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Ⅳ 新しい朝
第38話 黒い太陽と銀の星
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アーロン:魔法使いの助手兼用心棒をしている青年。
アリア:災厄の魔女と呼ばれた錬金術師。
ルイ:気品を漂わせる貴族の男性。毒舌だが、その心の内に熱さを秘めている。25歳。
パティ:ルイの親戚の女性、錬金術の腕は天才的だが、お頭は弱い。21歳。
オリヴィア・ロベール:死神に加担する魔女。21歳。
アンヘル:死神と化してしまった英雄。
帝都・グロリオーサ、玉座の間。
オリヴィア 「私がいないとダメね、アンヘル」
アンヘル 「…………!」
パティ 「…………」
オリヴィア 「何をしているの? 早く回復して。態勢を立て直すわよ」
アリア 「あ、ああ……、ルイ、これを」
(SE 薬を取り出す音)
ルイ 「すまない……」
(SE 回復する音)
ルイ 「……ほう、これほどの薬を作れる錬金術師は、そういないだろうな」
アリア 「これくらい、普通のことだ。アーロン、行けるか?」
アーロン 「ああ、ちょうど身体があったまってきたところだ」
アンヘル 「■■■■!!」
(SE 黒い魔力の奔流)
アーロン 「冥王剛掌撃!!」
(SE 黒い魔力の衝突)
オリヴィア 「──────天地開闢の嵐よ、無に帰せ」
(SE 激しい嵐)
アンヘル 「…………ッ!?」
(SE アンヘルが吹き飛ぶ音)
(SE 瓦礫が崩れる音)
アンヘル 「…………」
オリヴィア 「……ルートヴィヒ、悪いけど、アンヘルは私に任せてもらえないかしら?」
ルイ 「……勝手にしろ」
オリヴィア 「ありがとう」
(SE 瓦礫が崩れる音)
アンヘル 「…………」
オリヴィア 「アンヘル……!」
オリヴィア 「──────光よ、星の力を糧に、彼の者を討て」
(SE 光の刃が射出される音)
アンヘル 「■■■■■■!!」
(SE 黒い魔力の奔流)
オリヴィア 「無駄よ。──────光翔壁」
(SE 光の障壁が展開される音)
オリヴィア 「──────星の錬金術よ、万物の智を導け」
(SE 光の魔力が高まる音)
オリヴィア 「──────これで決める。スターダストゲイザー!」
(SE 光の魔力の一閃)
(SE アンヘルが突き飛ばされる音)
アリア 「あの死神を圧倒している……!」
パティ 「あれが、彼女の星の錬金術……」
(SE 瓦礫が崩れる音)
アンヘル 「……■リ、ヴィア……」
オリヴィア 「……!! アンヘル!!」
(SE オリヴィアが駆け寄る音)
オリヴィア 「正気に、戻ったのね……っ!」
アーロン 「あんだけ暴走していたってのに……」
パティ 「もしかしたら、愛の力、というものかもしれないわね」
アリア 「……よくそんな恥ずかしいことを臆面もなしに言えるな」
パティ 「え、ええ!?」
ルイ 「…………」
オリヴィア 「アンヘル、よかった……」
アンヘル 「は、■■れろ……ッ」
オリヴィア 「……え?」
ルイ 「……!! まずい、オリヴィア! そいつから……!」
(SE 剣が刺さる音)
オリヴィア 「う……ッ!!」
アンヘル 「…………ッ」
オリヴィア 「あ、アン、ヘル……?」
(SE 血がぼたぼたと落ちる音)
アーロン 「……!!」
パティ 「ウソでしょ……!?」
ルイ 「……ッ、遅かったか……!」
(SE 剣を引き抜く音)
オリヴィア 「……ッ!! がふ……ッ!!」
(SE 血が落ちる音)
(SE オリヴィアが膝をつく音)
アンヘル 「■■■■■■■■!!」
