109 / 424
第5章 異世界人、ショッピングモール、ベストマッチ!
第100話 瑠璃の意識とエルフの愛情
しおりを挟む
リンは私の手を引っ張り、早く寝ろというかのように催促する。
しょうがない、寝よう。
「じゃあ……失礼しまーす……」
私はゆっくりリンの膝に近づいた。
リンの膝は……少し硬かった、でも悪くはない。
ダンジョン探索をしている影響だろうか? 足が逞しく感じる。
「どう? 頭痛くない?」
「大丈夫、ごめんね、膝枕なんて……」
「いいよいいよ」
……なんか、リンはやっぱり美しく感じるな。
……どうしよう、やっぱり昨夜の出来事を思い出してしまう。
リンの過去、そしてその……キス。
なんでリンは私なんかに……キスをしたんだろう?
いや、別に嫌とかそう言うのじゃないんだけどさ、でも……女同士だし……。
「ルリルリ、なんか顔真っ赤だよ? やっぱり熱あるんじゃない?」
「ち、違うよ! ちょっと……疲れたから……」
まずい、なんか意識し始めちゃった……落ち着け、私たちは女同士だ、別に何の問題も無い……。
「……やっぱりバリおかしいよ、ルリルリ」
「え、ど、どういうこと?」
「何か……言いたいことがありそうな顔してる」
「……」
ある意味ではあっていた。
でも……これ、言っていいのかな? 当人にこういうこと言うのは……恥ずかしい。
「ルリルリ、仲間同士なんだから隠し事は無し! 言いたい事があるなら言って!」
「えぇ……えっと……うん」
……私はリンの圧に負けてしまい、率直に思っていることを話した。
主に……接吻についてだ。
それを話すと、リンは……笑い出した。
「あはは! 別にキスぐらいでそんなになる?」
「な、なるよ!」
リンはまるで日常的にそれを行っているかのように話す。
そんなになるって……そりゃなるでしょうよ。
「キスなんてただ唇と唇を繋げるだけじゃない?」
「それだけじゃないでしょ? もっと愛情を確かめ合うとかさ、好きな人同士で……」
「別に、私はルリルリのこと好きだけど?」
「なっ!?」
ちょちょちょ、ちょっと待って!? リンが、わ、私の事、すすすすすすすす、好き!?
「リン、私のこと好きなの!?」
「うん! バリ好きだよ!」
「ば、バリ好き……」
リンは元気一杯に答える……ほ、本当に、私のことが……。
しょうがない、寝よう。
「じゃあ……失礼しまーす……」
私はゆっくりリンの膝に近づいた。
リンの膝は……少し硬かった、でも悪くはない。
ダンジョン探索をしている影響だろうか? 足が逞しく感じる。
「どう? 頭痛くない?」
「大丈夫、ごめんね、膝枕なんて……」
「いいよいいよ」
……なんか、リンはやっぱり美しく感じるな。
……どうしよう、やっぱり昨夜の出来事を思い出してしまう。
リンの過去、そしてその……キス。
なんでリンは私なんかに……キスをしたんだろう?
いや、別に嫌とかそう言うのじゃないんだけどさ、でも……女同士だし……。
「ルリルリ、なんか顔真っ赤だよ? やっぱり熱あるんじゃない?」
「ち、違うよ! ちょっと……疲れたから……」
まずい、なんか意識し始めちゃった……落ち着け、私たちは女同士だ、別に何の問題も無い……。
「……やっぱりバリおかしいよ、ルリルリ」
「え、ど、どういうこと?」
「何か……言いたいことがありそうな顔してる」
「……」
ある意味ではあっていた。
でも……これ、言っていいのかな? 当人にこういうこと言うのは……恥ずかしい。
「ルリルリ、仲間同士なんだから隠し事は無し! 言いたい事があるなら言って!」
「えぇ……えっと……うん」
……私はリンの圧に負けてしまい、率直に思っていることを話した。
主に……接吻についてだ。
それを話すと、リンは……笑い出した。
「あはは! 別にキスぐらいでそんなになる?」
「な、なるよ!」
リンはまるで日常的にそれを行っているかのように話す。
そんなになるって……そりゃなるでしょうよ。
「キスなんてただ唇と唇を繋げるだけじゃない?」
「それだけじゃないでしょ? もっと愛情を確かめ合うとかさ、好きな人同士で……」
「別に、私はルリルリのこと好きだけど?」
「なっ!?」
ちょちょちょ、ちょっと待って!? リンが、わ、私の事、すすすすすすすす、好き!?
