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第6章 さぁ、ファッションショータイムだ!
第134話 安全地帯と「彼」
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「……着いたよ、ここが安全地帯」
しばらく歩き、入り口に魔法陣が描かれていた空間の中へと入る。
ここは間違いない、安全地帯だ。
「ここ……本当に安全なの?」
「うん! ここに居れば、さっきのキモい蜘蛛は来ないから」
「本当に?」
「本当!」
……私が安全地帯の説明をすると、蛍ちゃんは安心したのか、その場に座り込んだ。
「はぁ……良かった……」
……蛍ちゃんも私に引けを取らず、疲れ切っているようだった。
私も……座ろう。
「はぁ……疲れた!」
「本当に……ここまでありがとうございました、瑠璃さん」
「いいっていいって、それより、貴方の連れのお姉さん、無事かな?」
この子のお姉さん……リンとラピスが助けてくれているといいけど……。
「私も心配……お姉ちゃん……」
この子はもっと心配だろうな……身内だし。
そうだ、外に出たらまず、この子のお姉さんを探そう。
「お姉さんの特徴教えて! 私がここに連れてきてあげるから」
「本当!? えぇっと、お姉ちゃんはね……」
蛍ちゃんがお姉さんの特徴を伝えようとしたその時、私たちを3つの影が覆った。
蛍ちゃんは怖くなったのか、私の腕を掴んだ。
「な、なに!?」
「大丈夫、怪物じゃないから、ちょっと待ってて」
私は影の付け根……安全地帯の入り口まで走り出した。
この影……まさか。
「リン! ラピス!」
「ルリルリ!」
予想通り、リンとラピスだった。
2人は一般人を救出したのか、男性を連れていた。
この男性……まさか。
「あ! 貴方はあの時の……」
「あ、その節はどうも……」
財布を拾ってくれたあの人だった。
ふとラピスを見ると……リンの体にしがみつき、放心状態だった。
「ルリルリ、一般人連れてきたよ!」
「わ、私も一人連れてきたんだ……でも、その人お姉さん……連れと離れ離れになったって……」
私が救出した人……蛍ちゃんについて話すと……。
「あれは……蛍?」
「……え?」
男性は……向こうにいる蛍ちゃんを見て、走り出した。
……あれ? 確か蛍ちゃん、お姉さんと一緒にって……。
「蛍!」
「そ、その声は……お姉ちゃん!?」
……お姉ちゃん?
ってことはまさか……この人……女性!?
「蛍! 無事でよかった……」
「私も……凄い心配したよ! お姉ちゃん!」
蛍ちゃんとお姉さんは、お互いにでき締め合い、再会を分かち合っていた。
……するとリンは、小声で私に話しかけてきた。
「ねぇルリルリ……あの人……もしかして……女の人?」
「うん……女性だね」
リンはラピスの腕を引っ張り、彼が彼女であることを伝えると……。
「ほ、ほんまに?」
「うん、間違いないよ」
「そ、そうか……そうなんか……」
ラピスは……顔を真っ赤にして、その場にしゃがみこんだ。
「う、ウチ……なんて失礼なことを……」
ラピスは……自分が恥ずかしくなったのか、しばらくしゃがみこんでいた。
しばらく歩き、入り口に魔法陣が描かれていた空間の中へと入る。
ここは間違いない、安全地帯だ。
「ここ……本当に安全なの?」
「うん! ここに居れば、さっきのキモい蜘蛛は来ないから」
「本当に?」
「本当!」
……私が安全地帯の説明をすると、蛍ちゃんは安心したのか、その場に座り込んだ。
「はぁ……良かった……」
……蛍ちゃんも私に引けを取らず、疲れ切っているようだった。
私も……座ろう。
「はぁ……疲れた!」
「本当に……ここまでありがとうございました、瑠璃さん」
「いいっていいって、それより、貴方の連れのお姉さん、無事かな?」
この子のお姉さん……リンとラピスが助けてくれているといいけど……。
「私も心配……お姉ちゃん……」
この子はもっと心配だろうな……身内だし。
そうだ、外に出たらまず、この子のお姉さんを探そう。
「お姉さんの特徴教えて! 私がここに連れてきてあげるから」
「本当!? えぇっと、お姉ちゃんはね……」
蛍ちゃんがお姉さんの特徴を伝えようとしたその時、私たちを3つの影が覆った。
蛍ちゃんは怖くなったのか、私の腕を掴んだ。
「な、なに!?」
「大丈夫、怪物じゃないから、ちょっと待ってて」
私は影の付け根……安全地帯の入り口まで走り出した。
この影……まさか。
「リン! ラピス!」
「ルリルリ!」
予想通り、リンとラピスだった。
2人は一般人を救出したのか、男性を連れていた。
この男性……まさか。
「あ! 貴方はあの時の……」
「あ、その節はどうも……」
財布を拾ってくれたあの人だった。
ふとラピスを見ると……リンの体にしがみつき、放心状態だった。
「ルリルリ、一般人連れてきたよ!」
「わ、私も一人連れてきたんだ……でも、その人お姉さん……連れと離れ離れになったって……」
私が救出した人……蛍ちゃんについて話すと……。
「あれは……蛍?」
「……え?」
男性は……向こうにいる蛍ちゃんを見て、走り出した。
……あれ? 確か蛍ちゃん、お姉さんと一緒にって……。
「蛍!」
「そ、その声は……お姉ちゃん!?」
……お姉ちゃん?
ってことはまさか……この人……女性!?
「蛍! 無事でよかった……」
「私も……凄い心配したよ! お姉ちゃん!」
蛍ちゃんとお姉さんは、お互いにでき締め合い、再会を分かち合っていた。
……するとリンは、小声で私に話しかけてきた。
「ねぇルリルリ……あの人……もしかして……女の人?」
「うん……女性だね」
リンはラピスの腕を引っ張り、彼が彼女であることを伝えると……。
「ほ、ほんまに?」
「うん、間違いないよ」
「そ、そうか……そうなんか……」
ラピスは……顔を真っ赤にして、その場にしゃがみこんだ。
「う、ウチ……なんて失礼なことを……」
ラピスは……自分が恥ずかしくなったのか、しばらくしゃがみこんでいた。
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