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4 シミュレーションはしていたんです
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香坂は高校時代には不良仲間はソコソコいたようだけれど、そんなに「すげぇ仲良し」って言う風でもなさそうで。てっきり僕は香坂のことを一匹狼を気取っているのかと思っていた。なるほど、Ωだったから距離を置きたかったのかと、今になって腑に落ちているわけだけれども。
その香坂のたくましい肉体が今、僕の上に乗っかっている。
「あ、あ、あっ、ん!」
僕の指を咥えこんだ尻穴はクポクポといい感じに緩み、クチュクチュと濡れた音をひっきりなしに響かせている。おかげで香坂を乗せている僕の腹が香坂の尻から漏れ出る愛液でべしょべしょだ。なるほど、男Ωはこんな風になるのか。そして指の動きに合わせるように身体を揺らす香坂が、想像以上にいやらしくて、僕の股間を刺激してくる。
「んぁっ!?」
指を動かして前立腺をぐっと刺激してやれば、香坂がビクンと身体をしならせた。
「てめっ、童貞だって」
「童貞でも、シミュレーションくらいはするものだよ、香坂くんや」
引きつりそうになる声で文句を言う香坂に、僕は余裕で返す。
抑制剤が効いてきたみたいで、僕の方は落ち着いてきている。いや、股間は香坂のいやらしさ満開の光景でビンビンだけれど、エロがしたくて馬鹿になる程じゃあないっていうか。
それに例の、医者をしている叔父から「αなら、Ωとのセックスのし方を覚えておけ」と言われて、生々しい性教育を受けたもんだから、やり方だけはバッチリな自信がある。特に未開通の男Ωには、しつこいくらいに解すべし、だったな。絶対にエロビデオを参考にしてはいけないのだ。
そんな叔父の教えのおかげで、香坂も口ではなんだかんだ言っていても、気持ちいいのか顔がとろけてきている。うん、こんなもんでいいんじゃないの? たぶんだけど。
「よし」
僕は勢いをつけて起き上がった。そうなると当然、腹の上に乗っていた香坂は背中からベッドの上に倒れることになる。
「ってぇ」
急に動いたせいで一瞬めまいを起こしたらしい香坂の上に、今度は俺が乗る形になる。
「突っ込む前に、やるならキスからだな」
ボーッとしている今のうちにと、僕は香坂の顔の両側に肘をついて、唇にむちゅっと唇を合わせた。しかしあちらもよからぬ気配を察知したらしく、唇は固く閉ざされてしまっている。それでもめげずに、僕はちゅっちゅとキスを繰り返す。
「こうさかく~ん? どうせなら気持ちよくなりたいだろう?」
トントンと舌で口先を突いてやると、香坂がすごいイヤ面でうっすらと唇を開けてきた。うむ、顔はアレだけれど素直でよろしい。そして目元を赤らめて涙目で睨まれても、怖くはないぞ。いつもに比べてだけれど。
唇の隙間から舌をねじ込むと、まるで待っていたように香坂の舌があったので、それに絡めてみた。
チュ、チュク、チュ
お互いの口から唾液が行き交い、蓮華の香りが僕を包み込む。これは香坂のフェロモンの香りだ。そういえば僕、蓮華の花のハチミツが好きだっけなぁ。
「香坂、マジで美味そうなんだけど」
僕はペロリと舌なめずりしてから、自分のペニスを香坂の後口に持って行くと、入口辺りをスリスリとさせる。
「ちょ、あ、んぅっ!」
香坂が未知の恐怖からか、避けようと腰をモゾモゾさせるのを足で挟んで固定して、僕は先っぽをクポリと穴に当て嵌めた。
「いただきます」
「……っ!」
そこから徐々にペニスを沈めていくと、香坂が苦しそうに眉間に皺を寄せる。
「わりぃ、カリの太いところだけ我慢な。あとちょい緩めて、きつい」
「そんな、言って」
香坂が本気で泣きそうになっているのを見た僕は、互いの腹に挟まれている香坂のペニスに手を伸ばすと、ゆるゆると擦ってやった。
「ん、ん、あぅ」
そうしながら何度も唇を合わせているうちに、だんだんと香坂の身体から力が抜けていくのがわかる。
「きもちいぃ?」
この問いかけに答えはないが、眉間の皺がほぐれているのが答えのようなものだ。そうして身体が弛緩した瞬間、僕は残りを一気に全部を突き挿れた。
「あぁぁあっ!?」
香坂が背中をしならせてビクビクと痙攣して、手の中の香坂のペニスからポタポタと精液が散った。
その香坂のたくましい肉体が今、僕の上に乗っかっている。
「あ、あ、あっ、ん!」
僕の指を咥えこんだ尻穴はクポクポといい感じに緩み、クチュクチュと濡れた音をひっきりなしに響かせている。おかげで香坂を乗せている僕の腹が香坂の尻から漏れ出る愛液でべしょべしょだ。なるほど、男Ωはこんな風になるのか。そして指の動きに合わせるように身体を揺らす香坂が、想像以上にいやらしくて、僕の股間を刺激してくる。
「んぁっ!?」
指を動かして前立腺をぐっと刺激してやれば、香坂がビクンと身体をしならせた。
「てめっ、童貞だって」
「童貞でも、シミュレーションくらいはするものだよ、香坂くんや」
引きつりそうになる声で文句を言う香坂に、僕は余裕で返す。
抑制剤が効いてきたみたいで、僕の方は落ち着いてきている。いや、股間は香坂のいやらしさ満開の光景でビンビンだけれど、エロがしたくて馬鹿になる程じゃあないっていうか。
それに例の、医者をしている叔父から「αなら、Ωとのセックスのし方を覚えておけ」と言われて、生々しい性教育を受けたもんだから、やり方だけはバッチリな自信がある。特に未開通の男Ωには、しつこいくらいに解すべし、だったな。絶対にエロビデオを参考にしてはいけないのだ。
そんな叔父の教えのおかげで、香坂も口ではなんだかんだ言っていても、気持ちいいのか顔がとろけてきている。うん、こんなもんでいいんじゃないの? たぶんだけど。
「よし」
僕は勢いをつけて起き上がった。そうなると当然、腹の上に乗っていた香坂は背中からベッドの上に倒れることになる。
「ってぇ」
急に動いたせいで一瞬めまいを起こしたらしい香坂の上に、今度は俺が乗る形になる。
「突っ込む前に、やるならキスからだな」
ボーッとしている今のうちにと、僕は香坂の顔の両側に肘をついて、唇にむちゅっと唇を合わせた。しかしあちらもよからぬ気配を察知したらしく、唇は固く閉ざされてしまっている。それでもめげずに、僕はちゅっちゅとキスを繰り返す。
「こうさかく~ん? どうせなら気持ちよくなりたいだろう?」
トントンと舌で口先を突いてやると、香坂がすごいイヤ面でうっすらと唇を開けてきた。うむ、顔はアレだけれど素直でよろしい。そして目元を赤らめて涙目で睨まれても、怖くはないぞ。いつもに比べてだけれど。
唇の隙間から舌をねじ込むと、まるで待っていたように香坂の舌があったので、それに絡めてみた。
チュ、チュク、チュ
お互いの口から唾液が行き交い、蓮華の香りが僕を包み込む。これは香坂のフェロモンの香りだ。そういえば僕、蓮華の花のハチミツが好きだっけなぁ。
「香坂、マジで美味そうなんだけど」
僕はペロリと舌なめずりしてから、自分のペニスを香坂の後口に持って行くと、入口辺りをスリスリとさせる。
「ちょ、あ、んぅっ!」
香坂が未知の恐怖からか、避けようと腰をモゾモゾさせるのを足で挟んで固定して、僕は先っぽをクポリと穴に当て嵌めた。
「いただきます」
「……っ!」
そこから徐々にペニスを沈めていくと、香坂が苦しそうに眉間に皺を寄せる。
「わりぃ、カリの太いところだけ我慢な。あとちょい緩めて、きつい」
「そんな、言って」
香坂が本気で泣きそうになっているのを見た僕は、互いの腹に挟まれている香坂のペニスに手を伸ばすと、ゆるゆると擦ってやった。
「ん、ん、あぅ」
そうしながら何度も唇を合わせているうちに、だんだんと香坂の身体から力が抜けていくのがわかる。
「きもちいぃ?」
この問いかけに答えはないが、眉間の皺がほぐれているのが答えのようなものだ。そうして身体が弛緩した瞬間、僕は残りを一気に全部を突き挿れた。
「あぁぁあっ!?」
香坂が背中をしならせてビクビクと痙攣して、手の中の香坂のペニスからポタポタと精液が散った。
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