冬の神様の口笛

鳴くんは口笛が上手な男の子。
お父さんといっしょにおばあちゃんの家に遊びに来ていました。
だけどおばあちゃんの家はとても古く、風が吹くたびに家が揺れてしまうほどです。
外は吹雪でどこかへ遊びに行くこともできません。

コタツの中でミカンを食べていると鳴くんは気づきます。

「お父さん、お父さん」
「どうした、鳴」
「さっきから口笛がうるさいね」
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