396 / 424
最終章 全員で一つの探索隊
第335話 近づく大群
しおりを挟む
「この位置からなら大丈夫そうだね……」
降り立った場所は、市役所から結構距離のある場所……準備を整えるならここが最善だ。
各々体制を整え、作戦を練っている最中……モンスターの大群が、こちらに向かって突撃していることが分かった。
そろそろか……私たちだけで戦うのは少々難があるかもしれないが……私達ならできる! そう信じる!
「みんな? 準備は良い?」
「うん!」
「いつでも行けるで!」
「おうよ!」
「いつでも……大丈夫!」
「俺も行けるぜ!」
よし! みんな準備万端だね! このまま行こう!
そう思って突撃しようとしたその時……後ろから、何かが近づいてくるような音がした。
その音はまるで、人々がどこかへ向かって走っているような……そんな音だ。
「何!? 後ろからもモンスター!?」
「な、なんや!? この音……」
「おいおい! 後ろからも来てるんじゃ……」
「……例え……モンスター……来ても……返り討ち……するだけ」
「俺たちならいけるぜ! そうだろ!? 瑠璃!!」
よし、じゃあ、後ろは私が……あれ?
「なんだ……あれ?」
確かに大勢の何かが近づいてくる……のだが、モンスターにしてはおかしな部分があった。
何か……旗を上げている?
「ねぇリン、あれ……旗立ってない?」
「うーん……確かに、なんか……『白い背景』に……『赤い丸』が描かれてるね」
白い背景に……赤い丸……まさか……日本国旗?
と、いうことは……。
「うおおおおおおおお!! モンスターぶっ潰す!!」
「みんな! 東だ! そのまま東に前進しろ!!」
「俺たちは日本人だあああああああああ!!」
……遠くから、そんな叫び声が聞こえた。
段々と近づいてくるその大群は……。
「まさか……サンルートの人!?」
「ということは……ダイヤはんの呼びかけが届いたんか!?」
間違いない……ダイヤさんの呼びかけ通り、日本国旗を揚げ、東へと向かっている……。
「よぉーし! この流れに乗って、俺たちも走ろうぜ! ゴー!!」
「あ、ちょっと待ってよ! ロムロム!」
「ほな、ウチらも行くで!」
「しゃあねぇ! 行くか!」
「うん……走ろう!」
ここはみんなに合わせたほうが良いよね!
私たちは武器を構え、モンスターに向かって突撃した。
降り立った場所は、市役所から結構距離のある場所……準備を整えるならここが最善だ。
各々体制を整え、作戦を練っている最中……モンスターの大群が、こちらに向かって突撃していることが分かった。
そろそろか……私たちだけで戦うのは少々難があるかもしれないが……私達ならできる! そう信じる!
「みんな? 準備は良い?」
「うん!」
「いつでも行けるで!」
「おうよ!」
「いつでも……大丈夫!」
「俺も行けるぜ!」
よし! みんな準備万端だね! このまま行こう!
そう思って突撃しようとしたその時……後ろから、何かが近づいてくるような音がした。
その音はまるで、人々がどこかへ向かって走っているような……そんな音だ。
「何!? 後ろからもモンスター!?」
「な、なんや!? この音……」
「おいおい! 後ろからも来てるんじゃ……」
「……例え……モンスター……来ても……返り討ち……するだけ」
「俺たちならいけるぜ! そうだろ!? 瑠璃!!」
よし、じゃあ、後ろは私が……あれ?
「なんだ……あれ?」
確かに大勢の何かが近づいてくる……のだが、モンスターにしてはおかしな部分があった。
何か……旗を上げている?
「ねぇリン、あれ……旗立ってない?」
「うーん……確かに、なんか……『白い背景』に……『赤い丸』が描かれてるね」
白い背景に……赤い丸……まさか……日本国旗?
と、いうことは……。
「うおおおおおおおお!! モンスターぶっ潰す!!」
「みんな! 東だ! そのまま東に前進しろ!!」
「俺たちは日本人だあああああああああ!!」
……遠くから、そんな叫び声が聞こえた。
段々と近づいてくるその大群は……。
「まさか……サンルートの人!?」
「ということは……ダイヤはんの呼びかけが届いたんか!?」
間違いない……ダイヤさんの呼びかけ通り、日本国旗を揚げ、東へと向かっている……。
「よぉーし! この流れに乗って、俺たちも走ろうぜ! ゴー!!」
「あ、ちょっと待ってよ! ロムロム!」
「ほな、ウチらも行くで!」
「しゃあねぇ! 行くか!」
「うん……走ろう!」
ここはみんなに合わせたほうが良いよね!
私たちは武器を構え、モンスターに向かって突撃した。
0
お気に入りに追加
50
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
染髪マン〜髪色で能力が変わる俺はヒーロー活動を始めました〜
仮面大将G
ファンタジー
金髪にしたらヒーローになっちゃった!?
大学生になったから髪を染めてみよう。そんな軽い気持ちで美容室に行った染谷柊吾が、半分騙されてヒーロー活動を始めます。
対するは黒髪しか認めない、秘密結社クロゾーメ軍団!黒染めの圧力を押しのけ、自由を掴み取れ!
大学デビューから始まる髪染めヒーローファンタジー!
※小説家になろう様、カクヨム様でも同作品を掲載しております。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる