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第12章 戦いの結末は、探索者たちが決める!
第313話 配信開始
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「あ、皆さん!」
「アリスさん!」
休憩室の扉からアリスさんが現れ、私たちを見つけたアリスさんは、こちらへと走ってきた。
「すごいですね! ドローンっていう異世界の発明! 私、感激しちゃいました! アレ全部キセノンさんが作ったんですよね?」
「うん……私……作った」
どうやらドローンも見たらしい。
という事は、会見の準備もそろそろ……。
「店長! 配信の準備完了です! いつでもできます!」
「駐車場のドローンのセッティングも完了です! いつでも飛ばせます!」
「無線の環境も大丈夫です!」
セッティングをしていた人たちは、私たちが着て数分もしないうちに準備を完了させたらしい。
「よし! それでは配信を開始しよう! 皆もこちらへ!」
「わ、私たちもですか!」
「当たり前だ! 君たちも会見に出るんだ! きたまえ!」
ダイヤさんに誘導され、私たちはカメラの前へと立った。
「な、なんや? なんか緊張するわ……」
「あぁ……っていうか、ワシ、映って無くないか?」
パソコンの画面には、カメラに映し出されているモノが反映されているのだが、確かにゴルドは映っていなかった。
何か踏み台持ってこないとね……えぇっと、この辺に……。
「こちらをどうぞ」
「あ、ど、どうも……ありがとう」
咄嗟に準備をしていた女性が踏み台……っていうか、ビールケースを持ってきた。
ゴルドはその素早い動きに困惑した様子だった……ちなみに私も。
「さぁほら皆の衆! こちらへ集まり給え! 瑠璃殿はそこ! リン殿はそこだ! ラピス殿は……」
ダイヤさんが私たちの場所を指定し、ダイヤさんはダイヤさんで、なにやら衣装に着替えていた。
ダイヤさんが身に纏っている衣装は下は白いスーツ、その上に巨大なマントを羽織っていて、その姿は、国王そのものだった。
だかしかし、スーツの胸元には、スーパーの名札が着いていた……一応、身分を明確にするためであろうか?
「それでは配信を始めろ! ドローンは飛ばしたか?」
「はい! 既に街中に飛んでいます!」
「よろしい! では、始め!」
ダイヤさんが号令をかけると、パソコンの前で準備をしていた人がマウスを操作し、配信が開始した……。
「アリスさん!」
休憩室の扉からアリスさんが現れ、私たちを見つけたアリスさんは、こちらへと走ってきた。
「すごいですね! ドローンっていう異世界の発明! 私、感激しちゃいました! アレ全部キセノンさんが作ったんですよね?」
「うん……私……作った」
どうやらドローンも見たらしい。
という事は、会見の準備もそろそろ……。
「店長! 配信の準備完了です! いつでもできます!」
「駐車場のドローンのセッティングも完了です! いつでも飛ばせます!」
「無線の環境も大丈夫です!」
セッティングをしていた人たちは、私たちが着て数分もしないうちに準備を完了させたらしい。
「よし! それでは配信を開始しよう! 皆もこちらへ!」
「わ、私たちもですか!」
「当たり前だ! 君たちも会見に出るんだ! きたまえ!」
ダイヤさんに誘導され、私たちはカメラの前へと立った。
「な、なんや? なんか緊張するわ……」
「あぁ……っていうか、ワシ、映って無くないか?」
パソコンの画面には、カメラに映し出されているモノが反映されているのだが、確かにゴルドは映っていなかった。
何か踏み台持ってこないとね……えぇっと、この辺に……。
「こちらをどうぞ」
「あ、ど、どうも……ありがとう」
咄嗟に準備をしていた女性が踏み台……っていうか、ビールケースを持ってきた。
ゴルドはその素早い動きに困惑した様子だった……ちなみに私も。
「さぁほら皆の衆! こちらへ集まり給え! 瑠璃殿はそこ! リン殿はそこだ! ラピス殿は……」
ダイヤさんが私たちの場所を指定し、ダイヤさんはダイヤさんで、なにやら衣装に着替えていた。
ダイヤさんが身に纏っている衣装は下は白いスーツ、その上に巨大なマントを羽織っていて、その姿は、国王そのものだった。
だかしかし、スーツの胸元には、スーパーの名札が着いていた……一応、身分を明確にするためであろうか?
「それでは配信を始めろ! ドローンは飛ばしたか?」
「はい! 既に街中に飛んでいます!」
「よろしい! では、始め!」
ダイヤさんが号令をかけると、パソコンの前で準備をしていた人がマウスを操作し、配信が開始した……。
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