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第6章 さぁ、ファッションショータイムだ!
第124話 明るい服
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「それじゃ! まずはルリルリの服だね!」
服屋に入店し、レディースのエリアへと向かう。
正直私は、ファッションがよくわからない。
そんなものよりも、異世界の研究だったり、そのための勉強の方に関心があったし……そんなんだから友達も恋人もできなかったんだと思うんだけどね……。
「せやなぁ、瑠璃はん、普段はどういう色の服着てるんや?」
「うーん……グレーとか、黒かな?」
「えぇ……暗い色ばっかやん」
……事実を言われると、何も言えない。
「ごめん……」
「いやいや! 別に謝る必要はないねん! せ、せやなぁ……ちょっと明るめの色にしよう! な?」
ラピスはそう言って、「赤いブラウス」を取り出した。
「えぇ……赤?」
「せや! 勝手なイメージやけど、瑠璃はんのイメージは赤や!」
「そ、そう?」
それってダンジョン探索の時に使ってる鎧が赤いからじゃない?
「そうだよね! ルリルリって言えば赤! って感じある!」
赤かぁ……まぁ好きな色ではあるけどさ。
「リンはんもそう思うやろ? そうと決まれば……下はこれやな!」
ラピスはそう言って、「白いモダンスカート」を取り出し、私に手渡した。
紅白か……私に似合うのかな?
「うんうん! 絶対似合うよ! 流石ラピラピ、センスあるね!」
「せやろ?」
「ルリルリ! 早く着てみてよ!」
……私は2人に詰め寄られ、早速試着室へと向かった。
今着ている服を脱ぎ、渡された服を着てみる……。
着替え終わったところで、自分の姿を見てみると……。
「う、うわぁ……」
……目の前の鏡に映っている自分は、まるで別人のようだった。
まるで日本人形に洋服を着せたみたいだ……違和感満載じゃない……なんか恥ずかしいな。
これ絶対似合ってないよ……2人に笑われちゃうかも……。
「ルリルリ! 着替えた?」
「はよ出てきてーな」
……2人はカーテンの向こう側でそんなことを言ってくる。
こ、こんな姿を見られるなんて、恥ずかしい……。
でも、折角ラピスが選んでくれたわけだし……出ないと失礼か。
「あ、あのさ……2人とも、笑わないでね?」
「笑わないよ!」
「笑うわけないやん」
「そ、そう? じゃあ……開けるよ?」
私はカーテンに手を掛け……ゆっくりと開けた。
私は2人の顔を見ることができず……下を向いた。
こ、こんなの……恥ずかしい。
まるで裸を見られているような感覚だ……きっと2人は私を笑って……。
「……バリ綺麗」
「……あかん、めっちゃ似合っとる」
……え?
「えっと……私、おかしくない?」
「おかしくないよ! むしろバリ綺麗だし、バリかわいい!」
「せやで、暗い色より明るい色の方がええやろ?」
「あ……そう? なら……良かった」
どうやら2人の目では、私は血手も綺麗に見えているらしい。
でも……これで大学院に行くの、恥ずかしいな。
多分口には出さないけど、みんなから「なんか急にイメチェンしたな」とか思われそう……。
大学院には……いつもの服装で行くか。
「そ、それじゃ……2人の服……見よっか」
「おうおう待てや、たったこれだけとかそれはないやろ」
「……え?」
えぇ……もういいでしょ……恥ずかしいよ……。
「そうだね! たったこれだけとかバリありえないよ! もっといろんな服着てみて!」
「せやせや、それとも……嫌なんか?」
2人は悲しそうな顔でそんなことを言う……もう、断りづらいじゃない。
「わ、わかったよ……」
「よっしゃ! それじゃ、はよ着替えな! 日が暮れてまうで!」
「そ、そんな大げさな……」
「ほらルリルリ! 早く早く!」
リンにカーテンを閉められ、私は渋々着替え始めた。
服屋に入店し、レディースのエリアへと向かう。
正直私は、ファッションがよくわからない。
そんなものよりも、異世界の研究だったり、そのための勉強の方に関心があったし……そんなんだから友達も恋人もできなかったんだと思うんだけどね……。
「せやなぁ、瑠璃はん、普段はどういう色の服着てるんや?」
「うーん……グレーとか、黒かな?」
「えぇ……暗い色ばっかやん」
……事実を言われると、何も言えない。
「ごめん……」
「いやいや! 別に謝る必要はないねん! せ、せやなぁ……ちょっと明るめの色にしよう! な?」
ラピスはそう言って、「赤いブラウス」を取り出した。
「えぇ……赤?」
「せや! 勝手なイメージやけど、瑠璃はんのイメージは赤や!」
「そ、そう?」
それってダンジョン探索の時に使ってる鎧が赤いからじゃない?
「そうだよね! ルリルリって言えば赤! って感じある!」
赤かぁ……まぁ好きな色ではあるけどさ。
「リンはんもそう思うやろ? そうと決まれば……下はこれやな!」
ラピスはそう言って、「白いモダンスカート」を取り出し、私に手渡した。
紅白か……私に似合うのかな?
「うんうん! 絶対似合うよ! 流石ラピラピ、センスあるね!」
「せやろ?」
「ルリルリ! 早く着てみてよ!」
……私は2人に詰め寄られ、早速試着室へと向かった。
今着ている服を脱ぎ、渡された服を着てみる……。
着替え終わったところで、自分の姿を見てみると……。
「う、うわぁ……」
……目の前の鏡に映っている自分は、まるで別人のようだった。
まるで日本人形に洋服を着せたみたいだ……違和感満載じゃない……なんか恥ずかしいな。
これ絶対似合ってないよ……2人に笑われちゃうかも……。
「ルリルリ! 着替えた?」
「はよ出てきてーな」
……2人はカーテンの向こう側でそんなことを言ってくる。
こ、こんな姿を見られるなんて、恥ずかしい……。
でも、折角ラピスが選んでくれたわけだし……出ないと失礼か。
「あ、あのさ……2人とも、笑わないでね?」
「笑わないよ!」
「笑うわけないやん」
「そ、そう? じゃあ……開けるよ?」
私はカーテンに手を掛け……ゆっくりと開けた。
私は2人の顔を見ることができず……下を向いた。
こ、こんなの……恥ずかしい。
まるで裸を見られているような感覚だ……きっと2人は私を笑って……。
「……バリ綺麗」
「……あかん、めっちゃ似合っとる」
……え?
「えっと……私、おかしくない?」
「おかしくないよ! むしろバリ綺麗だし、バリかわいい!」
「せやで、暗い色より明るい色の方がええやろ?」
「あ……そう? なら……良かった」
どうやら2人の目では、私は血手も綺麗に見えているらしい。
でも……これで大学院に行くの、恥ずかしいな。
多分口には出さないけど、みんなから「なんか急にイメチェンしたな」とか思われそう……。
大学院には……いつもの服装で行くか。
「そ、それじゃ……2人の服……見よっか」
「おうおう待てや、たったこれだけとかそれはないやろ」
「……え?」
えぇ……もういいでしょ……恥ずかしいよ……。
「そうだね! たったこれだけとかバリありえないよ! もっといろんな服着てみて!」
「せやせや、それとも……嫌なんか?」
2人は悲しそうな顔でそんなことを言う……もう、断りづらいじゃない。
「わ、わかったよ……」
「よっしゃ! それじゃ、はよ着替えな! 日が暮れてまうで!」
「そ、そんな大げさな……」
「ほらルリルリ! 早く早く!」
リンにカーテンを閉められ、私は渋々着替え始めた。
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