(SE 黒い魔力が激しく流れ出る音)
オリヴィア 「……う、うぅ……ッ」
ルイ 「オリヴィア!」
(SE ルイが走り出す音)
オリヴィア 「……ッ!」
(SE 光の刃が床に突き刺さる音)
ルイ 「なんの真似だ!?」
オリヴィア 「待って……ッ! アンヘルは、私が……ッ!」
ルイ 「その傷でどうしようと言うんだ!」
オリヴィア 「……っ」
(SE オリヴィアがよろよろと立ち上がる音)
オリヴィア 「アンヘルの神懸かりを、横でただ見ていたわけじゃない……っ」
ルイ 「おい……!」
パティ 「ルイ……、彼女を信じましょう」
ルイ 「…………」
オリヴィア 「はあ、はあ……、ぶっつけ本番、だけど……、許してね」
(SE 魔法陣が展開される音)
オリヴィア 「──────星よ、我が魂を贄に、彼の者を封じよ」
(SE 金属製の針が床に転がる音)
オリヴィア 「指針は此処に、黒い太陽は沈み、銀の星が見守らん──────」
(SE 魔力が満ちていく音)
オリヴィア 「──────星魂封印・夢幻泡影……!!」
(SE 魔力がオリヴィアとアンヘルを包み込む音)
◇
(SE 魔力が満ちている音)
オリヴィア 「……アンヘル」
アンヘル 「オリヴィア……。ここは?」
オリヴィア 「ここは、私の封印結界の中よ」
アンヘル 「封印……。はは、俺は死神の力を暴走させたのか……」
オリヴィア 「ええ……」
アンヘル 「そうか……。悪い。最期まで、オリヴィアに面倒をかけちまったな」
オリヴィア 「……私こそ、ごめんなさい。あなたをひとりにさせてしまって」
アンヘル 「はは、あのときは、騎士に囲まれてたんだ。別行動になったのは仕方ないだろ」
オリヴィア 「ううん、違うわ。私が言っているのは、精神的な意味であなたを孤独にさせてしまった、ということよ」
アンヘル 「…………」
オリヴィア 「私、あなたの隣にいたのに、何も気づいてあげられなかった」
アンヘル 「オリヴィア、お前は悪くない」
オリヴィア 「アンヘル……」
アンヘル 「それに、お前は俺を止めてくれたんだろ? だったら、もういいじゃねえか」
オリヴィア 「でも、私は結局あなたを守れなかった……」
アンヘル 「オリヴィアからそんなセリフ聞けるなんてな」
オリヴィア 「ばか。私の店のツケ、払ってないでしょう」
アンヘル 「そういや、そうだったな」
オリヴィア 「…………」
アンヘル 「悪かったな、ツケ、払えなくて」
オリヴィア 「払う気、あったの?」
アンヘル 「うやむやにするつもりだった」
オリヴィア 「うやむやになんて、させないわよ」
アンヘル 「……いつかオリヴィアと一緒になって、店をやるのも悪くないって思ってたんだけどな」
オリヴィア 「…………! もう、そういうことは、もっと早く言いなさいよ……っ」
アンヘル 「うやむやになっただろ?」
オリヴィア 「……ばか」
(SE 魔力が満ちている音)
アンヘル 「ははは……、ああ、なんだか、眠くなってきたな……」
オリヴィア 「……ええ」
アンヘル 「この時間も、終わりか」
オリヴィア 「大丈夫、今度はずっと隣にいるから」
アンヘル 「最期の最期まで、悪いな」
オリヴィア 「いいえ、私が好きでやってることだから」
アンヘル 「そうか……、オリヴィア、ありがとう」
(SE 魔力が増す音)
◇
皇城、玉座の間。
(SE 大きい魔石が床に落ちる音)
アリア 「オリヴィアが、魔石に……?」
パティ 「彼女、自分を犠牲に、死神を封印するなんて……」
ルイ 「オリヴィア・ロベール、ヤツをそこまで……」
アーロン 「どういう、ことだよ……?」