「リン、私のこと好きなの!?」
「うん! バリ好きだよ!」
「ば、バリ好き……」
リンは元気一杯に答える……ほ、本当に、私のことが……。
0
お気に入りに追加
50
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
かつてダンジョン配信者として成功することを夢見たダンジョン配信者マネージャー、S級ダンジョンで休暇中に人気配信者に凸られた結果バズる
竜頭蛇
ファンタジー
伊藤淳は都内の某所にあるダンジョン配信者事務所のマネージャーをしており、かつて人気配信者を目指していた時の憧憬を抱えつつも、忙しない日々を送っていた。
ある時、ワーカーホリックになりかねていた淳を心配した社長から休暇を取らせられることになり、特に休日に何もすることがなく、暇になった淳は半年先にあるS級ダンジョン『破滅の扉』の配信プロジェクトの下見をすることで時間を潰すことにする.
モンスターの攻撃を利用していたウォータースライダーを息抜きで満喫していると、日本発のS級ダンジョン配信という箔に目が眩んだ事務所のNO.1配信者最上ヒカリとそのマネージャーの大口大火と鉢合わせする.
その配信で姿を晒すことになった淳は、さまざまな実力者から一目を置かれる様になり、世界に名を轟かす配信者となる.
【本編完結】アイドルの恋愛事情~アイドルカップルの日常~
奏
恋愛
同じアイドルグループ所属の陽葵と美月はファンに大人気のカップリング。
Q.公認状態だけれど、実際の関係は……?
A.恋人同士
甘えたな年上キャプテン×クールな年下後輩
基本的にバカップルがイチャイチャしているだけで鬱展開はありませんので、安心してご覧下さい。
*小説家になろう、カクヨムにも投稿しています
*本編完結しました。今後は番外編を更新します
鬼神の刃──かつて世を震撼させた殺人鬼は、スキルが全ての世界で『無能者』へと転生させられるが、前世の記憶を使ってスキル無しで無双する──
ノリオ
ファンタジー
かつて、刀技だけで世界を破滅寸前まで追い込んだ、史上最悪にして最強の殺人鬼がいた。
魔法も特異体質も数多く存在したその世界で、彼は刀1つで数多の強敵たちと渡り合い、何百何千…………何万何十万と屍の山を築いてきた。
その凶悪で残虐な所業は、正に『鬼』。
その超絶で無双の強さは、正に『神』。
だからこそ、後に人々は彼を『鬼神』と呼び、恐怖に支配されながら生きてきた。
しかし、
そんな彼でも、当時の英雄と呼ばれる人間たちに殺され、この世を去ることになる。
………………コレは、そんな男が、前世の記憶を持ったまま、異世界へと転生した物語。
当初は『無能者』として不遇な毎日を送るも、死に間際に前世の記憶を思い出した男が、神と世界に向けて、革命と戦乱を巻き起こす復讐譚────。
いずれ男が『魔王』として魔物たちの王に君臨する────『人類殲滅記』である。
漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?
みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。
なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。
身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。
一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。
……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ?
※他サイトでも掲載しています。
※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。
退魔の少女達
コロンド
ファンタジー
※R-18注意
退魔師としての力を持つサクラは、淫魔と呼ばれる女性を犯すことだけを目的に行動する化け物と戦う毎日を送っていた。
しかし退魔の力を以てしても、強力な淫魔の前では敵わない。
サクラは敗北するたびに、淫魔の手により時に激しく、時に優しくその体をされるがままに陵辱される。
それでもサクラは何度敗北しようとも、世の平和のために戦い続ける。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
所謂敗北ヒロインものです。
女性の淫魔にやられるシーン多めです。
ストーリーパートとエロパートの比率は1:3くらいでエロ多めです。
(もともとノクターンノベルズであげてたものをこちらでもあげることにしました)
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
Fantiaでは1話先の話を先行公開したり、限定エピソードの投稿などしてます。
よかったらどーぞ。
https://fantia.jp/fanclubs/30630
ズボラ通販生活
ice
ファンタジー
西野桃(にしのもも)35歳の独身、オタクが神様のミスで異世界へ!貪欲に通販スキル、時間停止アイテムボックス容量無限、結界魔法…さらには、お金まで貰う。商人無双や!とか言いつつ、楽に、ゆるーく、商売をしていく。淋しい独身者、旦那という名の奴隷まで?!ズボラなオバサンが異世界に転移して好き勝手生活する!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる