首が……白装束が……って、あれ? やべ、オレ、幽霊とか口に出してないよな、うん、大丈夫、言ってないはずだ。でも変なこと口走った感がハンパない。ドキドキしながら細かいことは突っ込むなよと願う。戻りたいことだけ伝われ……!!
失敗した感と背徳感と微妙な恐怖感が相まって、ぞわぞわと妙な気味の悪さを覚える。車戻ろーぜとばかりに篠塚を見上げれば、「課長、かわいい」と、目元を緩ませてうれしそうな篠塚と出会った。
……なにが?
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