ルイ 「オリヴィア・ロベールは、自らの魂を代償に死神の力をこの地に縛り付けたんだ」
パティ 「この魔石が、要石のようになっているのよ」
アーロン 「…………なあ、アリア、これ、あの魔石に似てねえか?」
アリア 「あ、ああ……」
(SE 魔石を懐から取り出す音)
アリア 「まさか、これは破片なのか?」
ルイ 「…………」
パティ 「それ、あなたたちが直したいって言ってた魔石よね」
(SE 魔石にひびが入る音)
ルイ 「!! まずい、離れろ!!」
アリア 「そういうことか……!」
パティ 「ええ?」
(SE 魔石が割れる音)
バハムート 「グオオオオオオオッ!!!!」
(SE 翼を広げる音)
ルイ 「やはり竜化か……!」
(SE 飛び立つ音)
(SE 城が崩れる音)
バハムート 「グオオオオオオオッ!!」
パティ 「きゃあああっ!! 床が!!」
アーロン 「ち、アリア、魔法でなんとか頼む!!」
アリア 「風よ……!」
(SE 風が巻き起こる音)
────────────
(SE 着地する音)
パティ 「なんなの、あの竜……」
ルイ 「アンヘルの竜化が、土壇場で暴走したんだ」
アリア 「まさか終焉を告げる竜が、竜化した死神の姿だったとはね」
ルイ 「なに? 未来でもあの竜がいるのか?」
アリア 「しまった……」
パティ 「それじゃあ、私たちはあの竜に……」
ルイ 「それはない」
パティ 「え?」
ルイ 「そうだろ、アーロン?」
アーロン 「あ? なんで俺なんだよ」
ルイ 「わからないのならいい」
アリア 「ずいぶん思わせぶりなことを言うね」
パティ 「そうよ、もったいぶらないで言いなさい」
ルイ 「そんなことよりも、今はあの竜を倒すことが先決だ」
パティ 「それは、そうだけど……」
ルイ 「オリヴィアが、命を懸けて死神を封印したんだ。それを無駄にさせるものか!」
パティ 「……ええ!」
アーロン 「来るぞ……!」
バハムート 「グオオオオオオオッ!!!!」
つづく
アリア:災厄の魔女と呼ばれた錬金術師。
ルイ:気品を漂わせる貴族の男性。毒舌だが、その心の内に熱さを秘めている。25歳。
パティ:ルイの親戚の女性、錬金術の腕は天才的だが、お頭は弱い。21歳。
オリヴィア・ロベール:死神に加担する魔女。21歳。
アンヘル:死神と化してしまった英雄。
帝都・グロリオーサ、玉座の間。
オリヴィア 「私がいないとダメね、アンヘル」
アンヘル 「…………!」
パティ 「…………」
オリヴィア 「何をしているの? 早く回復して。態勢を立て直すわよ」
アリア 「あ、ああ……、ルイ、これを」
(SE 薬を取り出す音)
ルイ 「すまない……」
(SE 回復する音)
ルイ 「……ほう、これほどの薬を作れる錬金術師は、そういないだろうな」
アリア 「これくらい、普通のことだ。アーロン、行けるか?」
アーロン 「ああ、ちょうど身体があったまってきたところだ」
アンヘル 「■■■■!!」
(SE 黒い魔力の奔流)
アーロン 「冥王剛掌撃!!」
(SE 黒い魔力の衝突)
オリヴィア 「──────天地開闢の嵐よ、無に帰せ」
(SE 激しい嵐)
アンヘル 「…………ッ!?」
(SE アンヘルが吹き飛ぶ音)
(SE 瓦礫が崩れる音)
アンヘル 「…………」
オリヴィア 「……ルートヴィヒ、悪いけど、アンヘルは私に任せてもらえないかしら?」
ルイ 「……勝手にしろ」
オリヴィア 「ありがとう」
(SE 瓦礫が崩れる音)
アンヘル 「…………」
オリヴィア 「アンヘル……!」
オリヴィア 「──────光よ、星の力を糧に、彼の者を討て」
(SE 光の刃が射出される音)
アンヘル 「■■■■■■!!」
(SE 黒い魔力の奔流)
オリヴィア 「無駄よ。──────光翔壁」
(SE 光の障壁が展開される音)
オリヴィア 「──────星の錬金術よ、万物の智を導け」
(SE 光の魔力が高まる音)
オリヴィア 「──────これで決める。スターダストゲイザー!」
(SE 光の魔力の一閃)
(SE アンヘルが突き飛ばされる音)
アリア 「あの死神を圧倒している……!」
パティ 「あれが、彼女の星の錬金術……」
(SE 瓦礫が崩れる音)
アンヘル 「……■リ、ヴィア……」
オリヴィア 「……!! アンヘル!!」
(SE オリヴィアが駆け寄る音)
オリヴィア 「正気に、戻ったのね……っ!」
アーロン 「あんだけ暴走していたってのに……」
パティ 「もしかしたら、愛の力、というものかもしれないわね」
アリア 「……よくそんな恥ずかしいことを臆面もなしに言えるな」
パティ 「え、ええ!?」
ルイ 「…………」
オリヴィア 「アンヘル、よかった……」
アンヘル 「は、■■れろ……ッ」
オリヴィア 「……え?」
ルイ 「……!! まずい、オリヴィア! そいつから……!」
(SE 剣が刺さる音)
オリヴィア 「う……ッ!!」
アンヘル 「…………ッ」
オリヴィア 「あ、アン、ヘル……?」
(SE 血がぼたぼたと落ちる音)
アーロン 「……!!」
パティ 「ウソでしょ……!?」
ルイ 「……ッ、遅かったか……!」
(SE 剣を引き抜く音)
オリヴィア 「……ッ!! がふ……ッ!!」
(SE 血が落ちる音)
(SE オリヴィアが膝をつく音)
アンヘル 「■■■■■■■■!!」
(SE 黒い魔力が激しく流れ出る音)
オリヴィア 「……う、うぅ……ッ」
ルイ 「オリヴィア!」
(SE ルイが走り出す音)
オリヴィア 「……ッ!」
(SE 光の刃が床に突き刺さる音)
ルイ 「なんの真似だ!?」
オリヴィア 「待って……ッ! アンヘルは、私が……ッ!」
ルイ 「その傷でどうしようと言うんだ!」
オリヴィア 「……っ」
(SE オリヴィアがよろよろと立ち上がる音)
オリヴィア 「アンヘルの神懸かりを、横でただ見ていたわけじゃない……っ」
ルイ 「おい……!」
パティ 「ルイ……、彼女を信じましょう」
ルイ 「…………」
オリヴィア 「はあ、はあ……、ぶっつけ本番、だけど……、許してね」
(SE 魔法陣が展開される音)
オリヴィア 「──────星よ、我が魂を贄に、彼の者を封じよ」
(SE 金属製の針が床に転がる音)
オリヴィア 「指針は此処に、黒い太陽は沈み、銀の星が見守らん──────」
(SE 魔力が満ちていく音)
オリヴィア 「──────星魂封印・夢幻泡影……!!」
(SE 魔力がオリヴィアとアンヘルを包み込む音)
◇
(SE 魔力が満ちている音)
オリヴィア 「……アンヘル」
アンヘル 「オリヴィア……。ここは?」
オリヴィア 「ここは、私の封印結界の中よ」
アンヘル 「封印……。はは、俺は死神の力を暴走させたのか……」
オリヴィア 「ええ……」
アンヘル 「そうか……。悪い。最期まで、オリヴィアに面倒をかけちまったな」
オリヴィア 「……私こそ、ごめんなさい。あなたをひとりにさせてしまって」
アンヘル 「はは、あのときは、騎士に囲まれてたんだ。別行動になったのは仕方ないだろ」
オリヴィア 「ううん、違うわ。私が言っているのは、精神的な意味であなたを孤独にさせてしまった、ということよ」
アンヘル 「…………」
オリヴィア 「私、あなたの隣にいたのに、何も気づいてあげられなかった」
アンヘル 「オリヴィア、お前は悪くない」
オリヴィア 「アンヘル……」
アンヘル 「それに、お前は俺を止めてくれたんだろ? だったら、もういいじゃねえか」
オリヴィア 「でも、私は結局あなたを守れなかった……」
アンヘル 「オリヴィアからそんなセリフ聞けるなんてな」
オリヴィア 「ばか。私の店のツケ、払ってないでしょう」
アンヘル 「そういや、そうだったな」
オリヴィア 「…………」
アンヘル 「悪かったな、ツケ、払えなくて」
オリヴィア 「払う気、あったの?」
アンヘル 「うやむやにするつもりだった」
オリヴィア 「うやむやになんて、させないわよ」
アンヘル 「……いつかオリヴィアと一緒になって、店をやるのも悪くないって思ってたんだけどな」
オリヴィア 「…………! もう、そういうことは、もっと早く言いなさいよ……っ」
アンヘル 「うやむやになっただろ?」
オリヴィア 「……ばか」
(SE 魔力が満ちている音)
アンヘル 「ははは……、ああ、なんだか、眠くなってきたな……」
オリヴィア 「……ええ」
アンヘル 「この時間も、終わりか」
オリヴィア 「大丈夫、今度はずっと隣にいるから」
アンヘル 「最期の最期まで、悪いな」
オリヴィア 「いいえ、私が好きでやってることだから」
アンヘル 「そうか……、オリヴィア、ありがとう」
(SE 魔力が増す音)
◇
皇城、玉座の間。
(SE 大きい魔石が床に落ちる音)
アリア 「オリヴィアが、魔石に……?」
パティ 「彼女、自分を犠牲に、死神を封印するなんて……」
ルイ 「オリヴィア・ロベール、ヤツをそこまで……」
アーロン 「どういう、ことだよ……?」
ルイ 「オリヴィア・ロベールは、自らの魂を代償に死神の力をこの地に縛り付けたんだ」
パティ 「この魔石が、要石のようになっているのよ」
アーロン 「…………なあ、アリア、これ、あの魔石に似てねえか?」
アリア 「あ、ああ……」
(SE 魔石を懐から取り出す音)
アリア 「まさか、これは破片なのか?」
ルイ 「…………」
パティ 「それ、あなたたちが直したいって言ってた魔石よね」
(SE 魔石にひびが入る音)
ルイ 「!! まずい、離れろ!!」
アリア 「そういうことか……!」
パティ 「ええ?」
(SE 魔石が割れる音)
バハムート 「グオオオオオオオッ!!!!」
(SE 翼を広げる音)
ルイ 「やはり竜化か……!」
(SE 飛び立つ音)
(SE 城が崩れる音)
バハムート 「グオオオオオオオッ!!」
パティ 「きゃあああっ!! 床が!!」
アーロン 「ち、アリア、魔法でなんとか頼む!!」
アリア 「風よ……!」
(SE 風が巻き起こる音)
────────────
(SE 着地する音)
パティ 「なんなの、あの竜……」
ルイ 「アンヘルの竜化が、土壇場で暴走したんだ」
アリア 「まさか終焉を告げる竜が、竜化した死神の姿だったとはね」
ルイ 「なに? 未来でもあの竜がいるのか?」
アリア 「しまった……」
パティ 「それじゃあ、私たちはあの竜に……」
ルイ 「それはない」
パティ 「え?」
ルイ 「そうだろ、アーロン?」
アーロン 「あ? なんで俺なんだよ」
ルイ 「わからないのならいい」
アリア 「ずいぶん思わせぶりなことを言うね」
パティ 「そうよ、もったいぶらないで言いなさい」
ルイ 「そんなことよりも、今はあの竜を倒すことが先決だ」
パティ 「それは、そうだけど……」
ルイ 「オリヴィアが、命を懸けて死神を封印したんだ。それを無駄にさせるものか!」
パティ 「……ええ!」
アーロン 「来るぞ……!」
バハムート 「グオオオオオオオッ!!!!」
つづく
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